2023年12月31日日曜日

徒然

 徒然に任せて、夕方キーボードに向かい、書き始めてから20年余り。その間に機械は四代目になっています。昔の日記は壊れたコンピューターの中ですが、それほど変わりばえもしない内容ですので、「ダラダラ草」という名前がふさわしいのではと思ったりしております。今年もいろいろあったような何も起こらなかったような、振り返ってみても思い出せることがあまり浮かんできません。制作する器も変わりばえしませんし、ただ思う事は継続することは難しいという事です。自分は変わってないつもりでも、これまで簡単に手に入った材料がある日突然全く途切れたり、手が出ないような価格になったり、販売業社が消えてしまったりと、色々起こるものです。その都度同じクオリティーのものを造るためにどれほどの試行と時間がかかるのか。今年ほど痛感させられたことはありませんでした。おそらくこれから先は、もっともっと思いがけない障害があらわれるものと思われます。大体、陶芸が今後も続けてゆくことが出来るのか。そこから不安になります。何しろCO2排出は陶芸におけるもっとも基本的な作業ですし。窯業というくらいで窯が使えなくなったら成り立たない仕事です。天変地異が起こったり、どこかの国が突然侵略してくることだって考えられますし。そういう意味では先日のオスプレイの墜落はショックな出来事でした。この一見平和に見えるこの島の空や海にも、様々な目的を持った、我々庶民に気づかないような動きが起こっているのでしょう。

どうぞ、新しい年が平穏で安らかな年となりますように。

今年一年、暖かく見守って下さった方々に感謝申し上げます。

皆様にとりまして良いお年となりますよう心より願っております。

2023年12月30日土曜日

 午後から雨になりました。昼前に動き回ったのですが午後からはゆっくり寝て過ごしました。年の瀬にこんなにゆっくりできるなんて、ほとんど記憶がありません。ただし午前中は、まず、松飾を作り、県道の看板の周りの草を刈り、朝はハウスの前の草取り、それとお墓の掃除と良く動きました。明日は雨も上がりそう、ぼちぼち新年を迎える支度をしようかと思っています。

2023年12月29日金曜日

草運び

 昼間、庭のシマトネリコの根元に積み上げていた草を山に運びました。庭中から集めたもので大きな山になっていたものです。だいぶ腐って半分土になりかかっていましたが、中にデュランタライムの枝が混じっており、そのとげが痛くて、手に触れると突き刺さって作業の邪魔をします。それで、一日がかりになってしまいました。次からは、絶対に庭に積んだりせず直接軽トラに乗せて山へと運ぼうと思いました。汗まみれになりながらなんとか片付け終わった時の達成感はひとしおでした。この季節、草の成長もそれほどではありませんが、暖かくなるとまた一気に草だらけになるのかと思うとうんざりします。まあ、草との戦いは死ぬまで続きそうですが。

2023年12月28日木曜日

仕事納め

 例年より少し早いのですが、今日が仕事納めになります。最後の陶芸体験を行い、昨日仕上げた器の化粧掛け、そして、ホテルの売店に器を納品して、来年の注文を頂きました。いろいろありましたが、何とかまだこの仕事を続けてゆけそうです。明日は新年に備えて、掃除をしたり、買い物に出たり、なかなか忙しくなりそうです。

2023年12月27日水曜日

マニュアル

 夕方、少し時間があいたので家の庭の草を払いました。先日手に入れた充電式の刈払い機を使って、一時間ほど作業をしたのですがどうもよく刈れません。息子が調べてくれたところ、あらかじめワイヤーをすこし引き出しておかないといけなかったようです。この前から何度か使っては切れが悪いなあと思っていました。マニュアルをちゃんと読まないとこういうことになります。話は変わりますが、年末のごみの集配のニュースを朝見たのですが、電池を使った様々な機器でトラブル続発とか。特にリチウムイオン電池が問題が多いとかのこと。今はほとんど、業者さんは持って行ってくれないようです。という事は、使えなくなってもどこにも捨てることが出来ないという事でしょうか。今後、どんどん充電式の工具が普及してゆくというのに。かといってエンジン式はCO2排出で問題あり。いったいどうすればよいのやら。そのまま放置しておいても発火の恐れがあるという話も聞きます。ここでも昔の鎌や鋸に戻るという事になってしまうのでしょうか。テクノロジーの進化について、改めて考えさせられます。

2023年12月26日火曜日

削り

 作業が進みませんでした。削りだけは終わらせたかったのですが。土が柔らかすぎて、いくつか失敗してしまいました。年の瀬の挨拶の人が来てくれたり、隣では展示場の掃除も始まっていますし、なかなか集中できません。この時期、何かとせわしくなります。轆轤に向かっているときはあまり動きたくありませんが。そんなこと言ってられない年の瀬になってしまい。

2023年12月25日月曜日

棚卸

 今年最後の棚卸に行きました。この時期、さすがに人もまばらで、北の方は天気も冬。工房を出る時は陽が差していたのですが。時折雨がちらつきていました。気温もだいぶ低くて、空は鉛色。毎年ですが、冬は南の方が有難く感じられます。戻ってくるとこちらはぽかぽか陽気です。お正月のものも買おうかと出かけたのですが、まだお店はクリスマス気分。食べ物もチキンやケーキが売れ残っています。おそらく明日からは年末の大売り出しが始まるのでしょう。ちょっと気が早かったようです。空港近くのスーパーでは米軍の兵隊らしい姿も見かけました。今年は家族とクリスマスというわけにはゆかなかったのでしょう。異国の離島で迎えたクリスマスはどんな気持ちだったのでしょうか。忘れられないものになったと思います。機体の引き上げもそろそろとか。複雑な気持ちで島の住民も過ごしていると思います。

2023年12月24日日曜日

カップ

 コーヒーカップを挽きました。面取りで五角です。なぜ五角かというと百済観音の台座の形なので。何の意味もないのですが。まだ心に仏像造りの残像が残っているようです。昨日作ったソーサーに合わせて。今日も一人仕事場です。ラジオではクリスマスソングが流れています。昨日よりもちょっとだけ暖かくなりました。このまま年末も暖かくなるのでしょうか。

2023年12月23日土曜日

ろくろ復帰

 しばらく離れていた、ろくろ作業を再開しました。朝は一人で土練機を回した後、ろくろに向かいました。土練機を通すと土は熱を持って暖かくなります。冷え切った手には心地よいのですが、なぜかへたり易くなるようです。いきなりお皿を造り損ねて落ち込んでしまいました。しばらくやってなかった事もあると思います。それでも今日は一人なので、音楽を流しながら、楽しく制作することが出来ました。やはり、落ち着きます。いつもの作業に戻ると。ソーサーを造りましたが。明日はコーヒーカップを造ろうと思っています。どんなカップにしようか、今からワクワクしています。

2023年12月22日金曜日

型終了

 一週間かかってしまいました。石膏型を作り終えるまでに。もう、精魂、使い果たしたような気がします。しかし、よくよく考えてみるとこれでようやくスタートに立てたという事にすぎません。これから型取りをして、細部を作り、色を着けて、素焼きから本焼きと長い道のりが必要です。陶芸という仕事も手間と根気が必要です。どうなモノ造りでも同じだとは思うのですが。たとえそれで狙い通りのものが出来たとしても、それが人の心を打つかどうかは全く未知数なわけで、というか、ほとんどが自己満足で終わってしまうもの。一生のうちに一つでもヒットすれば上出来という事かもしれません。

2023年12月21日木曜日

型取り

 何とか石膏型を取りました。苦労しましたが。午前中は上手くゆかず、ため息ばかりでしたが、気を取りなおして、何とか取りました。七個は小さい像ですが、一個、大きなものもやってしまいました。大きい方はまだ半分ですが。高さが50センチほどになります。それぐらいでもなかなか難しくて、昨日までは断念しかかっていたのですが。勢いでやっつけてしまいました。やっつけるなんて不謹慎に聞こえますが。別に信仰の対象として作っているわけではなく、仏様の形が好きという事なので。まあ、子供のころから仏様の信仰とは縁がありましたが。若い頃は白装束で身延山や七面山にもお参りした経験もありますし、お経もそらんじているぐらいですから。ただ、父方の曽祖父は神社の神主さんをした人ですからそちらにも縁はあります。神様も仏様も、日本では神仏習合と言って、一緒にお参りする習慣もありましたし、お坊さんが神社にお参りに行くという事も普通に行われているようです。ただ、日本の仏像には自然との融和を感じるところがあって、木を彫ったり土で表現したりと素材そのものに火であったり大地であったりと、自然信仰に近い存在であるように感じます。特に好きな仏様は奈良時代のものと円空があらわした造形です。今自分が取り組んでいるものは、そういうものには足元にも及ぶものではありませんが、高み目指す気構えだけ持ちたいと思っています。

2023年12月20日水曜日

石膏

 やっと石膏どりまで来ました。仏像造りの話です。今回は以前造った石膏型を改作しているのですがテーマはエトルリアです。昔、見た画像が心に残っていて、そのジャコメッティーのような縦に長く伸びた姿がインパクトに残っていて、縦長の造形を目指しました。大好きな奈良の法隆寺にある百済観音も八頭身でその細身のプロポーションに惹きつけられます。原形を割型に取るために周りを粘土で囲って、古い石膏を流し込もうとしたところ湿気ていてあっという間に固まってしまいました。もっと古くなると固まらなくなってしまうのですがそこまでではなく何とか固まることは固まったのですが、何とか固化を遅らせるためにお酢を加えてみました。するといい塩梅にちょうど良いタイミングで固まってくれました。今回作っているのは合わせて七種類。片側だけで一日かかってしまいました。気が付けば造り始めてから日が経ってきました。そろそろ本職に戻らねばと多少焦り始めています。息子が着々と作品を作り進めていますし。明日で何とか区切りがつくよう、気合を入れようと思っています。

2023年12月19日火曜日

仏像Ⅱ

 今日も一日、仏像の続き。昨日はパニックになりそうでしたが、少しずつ見えかかってきました。今のところ、大体のバランスと動きだけ。後は石膏で型を作って、細部は一つずつ手で仕上げる予定です。何しろ最終的には本焼きするつもりですから。中を空洞にする必要があります。なので心棒を突っ込んで型から外して、手や顔、それに衣服も表現したいと思っています。仏像を造り始めたら、ほかにもいろいろと造りたいものが出てきました。この作業もやり始めると、とどまるところがなくなりそうです。ここにきて本職の器づくりも待ったなしです。来年も何とか元気で、制作に励みたいものです。

2023年12月18日月曜日

仏像

小さな仏像を造り始めましたが、なかなか苦戦しています。あれこれいじりだしたら止まりません。つくづく才能がない事に気が付きました。おまけに、バランスが取れません。仏像の図鑑を引っ張り出して比べるのですが、ただ物まねしても面白くないし、だからと言って変にいじるとフィギュアっぽくなったり、ちゃんと立ってくれません。当たり前ですよね。それだけを生涯かけて造った人達ですから。おまけにこっちは何年か前に奈良へ行ってちょっと見てきただけですから。そんなわけですから上手に造ろうとすることはやめて、ただ楽しめばと思うのですが。 欲ですねえ。思い切って現代彫刻、抽象彫刻、もっと言うならば粘土遊び位の気楽な気持ちで出来るとよいのですが。

2023年12月17日日曜日

お茶

 最近かみさんがお茶を飲み始めました。どちらかというとコーヒーや紅茶派でしたが。突然目覚めたようです。かくいうわたくしも、お抹茶を飲み始めました。いや、飲み始めようと思いました、というのが正しい言い方です。ここのところ実はあまりお茶を点てていませんでしたので。今日は、里芋掘りもひと段落ついて、ゆっくり過ごしていたのですが、そうだ新しく焼いたお抹茶の茶碗を使ってなかったと気が付いたのです。それで早速初使い。そうしたら前回まではちょっと苦いなと思っていたお抹茶が美味しい、びっくりするほどに。これまですこし濃過ぎたようでした。チョコレートを食べながらでしたがこれが良く合います。自作の茶碗もなかなか良かった。自画自賛で恥ずかしいのですが。前からお茶碗を入れる袋を作りたいとミシンまで購入したのですが、こちらはなかなか進みません。今日こそ始めようと、購入した指導書を開いてみたのですが、難しい。途中で頭が痛くなってギブアップ。それよりも、ここ数日造り始めた仏像が楽しい。前に作った時はちょっと真面目に制作しましたが、今回は仏像風なオブジェという事で遊んでみようと思うのです。それも庭とか畑に置いてみようかと。どうせ誰に見せるつもりもなく庭や畑で遊んでいるのですから。何を置こうが誰に文句を言われるわけでもありませんし。だから自分が面白ければ良いだと。折角なので、色々造ってみたいと思っています。

2023年12月16日土曜日

気温

 午後になってどんどん気温が下がってきました。夏から一気に冬が来た感じ。昨日は汗ばむ陽気でしたが。昨日は東の空に流れ星が沢山。夜明け前のファンタジー。昼にはダイバーが行方不明のニュースが。事故にならなくて良かったあ。昨日はヘリの音。そのまえは飛行機がゴーゴー。今日は一転、無音です。ただ風の音がヒューヒュー。毎日天候が変わり気温が変化し、季節が一気に冬の様相。明日はどんな日になるのでしょうか。

2023年12月15日金曜日

しょうが

 ビニールハウス脇の畑。ショウガとサトイモは相性が良いというので混植しましたが、サトイモはダメでした。ところがショウガは信じられない大豊作。それにしてもそんな沢山のショウガ、どうしたらよいやら。困っています。来年の新しい畑に里芋と一緒に植えるとしてもとても植えきれません。午前中に何とかハウスの脇は整理しましたがまだまだ草だらけのところばかり。明日からも草取りが続きます。

2023年12月14日木曜日

サトイモⅡ

 朝から昨日の里芋堀の続き。結構採れたので、この調子だと食べきれないほどかも。と思ったのですが、そんなに甘くはありませんでした。ハウスの脇の畑に移動すると、ほぼ全滅状態でした。おそらく連作障害で途中で枯れてしまったようです。掘っても掘ってもスカばかり。ショウガは結構採れたのですが。サトイモは連作するとだめという事は知ってはいましたが、まさかここまでとは。やはり本に書いてることは信じないと。いつものことながら、痛い目に合わないと理解できないという、悪い癖が出てしまったようです。来年はどこか新しいところを探そうと思っています。

2023年12月13日水曜日

サトイモ

 夕方ちょっと時間が空いたので畑の里芋を掘ってみました。植えっぱなしでほったらかしでしたのでどんなもんかと思ったのですが二畝でコンテナーに二つ、上出来でしょう。草だらけの中から芋が出てくるとやはりうれしいものです。去年は何も収穫できませんでしたから。これからは心を入れ替えて庭も畑も草に負けないようにしたいものです。

2023年12月12日火曜日

 昨日予定していた、買い物に出かけてきました。雨は上がりましたが風がまだ強いようでした。それでも船は出航したので、お店には商品があふれていました。あちらこちらでアメリカ人らしい人の姿が目立ちました。おそらく軍関係の人達でしょう。まだ行方不明者が一人おりますので。風の割には温かく車に乗っていたら汗ばむほどです。気が付くと年の瀬の様相。ガソリンスタンドでは来年のカレンダーをもらいました。お店の入口にはクリスマスツリーとケーキの注文承りますの表示。それに、お正月用品も並んでいました。コロナも明けて人々は多く、行き交っています。ここにきて、屋久島ではインフルエンザが大流行とか。それが原因でしょうか、マスクをした人が多いと感じました。振り返ると今年もいろいろありました。ここにきて、パーティー券問題で政界は大揺れ。最後まで何が起こるかわからない気がします。何とか無事に年を越せますように、願わずにいられません。

2023年12月11日月曜日

冬の雨

 朝から大雨です。側溝から水があふれて道路は水浸し。カミさんと出かける予定でしたが取りやめにしました。かなり気温が高くて、工房で蚊に刺されるほど。昨日は夕方ツクツクボウシが鳴いていました。間違えて出てきたようです。昨日土を作ったのですが、古い土の中に細かいビニールが混じっていたようでたたらにするために針金で薄く切ったところ引っかかってたたらがひどい有様。これでは器が作れそうもありません。かといって捨てるのも忍びなく、オブジェでも造ろうかと考えています。ちょうどよいタイミングかもしれません。ここらで何か新しいものにチャレンジしたいと思っていたところですから。

2023年12月10日日曜日

朝から

工房で朝からいくつかありました。一つは器がシンガポールへ届いたこと。航空便だったので運賃が高くなりそうなので 緩衝材をあまり使いませんでした。昨夜、全部割れてしまった夢を見て戦々恐々。連絡が来て割れたのは一個だけ。これは、正直出来過ぎ。シンガポールの配送業者がどんなものか分かりませんでしたから、うれしい誤算でした。次は、ホテルの売店の閉鎖。こちらは以前に撤退した店でしたが、たっての依頼で再出品。そこが経営母体が移って、来年店舗改装に伴い閉店が決まったようです。結局元に戻ったというだけの話なのですが、ホテル経営がいかに厳しいものなのか、改めて知らされました。陶芸の業界も大変なのですが、この先どうやって生き延びてゆくか。改めて工夫してゆかないとと思ったところです。

2023年12月9日土曜日

草取りⅡ

 今朝も早起きして頑張りました。本当は昨日の目標でしたが何とか一日遅れで到達。今朝の空、三日月と金星が輝いて、朝焼け空に心を奪われました。昨日はレモンを15個収穫。今日はライムの木を発掘。枯れてなくて良かったあ。それに結構大きくなってました。昼間は工房の前をきれいにしました。二日間、畑の草取りで疲れ切った体でしたが。午後はちょっとのんびり。だいぶ疲れも取れた気がします。

2023年12月8日金曜日

草取り

一日中草取りをしました。思ったほど進みませんでしたが。気分転換にはなったと思います。暑かった、本当に。汗だくになりました。空にはツマベニチョウが元気に飛び回っていました。 ガマガエルものそりのそり。冬とは思えません。あー!くたびれた。

2023年12月7日木曜日

読書

最近、ユーチューブばかり見ていてあまり本を読みませんでした。昨日、気になる本を見つけてキンドルで 読み始めたら止まらなくなって、一日で一冊読み終えてしまいました。それほど評判が良い小説でもないのですが、ていうかむしろ微妙という人が多いのですが。その内容はというと、考古学、特に、日本の古代史にまつわる話です。日本書紀とかの日本の創成期と現代がなぜか時空を超えてよみがえるような。一冊読み終えたところでついその次のシリーズまで読み始める始末。荒唐無稽だと分かっていながらついついひきつけられてしまう。なんだか時代物の漫画にはまってしまったような感じがしています。

2023年12月6日水曜日

インフルエンザワクチン

今日、診療所へ行ってきました。ワクチン接種です。インフルエンザがちょっとはやり始めているようで。毎年の事ですが。近頃、ワクチン陰謀論というのをよく聞きます。コロナの話ですが。どこかの人が、ワクチンで儲けるために、菌をばら撒いたという話。でも、インフルエンザはちょっと違う気がします。ずいぶん前から接種は行われてますし。新型コロナについて考えると、どこかから、何かの拍子に人工的な菌が漏れてしまったと考えた方が自然な気がします。人の暮らしは壮大な実験場だという気がするのです。様々な科学的な行為が実際にどういう結果をもたらすのか、こればかりはやってみないと分かりません。だからと言って、全ての人間の行いは良くないことだから原始に戻ろうというのも実際には無理な話。この地球上で現在進行しているような人口の増加だとか、気候変動だとか、紛争だとか。出来ることは歴史を学んでこれからの方向を探るしかないのではと思ったりしています。 

2023年12月5日火曜日

雨のち

 天気予報が当たりました。朝は結構強い雨。午後から陽が差してきました。雨の中軽トラに載せて犬をいつもの場所へ。柴犬はどこでも用を足してくれませんから。最近歳をとってきたので余計にルーティンが強くなった気がします。濡れないように傘をさしかけて。雨で地面が濡れているとなかなか良い場所を探すのに時間がかかります。今朝は畑の草取りはあきらめてケーキを焼きました。最近嵌っているカップケーキです。ホットケーキミックスを使って。レーズンをラム酒に漬け込んでお酒の香りをつけて。工房では釉薬掛け。多分体験の作品は今年最後になりそう。いよいよ迫ってきました、年の瀬が。やり残したことばかりですが。

