2024年5月31日金曜日

仕上げ

 作品の仕上げ作業をしました。釉薬が流れたものが多く、仕上げが大変でした。何度か重ねて掛けたので、厚くなっておそらく流れたのだと思います。今回はかなり冒険したのですが、思った効果は得られませんでした。まあ、ある程度予想はしていたのですが、実物を見るとかなりショックを受けました。まあ。予想はしていたのですが。今日はその作品を削ったり磨ったりしてなんとか修復しました。安全圏を狙っても結果は見えているので、冒険しないと予想を上回る結果は得ることが出来ません。その代り上手くゆかない可能性も高まってしまいます。難しい挑戦ですが、前進あるのみ。トライアンドエラーという事になります。

2024年5月30日木曜日

新店舗

 棚卸に行きました。空港の近くのお土産屋さんに。新しいお店に変わっていました。すぐ近くの場所です。こちらはカフェを併設。まだ工事中の様でした。売り場も少し広くなったようですが、設置スペースは以前よりちょっとですが狭くなった気がします。しかし、建物は落ち着いた木造。木に囲まれて森のような雰囲気。ここにきて屋久島も色々と状況が変わってきました。ホテルが新装したり、工房のすぐ近くにお土産屋さんを造る計画が持ち上がったり。海外資本のラグジュアリーな宿が出来るというニュースも飛び込んできたきました。屋久島空港のジェット化が決まったりして、ますます利便性が向上しそうですが、それに伴って、様々な動きが始まっているようです。そんな変化にどのように対応たものか、ここが思案のしどころといったところでしょうか。

2024年5月29日水曜日

ネガティブ

 昨日から心のありようが後ろ向きになっています。いわゆるネガティブ シンキング。こんなことではいけないと思いながら、ここはしっかり足元を固めて、風をやり過ごそうと思っています。向かい風が吹くときはなおの事、追い風を感じたときでも足元を見つめてしっかり根を下ろし揺るがない生き方を目指そうと思っています。どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。

2024年5月28日火曜日

雨のち晴れ

 昨日からの雷鳴交じりの雨。予報通り午後から青空が顔を見せました。線状降水帯が発生して大雨予想。梅雨入り宣言もまだですが、早や雨続きです。こんな空模様ですと、心もメランコリー。毎年のことながら体調も落ち気味。おまけに歳も重ねて、だんだん体力も減退気味です。今日はなぜかわかりませんがドイツからのお客さんが二組・最近なぜかあの国の人が良く来てくれます。円安でインバウンド、これからも海外からのお客様が多くなるのでしょうか。

2024年5月27日月曜日

釉掛け

 昨日から、壷に釉薬を掛けています。何種類かの色を重ねてかけるのですが、メモ用紙に書いてバリエーションの変化を付けて。焼いてみないと分からないところですが。自分でもちょっと冒険かなと思いつつ、あえてチャレンジしてみました。いつもならば失敗しないように安全圏を狙うのですが、ここはあえてより複雑な仕上がりを目指して。こういうところに、個展といういつもと違う高揚感が湧いてきているのでしょうか。失敗を恐れずに。

2024年5月26日日曜日

梅雨

 雨の季節です。奄美は梅雨入りしましたので。おそらくここも梅雨に入ったのでしょう。昨日今日と何故か海外からのお客さんが来てくれます。英語でのやりとりは難しく気を使います。ここにきて円安がまた進んでますからインバウンドのお客さんが多くなるのでしょうか。心してお相手しないと。今日の方たちはドイツからとか。写真を撮っても良いかと聞かれて渋い顔をすると、フェイスブックはやってないから安心しろと言われました。別にsnsとは関係なくても、写真に撮られるのは昔から苦手でどうもにっこりとはゆかないのです。こればかりは性分ですから致しかたありません。

2024年5月25日土曜日

釉薬

 ある釉薬をかくはん機で混ぜていたら、刃が当たったようで突然にバケツが割れて漏りだしてしまいました。陶芸の釉薬用に売っていたものでそんなに簡単に壊れるとは思いもしませんでした。大慌てで漏っているバケツを別のバケツに突っ込んだのですが時すでに遅し。半分がパー。もったいないやら情けないやら。半べそ状態です。アクシデントはつきものですがなんでこのタイミングと嘆かずにいられませんでした。個展に向けて新しい作品に取り組んでいたところでしたから。まあ、焼いてみないと分からないものですが。明日があるさと希望を持つことにいたしました。

