昨日の夕方、戸締りをしようと工房の入口まで行くと、何やら足元にある。顔を近づけてよく見ると、急に動いて頭をもたげてこちらにとびかかってきそうな気配。体が太く頭が三角にとがっている。マムシだと思って、周りを見回しました。工房に取って返して何か得物を捜して金属製の長いものを手に、取って返すと、どこかへ逃げたか、姿が見えません。マムシがこんなところにいるなんて。まさに思いがけないことに、心臓がどきどき。工房を建ててより、初の出来事。最近ほとんど見ることのなくなったマムシ。まさかの出来事にどう対処してよいか。戸惑っております。二度と出てこないことを祈ると同時に、もしまた現れたらと思うと対処を考えねばとも思ったり。なんにせよ、思いがけないことが起きるものです。
陶芸屋久島日記
2025年5月16日金曜日
2025年5月15日木曜日
風薫る
夏のような暑さです。大きな壷を外で乾かし、風に当てました。少し重いかなと思っていたので乾燥させるのに時間を掛けました。大きな壷は焼くときも、いつもよりたっぷり時間を掛けないと破損するリスクが高くなります。今回のは縄文土器の雰囲気を出すためにほとんど削ったりせず、造った時のまま、表面に条線模様を施し、釉薬を掛けずに本焼する予定です。土器そのものだと水が漏れたり脆かったりするために、内側にだけ釉薬を掛けて土を焼いたという雰囲気を残す予定です。今年は個展の予定もありませんがどこかで発表できればと思っております。
2025年5月14日水曜日
血圧
三か月前に病院で渡された血圧手帳。毎日つけ続けることはできませんでしたが結構マメに計って記録し続けました。昨日は手帳を渡されませんでしたが、ちょっと残念な気持ちになりました。そこで自らコピー機を使って血圧手帳もどきを作りました。これから、三か月後、病院に行くまで続くかどうか、わかりませんがとりあえずは記録できるだけはやり続けたいと思っています。
2025年5月13日火曜日
病院
定期検診に行きました。三か月に一度の。前回はかなりショックな結果でした。体重増加、血圧上昇、など。結果今日は採血と尿検査、心電図、それに胸部レントゲンと色々。結果は問題なし。いやあ、緊張しました。先生とは陶芸談議に花を咲かせました。お酒をやめたのが功を奏したのでしょうか。血圧が落ち着いてきたのが不思議な様子。お酒は適度に飲むと血管を広げて血圧は下がるとのこと。適度を越えてたのかもと話したところ、納得してくれました。というか、お酒で酔っぱらう事はストレスの解消としては良いのでしょうが、本来アルトアルデヒドがあまり備わってない体にとっては、肝臓をはじめとして臓器が悲鳴を上げていたような、そんな気がしております。突然、やめた飲酒。結果、それほど体が求めていないという事は、それが、むしろ自然な状態と思っても良さそうです。今は、アルコールよりも制作に求める気持ちがむしろ強い気がします。残り少ない人生、慌てず焦らず諦めずで過ごしてゆきたいものです。
2025年5月12日月曜日
改造
釉薬の改造中です。息子が。青い釉薬を一から作り直して。昔、かなり良いところまで行ってたのですが、再挑戦しています。今回もいい線行ってると思うのですが、本人曰く。まだまだとか。確かに七十点ぐらいは上げても良いと思うのですが。九十五点ぐらいにならないと、満足できないようです。似なくても良いところばかり、似てしまうのだから。血は争えません。
2025年5月11日日曜日
ハウス キーピング デイ
今日は、工房を片付けたり、掃除をしてすごしました。雑巾を洗って体験で使ったエプロンも洗濯。朝のうち陽が差していたのですが午後からは下り坂。夕方、昨日工房にきてくれたドイツからのカップルが花を活けていた花瓶を気に入ってくれました。昨日から気になっていたようです。海外にも決断に時間がかかる人がいるようです。
2025年5月10日土曜日
釉薬
青の器の釉薬を少しずつ改造しています。一気に変化させるのではなくほんのちょっとずつ。たとえば昔のおばあちゃんが作ってくれたぬか漬け。おそらく塩の量を変えたり入れる野菜の下ごしらえを工夫したり。試行錯誤ってそういう風に、微妙に目に見えないところであれこれとやっていたのではないかと思うのです。毎日の事だから、おそらく誰にもわからないところで。それが長い間にこなれておばあちゃんの味が出来上がるというような。そんな秘伝の釉薬がいつか出来上がったらいいなあと思うのです。