2023年12月4日月曜日

オスプレイ

ようやく見つかったみたいです。ずいぶん時間がかかったように思います。風が強かったからだいぶ流されたのでしょうね。原子力空母まで動員したという事。なんにしても良かったと思います。息子の同級生の父親は海に落ちてとうとう発見されませんでしたから。屋久島の海は潮が早いから。昔ウェットスーツで魚を獲るために潜る人の後についていったことがあったのですが、引き潮に阻まれて岸になかなか戻れず苦労したことを思い出します。なんにしても、この海には空母も浮かんでいるし、沖の方では国籍のわからない漁船の群れがごっそりと魚を獲っていったりしているようですから。穏やかに見えても海の上を、様々な人たちが行き交っているのでしょう。 

2023年12月3日日曜日

ミシン

 今日は初の多い日でした。電動の草刈り機が届きました。組み立てがなかなか難しく、切れ味も今ひとつ。これから研究が必要です。ミシンも初挑戦。ネット情報では簡単との事。ところが全然うまくゆきません。かみさんにも手伝ってもらったのですが糸が通せない。縫ったらほつれる。針に糸が通らない。大苦戦の末に最後は何とか縫うところまで行きましたが、こちらはかなり道遠しといったところです。何事もやると見るとは大違い。簡単にできるものなどありません。

2023年12月2日土曜日

片づけ

 今朝荷物が出てゆきました。後は無事に届くのを祈るだけ。今回は航空便という事で少しでも軽くしようと、余り緩衝材を使ってません。もし取り扱いが荒かったら、被害が出るでしょう。後片付けをしたあと少し制作をしようと思っていたのですが、片付けが止まりません。轆轤の周りの古いビニールをまとめたり、削り土を集めたり、水拭きしたり。午後はもうぐったり。ゆっくり過ごして、次の仕事へ英気を養い事にしました。

2023年12月1日金曜日

冷え込み

 急に気温が下がってきました。朝から、シンガポールへ送る焼き物の荷造り。航空便で送るのはいろいろ気を使うことが多くて、苦労しました。その後、お世話になった診療所の先生にあいさつに行きました。新しく来られた先生に完全に任せることになったという話で、次男のお世話になったお礼に伺いました。出会いがあれば別れもあるのですが、かみさんの涙を見ると、こちらも胸が熱くなりました。海では捜索が続いているらしく、大きな船が沖に浮かんでいました。捜索にあたっている人たちもこの冷え込みです。ご苦労が伝わってきます。今日から12月。今年も残すところ一か月となりました。悔いのないようしっかりと日々を過ごしてゆきたいものです。

2023年11月30日木曜日

騒然

 世間があわただしくなってきました。昨夜は夜中にヘリが飛び朝も暗いうちからばらばらという音がしていました。聞くところによりますと、近くの海にも漁船が集合して、捜索に加わっているとか。カミさんは外出を控えることにしました。おそらく報道関係者やその他大勢の人たちが島に入っていることでしょう。昨日発見された方もお亡くなりになったとの事。さぞやご家族の方たちは無念だったことでしょう。わが国も敗戦からもう八十年近くが経過しました。今はアメリカの同盟国としての立場に立っております。そろそろ外国に守ってもらい時代ではなくなっているのではないでしょうか。今回のように遠い東洋の国で命を絶ってしまうという事はどのような思いなのか、考えると胸が痛みます。自国すら守ることが出来ない、現在のような状況から、何とか自分の国を守るという事を考えてみる時が来たのではないかと思うのですが。

2023年11月29日水曜日

墜落

 事故発生とか。オスプレイの墜落。屋久島から一キロしか離れていない海上に。乗組員の無事を祈るほかありません。最近、何やらきな臭いことが多い気がします。この静かで自然豊かな島で。先日は朝早くに妙な船を目撃したり。今日も今現在空から航空機らしいものが飛んでいる音が響いてきます。今日はjaxaがサイバー攻撃を受けたというニュース。種子島のロケット発射場は大丈夫かと心配した矢先の墜落のニュースです。馬毛島での離着陸訓練場の建設。台湾とC国の関係等々。世界で起きる紛争とも関係してくるわけで、平和を謳歌してきたこの国にも、そしてこの島にもまさに風雲が迫っていることを実感します。あらためて乗組員の方々の無事を祈っております。

2023年11月28日火曜日

五寸皿

 今日は頑張って挽きました。焼き上がり15センチのお皿です目標は50枚でしたがほぼ60枚を挽くことが出来ました。実は昨日もずっと挽いていたのですが、最後になってトンボ(定規)を間違えていたことに気が付きました。作りながら大きいなとは思ったのですが、実は直径を図るための竹ひごを大きいのと変えていたことに後で気が付いたのでした。注文をもらって15センチよりも一回り大きく作るために少し長いのと取り換えてたのをそのまま使ったために起きた間違いでした。そこで今日は何とか挽回しようと頑張ってろくろに向かいました。出来るものですねえ。蹴ろくろでも数を挽くことが。途中で海外からのお客さんが来てくれて、興味深そうにに作業を見ていたのですが、集中が途切れることなく没頭できました。ただ、明日の削りが心配です。轆轤を頑張りすぎると翌日の削りが大変です。腰が痛くなることは間違いありません。ほどほどに無理は禁物。体を痛めてしまったら元も子もありませんので。

2023年11月27日月曜日

季節

 朝のうちは雨が残っていましたが、青空が広がって陽が差してきました。今週は、予報では雨が降らないとか。今週末には十二月になりますからいよいよ師走です。その割には屋久島は今のところ暖かい気がします。先日北の方に行ったら、つわぶきが黄色い花を咲かせていましたが、この辺りはまだ蕾です。北と南では季節が違います。特に冬が来ると余計際立ってその感じが強くなります。年の瀬が押し迫ってきましたが、なかなか忙しさが続いています。世の中、景気が良い話は聞かないのですが、今年は気ぜわしく終わりそうです。

2023年11月26日日曜日

除草

今朝、畑の草取りをしながらふと考えました。これって何かに似ているなと。最近ユーチューブでコロナが人為的に起こされ、それでワクチンを打たせることで大もうけした人がいるというような話を読んだのです。どこかの国のディープステイトがかかわっているとか。それと、現在起きているイスラエルとパレスチナの紛争にも裏で武器商人が関わっているようだという話も。個別の事はなぜかはっきりわからないように音声にピーという音を入れているのですが、大体想像できるようには作られているのです。そこで白花センダン草。特定外来種に指定されているあの異常に繁殖力の強い草。屋久島を覆いつくす勢いの 植物。いったいどこから入ってきたのでしょうか。たとえば牛の飼料とか有機堆肥に種が混入していたとしたら。そして、蔓延することで利益を得るのは誰なのかとか。もうその辺の事になると霧の中ですが。あれこれ想像していると時間の経過が早くなるような気がします。

2023年11月25日土曜日

 気が付くと、朝の草取りも庭から畑の中へと入ってきました。畑と言っても現在は野菜は育てておらず夏の間勝手に出てきたサトイモに肥料を上げたぐらいでした。ところがその肥料を吸ってサース(白花センダン草)が巨大化して覆いつくしております。何度か草取りをしたのですがちょっと目を離すとあっという間に連中に占拠されてしまいます。サースという呼び方も誰かが昔流行したサーズからそう呼んだのが始まりのようです。あの頃のサーズの勢いが物凄かったというのでしたが、その後のパンデミックから見たら可愛いものでした。ただサーズはおそらく現在も日本中を席巻しているのではないのでしょうか。おそらく除草剤を撒けば簡単にやっつけることが出来るのでしょうが除草剤に抵抗がある身には、果てしない戦いが続くことになります。この時期、いくら抜いても種になっていますから、また春には終わりのない戦いがはじまるのでしょうが、これも運命と考えて、痛い膝をかばいながら、毎朝暗いうちから畑であがいているのが実情なのです。

2023年11月24日金曜日

棚卸

 今日は月末の棚卸に行きました。まずは空港近くのお土産屋さんから。こちらは今年から取引を始めたお店です。これまで最も売り上げが多かった港の近くのお土産屋さんとの取引をやめました。それに代わってこのお店との取引が始まりました。ほんの小さなコーナーですがいつ行ってもお店は混雑しており、従業員の方たちの対応も一味違っています。ですからおそらくはSNSとかの口コミも良いのだと思います。それが人気がある一つの理由ではないでしょうか。わが工房でも見習わなければとと思う事が多々あります。南の工房近辺では青空が広がり暖かかったのですが北に向かうにつれて雲が広がり北風が吹いてどんどん冬空へと変わってゆきました。典型的な冬型の気象です。長袖のシャツを着ていたのですがジャケットを着てくればよかったと悔やむような天気。用事を終えて南に戻ってくると青空とともに気温もぐんぐん上がってきました。まさにシャツ一枚はおったり脱いだり。これからの冬を予感させる、そんな季節の到来です。

2023年11月23日木曜日

体験

 ここに来ても、陶芸体験のお客様が来てくれます。今日は朝から手びねり二人。先日は全く同世代のアメリカ人カップルでしたが、今日は日本人の女性が二人。どうやら同世代かなと思いましたがピンポーン。全く同じ年齢とか。それぞれご主人が一緒でしたが、体験は女性のみ。手びねりで鉢を造られました、話の流れからわかったことですが一人は抽象画の画家さんでした。銀座で個展を開いているとか。写真を拝見しましたが大作がずらり。あれだけの作品を描くだけでも体力が必要でしょう。それを同世代の女性が。それだけでも尊敬してしまいます。同じ団塊の世代を生き抜いてきた者同士。言葉では表しませんがどこかで共感するものを感じた時間を過ごすことが出来ました。

2023年11月22日水曜日

散歩

 夜明けがだんだん遅くなっています。散歩の時間。朝の六時ごろは外は真っ暗。我が家の老犬は目が弱ってきて、おまけに足もだいぶおぼつきません。だから外に連れ出すのが大変、家の明かりを消すと足を突っ張って動こうとしません。無理やり引っ張るとハーネスが変な位置に移動して違和感を感じるともう動いてくれません。今朝も何度か途中で歩かなくなり、首輪の位置を直したり、足を持ち上げて、紐を直したりと大変でした。歳をとると体も小さくなって引綱もゆるゆる。散歩をするのもひと苦労です。引っ張っている人間の方も膝が痛くてやっと歩いてる始末。お互いに年は取りたくないものだなあと思う今日この頃です。

2023年11月21日火曜日

残業

 いつもは、五時には仕事が終わるようにと調整しながら進めるのですが、今日はお客さんの相手をしたり、作業が意外と手間取ったりしたために、五時になっても終わりません。釉薬を掛けていたのですが、途中で作り足したり、段取りがが狂ってしまいました。そこで最後はちょっと急いでやってしまったのです。体が疲れ気味だったり忙しかったりすると良い事はありません。そういう意味で今日はちょっとだけ、悔いが残ってしまいました。 

2023年11月20日月曜日

病院

 朝から病院へ行ってきました。定期的な検診のためです。天候も回復して、昼間は暑いほど。しかし、週の後半からはまた冬型に変わり、肌寒くなりそうです。病院の結果はすべて問題なし。前回は少しですが、肝臓の数値が引っかかったのですが今日はそれもほぼ回復。ここ数日お酒を控えた効果が出たのでしょうか。午後は器を磨いたり、昨日作った作品を仕上げたり、お店をやっているお客さんの相手をしたりと、いつもの日々に戻りました。久しぶりの遠出でしたが、まるで何もなかったような一日となりました。

2023年11月19日日曜日

天候回復

ようやく風が収まりました。昨日は台風並みの大風。所によっては30メートル近く吹いた様です 。船も欠航が続きましたが、何とか物流も回復したようです。十一月も三分の二が過ぎました。そろそろ年の瀬を意識する時期です。今年から、五十年ほど続いた年の瀬の仕事がなくなって、ゆったりと過ごせるかなと思ったのですが、なかなかすんなりとはゆきません。シンガポールからの注文仕事がやっと焼き上がり、荷造りが待っています。その他にも作らなければならないものが山のよう。この調子では死ぬまで、のんびりなどという日は来そうにありません。

2023年11月18日土曜日

テラ

 日本人の観光客がずいぶん減ってきました。11月も半ばを過ぎたので、いつもの事ですが。近頃、ほとんど海外からのお客さんばかりです。それがなぜか午後のお客さんは、日本人のカップルが二組。つい、珍しい事だと口にしてしまいました。ちょっと失礼なことを言ってしまったと反省していますが。先日ユーチューブを見ていたら、ジブリのアニメが海外で人気な理由、というテーマで話が進んでいました。すると、もののけ姫の話ばかり。なんといってもインパクトが強いのはあの話のようでした。それを見ていて、なぜ屋久島に海外からのお客さんが多いのかが理解できた気がします。苔に覆われた原始の森。複雑に絡まりあった木の根。一本の木に無数に着生した植物。宇宙を凝縮した世界が訪れる人を魅了するのでしょう。このような自然が今の時代まで残された奇跡。屋久島には計り知れない、地球が凝縮しており、宇宙を体感できる数少ない場所なのだと思います。

2023年11月17日金曜日

西風

 冬型の天気。典型的な西高東低の気圧配置です。例年は年明けしてからこのような天候が多かったのですが、今年は急に寒くなったりとちょっと変わっているようです。おそらく全国的に大荒れでしょう。こちらでは西風と言って、季節風が吹き荒れて、船も軒並み欠航。工房も一気に寂しくなりました。訪れる人もなく、制作には没頭できる良い条件ですが、なんせ、陶芸体験のお客様が重なってしまい、その作品の仕上げに追われました。今年は年末締め切りの仕事がなくなったので、好きな作品造りを楽しめると思っていたのですが、なぜか忙しくて、それどころではありません。暇を持て余すよりはありがたいのですが、ちょっと当てが外れてしまいました。流れがそうなっているのですから、身を任せて焦らずじっくりと行きたいものです。

2023年11月16日木曜日

体験Ⅱ

 今日の午前中から体験。先日につづいて海外から。聞くとハワイからの家族連れ。一人は日系の二世だとか。言葉は通じますが文字は書けないとの事。日本人は割と素直に言ったことを聞いてくれる人が多いのですが。今日の方たちは、自由に動きたいタイプ。こっちじゃないというとあえてそっちへ行こうとするような。まあ、長い事やってますといろいろな方がおられますから。あっ、この人たちはこういうタイプだなと、ある程度合わせるすべは身についたと思います。何とか無事にすべて終了しました。まあ、陶芸の体験は一期一会です。今、目の前の人に全身全霊でぶつかってゆけば何とかなると思います。

2023年11月15日水曜日

草刈り

 昨日の朝から草刈り機で家の周りをきれいにしています。先日の奉仕作業の時に刃を付け替えて燃料も調合しました。何よりも久しぶりに機械をかけたのでおっくうではなくなりました。おかげ様でだいぶすっきりとしてきました。これまでとても畑まで草に阻まれてゆくこともできませんでしたが何とかたどり着くことが出来るようになりました。今週いっぱい頑張れば畑の周りも歩けるようになりそうです。

2023年11月14日火曜日

体験Ⅱ

 昨日は海外からのお客様でしたが、今日は日本人のご家族連れ。昨日と同様同世代のようでした。今日はろくろが五人。息子と二人で天手古舞。どういうわけか最近体験を希望する方が増えてきました。ほとんどが初めて体験する方たちです。個人差がありますし、反応も様々。すんなりで終わるときもあればなかなか思うようにできず苦戦することも。人にものを教えるのは簡単ではありません。

2023年11月13日月曜日

体験

 午前中から予約が入っていました。海外からのお客様・高齢のご夫婦で、話を聞くと奥様は私と歳が同じ。おまけに大学で陶芸を専攻したとか。その後大学に入りなおして作業療法士になって、障害を持った子供たちを相手にしてきたとの事。お国は違っても同時代を生きてきた者同士。話が弾んで止まらなくなりました。相手はスマホの翻訳機能を使ってやり取り。それでも理解できないことが多かったのですが、馬鹿にシンパシーを感じたようで、いったん帰った後またやってきて話が弾みました。最後はかみさんも加わって世間話。相手の若い頃を知りませんが、不思議な懐かしさをお互いに感じた一日となりました。世の中の出会いとは不思議なものだと感じました。

2023年11月11日土曜日

秋の音

 二日ほど休みました朝の草取りを再開しました。夜中に降った雨でしっとりと濡れていました。あたりには虫の声、遠くで鹿も鳴いていました。この頃はよくシカや猿が出没します。最近ニュースで北の方ではクマが出るという話を目にします。屋久島にクマがいなくて本当に良かったと思います。サースが気が付くと種になっていました。今頃抜いても春にはまた庭も畑も覆われること間違いなし。でもこのまま放っておくわけにもゆきません。まあ、気休めにしかなりませんがやるだけのことはやっておこうと思います。

2023年11月10日金曜日

足首

 今まで痛くなったことがないところ。足首が痛くなりました。膝をかばうために、板を二枚と三つ折りのタオル、大体三センチぐらい高くしたのですが、どうやらそれが良くなかったようです。人の体って微妙だと思います。よくどこかをかばったために別の場所を痛めたという話は聞いたのですが、まさか足首を痛めるとは。明日、もし良くならなかったら削りが出来ません。今日の昼前に、海外からのお客さんが来られて作業を見ていたので、つい張り切ってガンガン蹴り過ぎたこともあったようです。まさに年寄りの冷や水。無理は禁物という事でしょうか。

2023年11月9日木曜日

 痛めてからかれこれ一か月は経ったのでしょうか。困ったのは今回は左のひざという事です。轆轤を蹴る方の足。なかなか良くならないので、ここ数日思い切って蹴り続けています。最初は無理かとも思っていましたが。使い続けているうちに少しずつ良くなっているような気がしてきました。ただ、感覚がマヒしているだけかもしれませんが。一時は電動轆轤に変えようかなとも思いましたが、こうなったら完全に使えなくなるまでは使い倒してやろうという気になって、まあ、半分やけっぱちですが。やはり足で蹴って器を作っているとなんだか器に魂が入るような気持ちになります。どうせそのうちダメになるのだったら出来る間にやり切ろうと思います。後悔しないように。

2023年11月8日水曜日

立冬

 暦の上では冬のようです。実感がわきませんが。昨日は暑くて半そででしたし。でも朝はさすが秋だなあという感じがします。毎朝、夜が明ける瞬間にはドキドキします。太陽の傾きもずいぶん変わってきました。季節は確実に移っているのですが、暑さだけはいつまでも夏が続いているようです。それでも今朝はひきだしからながそでをひっぱりだしました。朝日が昇るのも遅くなってきて、だんだん夜の食卓に鍋が登場するようになってきました。

2023年11月7日火曜日

脇道

 今朝の作業は畑の周りの草を取る予定でした。畑への途中でふと目に留まった草を抜き始めたらそこから動けなくなってとうとう庭の草取りに変わってしまいました。昔から計画性がないので仕方ないのですが。大体屋久島にいるのだって、駅で拾ったスポーツ新聞を見たことがきっかけでした。学生時代、夏休みに何かやることはないかなとゴミ箱から新聞を拾ったことで人生が変わってしまったのですから。絵描きを目指して東京で勉強していた時でした。ちょっとしたバイトのつもりで屋久島にきて、陶芸に出会って気が付けば五十年余り。まさに行き当たりばったりの人生です。無計画でその時面白そうだなと興味を持ったものに何にでも飛びついて気が付けば現在に至ってしまいました。おまけに熱しやすくて冷めやすい。ただ、すっかり忘れた頃に突然再び思い出して火がついてしまう。そんなことの繰り返しです。この性分は死ぬまで変わらないと思います。庭も陶芸もその他色々な遊びも、どれもおそらく半端で終わるに違いありません。

2023年11月6日月曜日

茶道美術

本棚から茶道美術という本を引っ張り出して、眺めています。昔個展を開いていたころ、勉強しなければと思ってかなり無理をして購入した本です。しかしあの頃はそれほど真剣に見ることはありませんでした。今になるとちゃんと勉強しておけばよかったと反省していますが。実際 のところ、当時は焼き〆の仕事ばかりでしたから出来ることも限られていました。今になっていろいろな釉薬を使うようになるとあれもやりたいこれもやりたいと次々とページをめくっています。陶器の器だけではなく茶杓にも漆の菓子器にも目が行ってしまいます。当然茶掛けという掛け軸にも。戦国の大名が茶入れ一個と城を交換したという話に信ぴょう性を感じてしまいます。そんなわけで余りのめりこまないように淡々と勉強してゆきたいと思っています。