2024年5月23日木曜日

準備

 明日の体験は六人の予定です。久々の大人数。準備に時間がかかりました。常備している轆轤は四台。後の二台は予備を使います。前には最大八人まで受け付けていましたが。コロナ以降は人数を押さえていました。密になるのを押さえるために。そういえば最近はコロナはどうなってしまったのでしょうか。弱毒化という話を聞きますが。ワクチンについてもいろいろなうわさが飛び交っています。どれも確たる証拠はわかっていないようで、陰謀論という言葉も耳にします。何が真実か、おそらく時代が経てばわかることでしょうが、そのころまで健在かどうか。日々、起こることは謎ばかり。いったいどう対処すればよいのやら。まさに五里霧中です。

2024年5月22日水曜日

雨の季節

 奄美地方が梅雨入りしたとか。てことはここも雨の季節です。庭のヤマアジサイも花盛り。甘茶も満開です。一年の早い事。あっという間に今年も半分になります。日々いろいろなことが起きます。何もない年ってないものですね。ここにきて毎日体験が続きます。今日も早くから土練機を回し、それから釉薬づくり。今日は六種類つくりました。それから、体験。あっという間に一日が過ぎてゆきます。忙しいという事はありがたいのですが贅沢を言うともう少しだけ、ゆったりと過ごしたいと思ったりします。

2024年5月21日火曜日

チャンピオン

 今日の体験。二人の女性は元チャンピオン。シュートボクシングと女子プロボクシングの。終わった後に頂いた名刺にはチャンピオンベルトを沢山掲げた写真が。一見すると小柄な普通の方でしたが。そんなに強い方だとは。わからないものですねえ。色々な方との出会い。だから一期一会はおろそかにできません。

2024年5月20日月曜日

月曜日

 一週間のうちで一番疲れるのが、なぜか月曜日です。なぜでしょうか。週末ゆっくりできなかった週は特に。朝は調子よかったのですが、夕方にはげっそり。やることが多かったので。釉薬を作り足したり、素焼きの窯出ししたり、本焼きの準備に追われたりと。暑かったし。これからますます気温が上がって蒸し暑くなります。ばてないように仕事はほどほどに。今日は連休の反省。ますますお先真っ暗な気分。いやいや、明日があるさ明日があると自らを励まして明るくゆきましょう。

2024年5月19日日曜日

仏像

 日曜日です。でも予定がいろいろ。一つずつ片づけてゆきました。その一つが仏像の修正。本焼きした時、窯の中で少しずつ傾いてしまいました。それを修正するために台を付けようと考えました。木で作るか、石膏でやるか。色々思案した結果、一番土との親和性を考えてセメント粘土でやることにしました。その土はお隣、口永良部島で採取した粘土。まだ噴火する前に、あの島から採取したものです。おそらく今では火山灰に埋まって掘ることはできないでしょう。良い感じに乾燥して色もほぼ同じ。それに砂とセメントを加えて程良い硬さに練りました。ところがなんというタイミングでしょう。お客さんが三組重なってしまいました。固まってしまわないか心配しながらお相手しました。めったに来ることがないお客さんが、よりによってこのタイミングで。結果としては全くのやっつけ仕事。何とか胡麻化したのですが、致しかたありません。神様のいたずら。予期せぬ出来事。ザッツ ライフ 。と言うしかないようです。

2024年5月18日土曜日

やはり

 気になっていた素焼きの窯を開けてみました。案の定、七個入れて三個割れていました。まあ、全滅でなくて良かったと考えましょう。今日も朝から青空です。久しぶりに朝から日記を書いています。色々釉薬が減ってきたので今日は作り足したり、昨日から作り始めた小さい壷に挑戦しましょうか。最初はごく小さいのからだんだん大きくして最後のは床に飾れるぐらいの大きさになりました。若い頃は高さが三十センチを超えるような大きな壷も蹴ろくろで挽いたものですが最近ではかなり小さいのもやっとです。それでもいまだに蹴ろくろを蹴れるという事に感謝して今日も励んでゆくつもりです。

