徒然に任せて、夕方キーボードに向かい、書き始めてから20年余り。その間に機械は四代目になっています。昔の日記は壊れたコンピューターの中ですが、それほど変わりばえもしない内容ですので、「ダラダラ草」という名前がふさわしいのではと思ったりしております。今年もいろいろあったような何も起こらなかったような、振り返ってみても思い出せることがあまり浮かんできません。制作する器も変わりばえしませんし、ただ思う事は継続することは難しいという事です。自分は変わってないつもりでも、これまで簡単に手に入った材料がある日突然全く途切れたり、手が出ないような価格になったり、販売業社が消えてしまったりと、色々起こるものです。その都度同じクオリティーのものを造るためにどれほどの試行と時間がかかるのか。今年ほど痛感させられたことはありませんでした。おそらくこれから先は、もっともっと思いがけない障害があらわれるものと思われます。大体、陶芸が今後も続けてゆくことが出来るのか。そこから不安になります。何しろCO2排出は陶芸におけるもっとも基本的な作業ですし。窯業というくらいで窯が使えなくなったら成り立たない仕事です。天変地異が起こったり、どこかの国が突然侵略してくることだって考えられますし。そういう意味では先日のオスプレイの墜落はショックな出来事でした。この一見平和に見えるこの島の空や海にも、様々な目的を持った、我々庶民に気づかないような動きが起こっているのでしょう。
どうぞ、新しい年が平穏で安らかな年となりますように。
今年一年、暖かく見守って下さった方々に感謝申し上げます。
皆様にとりまして良いお年となりますよう心より願っております。