2023年11月5日日曜日

お抹茶

今朝の庭仕事はお休みしました。次男が熱を出して。こっちも膝の調子があまり良くないし。そこで今朝はラムレーズンをつくりました。レーズンは湯通しして乾煎りして、ネットで調べた方法で。ここのところ簡単カップケーキを焼いてます。ホットケーキミックスを使って。失敗が少ないようでそこそこには焼き上がります。先日買ってきたレーズンの残りを無駄にしないように。基本のレシピを自分流にアレンジしましたが。まあまあには出来ました。次に挑戦したいのは抹茶ケーキ。でもお抹茶を呑みながら抹茶ケーキを食べるのはいかがなものでしょう。やはりチョコレートケーキのほうがよさそう。案外お抹茶とチョコレートの相性は良さそうなので。ついつい思考がお抹茶に行ってしまいます。そのうち、茶室を建てようなんて思ったり。さすがに体がついてゆきそうもありませんが。

2023年11月4日土曜日

ミシン

 先日自分で使うためのお抹茶の茶碗が焼き上がりました。お抹茶を呑むようになって自分で使う茶碗がない事に気が付きました。そこで早速焼いたのですが、せっかくだから大切にしたいと思うようになりました。昔お茶道具を作っていた時は桐箱をあつらえたのですが、自作にこだわりたい、木箱を作るのはハードルが高いと思って、それならば道具を入れる袋を作ってみようと思いました。仕覆と呼ぶようですが。器の形に合わせて布で容れ物を造ります。今回焼き上がったものだけでもお茶碗が12個。まだまだ形を色々に作っていますし、釉薬も様々なものを使って、黒、赤、といろいろ焼きたいと思っています。そうなるとそれぞれに色を変えた服を着せてあげたいと思うようになりました。そこで、楽に縫えるようにとミシンが必要になりました。色々調べましたが、あまりにも種類が多すぎて迷うばかり。もう悩んでいてもどうしようもないので今日ついに買うことに決めました。出来るだけ安いもので必要最小限の機能があればよい。先ほどネットショップで注文。近いうちには宅配便で送られてくるでしょう。さて、どんなものが出来るのか。初めての縫物、わくわくします。

2023年11月3日金曜日

カレー

 昨日の晩御飯はタイカレーとナンでした。今日は朝からお出かけ。空港の近くで用事を済ませて、おなかが空いたねーとどこかお昼をするところを探しましたが例によって見つかりません。それでは買い物を先にしようと車を走らせると病院の近くでスパイシーカレーという旗を見つけました。慌てて引き返すと、そこはキッチンカーでした。なんとなく入りそびれて通り過ぎて、どこかでおにぎりでも食べようかと思っていたら、またまたカレー屋さんの幟。どうやら昔、イタリアンのお店があったところで新規開店のようで、クルマも何台か止まっていました。駐車場の空きスペースに車を止めて、お店に入るとなかなかの盛況ぶり。お店の人もあちらの顔。聞けばネパールのカレーの店だとか。どうもカレーづいています。メニューの多くはカレーとナンのセット。中でご飯が食べられるメニューを見つけて注文しましたが美味しいし、お値段もリーズナブル。サラダとスープ、それにドリンクもついて1000円弱。辛さもいろいろ選べました。あまり辛いとつらいので甘口を選んだのですが、それでも汗が出てきました。酸味の効いたカレーは本格的でおなかも満腹。それにしてもカレー漬けです。カミさんは直前にもタイカレーのルーを買ったばかり。そのあとスーパーでもルーやレトルトを買って、どんだけカレーが好きなのー、と我ながらあきれてしまいました。

2023年11月2日木曜日

めまい

 今朝散歩に出ると足がふらふらしました。やばいと思い途中で引き返しました。前にも目が回って病院に行きましたが、その時は頭部変位性めまいとの診断で、しばらく安静にして、良くならなければまた来てくださいとのこと。今回もゆっくりすればよくなるだろうという事で工房ででのんびり過ごすことにしました。ところがです。前から気になっていた裏庭のサース(白花センダン草)の大変な茂り様にたまらずぼちぼち草取りをはじめました。やりだすと止まりません。次第に夢中になって気が付くと汗だくの大格闘。全然休憩になりませんでした。しかし、からだは疲れたのですが、気分は悪くありません。ここのところ釉薬を掛けたりと神経を使う作業が続きましたので肩もゴリゴリに凝っていたり、膝の調子も悪くてしょっちゅう薬を張り替えたりと、ストレスが溜まっていました。これで今夜はお酒でもたっぷりと吞んで休めば明日はよくなるかもと期待しています。いずれにしても今夜はよく眠れるに違いありません。

2023年11月1日水曜日

平和

 雲一つない青空。今朝の散歩は秋の気持ち良い空気の中。ふと海を見ると煌々と灯りをつけた大きな船。[あれ何かしら?]カミさんに尋ねられて「漁船にしては大きいし、タンカーとは形が違うような。ひょっとして中国の調査船かも」。冗談のつもりで答えたのですが、昼のニュースで奄美沖で中国の船が怪しい動きをしているというのが流れて、ちょっとざわざわ。確か昔はここからすぐ南のトカラが国境線だったと何かで読んだことを思い出しました。海洋進出という言葉から連想すると、あの国が奄美沖縄はわが国の領土だったなどと言い出してもおかしくないような。なんにせよ、ここ八十年近い平和にすっかり慣れてしまった日本ですが、ここにきてきな臭い情勢。どこで何がおきてもおかしくない気がします。だからといって今すぐに何が出来るというわけではありませんが、何か起きた後では間に合いません。しっかりと備えを固めておかないと、後の祭りにだけはしたくないものです。



2023年10月31日火曜日

秋の色

 昨日の工房からの帰り、ふと見ると海に真っ赤な陽が沈むところでした。今朝は渡り鳥の群れが頭の上を飛んでゆきました。秋の自然は劇的。胸がわくわくします。空気も澄んで、思わず深呼吸。朝の散歩でも、我が家の老犬、気持ちよさげにぐんぐん引っ張ってゆきます。食欲もあって、歳のせいでしょうか。我慢が出来ずに、何か食べたいとカミさんに大きな声で催促します。夕方、ドイツ人のカップルが見えました。なんと腕の中には小さな赤ちゃんを抱いて。聞けば、まだ6か月とか。はるばる屋久島まで来たという事。おそらく物心ついたときには覚えてないに違いません。それでもきっと、体のどこかに記憶が宿っているのでしょうか。

2023年10月30日月曜日

満月

 今朝は満月でした。秋の空にぽっかりと浮かぶ、まあるい月。美しくて、のどかな風景。遠い国で血を流して戦っているのが噓のよう。つくづく平和のありがたさを感じています。世の中がきな臭いこの頃ですが。屋久島にも多くの海外からのお客さんが訪れています。今日のお客さんも外国の人ばかり。渋谷でのハロウィンのニュース。そのあとにはガザ地区での戦闘、またウクライナの軍事侵攻、足の臭いをかぐ猫の話題、屋久島の町長選挙。目まぐるしいニュースについてゆくことが出来ませーん。

2023年10月29日日曜日

看板

 屋久島の町長を決める選挙が行われています。朝から投票に行きました。帰り道。県道の脇に立ててあった工房の看板が落ちていました、クルマを止めて調べたとこと、小さい方の看板が真っ二つに割れていました。どうやら車がぶつかったみたい。他の大きいほうの看板もぐらぐらでした。工房からインパクトドライバーを取ってきて割れた看板を取り外して修理することにしました。古いネジをすべて外して、留めなおした後、塗料を塗りなおしました。手元にあったのは別の色でしたが、有り合わせで何とか修理を終えました。筆を洗おうとしたらシンナーの缶に穴があいて、空っぽ。ほとんど使ってないのに潮風で錆びてしまったようでした。18リッター缶が空になるなんて。あらためて屋久島の塩の恐ろしさを感じることに。看板も風雨にさらされて痛みがひどく、ちょうど良いタイミングだったかもしれません。

2023年10月28日土曜日

甘味

 今日は、羊羹を頂きながらお抹茶を味わいました。気のせいか苦みが薄らいでだんだんおいしくなってきました。羊羹は有田の友人からの送りもの。これまで羊羹のおいしさがあまりわかっていませんでした。ところがお抹茶を頂くようになって、その味わいが深い事に気が付きました。昨日はカップケーキを焼いてみました。先日街に出たときに買ったレーズンを使って。廉いのを見つけて何も考えずかごに入れてしまったのですが、家に戻って、どうしようかと悩んでしまいました。前にパンを焼いていた時大量のレーズンをダメにしたことがありました。今回は無駄にしたくないと。そこで家にあったラム酒に漬け込んでラムレーズンにしてみました。それを使って簡単なカップケーキを焼いてみました。それが思いのほかおいしくて。すっかり甘いものが好きになってしまいました。なんといってもお抹茶にお菓子はつきもの。次は落雁を食べてみようかと思っています。実は落雁、あまり好きになれずにこれまで口にすることがほとんどありませんでしたが。

2023年10月27日金曜日

 昨日の朝からお抹茶を点てて飲んでいます。スズの15歳の誕生日。どちらかというとコーヒー党で毎日息子が豆を挽いて淹れてくれています。ですがここにきて何となくお茶を飲んでみようと思いつきました。お茶の道具は個展をやっていたころ、色々造ってきましたが、自分で使う道具はこれまで作っていませんでした。ただインターネットオークションで気になった器をいくつか求めていたのでとりあえずそれを使うことにしました。もちろん自家用の器も作ってはいますがまだ焼くところまではゆきません。結構、形から入る方なのでひと通り最低限の道具とお抹茶もそろえてみました。ただ、お抹茶はピンからキリまであって、あまり廉いものは避けたのですが、いざ飲もうとするともったいなくてなかなか使う勇気が出ませんでした。先日街に出たとき、非常に手ごろなものを見つけて購入してきました。それならば惜しげもなく使えそうだと早速昨日から飲み始めたのですが、まず最初の感想はこんなに苦かったっけというものでした。そこで今朝は少し工夫してみましたところだいぶまろやかに出来た気がします。これから色々工夫しながらちょっとずつでもおいしいお茶を点てられるよう続けてゆきたいものです。

2023年10月26日木曜日

誕生日

 我が家の愛犬が15歳になりました。犬の15歳はかなりの長寿犬だと思います。登録名が藍姫だと今日初めて知りました。我が家ではスズ。確かクリスマスイブにやってきたのでそう呼ぶことになりました。15年前血圧が高くて、朝、歩くようにしたら違うのではないかと散歩の友として迎えた柴犬です。おかげ様で今では血圧はだいぶ安定しています。反対にスズはというと歳をとって目が良く見えなくなって、足もだいぶ弱ってきました。獣医さんからはいつ死んでもおかしくないのだからというお墨付きをもらっています。何年か前にはもうダメかなと思ったこともありましたが今は何とか復活して、老いたりとはいえまだまだといった風情です。藍姫で思い出すのが幕末薩摩から徳川に嫁入りした篤姫。激動の時代を気丈に乗り切った伝説のお姫様です。篤姫も小型の犬を可愛がっていたとか。徳川家の後継者を育て上げ、イギリス留学までさせたとか。激動の維新を乗り越えた薩摩おごじょ。我が家のスズも末永く長寿を全うしてほしいと願っています。

2023年10月25日水曜日

町長選挙

 選挙運動が始まりました。屋久島町の。以前は上屋久町と屋久町の二つに分かれていましたが、町村合併で今は一つ。最初の町長は屋久町からでしたが現職は上屋久町。今回の選挙の立候補者は上から二人、下から二人と、上対下という構図もありますし、若い人が二人、ベテランが二人と年代差での対決という見方もできそうです。現在屋久島の沖で中国からの潜水艦や警備艦が盛んに横行が見られますし、台湾の併合問題や中国の海洋進出というきな臭い状態が見られます。お隣の種子島の航空機離着陸滑走路やロケット発射場と言ったセキュリティーの問題も課題が多いのが現状でしょう。屋久島でも空港のジェット化のための延伸の賛否、島民の足でもある高速船の老朽化、周囲の活火山の噴火への備え、数え上げればきりがない難問が山積しております。いったいだれに託したらよいか。頭が痛くなります。実行力があって、柔軟に対応が出来て、ダーティーなイメージのない人。近頃は海外からのお客さんも増えていますし。エネルギー問題もあります。幸い電力をほぼ水力発電で賄うことが出来る恵まれた環境がありますから、日本の国の進むべき道を指し示すような斬新な方向に引っ張って行ける人に託したいと思うのですが。

2023年10月24日火曜日

棚卸

 月末の棚卸に行きました。空港の近くのお土産屋さん。納品の準備をしていると並べる前の器を手に取ってみてくれていた方がおりました。声をかけてくれて、実は先ほど工房に行ってきたと話してくれました。息子が相手をしたお客さんだったようです。種子島から何度か来てくれているという。お土産屋さんで、ご縁ですからともう一つ器を買ってくれました。狭い島ですからそういう事もあるとは思いますが、縁とは不思議だなあと思いました。朝、とあるネットの動画を見ていたら、屋久島に四日の予定でで旅行をするというの海外のお客さんがいました。東京からはるか南の屋久島を訪れるとか。最近海外からのお客さんが増えています。一つはアニメ「もののけ姫」の影響もあるようです。お土産屋さんでも可愛いガジュマルの苔玉が並んでいます。丸ごと屋久島を感じられるという事で大人気のようです。この島には地球上でも稀な風景が人々を驚かせてくれます。樹齢数千年の樹木に覆われた森。苔が大地を覆いつくした神秘的な山、清冽な流れが谷を下ってゆく風景は人類が生まれる遥か悠久の世界を見せてくれます。里に下りると青い海が広がり、人間がいかにちっぽけかという事を教えてくれます。日々あくせくと過ごしている私たちは、この島の自然にじっと見つめられているように思えてなりません。

2023年10月23日月曜日

乳酸菌

 最近夜中に目が覚めると乳酸菌飲料を飲みます。なんだかわかりませんがよく眠れて朝の目覚めがすっきりします。以前は手に入らなかったのですが、最近いくつかのスーパーに置かれるようになりました。もちろん我がひいきの野球チームの製品です。睡眠の改善と書かれていますが、確かに目覚めが良くなったようです。そもそもスワローを応援してから何年経つのか。物心ついてからずっつ続いています。先ほど調べてみましたら、なんとチームが出来たのが全く同年同月と知りました。という事は七三歳という事です。神宮球場が近かったという事と父親が巨人ファンだったという事でひねくれ者ゆえ、ヤクルトを応援するようになりました。あの頃は国鉄スワローズでしたが。特急つばめから愛称が付いたと思います。子供のころの、少年雑誌、当時は月刊誌しかなく代表的なのが「冒険王」、「少年倶楽部」、「ぼくら」などという雑誌が競っておりました。そんなころ、掲載された「金田正一物語」を読んですっかりファンになってしまいました。彼はのちに巨人に移ってしまったのですが。大人になって、割と暇な頃、神宮球場の外野席で、当時は芝が敷かれていたのですが、寝っ転がって三時ごろの練習風景からのんびり眺めるのが楽しかった思い出があります。以前、村上春樹がエッセイで「ヒルトンがヒットを打つところを見たときから、ヤクルトのファンになりました」というようなのを読んだ記憶がありますが。まさにあの頃、よく通っていたのを思い出します。今年は負けが込んでしまいましたが、これまでもずっと弱小チーム、最下位争いが定位置でしたから、去年と一昨年が異例だったと思えば心も落ち着きます。屋久島でもあのヤクルト1000が買えるようになりました。来シーズンは何とか五割復帰を目指して、応援したいと思っています。そうそう、もう一つの飲みかた。ウイスキーで割って氷を浮かべると二日酔いしにくい気がします。胃や腸が活発に動いてくれるからでしょうか。

2023年10月22日日曜日

ミズヒキソウ

 最近の朝の庭仕事は相変わらず草取り、二段目の庭です。そこは家を建てる前からいろいろ植えていたところ。今朝は見かけない植物を発見しました。一見、ただの雑草のようでしたが、姿に風情があって、抜くには惜しい気がして残しておきました。もう花が終わって種になりかかっていたのですが、一つだけピンクがかった花が残っていました。後で家に帰って調べるとどうやらミズヒキソウのようです。昔植えたものかそこに自生していたものか判別しませんが、小さな一輪挿しに入れても雰囲気がありそう。おまけにかなり増えていて、ちょっとした群生になっています。水引の名前は贈り物に添える紅白の飾りから来たもののようで確かにあの小花が白と紅で一緒に咲いたらさぞや縁起がよさそうです。それにしても日本人は足元に咲く小さな草花にも心を寄せた名をつけたものだと感心します。ホトトギスとかシモツケとか。なんだか我が家の庭にミズヒキソウが加わったことで、これから良い事が起こりそうな気がしてくるから不思議です。

2023年10月21日土曜日

アメリカリョウブ

 以前、庭に植えたコバノズイナとアメリカリョウブ。よく似ていてどちらがどちらかよくわからなくなっていました。どちらも丈夫な木で、我が家の庭で増えています。いつの間にか家に近いほうをコバノズイナ、花壇の中のをコバノズイナと勝手に決めつけていたのですが、先日ネームタグが付いているのを見つけました。それも反対で。アメリカリョウブ、ピンクスパイヤーという名札。まだ写真の画像も残っています。後で調べたところ花は夏とか。ですが我が家では春に花を着けます。枝を切って花活けに差すと茶花の風情。増えすぎに注意と出ていましたが確かに地下茎で横に横にと増えてゆきます。でも可愛いので切って捨てることが出来ません。今年の春に通路にはえていたのを移植しましたが、それがしっかり根付いて脇からたくさんのひこばえが出ています。そのうち庭を占領されそうな勢い。最近、植木鉢を、暇があると造っていますが、地植えばかりでなく鉢で育てるのも悪くないと思い始めています。

2023年10月20日金曜日

朝焼け

 犬の散歩の途中でした。少しずつ明るくなる東の空が、だんだん茜色に染まって、見事な朝焼け空に。刻々と変化する色に思わず声を上げてしまいました。東の空からだんだん南へと色が染まってゆきました。朝焼けは雨の予兆と思っていましたが、少しずつ雲が空を覆って気が付くと降りだしてきました。カラカラだった庭の植物にはまさに恵みの雨です。秋の雨はちょっとばかりセンチメンタルな気分になって、旅心を誘われまし。どこか遠くへ行きたいという。

2023年10月19日木曜日

豆皿

 定番品から制作再開。まずは豆皿からです。定番品と言っても割と最近ラインナップに加わったものです。小さいお皿だとこれまでは小皿というのが一種類だったのですが、最近になってひと回り大きな五寸皿というのと、豆皿が加わりました。そうするとどういうわけか小皿よりも五寸皿と豆皿の方が人気が出てしまいました。それと蕎麦猪口も。以前はやはり一回り大きい焼酎カップというのが良く売れたのですが、最近はどちらかというとソバ猪口の方が人気です。不思議ですがあまり大きな器よりも小ぶりの方がトレンドなのでしょうか。確かに遠くに持ち帰るのに小さいほうが運びやすいですし、暮らしぶりもよりコンパクトになってきましたので。それと日本人に大人気の青い器よりも海外のお客さんには緑色が人気があります。色彩の好みは人種によってかなり変わるという事を最近知りました。

2023年10月18日水曜日

荷造り

 昨日からやっていた荷造り作業がやっと終わりました。月末が締め切りの仕事です。包装紙を切ったり箱を包んだり、最も苦手な作業でしたが何とかやり終えました。これで今年中にやらなければいけない仕事はなくなりました。例年、年末にやっていた仕事も去年で終了。ちょっと寂しい気もしますが、ここからは好きな仕事ができるぞと喜んでいましたが、がびーん。息子から衝撃の言葉。工房の定番品がないとの事。ていう事は明日から、棚に並べる器を作らないとという事です。これから年末にやっていた仕事に変わるような収入につながる仕事をしないと年が越せないという事。そういえば今日も何組かのお客さんが来てくれましたが、いつもそろえている器がないので、まったく売れませんでした。世の中、甘くないという事を改めて教えられました。ちゃんちゃん!