2024年5月17日金曜日

中断

 台付の大きな鉢を素焼きしていたら、窯の中でガシャンという大きな音。慌てて窯焚き中断。危険温度ですから割れたことに間違いありません。がっかりです。しかし、嘆いている暇はありません。今日から小さい壷に挑んでいます。もう過ぎたことは忘れましょう。窯が覚めたらどうなっているか分かります。大昔、穴窯を焚いている最中に突然大風が吹いて窯の中の大きな壷がほぼ割れたことがありました。陶芸にアクシデントはつきもの。負けるわけにはゆきません。

2024年5月16日木曜日

青空

 今日も広がっています。青い空。風が強く、最高の乾かし日和。そこで風と陽に当てるために外に出しました。大きは鉢を。しかし早く乾かしすぎていくつかがひび。良い事ばかりではありません。何事も両刃の剣。でもこの時期にこの風はありがたい。昔は例年六月に個展を開いていました。そこで乾きが遅くて苦労しました。家の中でストーブを焚いて扇風機を回したりと。色々なことが思い出されます。長くこの仕事をしていると色々ありました。そんな時は臨機応変に。何とかこの歳まで続けてこれたことに感謝。

2024年5月15日水曜日

削り

 昨日挽いた鉢を削りました。50個。一回ではきれいに削れませんから二度に分けました。最初は粗削り。二度目は仕上げ。まるで大工さんに鉋掛けのようです。仕上げの削りを終えて化粧掛けまで終えました。天気も良くて、青空が広がりました。まさに海路の日和。五月晴れ。作業が進むと気持ちまで晴れやかになります。

2024年5月14日火曜日

台付輪花鉢

 大きな台付の鉢を何とか造り終えました。次は輪花の小鉢。高い台を付けた。工房では色々なタイプを作ってきましたが今回はシンプルな造りで。トンボを探して午後から50個。予定の倍が出来ました。削りが大変そう。明日頑張らなくちゃ。

2024年5月13日月曜日

定期検診

 今日は病院に行ってきました。採血が上手くゆかず三回も針を刺しなおし。血管が浮いてなかったようです。細いためにいつもご迷惑をかけております。さて検診の結果はというと肝臓以外はすべて異常なし。ただγGPTの値を除いて。最近お酒が多いですかと聞かれて、実はストロングチューハイを吞んでますというと、あれはダメ。若い人が安く酔っぱらうためのもので、国は規制の方向で動いているとの事。酔っぱらったあとつい勢いがついて、ウィスキーを生で飲んでしまうと言ったらあきれられてしまいました。帰り道で大いに反省、これからは節制するぞと心に誓いました。

2024年5月12日日曜日

 大鉢に台を付けました。今回は付け高台。もう少し低いのをイメージしてましたが高めの台になってしまい。コンポートという感じです。昔造ったものが気が付くと一個もなくなってしまいました。あまり売れている印象はないのですがぽつぽつ出たようです。今回のは割としっかりしたつくり。青い釉薬で仕上げようと思っております。果物を乗せてもサラダボウルでも。花を飾っても良いかな。割と洋風な器になりそう。最近外国からのお客さんが多いですし。

2024年5月11日土曜日

大鉢

 午後から造りました。大鉢です、しかも蹴ろくろ。近頃は大きめのものは電動を使いますが今回は蹴ろくろ。歳ですから挽けないかなと思ってのですが何とかやり遂げました。ちょっとだけ自信。まだまだいけるぞという。今回は高台は付け高台で。明日はもうひと頑張り。その前に土練機を回さねば。個展まであとひと月ほど。まだまだ気を抜けません。

2024年5月10日金曜日

ろくろ

 何とか角のお皿を作り終えました。そこで、ろくろ作業に復帰。午後からお茶碗を作りました。最初は調子が出ずなかなかはかどりませんでしたが、だんだんスピードが上がっていつもの感じが戻ってきました。これからしばらくはろくろに向かいたいと思っております。

2024年5月9日木曜日

小物

 通常の器。小さな、普段使いの。気がついたらどれも在庫がありません。明日からせっせと造ろうと思います。そんなにたくさん売れているとは思えませんが、無いものはない。まあ、がんばるしかありません。角のお皿は今日で終わりにします。

2024年5月8日水曜日

マーブル

 黒化粧を掛けてその上から白化粧のスリップをたらしマーブル模様を入れました。お皿四十枚に。朝から下準備をして一日仕事。かなり楽しみました。最初はもう少しきちっとしたスリップウェアにするつもりでしたが、途中からもっと遊んでやろうと予定変更。いろいろな模様が出来ました。後は剝れずにいてくれることを祈るのみ。成形するとき割れないように。この先幾つものハードルが待っています。これが終わったら大皿でも造ってみますか。