2023年10月17日火曜日

ユダヤ人

 現在勃発しているイスラエルとパレスチナ難民との紛争を見ると、その凄惨な様子がつらくて言葉を失ってしまいます。偶然と言おうか、最近日ユ同祖論というものが気になって色々情報を見ていた矢先の事でした。どうやら、我々の先祖の血にユダヤ人が混じっていることはどうも真実のような気がしております。それは遥か昔から、まだ有史以前からの話で例えば聖徳太子の時代の蘇我氏であったり、奈良の仏像制作にかかわりがあったらしい秦氏や仏師が渡来人であろうというような話もわかりました。大好きな法隆寺の百済観音が日本人離れした体系だったり鼻の高いプロフィールなのが合点が行った気がします。日本人の中にはいろいろな血が混じっていることは推測が付くのですが、近年の研究では人類発生がどうやらアフリカ大陸だというのは定説になっているわけで、決して驚くような話ではないと思うのです。ただ、そのような人類の歴史と宗教、ユダヤ教やイスラム教、当然キリスト教も仏教も、そして日本人に深く備わっている神道のような自然崇拝、それらの整合性が良く分かりません。現在各地で勃発している紛争も多くは宗教の違いが深くかかわっているように思われます。宗教は人を救うものだったはずなのにどうして殺し合いの原因になってしまうのでしょうか。人類は本来殺し合いをするものという事でしょうか、もしかするとオリンピックはその代償行為として存在するのでしょうか。そうだとしたらスポーツは何と愚かな行為と言わざるを得ない気がしてなりません。

2023年10月16日月曜日

秋の庭

 庭でホトトギスが咲き始めました。一株植えたのがどんどん広がって、しばらくして別の種類を植えましたが、今では勝手に交配してあたり一帯がホトトギスばかり。工房の庭にも広がって休憩室の前尾を覆いつくしています。ホトトギスは不如帰とも書き、なんとなく切ないような呼び名ですが、庭を占領した姿はどうしてどうして、なかなか強いと同時にしぶとささえも感じさせられます。しかし一輪挿しに生けると楚々とした雰囲気に変わります。お茶花としても愛でられています。今朝、バラが一輪花を着けました。ピエールドロンサールといううす紫の八重咲で優雅な姿が目を引き付けます。そのバラの下ではルコウ草の真っ赤な花が咲き乱れています。周りにはヒメツルソバの丸いピンクの花、プレクトランツァスは白い房咲きの小花がにぎやかです。まるで妖精の花畑。下の庭では春から咲き始めた三河ノギクがずっつ濃い紫の花を咲かせ続けています。もう半年、枯れることなく咲き続いて、さすがにそろそろ終わりが近づいたようです。しかしアスターが白、うす紫と次々と花をつけて秋は野菊の季節よと言わんばかりです。今年の夏がことのほか暑かったので何とか耐え忍んでようやく秋の庭を彩ってくれています。

2023年10月14日土曜日

七回目

 新型コロナのワクチン接種も今日で七回目となります。果たして今回が最後になるのでしょうか。政府からの無料接種も今回までのようですから。次は自費で受けなければならないようです。おそらくこれまで、日本中のほとんどの人が一度は感染したのではないでしょうか。今日接種会場に行くと同年代の人たちでいっぱいでした。カミさんと一緒に受けたのですが一足先に終えて、待合所にいるとカミさんがやってきて、後ろから見たら同じような人ばかりで探したと言ってました。人間はみな年相応に老けてゆくのだと思いました。会場から聞こえてくる話声から、かなりの数の移住者が混じっているようでした。ここ屋久島は、島で生まれて育った人とともに、現在では多くの老後を屋久島で過ごそうという人も暮らしています。今日は高齢者を対象としたワクチン接種でしたが、島外からの若い人も多く暮らしております。過疎化という言葉が聞かれてからかなりの時間が経っていますが、この島にはクリエイティブな生き方を求めて日本だけではなく海外からも多くの人が移住しております。五十年前には思いもつかないような変わりようです。これからこの島がどのように変化してゆくのか、楽しみです。

2023年10月13日金曜日

夕暮れ

 秋は夕暮れと言ったのは確か清少納言の「枕草子」。昨日は夕焼けが真っ赤ッか。その前の晩は家の入口に鹿のファミリー。三頭の可愛い鹿たち。今日は陶芸体験の家族連れが道に迷って夕方まで。これから、温泉に行きたいとの事。運が良ければ昨日のような真っ赤な夕日が海に沈むところを拝めるかも。秋は夕暮れに限ると言えると思います。

2023年10月12日木曜日

ミュージック

 いつも、横浜の放送局を工房で流しているのですが、昼から三時まではラジオの番組に馴染めないので、インターネットミュージックをエンドレスで流しています。大体いつも同じような曲が流れるのですが、昨日はなぜか自分がかつて選曲した音楽が繰り返し流れてしまいました。それがおかしかった。まずは吉田拓郎、次はキャロルキングそこまでは良いのですが次に流れてきたのが三橋美智也でした。それも甲斐の「武田節」という曲。この曲はかつて覚えたくて繰り返し何度も流した曲でした。母が山梨の出身で、母の弟であった叔父が、酔っぱらうとよく歌ってくれた曲でした。その曲をもう一度聞きたくて流したら、次にどうしても覚えたくなって何度も繰り返して聞いたので、なぜか勝手に選曲されてしまったのでしょう。おかげで半分忘れかかった曲がすっかり頭に刻み込まれてしまいました:例えばユーチューブを見ても一つ見ると次から次へと似たような傾向の動画が表示されてしまいます。最近はなぜか日本に来た韓国人の動画ばかり見ています。それも機械が勝手に選んでくれて、なんとなくついつい見てしまう結果のようです。おかげというべきか、かつては、あまり韓国に親近感を持ってなかったはずなのに、いつも間にか韓国語が頭に浮かぶようになってしまいました。戦争をしているようなお隣の国同士も相手をもう少し理解できるようになれば少しは争いも減るのではと思ったりするのは、やはり平和ボケの日本人ゆえの、甘い幻想なのでしょうか

2023年10月11日水曜日

 朝、草取りを再開しました。雨が降ったり、膝が痛かったりでしばらくお休みしていました。昨日水源地に上がってタンクの掃除をしました。足を痛めて以来でしたが何とか無事に戻ってきました。ちょっと自信を取り戻して、庭仕事を再開。ご近所で膝を痛めた人が何人かいて、歩くことも大変だったり、手術を受けないといけないという人だったり、そんな姿を見ると、こっちも無理はできないという気持ちになります。今朝は、空気がすがすがしくて、心地よさに思わず深呼吸をしてしまいました。世間ではまだまだインフルエンザとコロナが蔓延して油断が出来ませんが、ちょっと旅に出てみたいような気持になりました。もう何時頃から島を出てないのだろうかとふと思ってしまいました。

2023年10月10日火曜日

スラブ

 ここ数日、スラブローラーで土を伸ばしてたたらで角皿の原形づくりに取り組んでいます。大昔に手に入れた大きなプレスを使って。まるで先日放送が終わった「らんまん」の主人公が取り組んでいた石販のプレスと同じような作業です。もう何回土を伸ばしたでしょうか。一気に薄く延ばすことが出来ませんから、大きなたたらを作るのに7回か8回ずつ繰り返す必要があります、一回で使う土は10キロほどあるでしょうか。それを一日四、五回ほど。土だって四、五十キロは練ることになります。それを何日も繰り返すのですから考えたら気が遠くなるような作業です。でも楽しくて仕方がありません。好きな仕事ですから。細かい事を書くといろいろな手順を踏みながらですからきりがありませんがどれも長い経験の中から探し出した方法なのです。そして今日は最後の加飾作業。三島の模様付けです。これが楽しい。ワクワクドキドキ。どんな仕上がりになるか想像すると胸が高鳴ります。こんな楽しいことを出来るなんて、なんという幸せものでしょうか。物を造るって本当に楽しいものだと思います。

2023年10月9日月曜日

スポーツの日

 今日は連休だったのですねえ。朝からお客さんがくるなあと思って、カレンダーを見たら「スポーツの日」とか。記憶が正しければ昔は「体育の日」と言ってたような。前の前の東京オリンピックの開会式が行われた日。あの頃、国立競技場の近くに住んでいたので、自宅のベランダから自衛隊のブルーインパルスが五輪の輪を描くのを見た覚えがあります。子供のころは東京のど真ん中に住んでいましたから。現在は離島の人里離れた暮らしですが。今日などは家の屋根を猿がドカドカ走り回って、追い払うのに必死になりました。変われば変わるものだと思います。「思えば遠くへきたもんだ」と思います。あの頃は中学生。高校受験で必死で勉強をしておりました。

2023年10月8日日曜日

秋の雨

 昼頃の雨。豪雨と言ってもよいような猛烈な雨でした。よく秋雨前線などという事がありますが、今日の雨はいったいどうしてでしょうか。南の台風の影響なのか、波も高く航空機も欠航が相次いだようです。それでも夕方はまだまだツクツクボウシがにぎやかに鳴いています。今年は久々にヤスデが多い予感がします。工房でも大きなのがあっちこっちで蠢いています。天機予報では明日も雨模様。秋の長雨という言葉を思い出します。

2023年10月7日土曜日

ツリー

 今日来てくれたお客さん。空港の近くのお土産屋さんでツリーを買ってくれたそう。ツリーはお店に納品して一か月は一つも売れませんでした。工房では時々買ってくれるのですが。ダメなのかなと思っていたら、先日、棚卸に行くと三つ無くなっていました。どんな人が買ってくれたのだろうと思っていたら、そのうちの一人とお目にかかることが出来ました。おそらく島に移住した人だと思います。工房で販売しているのと同じ値段。良かったと思いました。もちろん考え方もあるでしょうから価格を変えるのも一つの方法だと思いますが、お店での価格を上げてしまうと、お客さんは工房まで足を運んだ方が安いという事になってしまいます。sns全盛の時代。あっという間に拡散してしまいます。だから、良い物を選んでお土産屋さんには置いてもらうようにしたいと思うのです。

2023年10月6日金曜日

宿泊業

 今日はなぜか宿泊業の人が重なってきてくれました。一つは島でゲストハウスをやっている人。外国からのお客さんで大忙しの様でした。後は島で一番大きなホテルと二番目のホテルの売店の人。こちらは古いお付き合いですが、あまり忙しそうではありません。栄枯盛衰と言いますか。上がったり下がったり、色々な時期があるものですから。一喜一憂しないで淡々と歩んでゆきたいものです。

2023年10月5日木曜日

最終戦

 昨日、ヤクルトスワローズの最終戦が行われました。勝利しないと最下位決定という大切な試合でした。二連覇の後の最下位争い。熱の冷めた我が身でしたが、変わってカミさんがしっかりと応援してくれています。特にキャプテン、山田哲人がひいき。昨日はホームランとサヨナラで逆転勝ち。結果は何とか最下位からは浮上して終わりを迎えることが出来ました。そして迎える来シーズン。何とか投手陣を立て直して優勝争いに絡むチームの戦いを期待したいところです。

2023年10月4日水曜日

レイニーデイ

久しぶりに雨です。カラカラでしたので恵みの雨。ちょっとありがたい天気。でも秋というよりも夏の終わりという感じ。蒸し暑いのです。夕方カナダからのお客さん。陶芸家との事です。色々質問に答えさせてもらいました。カナダは寒いと言ってました。釉薬について、土について。興味津々で。一日中釉掛けでしたので来ている服は真っ白。すっかり汚れておりました。同業者と話をするのは楽しいものです。

 

2023年10月3日火曜日

ようやく涼しくなった気がします。十月ですから。オクトーバーレインレインとつい歌ってしまいました。実際はセプテンバーレインなのですが。 一か月秋の訪れが遅い気がします。昼間でも窓を開けずに過ごせましたし。これから芸術の秋、もの思う秋、食欲の秋、天高く馬肥ゆる秋。いろいろ言いますがつかの間、実りの秋を楽しみたいと思っています。

2023年10月2日月曜日

 今朝の散歩でふと蝉が喧しく泣いていることに気が付きました。もう十月です。いつ頃まで蝉って鳴いていたっけと思ってしまいました。普段は気が付かないようなこともあるとき突然気になることってありますよね。庭に植えた緑竹が今頃タケノコを生やしていたり、家の裏の崖でペンタスが花をつけているのに気がついたり。今朝そのことをカミさんに言うと、前に言ったのにと言われてしまいました。目には見ても、話は聞いても。意識がそこに向かないとそれはないのと同じことになってしまいます。おそらくセミだって、十一月ごろまで実は鳴いていたりするのかもしれません。最近耳もだいぶ遠くなってきました。眼も弱って来たようです。注意力も減退しています。歳は取りたくないものだと思うこの頃です。

2023年10月1日日曜日

インボイス

 今日から十月。始まりました。インボイスが。昨日付け替えた値札。消費税を加えて。早速試練が訪れました。計算が複雑なのです。単純に足せばよいのですが、イレギュラーな対応も必要になります。まさにいきなり。細かい話は省きますがおつりがまた細かくなりますし。これまで煩雑にならないように切りの良い値をつけていたので余計に。古い付き合いのお客さんで君呼ばわりされてしまいましたし。昔からそう呼ばれていたのですが。でも、七十過ぎて、いささか面はゆい気持ちです。相手も同年代ですからまあそうなるのですが。五十年近いお付き合いになってしまいました。

2023年9月29日金曜日

棚卸

棚卸に行ってきました。本当は25日の予定でしたが諸事情で。最近、屋久島でも爆発的なコロナとインフル禍。次男の通っている施設でも大勢の患者さんが出てしまったという事で、通所を控えることにしました。先日は集落の運動会の縮小が発表されましたし、ニュースでは薬が足りないという話も。政府では停滞した経済活動を戻すために 5塁への移行を実施しました。それで当然の事ではあり、爆発的な大流行。これはわが国ばかりではなくて世界的に起こっているようです。そりゃそうですよねえ。一気に何もかも規制を取り払ってしまったのですから。ただ5類に移行したために、感染状況が発表されることもあまりなくなりましたが。なんにしても無事棚卸にはいってきました。後は、感染症に罹ってないことを祈るばかりです。

2023年9月28日木曜日

体験

午後から陶芸体験でした。家族連れ。お母さんが轆轤。子供たちが手びねりでした。びっくりするほど礼儀正しく、しゃべりもしっかりしてました。作り始めて分かったのですが、こだわりが物凄い。お母さんも一緒で一心不乱です。時間が経つのも忘れたかのように。出来たものもどれも一筋縄ではゆかないような。すべて終わって 釉薬を決める段階でそのこだわりがピークに。血は争えないとはまさにこのこと。良い勉強をさせてもらいました。

2023年9月27日水曜日

箸置き

 箸置きの化粧掛けをしました。調子に乗って200個以上作ってしまいましたのでなかなか終わりません。注文は100個だったのですが。裏表掛けないと格好悪いので手間を惜しまずに。一日仕事になってしまいました。我ながら辛抱強いの思います。日本人は几帳面が特徴だとか。最近見た動画での話です。ユダヤ人と日本人は先祖が一緒という話でした。まあ、先祖が一緒だとは思いませんが、日本人のルーツの一つにユダヤ系もいたのかもしれませんよね。極東アジアの日本列島ですから、東へと向かえば最後にここにたどり着くのは必然だと思います。私は日本人は混血の果ての純粋だと思っております。絵具をどんどん混ぜてゆくと最後は無彩色になってしまうような感じ。どんな文化でも宗教でも受け入れてしまう。そんな懐の深い民族ではないでしょうか。

2023年9月26日火曜日

ワイルド

 今朝の事です。犬を連れて散歩に行こうと外に出ると、裏山で大きな足音。振り返るとシカらしい白いお尻が見えました。しばらくたたずんでいるとすぐ近くで鋭い鳴き声。近いところから威嚇してくるような声。どうやらこっちを怖がっている様子がありません。おそらくあの辺で夜を明かしたようでした。工房では下の、元牛小屋だったところ。今は廃屋状態ですがサルたちが群れていて、鳴き声が響いてきます。昔は、屋久島では人二万鹿二万猿二万と言われていましたが、農業被害とかもあって、山に追い上げるため、駆除が行われています。しかし秋になってどんぐりが実を着けるようになると里に下りてきます。その結果が今日のような状況。なんとまあ、ワイルドなのでしょう。このまま暮らしに害さえなければ長閑でよいのでしょうが、野菜畑を荒らしたりみかんの被害をもたらしたりと、なかなか共生は難しいようです。人の暮らしもあまりワイルドとはゆかなくなったようです。

2023年9月25日月曜日

箸置き

 箸置きの注文が入っていたので、朝から作ることにしました。ところが型が見つかりません。工房中を探しましたがどうしても。そこで、作り直そうとしたところ、息子が見つけてくれました。変なところにしまい込んでいました。半日はかかりそうだったのでおお助かり。数が多いので、なかなか進みません。なぜかお客さんも来てくれて、そのお相手もしたりでなおさら。時々雨が降ってきて、不安定な空模様。もくもくと制作に励みました。

2023年9月24日日曜日

スリップウェア

 最近なぜかスリップウェアが良く出ます。先日もカナダからのお客さんが持って行かれました。そして今日も、五枚をセットにして送ることになりました。わが工房のスリップウェアは一般のとは少し違って、いろいろな色で表現します。主に青 緑 緑青、黄色、赤などです。普通は茶色っぽい色が多かったのですが、透明感のある色釉を最後に掛けるために鮮やかな印象の器になります。伝統的なスリップウェアはイギリスで造られ、バーナードリーチの手で再現されました。それが日本に伝えられて現代も受け継がれて作り出されています。だからどちらかというと民芸系の窯で焼かれたものが多い印象です。それは柳宗悦の影響でしょうか。そんなわけでスリップウェアとはいってもわが工房のは全く別物と言われてしまうかもしれません。まあ、べつに何と呼ばれてもかまわないのです。求めているところは現代の食卓で生きる、無国籍料理が引き立つような器ですから。

2023年9月23日土曜日

黒化粧

 午前中土をを作った後ずっと化粧掛けをしました。黒化粧です。青いお皿を作るための下地として。直径15センチほどのお皿。割と薄造りなので刷毛目です。本来ならば流し掛けですから一回で終わるのですが刷毛で塗るときは4、5回塗り重ねます。今日は五回塗り。そのあと裏も塗りますから七十枚だと400回以上。半日仕事です。蒸し暑い中ですから、かなり消耗します。一日が終わるとぐったり。冷たい飲み物が恋しくなります。

2023年9月22日金曜日

体験

午前中に体験が入っていたので、準備を終えて待つことにしました。今日は家族連れです。五人で手びねりが二人、あとは轆轤です。ろくろ体験のうち二人は小学生。それも低学年で、なかなか手ごわい構成でした。手びねりの方も難易度の高いジャバラ皿。型を使いますが、きれいに仕上げるのは難しい作業。結果はというと、案ずるより産むがやすし。なかなか満足度が高い結果でした。こういうことはまれで、終わってみたら悔いが残ろことの方が多いのですが。たまにはこういう事もないと、報われません。おかげで午後の仕事はゆったりと進めることが出来ました。 

2023年9月21日木曜日

削り

 一日中同じ大きさのお皿を削りました。五寸皿です。昨日と一昨日の二日がかりで挽いた皿。一昨日は十五枚。昨日は五十五枚。二日続けると手が慣れて飛躍的に作れる数も増えました。しかしお皿の削りは時間がかかりそうなので二日仕事を覚悟していたのですが、なんと一日で削り終えることが出来ました。でも、腰と背中おまけにお尻もずきずきしています。まあ、体の痛みよりも達成感のほうがが大きく、まだまだやれるという自信が戻ってきました。最近、暑さに負けて夜になるとすっかり食欲喪失、食事が進まなくなってしまってたのですが、ここにきてだいぶ戻ってきました。涼しい風が何よりの薬。これから年末に向けて、元気を取り戻してゆきたいところです。

2023年9月20日水曜日

秋の園芸

 朝晩、少しですが涼しくなってきました。夏の間は、庭の事は考えたくなかったのですが、ちょっと気持ちが変わってきました。そんなわけで今朝は、種まきをしました。来春に向けて。ルドベキアと葉ボタン。葉ボタンの方は本当は七月の末に種を蒔く予定でしたが、暑さに負けてそんな気になれず、ずるずる二か月も遅れてしまいました。果たして来春までに花が間に合うのか。今更、遅いのですがまあ、蒔いただけましかもしれません。休憩室には、買ってはみたのですが、とうとうそのままの種袋がいろいろ転がっています。もう何年前のものか。こればっかりは今更種まきしても発芽の見込みはありません。なんだか、自分のダメさ加減を曝けているようで、恥ずかしくなりますが。

2023年9月19日火曜日

挿し木

 夏に挿し木したいろいろな草や木が、何とか暑さを乗り越えてくれました。昨日はサルビアのガラニチカが差し床で紫の花を咲かせてくれているのを発見しました。その他にもレモンやノウゼンカズラも。まあ、十本差して一、二本ほどではありますが。よくぞ生きていてくれたと思わず頬ずりしたくなります。植物を育てて何が楽しみか。種を蒔いて花が咲いたときと、挿し木をして根が出てきたとき。毎日、一生懸命水をあげた苦労がむくいた気がします。今日は早速地面に植え付けました。果たして来年増えてくれるのでしょうか。

2023年9月18日月曜日

秋の味覚

 普通、秋の果物と言えば梨やブドウを思い浮かべるものですが、屋久島はちょっと違うようです。ご近所からいただいたのはドラゴンフルーツにモンステラ、それと温州ミカンです。温州ミカンは秋の運動会で酸っぱいミカンを口にしたものですが秋というより冬の味かもしれません。ご近所の人が持ってきてくれました。朝、かみさんと工房の草を取っていた時嬉しそうに手を振ってくれたのですが、まさかのうれしい頂き物です。昨日はかみさんがハウスで大きなパパイヤがなっているのを見つけてくれました。最近ハウスからは足が遠のいており、実が熟していることに気が付きませんでした。頂いた果物は早速明日の朝のスムージーに使おうと思っています。今は仕事に追われて忙しいのですが、この先落ち着いたら少しお抹茶の茶碗とか昔よく作っていたような、懐かしい器をもう一度作ってみたいと思っています。そんな器で自分でお茶を点てるのも一興かなと思うのですが。

2023年9月17日日曜日

秋の花

 朝から陶芸体験でした。息子と二人がかりで何とか無事に終了。午後からはゆっくりでしたが、何しろ暑い。体がどうかなりそうです。愛犬も肩でハアハア息をするほど。これからずっとこんな気候が続くのでしょうか。それでも、秋は確実にやってくるようで、庭の植物も秋の花が咲き始めました。工房に前の萩が例年にないほど見事です。周りの植物を移動したので、根っこが大きく張れるようになったためでしょうか。デュランタも今年はことのほか見事です。十五夜も近づいてきました。屋久島では中秋の名月からしばらくしてススキが穂を付けます。ススキが穂を付けるといよいよ秋が来たなあと、そんな気分が湧いてきます。あと少しの辛抱です。

2023年9月16日土曜日

戦い

 ワンちゃんが歩くのが辛そうで、息子が獣医さんに診てもらうために出掛けました。昼に家に戻ると、トイレの換気扇と電気がついていました。カミさんの話では雨どいを伝って蛇が入って来たとか。よく理解できませんでしたが、しばらくしてトイレを開けると蛇がとぐろを巻いているじゃありませんか。それで窓を開けていたのかと始めて理解しました。しかし窓が高すぎて外に出ることが出来ません。何とか伝って登れないものかといろいろ試したのですがパニックになった蛇は余計おかしな動きを繰り返すばかり。最後は息子が押さえつけて、首をつかんで家の玄関から外へ出してくれました。私はというと、ただおろおろするばかり。蛇に触れないことに初めて気が付きました。ワンちゃんは獣医さんのところで大騒ぎだったとか。心から、息子にお疲れさまと言いたいと思いました。

2023年9月15日金曜日

シンプル

 シンプル イズ ディフィカルト。一見簡単そうに見えるものが実は難しい気がします。例えばご飯。毎日、口にするご飯。案外おいしく炊くのは難しい気がします。工房でも一見簡単そうな青い器。昨日体験に来たお客様がこんな色でお願いしますと言われた色が、難しい。あの色を出すためにどれだけ苦労しているのか。口で簡単には伝えることが出来ません。やるとみるとは大違いなのです。自分が、いざ、やってみるとえっ!こんなに大変だったの?、っていうようなことってたくさんありますよね。こればっかりはやってみないと分かりませんから。

2023年9月14日木曜日

釉掛け

昨日釉抜きを終えた器に、釉薬を掛けています。新しく配合したものを。
午後は体験一組。手びねりでした。時折雨が降ってきます。体験工房のみ
エアコンがききます。終わると蒸し暑い仕事場に逆戻り。ここにきてなぜか
仕事が立て込んでいささか疲労気味。ある旅行本の会社から問い合わせ。
体験工房を紹介したいとの事。有難いけど、人と接するのはあまり得意ではありません。
世のなかなかなか思うようにはゆかないようです。

2023年9月13日水曜日

釉薬

 先日作って、だいぶ調子が出てきた釉薬を若干配合を変えて、作り足しました。折角よくなってきたのを、また戻すわけにもゆきませんから。かと言って、まだ完全とは言えませんし、少しずつ改良を加えようと配合を工夫しました。工房にあった使いかけの材料が無くなって、新しい袋を裏の倉庫から運びました。25キロ入りを三袋ほど。これが重くてひと苦労。若い頃は平気で軽々運べたのですが。七十過ぎてめっきり力がなくなってきました。歳をとるってこういう事なのですねえ。まあ、この齢でも現役で動けているのですから、考えようではまだまだ大丈夫ともいえそうですが。ちょっと動くと休みたくなるし、夜になるとすぐ布団にもぐりこんで横になるし。寄る年波には勝てそうもありません。

2023年9月12日火曜日

刷毛目

湯呑と小皿に刷毛目を入れました。最近あまりやってない作業です。一皿目は思うようにゆかず、パニックになりかかりましたが、濃度を変えたり刷毛の 種類をあれこれ試してゆくうちにだんだん感じがつかめてきました。やはり仕事は続けることが大切なようです。ただ、これからが肝心です。どんな釉薬を使うか。落ち着いていて、しっとりとした釉薬。これから配合しながら少しずつ理想に近づけてゆきたいと思います。

2023年9月11日月曜日

ルドベキア

 少しずつ朝晩が秋っぽくなってきました。庭の植物たちも、生き残ることに精一杯でしたが、ようやく元気を取り戻しつつあります。庭の世話をしているものも、熱中症との戦いから、本来の作業に身が入りそうな気配です。ずいぶん消えてしまった植物も多いのですが、ルドベキアは元気に花をつけてくれています。中でも今年初めて植えた「アーバン サファリ」という種類が本当にかわいくて。花はそろそろ終わりなのでしょうが、終わりかかりの風情がまた魅力的。つい秋植えの苗を注文してしまいました。苗そのものは若干お値段が張るのですが、あっちこっちに植えたくて、無理して数鉢頼んでしまいました。予約販売なのですがほとんど売り切れ状態で、11月上旬の分が奇跡的に残っていました。待っていてくれたみたいです。アーバンとは大人のとか落ち着いたとかそんな意味でしょうか。まさにシックで大人の風情。ガチャガチャした我が家の庭にはちょっと似つかわしくはありませんが。

2023年9月10日日曜日

休養日

 午前中に手びねり体験をやって、午後はずっとごろ寝でした。今週は働きすぎでしたから。一昨日は湯呑と皿を合わせて120個もろくろで挽いてしまいました。この齢で蹴ろくろでそんな数挽けたとは。まさに自画爺さんですが。昨日は削りを頑張りすぎて、とうとう、三日目で気力喪失。それでも午前中は何とか動きましたが、午後からホケヌカシ。屋久島にきて知った言葉ですが。おそらくは「呆け抜かし」というような意味でしょうか。「休養日」という事になるのでしょう。

2023年9月9日土曜日

リアクション

 最近、ネットの動画で、リアクションを見ることが多くなりました。大抵は、日本人の歌手が歌うのを海外からの日本在住ユーチューバーが反応するのが多いのですが。中には、太平洋戦争で学徒出陣した特攻隊の若者が残した手紙におそらくアメリカ人がリアクションしているのがあったりします。我々も戦争を知らない年頃ですが、戦後のベビーブームを生きてきて、気が付くと七十代になってしまいました。あの学徒出陣で亡くなった世代の方たちも、おそらくどんどん減っているのでしょうか。歳のせいか分かりませんが。最近古い時代、例えばあの戦争であったり、昭和のまだ物資の乏しい時代の事が気になって仕方がありません。この国がどのようにして今に至ったか、どんな人達がこの国を築いてきたのかとか。少なくともそんな流れの中に身を置いて、歳を重ねてきた一人として、この先の事が気になっています。こんなことを思うようになったのも年老いてきたという事なのでしょうか。

2023年9月8日金曜日

セプテンバー

 まだまだ蒸し暑くて、秋の気配とは程遠い気分ですが。なんとなくメランコリーというか、心がざわついた感じ。この感覚は何だろうと思うのです。きっと体の中にある何か。朝、陽が昇るのが遅くなったり、空を見上げると高い雲だったり、咲いてる花がクズや萩に変わったり。ほんの少しの変化が、体や心に、夏ももう少しだよと知らせてくれるのでしょうか。今日も轆轤に向かいながら、せつないような、変な感覚に包まれて、正直、蒸し暑くて好きではなかった夏ですが、どこかに夏も終わってしまうんだなあという、懐かしいような感覚と遠い記憶に蜃気楼のようにユラユラと体が包み込まれて、今夜は日本酒でも吞んでみようかなと思ったりしているのです。

2023年9月7日木曜日

口コミ

 今日のお客様。韓国からのお客さん。韓国人のsnsで青い器の画像を見て訪ねてくれたとの事。今や、ネットからの情報が発信力があるらしい。当たり前で、いまさらと言われそうだが、あらためて実感しました。だからこそ普段からの接し方や、作品が大切だと思います。こんなことを今日はがついてここで書いています。

2023年9月6日水曜日

笑わない男

 変なユーチューブを見付けました。たとえば、リアクション。外国の人がちょっと前の日本で放映された喜劇を見て理解できるかといったような。ドリフの全員集合とか。それを見て思わず涙を流して笑っている外国人。その笑い顔につられてこちらもふきだしてしまいます。見ていると、志村けんに反応しているみたいです。彼の表情は万国共通なのでしょうか。それを見ながら笑わない男が涙を流しているのにつられて布団の中で思わず声を出してしまう変なおじいさん。人には見せられない光景です。ほんの少し前まで、鶴田浩二が歌う「若鷲の歌」に涙していたというのに。ユーチューブとは不思議な存在です。

2023年9月5日火曜日

スリップウェア

 朝早起きして、工房でスリップウェアの仕事をしました。ずいぶんご無沙汰してましたが。今回は失敗したくないので、若干スリップを薄めに。柄は大体イメージしたように入りましたが、型にかぶせるタイミングが難しく、特に今日のように陽が差して風があると。どんどん乾いて、変形させるとひびが入ってしまうので。そこでプラスチックのケースに入れて、型にかぶせる時にスポンジで柔らかく。それでもいくつかひびが入ってしまいました。何とか成型までは終わりましたが、もう一度、型で立ち上げる作業が待っています。本当に、何度やっても冷や冷やの連続になります。

2023年9月4日月曜日

型物

 型を使った仕事。いわゆる型物仕事をしています。舟形、角、木葉、そして楕円と。どれも注文を受けての仕事になります。この仕事は色面、色釉流し、それとスリップウェア等の技法を使います。特にスリップウェアはたたらの時に模様を入れて、あとから型にかぶせるという複雑な作業になります。たたらの乾き具合とスリップ、つまり化粧土の濃度がうまく合わないと割れたり、剝れたりしてしまいます。久々ですから上手くできるかドキドキ。どの仕事も簡単にできるものはないようです。

2023年9月3日日曜日

草払い2

 今朝も草払いをしました。家の入り口や工房の周りを。たっぷり2時間弱。途中から陽が差してきて、汗でぐっしょり。もう朝ご飯を食べる元気もなくなりました。仕事場でも十時過ぎまでぐったり。それから、のろのろ作業。今日はたまりにたまった、使うこともない化粧を、大きなバケツにまとめるところから。捨てるのはもったいなくて、ミックスという名札をつけて。新しく配合した化粧土に混ぜて消費してゆく計画です。そして、カップの黒化粧掛けも。今日の暑さも物凄く、体はゆっくりしていても汗だらだら。いったいいつまで続くのでしょうか。

2023年9月2日土曜日

草払い

 ここのところ朝から制作三昧でしたが、今朝は庭仕事から。といっても草払いですが。九月に入っても雨が多くてなかなか外仕事が出来ず、おまけに雑草の育ちがものすごいのです。機械で刈ることに。その前に水道の修理から。山に行くと、取水口には砂が溜まって水がパイプに流れ込んでくれません。水路にもほとんど水がきてません。あっちこっちと修理作業。雨が多いとこういうことが起きるものです。何とか修理を終えて、家の庭の草払い。おそらくもう一回は今月中にしないといけないでしょう。工房では週末はゆっくりしたいところですが、昨日頑張りすぎたカップを削って把手をつけてと、休んでもいられません。風が少しずつですが秋を感じさせてくれます。といっても気温は三十度越え。日本列島はまだまだ夏が終わりそうにありません。

2023年9月1日金曜日

三島(二)

 昨日挽いたカップに三島の印を打ちました。ちょっと柔らかかったのでヒートガンで温めながら。たった六個に印を入れるのに半日かかってしまいました。結構手間がかかります。こんな仕事に夢中になっていたのです。昔ですが。それが、ある時から化粧の付きが悪くなって、やってもやっても剝れるの連続。それではなれてしまったのですが、ここにきて少しずつですが安定してきたので再開。でも、上手くゆくかどうかはやってみないと分かりません。まあ、どんな仕事もそうですが、絶対成功する仕事なんてやってて、面白くないですから。

2023年8月31日木曜日

三島

 三島のコーヒーカップ。三島の仕事をするのも久しぶりですが。前に納めたものを再注文されました。最近だいぶ、化粧も着きがが良くなりましたので再挑戦です。その他にも色々。ここにきて飛び込んできます。注文が。尻に火が付き始めたような。おちおち、庭仕事もしてられません。そっちは後回し。本職頑張ります。

2023年8月30日水曜日

本職

 焼き物作りが本職です。陶芸家というのはちょっとおこがましい気がするので、自分の事を焼き物屋といってます。最近大きな鉢が焼きたくて、あれこれと調べたり、何度で焼こうかとか、どの窯を使おうかとか色々考えていたのですが、ここにきて鉢は後回しになりそうです。食器の注文がいくつか入ってきたからです。焼き物屋とは言っても器が得意。植木鉢は趣味の世界です。器の注文が入れば何よりも優先しなければ。先日はオブジェをもっと見たいというお客さんも来てくれました。順番をつければ何よりも食器、次がオブジェ、その後が植木鉢という事になるのでしょうか。

2023年8月29日火曜日

 昨日、基礎に使う束石を買ってきたので、少しずつ前に進めようと物置を物色して古材を探しました。すると二寸角が五本出てきました。小さな小屋なのでそのくらいの大きさでもよいかなと引っ張り出すと、アリがものすごい勢いで蠢いていました。雨が当たらないので良い環境のようです。箒をもってきて、払い落としながら軽トラに載せました。そのうち古材すべてを引っ張り出して陽に当てないとやられてしまいそうです。少しずつですが小屋のイメージは出来てきましたが、どうやったら八角形の建物が出来るかまだまだ、固まってきません。ゆっくり焦らず、時間をかけて進めてゆこうと思いますが。

2023年8月28日月曜日

基礎

 昨日、ガゼボの事を書きましたが、街に出たついでに基礎に使う束石を買ってきました。ホームセンターで。朝、簡単に建設予定のところをスケールで計ったら、直径が二メートルありました。思ったよりも大きいようです。高さがどれくらいになるのか、作りなが考えてゆこうと思っていますす。いつもの行き当たりばったりです。きちっとした設計図は鼻からあきらめています。成り行き任せ。基礎に敷く煉瓦は野焼き窯を壊して使おうと考えています。野焼き窯なんておかしな表現で、野焼きは窯を使わない焼成法で矛盾しているのですが、地面の上で直接焼くと下からの湿気で割れてしまいますし、周りを囲っておかないと風でまた壊れてしまいます。だから簡易的に風と湿気を防ぐ目的で工房の庭に作ったのですが、最近、野焼きを禁止する法律が施行されて、厳しく罰金を取られるようになりました。そんなわけで無用の長物と化した野焼き用の窯を壊して、別のところで利用しようという目論見です。世のなかは時代で変わってゆきます。上手に対応してゆかないと乗り切って行きことが出来ません。難しい時代になったものだと思っています。

2023年8月27日日曜日

ガゼボ

 ガゼボとかガーデンシェッドとか庭の構築物に名前がついていますが今一つ違いがよく分かりません。植物を育てるなら海外ではグリーンハウスというようですが、とにかく小さな屋根付きの小屋のようなものを作りたいと思うのです。直径が二メートルにも満たない、出来れば丸とまでは言いませんが八角形を目指しています。最初は板壁にしようと思っていましたが、壁無しもよさそうだし、季節によってはビニールで覆うのもありかなと思っています。イメージはムーミンの家をうんと小さくしたような感じです。屋根を何で作るかが問題です。簡単なのは波板ですが八角形だと難しそう。早いのはビニールハウスに使うポリで作るもの。でもあまりにも芸がない気もします。何かふさわしい物がないのか、一時は自分で瓦を焼こうかとも思いましたが、どういう構造にしたらよいのか見当もつきませんし。おまけにここは離島です。ちょっと変わったものは手に入れることが難しそう。小屋を作ろうと思ったときから、そんなことばかり頭をめぐっています。まあ。あれこれ考えている間が楽しいのですが。初めは何とか年末をめどにと思ったりもしましたが、二、三年かけてゆっくり楽しむのもありかと思ったり。思い起こせば今年の正月は工房の裏の物置兼作業小屋を作っていました。はるかむかしのことのように思えますが。

2023年8月26日土曜日

信玄餅

 昨日のお客さん。何組か来てくれたのですが皆さん海外から。その中でも前にも来てくれて、二度目のお客さんといろいろと話し込んでしまいました。現在住んでいるところが山梨というので、母方の出が交付の近くだという話をすると、まさにそこに住んでいるというのです。母方の姓も知っているというではありませんか。嬉しくなって色々な話をしました。中でも信玄餅が食べたいという話。あのぷりぷりして黄な粉と黒蜜がかかったお菓子。叔父が酔っぱらうと唄ってくれた武田節の話まで。実は春先に動画で練習してすらすら歌えるようになったことも。子供のころに山梨のひなた村というところでひと夏、絵を描いて過ごした思い出も。今では廃村になってしまったという事まで。昨日はその他にも海外からの方たちとずいぶん話をしました。不思議な懐かしい日でした。

2023年8月25日金曜日

ノジギク

 今週の朝ドラ、サブタイトルはノジギクです。菊の品評会に主人公の万太郎がノジギクを見つけてきたというお話。ノジギクは西日本の海沿いの岩場などに自生する原種との事。実は我が家の庭にも群生しています。大昔、釣りに行ったとき岩場に群れ咲いていた白いきれいな花。一株持ち帰って庭に植えたら気がついたら広がってくれました。どうやら地下茎で増えるようですが。後ほど調べたらサツマノジギクの様でした。今朝テレビで見たのとほぼ同じ。ただサツマノジギクには葉に白い縁取りがあり葉の裏には産毛が生えています。今年はなぜか黄色くなって枯れかかっているものも多いのですが、毎年暮れに白い花を咲かせてくれます。我が家のお正月飾りはこの菊と、自生の南天と万両と決まっています。お店で買ってきた花は飾ったことがありません。工房の花瓶にも庭に咲いている花を生けます。花を生けるのは息子の仕事。花を育てるのは私の仕事とそれぞれ役割が決まっています。今年は前半あまり庭の世話が出来ずに、ノジギクは消えてしまったかと心配しましたが、どっこい生き延びてくれていました。その時、雑草を抜いた後、肥料を上げたのが良くなかったのかもしれません。野性の植物は余計な養分は必要ないのでしょう。枯れかかった原因かもしれません。朝ドラも九月までとか。終わってしまうと思うと寂しくなります。植物の勉強、いろいろ学習させてもらいましたので。

2023年8月24日木曜日

釉掛け

 朝も暗いうちから工房で釉掛けです。庭仕事もしないで。掛けはじめたら一気に掛けないと、剝れてしまいます。何とか今日中に終わらせたいので。先日、ほぼ復活した青の釉薬です。せっせと励みました。こんなことずいぶん久しぶり。朝のラジオ放送、聴きながら。夕方には何とか終わらせることが出来ました。今回作った釉薬がかなり底が見えてきました。明日、ほんのちょっと改造しながら作り足そうと思っています。