2024年5月7日火曜日

方向転換

 スリップウェアで器を作り始めたのですが、急に気が変わって少し違う方向の仕事に変更することにしました。そういう事はよくあるのですが、新しいアイデアが浮かんだり、前の仕事が面白くなって、それから離れられなくなったりすることもあります。今回は、よりオリジナルな表現にしたい、現在行っている仕事のバリエーションに組み込みたいなと思ったところです。それはお客さんに寄せるという方向よりもより自分らしさを強く出したいという方向転換でもあります。それも個展を開くという自己表現への挑戦なのかもしれません。

2024年5月6日月曜日

最終日

 ずっと、暇だった連休ですが、おかしなものですねえ。最後の最後に忙しくなりました。盛況というか、なんというか。終わり良ければ総て良しという感じです。雨でしたが。良い天気には山と海。雨が降ったら内向きなところ。流れというのはわからないものです。あすから、またせっせと制作に励もうと思っております。

2024年5月5日日曜日

連休

 いよいよ明日までです。連休も。明日は最終日、移動日ですから実質は今日まで。今年は、お客さんもそれほど多くはなくどちらかというと静かでした。それでも何組かは良い出会いもありました。面白いのが生まれた町の近くからのお客さんが二組。東京からでした。中学生のころその町を離れてしまったので、おそらく様変わりしているものと思われます。今から六十年近く前ですから。ただ、偶然あの街を歩いている動画を見て、思いをはせていたところにそこに暮らしている人が来てくれたのは、偶然とはいえ不思議だと感じました。だってあの街にあった神社があるアニメで使われ聖地として現在も訪れる人が沢山いるなんて思いもよりませんでしたから。

2024年5月4日土曜日

スリップウェア

 久々にスリップウェアをやることにしました。生地との相性とか流したスリップの絵柄とか難しい事もたくさんありますが、挑戦しないと結果も出ません。一緒に刷毛目と粉引もやっています。陶芸の伝統的な技法。ただ、古い技法を踏襲するだけでなく新しいものを加えて現代の生活に潤いを与える仕事。簡単なようでなかなか困難な作業だと思いますが。

2024年5月3日金曜日

化粧掛け

 昨日はあれほど仕事が進んだのですが、打って変わって停滞気味。化粧掛けで終わってしまいました。まあ、こんな日もあります。ところで青天の霹靂。個展を開くことになりました。前に別のギャラリーから話が合ったのですが、そちらは頓挫。当分は個展はやらないつもりでしたが昨日突然電話が入って今日には決定。六月の二十一日から、場所は奈良県です。詳しい話はこれからぼちぼちお知らせするつもりですが、とりあえずはご報告まで。やるからにはそれなりの作品を出したいと、短い準備期間ですが一生懸命に進めたいと思っております。

2024年5月2日木曜日

削り

 削りまくりました。昨日は挽きまくったので。一昨日は調子が出ず、苦しんでましたが。まるでヤクルトの村上の様。開幕からなかなかホームランで出ませんでしたがここに来て量産。楽しくてなりません。こう言うときに造った器は必ず伝わると思います。楽しさが。苦しんでいるときは丁寧に、そして心を込めて。勢いがついたら一気に進みます。ラグビーの試合でモールで相手ゴールに突っ走るように。臨機応変です。一応器づくりのプロですから。

2024年5月1日水曜日

風薫る

 今日から五月ですねえ。朝から大雨でしたが。家の前でけたたましい鳴き声がして、息子が様子を見ると野良ネコが倒れていました。様子が変。時折雨が降りつけています。カミさんがかわいそうと傘を広げて雨を遮ってあげていました。息子は獣医さんに連れてゆこうかと考えていたようです。しかし飼い猫でもないし、犬もいるので家に入れてあげることが出来ません。昼に戻るとかわいそうにこと切れていました。家の裏山に穴を掘って葬ってあげました。成仏するんだよと声をかけて。あの姿を見ると、明日は我が身と思わざるを得ません。生者必滅という言葉が思い浮かびます。生きとし生けるもの、全ての命に限りがあります。だからこそ与えられた命、精いっぱい生きなければと思うのです。