2023年8月23日水曜日

はなれ

午前中をかけてはなれを片付けました。足の踏み場もないほど、とっ散らかっていたのです。特に、夏に行った二つの展示。大阪と四国のデパートから戻って来た段ボール箱が積み重ねて置いてあります。まだ中身を出してもいません。それを全部開けて仕分けをして、あとはそこらじゅうに散乱していた段ボールを押し入れに片づけました。先日押し入れは整理しておいたので。そんなことでだいぶすっきりしました。冬に、はなれに倉庫を建てた後の道具類もまだ片付いていません。そちらはこれからぼちぼちと。そろそろ何かを作りたいという虫が動き出したので。

2023年8月22日火曜日

釈然

 釈然としません。一応合格点をあげてもよいと思うのですが。青い色、狙い通りの。三つ作った内で一番期待してなかったのが最も良い結果でした。後の二つは溶け不足。まずその点が気に入りません。もう一つは色。濃いブルーを求めてその通り出たのですが、今度は前の色の方が良かった気がして。色とか溶け具合とかは、釉薬の掛け方でも随分変わってきます。まだ慣れていないだけなのでしょうか。まだまだ微調整が必要。おそらく満足のゆく結果なんて一生得られないような気がします。ああすれぼ良かった、こうした方が良いのではと日々迷いばかりです。なんだか達成感よりも徒労感が積み重なっているように感じられます。とりあえず今夜はお祝いすることに決めましたが。

2023年8月21日月曜日

定期検診

午後から病院に行きました。定期的な薬をもらうためです。すると。いつもお世話になっている医師は一週間のお休みとの事。看護師さんから「すいませんねえ 」といわれて、ちょっと困ってしまいました。皆さん、よんどころない事情がありますから。今日の医師は孫ほど若い人。血圧が高かったので血圧手帳を渡されてしまいました。三か月間毎日はつけろとか。終わった後、見るとカルテには到着してすぐのデーターが書き込まれていました。ちょっと落ち着いたら、ほぼ正常血圧に戻っていたのですが 。二度目に計ったデータはいったいどこに行ってしまったのでしょうか 。それも深く考えないことにしました。いろいろ考えると疲れますから。何年か前に立てたその年の目標が「深く考えない、すぐ忘れる」だったのを思い出しました。                                                                                                                                   

2023年8月20日日曜日

金継

 古くからの陶器の修理法として金継ぎというのがあって伝統的な技術として継承されてきました。漆でくっつけて金粉で装飾するというものです。しかし現代では接着剤とアクリル系の素材で簡易的に修理することが多いようです。工房でも、以前売った器の修理を頼まれることがあります。接着剤も日進月歩でより丈夫で取り扱いも簡単な素材が出ています。そんな材料を今朝注文したところ、まさに修理の依頼がとびこんできました。見たところ角がちょっと欠けた程度で、修理の練習にはうってつけの器です。練習などといっては失礼な話ですが、スキルアップにはもってこい。新しい素材も使いつつ、何とか奇麗な直しに挑戦しようと思っています。

2023年8月19日土曜日

釉薬

 青の釉薬がとうとうなくなりました。正確には材料がです。もう二十年以上使っていたのですが。材料屋がやめてしまったようです。創業百数十年という老舗です。その釉薬に変わるものを何とか作ろうと頑張っているのですが、いまだに満足するものが出来ません。息子は別のアプローチでもう少しというところまで来ていますが。こっちもあとちょっと。今日も三種類、新しい釉薬を作ってみました。毎回、イメージだけは素晴らしいのですが、窯を開けてみるとあと一歩及ばず。その一歩の遠い事といったら遥か彼方のように思えてなりません。

2023年8月18日金曜日

夏の庭

 暑さが厳しい屋久島の夏。元気に花をつけているのはルドベキア、センニチコウ、アゲラタムノゲイトウぐらいでしょうか。他の花はほとんど枯れたか消えてしまったか。後は観葉植物がかろうじて生き残っています。今年はことのほか過酷で雨が多くて根腐れしたものが多いようです。それでもサースやノブドウ、山帰来はっ曽我に元気で他の植物を圧倒しています。毎日それら招かれざる客たちと格闘しておりますが、いい加減こっちも消耗気味。まあ、ネバーギブアップで戦い続けてはおりますが。

2023年8月17日木曜日

コリウス

 種から育てたコリウス。だいぶ大きくなってきたので、地植えにしようと一週間ほど前に陽の当たるところに移しました。するとあまりの日差しに、すっかり元気がなくなって瀕死状態です。今朝それを地植えにしてみました。有難いことに雨が降ってきて、まさに恵みの雨となりました。これで何株かでも生き延びてくれるとよいのですが。しかし人間にはこの湿度は中々きついようです。まるで梅雨に逆戻りしたような感じで、息苦しささえ感じます。お盆も過ぎてこれから日に日に秋めいてきそうですが、台風シーズンもこれからが本番。まだまだ気が抜けない日々が続きそうです。

2023年8月16日水曜日

残暑見舞い

 お盆も終わりですねえ。日もだいぶ短くなりました。夜明けも遅くなりましたし、夕暮れも早くなりました。アキアカネが飛ぶようになるとますます気配が変わってきます。「なんだか今年は入道雲がもくもくする日があまりなかったわね」。今朝の散歩のときのカミさんの言葉です。確かに雨が多かったという印象です。これから残暑が厳しくなるのでしょうか。くれぐれもご自愛ください。

2023年8月15日火曜日

シロクマ

 夏ですねえ。夏と言えばシロクマです。と言ってもカップに入った氷菓子ですが。近所のよろず屋さんで売っています。練乳の入った氷に小豆が二十粒ほどと缶詰のミカンが二切れ後は缶詰のパイナップルのかけら。それだけですが昔からこれを口にすると夏だなあといった気分になります。先日同じメーカーのマンゴーシロクマというのをまとめ買いして冷凍庫に入っているのですが、やはり食べなれているせいかシンプルなシロクマが口に合います。その会社は鹿児島でスイミングスクールというのをやっていて、子供が小さいとき一週間ほどお世話になりました。おかげで二人とも泳げるようになってくれました。夏になるとあの頃が懐かしく思い出されます。真夏に動物園にもよくゆきましたっけ。汗をかきながらフラミンゴや象をみたことをおもいだします。

2023年8月14日月曜日

お盆

 2023年のお盆です。午後はお里帰りの家族の陶芸体験をしました。当たり前ですが、昔、幼児だった記憶しかありませんが、それが今やお母さんそっくりの母親になっていました。子育て真っ盛り。歴史は繰り返すといいますが、人間は何世代にもわたって、くり返しながら血をつないでいるのだと改めて知らされました。もうこの世にいなくなったご先祖様たちも、同じ思いで見つめているのでしょうか。

2023年8月13日日曜日

ダルマストーブ

 家の入口のガラクタガーデン。もっと。何か置くものを増やして、よりジャンク感を出してゆきたいのですが、手元にはなくなりました。リュウゼツランやソテツ、ユッカなどそれらしい植物もおいてみたのですがどれもまだ小さな株ばかり。何かないかなあと考えていたところ、ふと大昔使っていたダルマストーブを思い出しました。今から何十年も前でしたか、確か屋根裏にあったはずと探してみました。やっとの思いで埃をかぶって片隅で眠っているのを発見しました。若い頃、使わなくなって運びあげたのですが、この年になると重すぎ。腰を痛めないように時間をかけて引きずりおろしました。軽トラに何とか乗せて家の入口まで。苦労して運んだ割には、庭はあまり変わりばえしませんが、ちょっとだけにぎやかになったような気分。やはり時間をかけて植物を育てることが第一かなと思います。

2023年8月12日土曜日

墓参り

 お盆前の墓参りに行ってきました。台風で花屋の花がないので庭で摘んで。夏は休眠期であまり咲いてませんが。ルドベキアが二種類とパープルファンテングラスやペンタスなど。どちらかというと地味な花たち。それでも庭で咲いている花だからじいちゃんが喜びそうとはカミさんの言葉。何とか大禍無くお盆が迎えられそうで何よりです。

2023年8月11日金曜日

挿し木

 昨日、台風で倒されたレモンを起こしました。その時に少し剪定してあげました。その、枝を捨ててしまうのがもったいないので挿し木にしました。まあ、一本でも付いてくれればラッキーぐらいの気持ちではありますが。ちょっとのつもりでしたが百本近くできてしまいました。それと、台風接近中にフェリーが動いてくれた日があって、その日に届いた植物たちも同じ挿し木用土に植えこみました。主にシンゴニウムやモンステラの様な熱帯植物たちです。こちらも根が出てくれると嬉しいと思います。朝から太陽がのぞいて、夏の日差しが戻ってきました。気がつけばもうすぐお盆、お盆を過ぎると夏も終わりです。今年は不思議な夏になりそうです。

2023年8月10日木曜日

復旧

まずは水道から。もちろん自分で川から引いている山水です。川は増水で恐ろし勢い。水源は水の勢いでいろいろな人のパイプがぐしゃぐしゃ。それを整理して何とか水が来るようにはなりましたが、全身がずぶぬれ。着替えをして工房の周りから。雨どいに絡んでいるノブドウの蔓を切ったり、雑草を整理したり。やることがいっぱい。そのうち体験のお客さんが来て手びねり指導。お休みムードからいきなりフルパワーで、体がついてゆきません。ぼちぼち戻してゆきたかったのですが、現実は甘くないようです。 

2023年8月9日水曜日

お久しぶりです。

 ご無沙汰いたしました。ずいぶん、この日記、お休みしてしまいました。五日ぶりですか。前に、手のけがで入院した時以来でしょうか。人の体はいろいろ起こるものです。怪我だったり体調不良だったりと。おまけに台風まで。今度の台風、迷走の挙句、屋久島では雨がひどくて、累積ではどれほどの雨量だったのでしょうか。梅雨から毎日のように続く雨空で、昔観た「浮雲」という映画が浮かんできます。ひと月に三十五日雨が降ると言った。若いころ、雨が多いと足にカビが生えると教えてくれたじいちゃんがいましたが、今年はそんな感じです。体調もおかしくなるというものです。まあ、何とか復活しましたが。その話はまたいつか。さて台風被害ですが、先ほど雨の事は書きましたが、雨が続くと地盤が緩んでそこに風が吹くと樹が根こそぎ倒されることが起こります。工房も、まさに裏口を横倒しされた樹がふさいでいます。その他DIYで建てた倉庫のアルミサッシのドアが倒れていました。危ないかなとは思ったのですが案の定。ただ、運の良い事にガラスは無事でした。もう一枚は昔、やはり台風で倒されたときに粉々になってしまったのですが。近くに置いてあったセメントが雨でぬれています。雨が上がったら処分しようと思っています。ほかにはベランダの植物が何鉢か枯れてしまったぐらいで済んだので不幸中の幸いと言ったところでしょうか。明日からぼちぼちいつもの暮らしに戻してゆこうと思っています。

2023年8月4日金曜日

迷走

 台風が戻ってきそうです。これまでに西に向かっていたのが、今度は東。予想では直撃はま逃れそうですが、こればかりはわかりません。昔、親鸞聖人は「明日あると思う心の仇桜,夜半に嵐の吹かぬものかは」と歌いましたがまさしくそんな感じです。今日、娘家族が帰ってくる予定でしたが今回は見合わせになりました。旅行を計画している人たちは悩ましい思いでしょう。普通に暮らしていても冷蔵庫の牛乳がなくなるとか食べるものをどうしようとか、停電に備えたり、庭の植物の管理と頭が痛い事ばかり。災害列島に暮らしているのですから、日ごろの備えをしっかりしないとと、この時ばかりは痛感します。

2023年8月3日木曜日

チャドクガ

 昨日、工房の中を何匹もの巨大な毛虫が歩いていました。息子が見つけて何だろうと。庭を探すと、椿の枝にたくさん蠢いていました。調べたところチャドクガらしいとの事です。毒蛾という事で触れると赤く腫れて痒くなるようです。おまけにアレルギーを起こして次にやられると、腫れもひどくなってなかなか治らないとか。調べると、薬剤で対応するしかなさそうです。今日、散布するつもりでしたが、風が強く、雨も降るしで、噴霧器が使えません。止み間を見つけて撒いたのですが、全然届きません。それにしても、どういう理由で家の中に入り込んでくるのでしょうか。雨に濡れたくないとか、風をよけるためとか。以前、ヤスデが大発生した時も家の中に入ってきたのですが、やはり、雨で土の中にいると溺れて死んでしまうようです。ちょうど台風シーズンで、激しい風雨で避難してきたのかもしれません。毒をもつ虫は色々います。蜂やムカデ等。しかし毛に毒がある生き物にはあまり遭遇したことがありません。自然界には摩訶不思議が沢山あるようです。

2023年8月2日水曜日

ソテツ

 毎朝の散歩でゆくコースは海の近くの公園です。公園と言っても、鹿児島の大企業である観光会社が長い間手を入れてきたところですが、最近はほぼ放置状態で荒れ放題になっています。しかし昔植えた植物たちは自力で生き続けています。春に道で沢山のソテツの種を拾いました。硬い殻に包まれた種です。それを拾って帰って、工房で水をあげていました。4か月近くたって、いくつか芽が出てきたようです。今朝、犬を散歩させていたら、道端でソテツの新芽を見つけました。柔らかい土だったので手で簡単に採ることが出来ました。持ち帰って、手持ちの鉢に植えてみました。工房で芽を出したものと合わせると数株の苗になります。これから育てると大きくなるのに何年かかるのでしょうか。何とか枯らせることなく育ててゆきたいと思います。実生から育てる植物。わが子のように楽しみになります。健康ですくすく育ってほしいと。

2023年8月1日火曜日

牛乳

 朝から買い物に出ました。台風の動きが怪しいのです。船は昨日から欠航です。動きが遅く下手をすれば一週間は来なくなりそう。牛乳を買いに行くというので一緒に出掛けました。ついでに買い物券の発売日とかで、商工会まで行きました。ところが物凄い行列。まあ、一万円で一万三千円の買い物ができるというのですから、この生活の苦しい時代、使わない手はありませんから。長い行列で倒れそうでした。おまけになかなか進まないし。何とか予約券を手に入れて本券は後で。買い物の帰りに寄ったのですが、午後でもまだ大勢が並んでいました。お店はどこも棚がガラガラ。冷凍品と乾物を何とかゲットしました。世間は、今日は雨風も大したことはありませんでした。現在、西に向かっているあの台風がまさかUターンして戻ってくるなんて、誰も信じることが出来ませんよね。

2023年7月31日月曜日

試薬

八種類の釉薬を作っています。お試しのためです。原点に戻って、一からやり直し。シンプルに、かつ初心で。実は息子が作った釉薬を参考にしました。ここはプライドを捨てて。プライドは悲劇を呼びます。朝ドラの話です。月曜日からつらい話でした。おまけに二度も見てしまいました。工房でBSで見ていたら雨雲に邪魔されて最後を見ることが出来ませんでした。そこで家に戻って、八時からの放送で。楽しい話ならともかく、暗い話を二度見てしまいました。今週はどうやら朝から切ない週になりそうです。 

2023年7月30日日曜日

老いては

 昔からの言い伝えです。「老いては子に従え。」釉薬がうまくゆきません。狙ったものからどんどん離れて、反対に進んでいるといってもよいにでしょう。息子が言う言葉の方がどうやら信ぴょう性があるように思えてきました。悔しいのですが。この道五十年あまりという経験が仇になっているのでしょうか。このまま進んでも良くなりそうもありませんから、一度リセットして出発点に戻ろうかと思います。うまく進み始めたところまで。何事も、初心に帰ることが大切という事なのでしょうか。

2023年7月29日土曜日

ガジュマル

 山から引いてる水道の調子が良くないので、水源地に上がってみました。原因不明。ですが、川は気持ちいい。元気がもらえます。午後、ガジュマルの植え替えの動画を見ていて、うちにも一本ガジュマルがあったのを思い出しました、以前、お土産屋さんで売っていたミニの苗。工房の庭に置いてたら鉢底から根を伸ばして地面に届いて養分を吸収してかなり大きくなっていたのを。どうなったか見てみたら、ひん曲がりながら枝を伸ばしていました。鉢の穴でくびれてあまり太くなることが出来ないようでした。スコップで掘り上げて、余計な枝と根を整理して、素焼きの鉢に植えてみました鉢と言ってもワインクーラー用に作ったもので素焼まではしましたが、離れの押し入れで眠っていたものです。植えたガジュマルは茎が細くてぐらぐらします。そこで、鉢ごともう一度同じ場所に埋め込んでみました。一年ぐらい置いておけば根も茎も太くなってくれるかもしれません。ちなみに以前植えていた鉢は根っこがしっかり引っかかって、ハンマーで壊してしまいました。薪の窯で焼いた窯変の美しい鉢でした。残念。次の素焼き鉢も壊すことにならないとよいのですが。

2023年7月28日金曜日

ジャンク

 先日、崖下から救出した流し台。実際には流し台ではなく、ガス台ですが、家の入口に置いてみました。庭の水まき様の蛇口の横。ステンの板を乗せて、工房で草に埋もれていた植木鉢などを置いてみました。サンスベリアとか何かわからない草の生えた苔むした鉢です。ますますジャンク感が増して、庭というより、空き地と呼びたいような。昔子供のころ、よく空き地でごっこ遊びをしました。雑草やススキ、それに土管などが転がっていて子供たちの格好の遊び場でした。懐かしいような秘密の隠れ家のような感じ。最近ジャンクガーデンという言葉を知りました。古い物、ガラクタ、錆び錆びのブリキの缶などに多肉植物などを配置した。別にそんな感じを目指しているわけでもありませんが、だんだん近づいているようです。

2023年7月27日木曜日

八重山ノイバラ

 今朝畑で、草を取っていたら、消えたと思っていた八重山ノイバラが出てきました。しかも白い花をつけて。屋久島の野バラよりもひと回り大きな花です。ツルも五十センチほどに伸びていました。小さなポット苗がわずか一か月ほどで。生育のおお勢さにびっくり。屋久島よりも南の島で生きてきた野ばらです。きっとこの島でも元気に育ってくれることでしょう。もう一株赤い花が咲く野ばらも植えたのですが。こちらは植えたときとほぼ変わりません。必死にこの土地と気候に合わせようと頑張っているのでしょう。今年は梅雨が明けた後も毎日のようににわか雨が降ります。散水せずに済んでいるのはありがたいのですが、この雨が植物にどういう影響を与えるのか気がかりです。

2023年7月26日水曜日

山水

 水道が止まってしまい、水源地に行きました。ところが異常なし。そこで、途中が抜けているのかとあっちこっち山の中に入りましたがどこも抜けてません。工房の下ではないかと鉈で切り開いて下りたのですがやはりわかりません。しかし見てはいけないものが目に入ってしまいました。いつか大風が吹いたとき、工房の裏に置いてあったステンレスの流し台と巨大な寸胴鍋が風にあおられておちてしまったようでした。急な崖を足を滑らせながらやっとの思いで引き上げました。足も服も泥だらけ。その後、水道を確かめたところ何事もなかったかのように蛇口から水が出ています。いったい何がおきたのやら、キツネにつままれた気分です。ただ流しと鍋を回収できたのが大収穫。どこか風に持って行かれないところに置こうと思案しております。

2023年7月25日火曜日

ツリー納品

 お店に納品に行きました。ツリーも。陳列台のスペースが限られていますからできるだけ小さなものを選びました。色は緑が中心ですが、幹の部分は微妙に色々です。台はもちろん二日がかりで仕上げた硬い木です。お店の人から、何の木ですかと聞かれて、うろ覚えで楢と答えました。いわゆるオークです。多分という言葉は呑み込んで。楢の木もたくさんの種類がありまして、一概にどの楢かという事は難しいようです。いずれにしても。お客様が手に取って、お持ち帰りしてくれることを願っております。

2023年7月24日月曜日

ツリーの台

 昨日、気固めを塗ったツリーの台の筆跡が汚かったので、耐水ペーパーをかけました。ところが表面はなめらかになりましたが今度はペーパーの後が白くて汚くなってしまいました。そこで今度はワックスを塗って、しばらく置いた後でふき取りました。結局午前中いっぱいかかってしまいました。ちょこっと簡単に考えていたのですが、慣れない木工作業。一日半の仕事になりました。頭で考えたことを形にするのは簡単ではないと改めて学習しました。

2023年7月23日日曜日

ウッドワーク

先日焼き上げた、ツリーに台をつけることにしました。小さなツリーです。クリスマスに飾る大きな陶製のツリーの周りにミニのツリーを置いたのが始まりです。息子が作ったものでした。そのツリーを工房の片隅に置いてたらお客様が欲しいと言って持ち帰ってくれたのが始まりです。そんな中には親指ほどの大きさのツリーもあります。グリーン系ですが微妙に色にグラデーションが 出来て、形も大きさも一つずつ違っていて、ちょっと屋久島の山を歩いているような気分もしてきたり。そんな木ですから部屋の片隅に置いて屋久島を思い出してくれたらと思うのですが、木の台に乗せたらもっと素敵なのではと木片を添えることにしました。ちょうど、物置に木っ端が沢山あったので、塗装してみました。塗料のようなものでピカピカにするのもどうかと思い、気固めエースという、現代版うるしのようなものを使って木を保護することにしました。そんなわけで一日がかりで、せっせと塗装をしたのですが、裏表二度ずつ合わせて4回塗りになりました。自然の木ですから小口にはどんどんしみ込んで、ゆきます。乾いたら、耐水ペーパーで磨こうと思うのですが。ウッドワークもなかなか手間がかかるものです。木の台に乗った緑のツリー。屋久島を思い出してくれるといいなーと思っています。

2023年7月22日土曜日

取り残され

 今日、関東地方も梅雨明け。関西も既に宣言が出てます。ここはまだです。昨日は湿度が70パーセントに下がったのですが、今日は90オーバーに逆戻り。今年はしつこい。植物たちも次々離脱。みるみる萎れてゆきます。その代表がリュウゼツラン。家の入口に移植したのが悪かったようです。下葉が黄色くなって。根っこが切れたので水分吸収が間に合わないのだろうと、枯れ始めた葉を切ったのですが、今度は上の方が茶色くなってきました。この時期、お隠れしてゆく植物たちをなすすべなく見ているのは切ないものです。

2023年7月21日金曜日

ユッカ

 家の入口にリュウゼツランを置いたところから始まりました。腐りかかった製材所の杉の切り落としの上です。二株置いたのですが、ちょっと物足りなく感じて、家にあったサンセベリアやセダムの寄せ植えを並べてみました。それでも何か足りないと思ってユッカの小さな苗を買いました。ユッカやアガベは男性のファンがいてドライガーデンという一つの世界が形成されているようです。ユッカは大きな株だとうん十万とかもっと高い物では百万とかするものもあるようです。そんなものにはとても手が出ませんから、切り落とした枝や実生で育てられた赤ちゃんを求めています。そんな小さな株でも葉の先が鋭くて手がちょっと触れるだけでも危険を感じます。とても家で育てるのは無理。目の悪い我が家の年寄り犬などは突き刺さって失明しかねません。今日は子供の陶芸体験がありましたから、間違って触れないように手が届かないところに移動しました。世のなかには恐ろしい植物がいるものだと感心しております。

2023年7月20日木曜日

夏風邪

 次男の食欲が落ちています。カミさんも鼻水が出てるようですし、ここ数日我が身もだるく、鼻水も。これは夏風邪では。最近は寝苦しくて一晩中エアコンをつけています。冷房ではなく除湿ですがそれでも涼しくてかなり楽です。でも、どうなのでしょう。テレビとかでは危険な暑さ。出来るだけ外出は避けてくださいと言ってますが。救急車の走る音も多い気がします。昼間はできるだけ水分補給には気を付けているのですが、気が付くと、頭がふらふらしたり、ぼーっとなったり。確かに危険な暑さなのでしょう。昨日は湿度計が壊れたと思うようなことが。HIと表示されていました。年寄りはおとなしく寝ていた方が良いのでしょうか。

2023年7月19日水曜日

表現

昨日、高校時代をちょっと振り返ってみましたが、あの頃はほぼ頭の中には美術、特に絵の事でいっぱいでした。まず最初はレンブラントとフェルメール。それから印象派のモネやボナールが好きになりました。研究所へ通い始めてセザンヌ、友人に影響されて70年代を代表する抽象表現主義、ラウシェンバーグの影響を受けるようになりました。そして迷路に迷い込み、より個的な表現の ムンクに夢中になりました。その頃はもう大学から足が遠のき、もっぱら別の表現を求めてカメラを持って街を歩き回ったり、京橋にありましたフィルムセンターに通って古い時代の映画をむさぼり見たりしていました。そのうちに偶然屋久島に来ることになって陶芸という世界に足を踏み入れました。絵を描いたり何かを表現したりする時いつも求めていたものが根源的な素材との関わりでした。そんな志向にぴったりとはまったのが陶芸という仕事だったと思います。土を掘ったり、窯を築いたり薪を伐りに山に入ったりと汗を流して物を造り上げるという作業に夢中になりました。そして気がつくと五十年以上にわたり土と格闘する暮らしが続いています。その間にも絵を描くことは断続的に続いていて、あくまでも 楽しみとしてですが、モディリアーニ、ロスコー、ミロ、モンドリアン、ポロックとその時々で移り変わりながら、今取り組んでいる陶芸の表現に取り込むことが出来ないものかと日々を過ごしております。最近屋久島で出会った師匠が亡くなったと知り、絵を描く喜びを教えてくれた恩師も他界しました。これからどれほど制作を続けられるかわかりませんが、体が動かなくなるまであがき続けてゆきたいと思っております。

2023年7月18日火曜日

美術部

 高校時代の同級生から電話が来て、美術部の恩師が亡くなったと知らせてくれました。創部二年目の全寮制高校で、当時まだ美術同好会という集まりのリーダー的な人からです。彼とは一緒に美術系の予備校に通ったり、同じ美術部で三年間、絵を描いて過ごしました。恩師の先生は日本画家で鳥ばかりを描いてきました。割と早い時期に教え子でやはり、長寿を全うしたという事です。その先生との思い出はたくさんありますが、一度、とある画家の個展に連れて行ってもらいました。その画家は香月泰男という黒と茶の暗い色調で、シベリア抑留時代の記憶を描いており、当時、印象派に惹かれて、絵というものは美しい色と世界を描くものだと思っていた高校生にとっては心に深く刻まれる出あいでした。それから二年間の浪人を経て美大に進みましたが、大学では求めるものと出会うことが出来ず、気がついたら屋久島にたどり着いて、土と格闘する日々を送る生活になりました。人の運命とは不思議なものだと、恩師の訃報を受けて思っております。

2023年7月17日月曜日

生存

 生き残るための闘い。生存競争とは厳しいものです。最近工房の前を散歩しているといろいろのものが車にひかれてつぶれています。最初はカブトムシ、次はムカデ、その後見たのは何だったか、もう忘れてしまいましたが。今朝は、庭の草取りから戻ってきたら、家の裏で激しい羽音、なんだろうと目を凝らすと、蜘蛛の巣に引っかかったスズメバチとジョロウグモがものすごい戦いを繰り広げていました。そのうち、巣から解放されたスズメバチが飛んで逃げてゆきましたが、しばらくクモは動くことが出来なくなっていました。死んでしまったのかとも思いましたがそのうちに少しずつ体を動かして移動を開始しました。そこまで見届けてその場を離れましたが、あれはいったいどちらが勝ったのか。その後、例のごとく虻が汗の臭いに寄せられて旋回をはじめました。しかも今朝は二匹がかりです。着ていた作業着を振り回していたら、いつの間にかどこかに飛び去ってゆきました。

2023年7月16日日曜日

夏空

 夏の青い空が広がりました。朝の庭仕事も陽が差してくると、急に汗で効率が落ちます。おまけに虻が血を吸おうとどこからか飛んできて、周りを旋回します。この前は草刈り機を回していたら、手の指先から血を吸われました。何が嫌と言って虻が大嫌いです。あの緑の目。汗の臭いをどこからか嗅ぎつけると迷わず向かってきます。ブンブンいって飛び回っている間は手で追い払うのですが、奴らは血を吸うときは上手に音を立てずに飛んできて、体に留まります。世のなかに虻ほど嫌な生き物はいません。大嫌いです。

2023年7月15日土曜日

朝の雨

 そろそろ、梅雨も明けて夏の日差しが戻ってきそうな気配です。そうなると今度は熱中症が心配になります。朝のまだ太陽が昇る前の庭仕事が何よりこの時期の楽しみです。雑草を抜いて少しずつ花が顔を出した時の喜びは何物にも代えられません。しかし、今朝は朝から強い雨。黒い雲が空を覆って激しく軽トラの屋根をたたきました。止み間を待って草取りしたら足はドロドロ。おまけに山から引いている水道が止まって水源地で修理。またまた水浸しです。そろそろカラッとした晴れ間が恋しい季節です。

2023年7月14日金曜日

ジャンク

 庭に、錆びたブリキの鉢や大八車や牧場で使うミルクの缶などを置いてアンティックな世界を作ることをジャンクガーデンと呼ぶようです。そんな庭には多肉植物が置かれることが多いみたいです。雰囲気が廃墟っぽいところや、錆びて朽ちてゆくような感じが好きなのでちょっと惹かれます。何よりも半分ゴミみたいなものは身の周りにいくらでもありますから。そこで今朝は家の入口をそんな風にしてみました。そこにはもともと製材所から運んでもらった切落としの朽ちかけた杉が山になっていて、草が生えてまさに荒地そのものになっていました。そこをちょっと草を抜いて、錆びた鉄パイプで囲いを作ったり、焼きそこなったカップなどをぶら下げたりしてみました。以前ご近所からもらったリュウゼツランを置いたり、セダムなどの多肉植物を置いて、ジャンクガーデンっぽくしてみました。ただ都会のジャンクガーデンよりもっとワイルドで見ようによってはただの荒れた廃墟のようでもあり、かなり微妙ではありますが。これから少しずつ、手を加えて庭らしくしたいと思っています。

2023年7月13日木曜日

クラフト

 若いころの話です。ある人から紹介されて瀬戸の工房で一日だけ働いたことがあります。日本を代表するクラフト作家の工房でした。一日働いて、かつ丼一杯ご馳走になって終わりでした。仕事ぶりには問題はなかったと思うのですが鹿児島出身という事が断られた理由でした。鹿児島出身者は血の気が多くて和を乱すという事でクラフト作家への道が途絶えた瞬間でした。アーツアンドクラフツという運動を引っ張ったのはウイリアムモリスという人で、クラフト運動にひかれて工房入りをめざしたのでした。時代を経て最近、アカンサスモリスという植物の苗を手に入れて庭に植えてみました。その植物はあのモリスがクラフトのデザインに好んで用いたとの事です。とげがあってごっつい姿が魅力的な植物です。庭に三株ほど植えたのですが、今朝見にいったところ一株は腐って融けていました。後の二株も瀕死。おそらく駄目でしょう。そんな時、昔の事が頭をよぎりました。どうやら、クラフトとはよくよく縁がないのでしょう。アカンサスモリスを植えた後、毎日大雨が続きました。植物にとってはあまりにも過酷な環境だったようです。人との関わり、植物との相性、こればかりはどうしようもないのでしょうか。

2023年7月12日水曜日

夏の花

 我が家の庭では夏の花が咲いています。毎年苗を植えて、落ち種で増えたアゲラタムの紫、黄色い花はルドベキア、今年は種類を増やしましたからレモンイエローから茶色まで、ノゲイトウも新種が咲き始めています。シックなグレーの落ち着いた花色。落ち種のノゲイトウは茎まで紅色、それと千日紅にサルビア、風に揺れると秋の風情、これからやってくる暑い暑い夏。無事に乗り切ってくれることを願っています。

2023年7月11日火曜日

一晩経てば

昨日は、なんとなくですが憂鬱な日でした。大したことがあったわけではありませんが。朝の庭仕事で、鎌が無くなったとか、夕方テレビをつけたら電波が届かなくなってたとか、そのぐらいの事でした。それが今朝、鎌を見つけたことで一気に気持ちが変わりました。散歩の途中で犬が歩きたがらなくなって、しばらく抱っこして歩いたり、工房でテレビをつけたら普通に映るようになっていたり。夏モードになったようでお客さんが来てくれたりと。何となく前向きが気分になりました。あの庭仕事で有名なターシャが、八十過ぎて言ってた言葉、「今が一番良いとき 」。そんな言葉が一日中頭をよぎっていました。そうさ、歳は取りましたが、[今を楽しまなきゃ」と。


2023年7月10日月曜日

朝ドラ

 今朝は、北の九州地方が大雨で被害が出ていて、朝のドラマは中止になりました。昼に見ればよいかと思ってましたが昼も中止でした。前にも、確か北朝鮮がミサイルを発射して中止がありました。「らんまん」が始まって二度目という事になります。人が亡くなっておりますから致し方ありませんが、梅雨末期にはしばしばこういうことが起こります。ここ南九州では、梅雨明けを思わせるような青空が広がっています。ただ空気がまだ湿っていて嫌な汗が出てきます。この齢だと体がついてゆけません。おまけに午前中、工房の周りの草払いをしてしまいました。後片付けが大変。日に照らされながら汗だくになりました。

2023年7月9日日曜日

ルーティン

 毎日続けることをルーティンというようです。我が身がここ十年あまり続けていることって何だろうかと振り返ると、まず浮かぶのが朝の散歩でしょうか。血圧が異常に高くなってしまい、思い切って柴犬のスズを迎えたのが今から15年近く前でしょうか。生まれてすぐに迎えたあの子も気が付けばおばあさん。土日をのぞいて毎朝歩き続けています。畑や庭も断続的ではありますが、長く続いております。それと、朝のスムージー作りも十数年。この、陶芸屋久島日記も。パソコンが入る前はワープロに手書きのイラストであったり、粘土で毎日作った土日記であったり、手書きの日記帳も20冊以上あります。人間歳をとると、いろいろなことが続くようになるものです。子供のころは何をやっても三日坊主と言われていたのですが。それと陶芸は気が付けば50年を越えてしまいました。朝から晩まで高台がああだ、削りがこうだ、ろくろ目がどうだと、本当に進歩がないところであがいております。

2023年7月8日土曜日

草払い機

今朝は、朝から庭の草を払いました。確か2週間ほど前にも機械で払った気がするのですが。 この雨の季節、草の生え方も尋常ではありません。ただでさえ雨の多い屋久島、しかも梅雨ですから。どこもかしこも草だらけ。なんだか一年中草と格闘している気がします。誰かが言ってました。雑草には勝てませんから、戦いを挑んではダメだと。何とか雑草が生えていても違和感のない庭や畑が作れないものかと、思いつつ何十年かが過ぎてしまいました。

2023年7月7日金曜日

湿度

昨日の我が家の湿度計ではなんと99パーセントだったそうです。壊れてるんじゃないかと思うのですが。だって100パーセントになったら窒息してしまうのではと思います。水中にいるのと一緒でしょうから。それにしてもここまで蒸し暑いとは、記憶がありません。この調子で夏を越せるのでしょうか。昨日、メルカリでロシアンセージという植物が届きました。届いてすぐに荷物を開けて植え替えたのですが、青い葉がぽろぽろ落ちてきます。遠いところからでは無理だと思って、大分からだったのですが。丈夫そうな植物でも耐えることが出来ないのでしょうか。 

2023年7月6日木曜日

里帰り

 今日、来てくれたお客さん。何年か前に体験にきてくれた、島で民宿をやっている方。その時、畑から在来のトケイソウの実をいくつかくれました。実をその秋に蒔いたところ、いくつか芽が出て、その苗が今のハウスで広がっているパッションフルーツです。その話をしたところ、その方のところでは、もう枯れてしまって、今はトケイソウがないとの事。それではと、実と枝を差し上げました。もし上手く芽が出るか根づくかすればまさに里帰りです。こんな風に植物たちも所を変え、時には里帰りしたりと命をつないできたのでしょうか。そのような生命の連鎖の手助けが出来たら幸せだと思います。

2023年7月5日水曜日

釉薬

 今日は釉薬四種類造りました。前に作った釉薬をほんの少しだけ溶けやすくするためです。私はもう少し溶かしたいのですが、息子は反対に考えています、融けすぎだと。この仕事は考え方で真反対の方向を目指します。結果がすべて。だから自分が信じる道を進むしかありません。

2023年7月4日火曜日

ケーキ

 朝からケーキを焼きました。久しぶりにです。今日はかみさんの誕生日。最初はチョコレートケーキが食べたいというので、ガトーショコラを焼こうと思ったのですが途中で変更しました。愛犬のスズが歳を取って、かみさんが何か食べていると、こらえ性がなくなって吠えるのです。そこでほんの少しずつ分けているようですが、チョコレートだけは命取りとか。そこでいつものスポンジでロールケーキを焼いて、クリームにチョコレートを混ぜることにしました。一部はプレーンなホイップクリームを塗って、残りにチョコレートを混ぜました。今回初めてガーナチョコを使ってみました。これまでは、我がお気に入りの別のメーカーのカレド ショコラでした。まだ試食してませんが、どんな味になっているのでしょうか。楽しみです。

2023年7月3日月曜日

病院

 かみさんを連れて病院に行ってきました。検査の予約を取っていたので。結果は、特別悪いところは見つからなかったとの事でした。もうすぐ誕生日。まあ、違和感程度だと思います。お互い、若くはないから、大切にしないと。診察している間に、ホームセンターに行って、庭の植物を遮光するための材料を買ってきました。長雨の後の強烈な日照で植物がやられるのが毎年の事ですから。今朝、今年初めて挑戦したトマトの袋栽培。四株あるうちの一つが枯れてきたというので、地植えにしました。四株すべてを。ミニハウスのところに。何年か前にトマトを育てたところです。ところが先客がおりました。野良ばえのトマトです。確かその場所でトマトを育てた次の年も勝手に育ってきたトマトで食べきれないほどの収穫をしたことがありました。あれから何年たったのでしょうか。毎年、命をつないでいてくれたのですね。それに気が付かなかったという事はいかに放っておいたかという事です。せっせと毎日水をやっていたトマトは枯れ始め、野良は自力でたくましく育っているようです、人間の過保護が弱い植物を作り出し、おそらく根腐れしたのでしょう。大地の力でよみがえってくれることを祈るばかりです。

2023年7月2日日曜日

ポット上げ

 種を蒔いて育てているコリウスがだいぶ大きくなってきました。そこで、セルトレーからポットへと移植しました。ゴリラという大きな葉になる品種のようです。今朝、久しぶりに畑に行くと、いずれも種から育てたサルビアや千日紅、ケイトウなどが花をつけていました。それとこぼれ種で出てきたノゲイトウとで、鮮やかな色どりを見せていました。野菜しか育てたことのない畑がこんなに変わるとは驚きです。家の入口のところにちょっとした空き地があります。一度だけサトイモを育てたことがありましたがどういうわけか枯れてしまいました。その場所は今では雑草地帯になってしまいましたが、何か植えてみようかと考えています。野性的なグラス、いわゆるメドウガーデンにできないか。あれこれと思案を巡らせています。

2023年7月1日土曜日

落雷

 大雨と雷。近づいたなと思ったとき、バチっという音と同時にドカーン。一瞬やられたと思ったのですが、停電もしないし、どこも壊れたらしい様子がありません。良かったと思ったのですが、しばらくして、スマホから音が消えていました。ウェブの音楽を聴いていたはずですが。スマホは壊れてないようですが、なぜか音声だけが出ません。工房の延長コードで充電していたのですが。おそらく地面に接していた延長コードを雷の放電がアース状態になってその途中でなぜかスマホの音声回路を壊していったのでしょうか。これはラッキーだったのか不運だったのか。なんにしてもほぼウェブのお音楽専用スマホは使えなくなったようです。

2023年6月30日金曜日

目標

 毎朝、一日の目標を立てます。ノルマというほど重い物ではなく、「これだけ出来たらよいなあ」ぐらいの軽いものですが、達成できた時はやったあと思いますし。出来なかったときは、ダメだったかとちょっと、がっかりします。今日はすべてクリアー。満足感があります。朝の草取りから、ここまで出来たらというところを取ることが出来ましたし、朝からの土練機作業も、五寸皿の化粧掛けも、そして小皿も50個、挽くことが出来ました。五寸皿は二日がかりでしたので、余計に満足感があります。まあ、大きさも作りも違いますが。でも、むし暑い中、かなり集中したことは間違いありません。はっきり言って、ほとんど目標には届かないことが多いのですが。

2023年6月29日木曜日

五寸皿削り

二日がかりで挽いた、五寸皿を削りました。一日ではむりだろうと思ったのですが、なんとか削り終えることができました。午後にはお客さんが来て手を止めて話をしたり、畑まで行ったりしたので、明日まで掛かることを覚悟したのですが。全て削り終えて、ろくろにセットしてあった削り台を撤去して、後は明日の化粧掛けに備えてケースに収納というところで一枚削り残していることがわかりました。最近、結構こういうことが起きます。注意力が減退しているのでしょう。それでも、頑張ることが出来たことに 、ちょっぴりですが満足しております。

2023年6月28日水曜日

ろくろ体験

久しぶりに体験指導。ろくろです。その前に昨日の続きで五寸皿。少しずつ感じがつかめてきた気がします。仕事は続けることが大切。でも、少量多品種がわが工房の日常ですから。五十個ぐらい造ると飽きてきてしまいます。次に作るのは一か月先かも。これではなかなか上達しないわけです。 

2023年6月27日火曜日

轆轤挽

 今日から器仕事。工房の定番品を作り始めました。毎年夏になると欠品してしまうものたち。5寸皿から。以前は一回り小さい小皿が最も人気があったのですが、最近はそれに代わって直径15センチほどのお皿が良く出るようになりました。ろくろ目を消して、平たくしてちょっと洋風に。50枚は挽けるだろうと思ったのですが、とてもとても。その半分がやっとでした。まあ、昨日突然のお客さんでついつい飲みすぎたのか、休憩時間に入るといつの間にか眠ってしまい、気が付いて目が覚めると一時間。そんな状態では仕事が進むはずはありません。それほど飲んだとは思いませんでしたが、かなり酔っぱらっていたとか。夜中に大きな声を出したり、突然歌を歌いだしたりしたそうですから。

2023年6月26日月曜日

高齢者運転

棚卸に出掛けました。工房から出たところで側溝に脱輪。すぐに脱出できましたが、次は県道に曲がるところで後ろの車輪が 歩道に乗り上げました。なんという最悪な出だし。その後は何事もなく進んだのですが、一時停止の標識があるところで、止まったところ、前の車両が警察のつかまっていました。間一髪というか危機一発というべきか。明日は我が身でした。その後、県道で対向車がパッシングで取り締まりを知らせてくれたので、安全運転で何とか無事帰ってくることが出来ました。つくづく歳をとったなと感じる一日でした。

2023年6月25日日曜日

朝から雨

畑にいたら降ってきたので、朝の草取りはあきらめて、工房で過ごすことにしました。最初はツリーにサインを入れたり離れを片付けたりしていたのですが、小止みになったところで工房の前の庭の草を取りました。ふと思いついて、古いベンチに崖に捨ててあった腐りかかった木の板を置いて、簡単な植物を置く台を作りました。最初は新しい板で造ろうと思ったのですが、草だらけの庭に馴染みません。そこで腐りかかった板を使うことにしました。その上に自作の植木鉢に植えた草花を置いたり、空いたところに昔造って離れの段ボールに入れて積み上げていた少女のオブジェなどを置いてみました。意外と面白かったので、壁掛け用に作った女の子のレリーフも針金で庭木に縛り付けたりして遊んでいました。午前中はツリーの化粧掛け、そのあとはツリーを置く台、前に木っ端を集めて置いたものに色を塗って遊んでいます。雨が静かにまた降り出しています。

2023年6月24日土曜日

釉薬

 上手くいったと思った釉薬ですが、使ってみると欠点が見えてきました。使い方に慣れが必要なようで、まだまだ発展途上な気がします。やはり、使いこなすまで、まだまだ。細かいところに工夫してゆかないと、いけないようです。どんなものでも、簡単なようで、100パーセントのポテンシャルを引き出すためには、コツを覚えないといけないようです。ゆっくりと時間をかけて。

2023年6月23日金曜日

ツリー

今日は轆轤でツリーを造りました。ある、お土産屋さんから頼まれてしまったので。いつもよりも小さめに。楽しかったなあ。もう仕事というより遊びです。もうすぐ夏のシーズンがやってきます。そうなれば当分器づくりに追われます。その前のちょっとした気分転換です。熱い夏が来ます 。負けないように。何とか元気に過ごしたいものです。

2023年6月22日木曜日

青空

 午後から陽が差してきました。なんだか、梅雨明けも近い予感がします。今日は急に体験のキャンセルが入って、ぽっかり時間が空いてしまいました。窯仕事をした後、先日造ったツリーに台をつけました。最初はそのまま焼くつもりでしたが、急に気が変わって、台をつけることに。良くイングリッシュガーデンで見かける烏帽子のようなもののミニチュア版です。最近多肉植物の動画をよく見ているのですが、植物と可愛いオブジェが一緒に飾られたりしています。手のひらに乗るようなミニチュアの世界。いろいろ土で造ったら面白そうだなと思っています。

2023年6月21日水曜日

ジャム

 スモモでジャムを作りました。収穫が多かったので我が家で一番大きな鍋に入りきらず、もう一つ使って煮ました。前に収穫して冷凍してあったレモンも加えて。自分の畑でとれたものだけで作ることが出来ました。今日は夏至とか。昼が一番長い日。まだ夏も来てないのに、不思議な感じです。今日もよく降りました。梅雨末期独特の強い雨。土砂崩れが心配です。久しぶりに畑にシカがあらわれました。スモモを収穫した後でよかった。彼らもこの雨で、山の食べ物が少なくなったのでしょうか。昨日山から引いている水が止まったので水源地に行ったとき、今まで見たこともないような美しいキノコを発見しました。真っ白な茎の上にゴルフボールを大きくしたような丸い形があまりにも見事で、息子を連れてもう一度、見に戻ったほどでした。自然の造形は時として、信じられないような姿を見せてくれます。

2023年6月20日火曜日

スモモ

 朝、スモモを収穫しました。娘の、小学校か中学校の卒業記念の木ですから20年以上は経っていると思います。実が熟す頃にお猿さんがやってきて丸坊主、なんてことが多かったのですが、今年は無事でした。ただここにきて雨が続いてかなりたくさん落果してしまいました。いったん落ちるとアリがやってきて一気にぐじゅぐじゅになってしまいます。先日落ちていたのを食べてみたら甘くてほんとうにおいしかった。毎年、収穫すると砂糖を加えて煮てジャムにして、朝のスムージーに加えています。甘酸っぱさが加わって、味が深くなります。今夜あたりの作業になりそうです。

2023年6月19日月曜日

見繕い

 工房の片隅で、見たこともない花が咲いてました。ホタル袋を大きくしたような花。タグを見るとカンパニュラの仲間と書かれています。そんな花買ったかなあと首をかしげたのですが。ひょっとしてと思い当たることがありました。ある、種苗会社の見繕い苗のセットを買ったことを、割安と出ていたのでつい飛びついてしまいました。確か宿根草のセットとあったような気がします。届いた苗を見てちょっとがっかり。聞いたこともない植物たち。おまけに屋久島のような厳しい環境ではとても生きてゆけないと思ったからです。その一つが花をつけたのでしょうか。可愛い花がうつむいて咲いています。うす紫の。その他にも確かミヤコワスレもあったような気がします。東京の実家の庭にも咲いていました。ただ、暑さに弱かった印象が。あまり日が当たらない畑の隅に植えたのですが。今のところは生き延びているようです。昔と比べると植物たちも品種改良が進んでいるようです。ひょっとしたらこの屋久島でも生き延びてくれる花たちが出てくるかもしれませんね。

2023年6月18日日曜日

切り払い

 雨の中での農道切り払い作業でした。怪我無く無事終わり、良かったと思います。そのあと、ホームセンターの売り出しで、培養土を買ってきました。前回、たくさん買いすぎたと思ったのですが、気がついたら使い切っていました。今日も同じ数買って帰りました。これで秋の種蒔きも楽しめそうです。まだ夏も来てないのに、気の早い話ですが。春に蒔いた植物たち。アゲラタムもサルビアもケイトウもすくすく育っています。今朝は、庭に置くオブジェも焼き上がりました。新しい配合の釉薬もほぼ完成と言えるところまで来ました。いろいろありますが、前を向いて進んでゆきたいと思っています。

2023年6月17日土曜日

パパイヤ

 今朝はパパイヤの周りの草を取りました。ビニールハウスの脇に以前植えたものです。食べた後の種を捨てたところから出てきたものです。去年の台風でかなりやられて枯れてしまったのもありますが、数えてみると11本が生き残っていました。すぐに手入れしてあげればよかったのですがずっとほったらかしにしていました。中には横になったまま何とか生きながらえているものも。周りの木がかぶさって、かなり元気がなくなっているので、ついでに木の枝を切って日が当たるようにしました。根元はサースがはびこっていたので手で引っこ抜きました。これで少しは元気になってほしいと願っています。

2023年6月16日金曜日

メルカリ

最近植物をメルカリで買いました。今まではほとんど、オークションばかりでしたが。メルカリは送料が無料というのが多いようです。植物を育てている人が余ったものを処分しているケースが多いのでしょうか。シダを2種類。屋久島にはシダが多く生えています。しかし、あまりに元気すぎてわざわざ鉢で育てようという気持ちにはなりません。島の植物を紹介する図鑑では固有種だったり、稀少な種類が掲載されています。けれど、写真で見てもなかなか違いが分かりません。気が付かないで切り捨てていた中に、珍しいシダも入っていたのでしょうか。 

2023年6月15日木曜日

ツリー

 木です。オブジェの。そもそものきっかけは大きなクリスマスツリーに添えたもみの木のイメージ。グリーン系の釉薬を重ねてかけて複雑な色を着けます。高さはそれぞれ数センチ。置いておくと、結構連れて帰ってくれます。そこで今日はちょっとだけ時間が空いたのでいくつか作ってみました。最初はツリーでしたが、次第に脱線して、ミニの鉢を置くための台などを作ってしまいました。小さな植物を入れた鉢。セダムでもよいし、その辺の草でも育てて、それを眺めるもよし。植物は様々な表情を見せてくれますから。

2023年6月14日水曜日

農道

 恒例の集落総出の、農道切り払いが次の日曜日の予定です。その前に農道に面した土地を持っている人は各自で、草を払うことになっています。今朝、その作業を行いました。まずは、ビニールハウスの入口のグレーチングの下から。そこは毎年土が溜まって、大雨が降るとあふれるところです。土が溜まるとそこに草が生え、ますます流れにくくなり、上から流れてきた土や木の葉で埋まってしまいます。一人暗いうちからグレーチングを持ち上げて、二時間格闘して何とか掃除を終えました。6時からの犬の散歩の後家族総出。草払い機で工房の前から裏山まで刈ってゆきました。刃を新しいのに付け替えたので、よく切れて道路まではみ出した木の枝もすいすい切れます。調子に乗って切り過ぎると後片付けが大変です。家の裏山の切通しのところが、木が大きくなったためでしょうか。崖にシダが生い茂って、だいぶ感じが良くなりました。それに陽があまりあたらいせいか、草の生え方もおとなしくなった気がします。植物は光合成をして大きくなるという事を改めて勉強しました。いつもならば一気にあと片付けまで終えていたのですが、歳を取って無理は禁物。片づけは明日に持ち越しです。今日は久々、陽が差して汗まみれの作業となりました。

2023年6月13日火曜日

コンパニオンプランツ

 相性の良い植物を一緒に育てることを、コンパニオンプランツというようです。野菜でいうと例えばトマトとバジルとか里芋とショウガの組み合わせ。ビニールハウスの脇で育っているサトイモの隣でショウガも出ています。今年植えたものではありませんが、掘り残したものが大きくなっています。雨の止み間。草を取りました。今年は野良ばえの野菜に期待しています。一か月ほど前に肥料をやったら、サースが芽を出して草だらけ。3時間ほどかけて草取りでした。ショウガは茎に触れると、強い香りでわかります。あのさわやかな香り、心が落ち着きます。バジルも植えていますので、触れるとよい香りがします。和のハーブ、ショウガと、洋のハーブ,バジル。バジルはピザやパスタに、しょうがは醤油に漬けてご飯のお供に、食卓を楽しませてくれています。

2023年6月12日月曜日

釉薬づくり

 今日は5種類の釉薬を作りました。これまで仕入れていた陶芸材料の販売店さんが対応できなくなってしまいました。陶芸の材料は仕入れ先やロットが変わってしまうと、がらりと別物になってしまうことが往々にあります。そんなこともあろうかと、三年前からぼちぼち準備はしていたのですがやはり実験的に少量作るのと沢山の作品に使うのとでは違いが出てしまいます。しかし、ここに来て待ったなし。逃げているわけにはゆきません。新しい材料を工夫して、これまでの作品とあまり変わらない器を焼き上げなくてはならないのです。そこで今日は新しい釉薬を作ったというわけです。今回のは大きなバケツにかなりの量を作りました。これがうまくゆかないと死活問題になってしまいますから緊張しました。以前の継ぎ足し継ぎ足しとはまるで違います。すべてを新しく始めるという事は大変なことだと今更ながらわかりました。

2023年6月11日日曜日

チップ

 お皿などの小さな傷をチップというらしいです。以前ホテルに納めた大皿の修理を依頼されて、数が多いのでそのまま倉庫に置きっぱなしにしていました。その催促が昨日来て、先送りにもできないので、今日修理をしました。大きな傷ではないので思ったよりも時間はかかりませんでしたが、初めての接着剤なので結果が心配になります。うまくゆくとよいのですが。午後から夕方にかけてここ最近は、まったくなかったお客さんが、立て続けに来てくれて、バタバタになってしまいました。結局、ゆっくり過ごす予定が、真逆の一日。この時期にしては、思いがけない忙しさに、驚いています。

2023年6月10日土曜日

植木鉢

 雨が続いて、一昨日挽いたぐい呑みをやっと削ることが出来ました、そのあとにミニの植木鉢を仕上げて、さて今日は、角の鉢でも造ろうかと土を練り始めると、硬めの土でうまくまとまらず、ひびが入ってしまいます、そのひびが面白くあえて塊のまま、小さく切り分けて穴を彫ってオブジェのような鉢にしてみました。この鉢に植物を植えたら面白そうです。今朝雨の中畑に行ったら、野ゲイトウがたくさん出ていました。あの子たちを植えこんでみたいと思います。その他色々な草も。そのわきに置くオブジェも作らないと。

2023年6月9日金曜日

草払い機

日 昨日、久しぶりに家の庭の草を払いました。今年は、例年よりも伸びていない気がします。ただいつもだったら躊躇なく切り払っていた雑草たちを切ることが出来ませんでした。この草はかわいいから鉢で育てようとか、畑に移そうとかついつい気持ちが行ってしまいます。中でも玄関の前に広がっているハツユキカズラはかわいくて、遠慮してしまいます。それとベランダの前にひろがっている名の知れない草、ライムグリーンの草ですが近頃せっせと畑に移植しています。ただの草だと思うのですが、畑で見ると愛おしく感じられます。それと駐車場の前のヒメツルソバとプレクトランサス。植木鉢に入れたらどんな感じだろうかと、ワクワクしてしまいます。今日小さい素焼きの鉢が一つ、焼き上がりました。早速何か、草を育てたいと思っています。

2023年6月8日木曜日

ミニ鉢

 ぐい呑みを挽いた後、ちょっとだけ自家用のミニ鉢を作りました。いろいろ買い集めてきましたが、いつの間にか庭の草に戻ってきました。特別な山野草ではなく、家の周りに自生している普通の雑草を植えてみようと思っています。鉢も本焼きではなく素焼きで。出来るだけ手間と費用をかけず、楽しみたいという気持ちです。よく見まわすと、足元にはかわいい花や草がいろいろ育っています。そんな植物を自分で作った鉢に植えて楽しみたいと思っています。

2023年6月7日水曜日

トゲ

近頃、毎日トゲ抜きをしています。庭の草取りをしていると、棘のある植物が多いことがわかります。第一は野ばら。次はサルトリイバラ。いわゆる山帰来。それと名前のわからないいくつかの植物。もう一つ、穴の開いた手袋をしていることもあると思います。 捨てるのがもったいなくてついついまた使ってしまいます。今日など二か所。二つ目はだいぶ前から痛かったのですが放っておいたところです。薬指の先っぽで針で突っつくと血が出てきてなかなか止まりません、かなり前に刺したらしく周りがかなり黒くなって、硬くなっていました。とげと思わなくてろくろ

2023年6月6日火曜日

イッツ ハードレイン

 雨ですねえ。梅雨ですから。雨が降る中、前の畑では草払いをしています。

牛さんは雨関係なくおなか減るでしょうから。蝉も鳴いてます。

生きられる時間、限られているでしょうから、必死なのでしょう。

遠くで雷鳴が響いています。一度、停電もありました。

お客さんはありませんが、ここにきてせわしない日々を送っています。


2023年6月5日月曜日

ミカワノギク

 朝の庭仕事。草を取っていたらコデマリ木の根元にミカワノギクが咲いていました。濃い紫の小さな花。昔東京の実家の庭に咲いていたミヤコワスレにそっくり。可憐な花で雑草に覆われたとき多分消えてしまったと思ったのですが、どっこいしぶとく生き残っていました。それも株を何気に増やしながら。本当にうれしくて思わず声をあげてしまいました。いったんは消えたと思った花が生き残っているのを見ると胸がきゅんとします。大昔鹿児島の木市で手に入れたものです。ネットで検索しても、なぜかその植物はヒットしません。別の呼び方があるのかといろいろ調べましたが出てきません。ノコンギクが近い気がしますが、画像で見るよりも色がもっと濃く、ノコンギクの花期は秋というのです。今花が咲いているという事は別の植物という事でしょうか。息子に、その話をするとノギクは複雑でなかなか判別が難しいとの事です。確かに家の庭に広がっているシロギクは前からそこで育っていたヨメナらしい植物と交雑して、薄い紫に変わってきています。ノギクや野バラのような自然界の植物は、様々な条件で微妙に変化しながら生きているのでしょうか。

2023年6月4日日曜日

一喜一憂

 畑にいるといろいろ起きます。今朝は使っていた鎌を何気なく手放してどうしても見つからなくなりました。ほぼあきらめたとき、刈った草の山の中から出てきました。思わずやったと叫んでしまいました。畑に行くと、錆びた石油缶の上に置いたあった素焼きの大きな鉢が落ちて割れていました。手作りの鉢で長い間畑の隅に置いていたので苔むしていい感じになっていました。雨で重くなって石油缶がつぶれていました。まさに一喜一憂。まあ、黄金色に輝く満月を見ることが出来たのだから、良かったのですが。今朝も四時間、夜明けの畑を堪能しました。

2023年6月3日土曜日

季節

 今朝、四時ごろ畑にいたら、小さな光が見えました。土曜は、よく朝帰りの人が通るので、それかなと思ったのですが、動きが変です。東に向かってたと思うと急に向きを変えたり高くなったりと。そこで気が付きました。ホタルだと。それにしても大きな光。それもミドリの。しばし眺めているとどうやら木の枝に留まったらしく、明かりが消えてしまいました。昨日は晩に、流し虫(シロアリの巣別れ)が飛んできましたし、今朝は畑の草むらで、でっかいムカデと遭遇。いやあ、自然の濃いところです。屋久島は。それに蝉が朝からにぎやかですし。周りが森ですから。熟したヤマモモが道を染めて、畑のスモモも色づいてきました。

2023年6月2日金曜日

 今日、カップに窯印の印を押していて、誤って手をひっかけて落とし、壊してしまいました。ここまで仕上げてきたのにと、自分の不注意に腹が立って仕方ありませんでした。もう、こんな不注意はしないぞと心に誓った、そのすぐあとに、また同じことを繰り返してしまいました。情けなくて、年を取ったものだと言い訳したのですが、若いころを思い出しました。日雇い仕事をしていた時、あるマンションの建設現場でした。そこに置いてあったベニヤのきれっぱしを片づけるとそこに穴が開いていました。うっかり足を踏み入れて下の階に落ちてしりもち。誰も見てなかったのを幸いと、上の階に戻ってベニヤで穴をふさぎました。しばらく仕事をしているうちにその穴のことをすっかり忘れてしまい、またまた板をどかして穴から落下。つまり、生まれつきの不注意ものだという事です。同じ過ちを繰り返す懲りない性格です。今日のミスもまたやっちまっただけの事。まさに、「バカは死ななきゃなおらない、」という事なわけです。自虐のことばではありますが。

2023年6月1日木曜日

停電

 午後、突然停電になりました。風もそれほどでもないのにと思っていたら、鳥獣被害との事。サルかシカですか。ろくろで削りの真っ最中。ヘッドライトをつけて続行しました。こんな時蹴ろくろでよかったと思います。原始的な方がいざというときどうにかなります。家の緊急用発電機もチェックしておいた方がよさそうです。台風は、南に逸れてくれそう。直撃する事だけは避けてほしかったので。明日から船もすべて欠航しそうな気がします。当分は孤島になってしまいそうです。