2024年4月27日土曜日

ゴールデンウィーク

 今日が初日の様ですねえ。最長十日だとか。お客さんを迎える側のわが工房は、いたって平穏です。平日よりもひっそりと静まり返っております。この調子で十日が過ぎるのでしょうか。まあ、世の中は明日の事すら読めないものですし。だって、今年に元旦にまさかあのような地震が起きたり、航空機の事故だったり、まさに一寸先は闇です。だから、いつ何があっても慌てないように、備えあれば患いなしという言葉通り、淡々と日々を送ってゆきたいものです。

2024年4月26日金曜日

野バラ

 ピンクの野ばらが次々と咲きだしました。不思議なのが一株ごとに少しずつ違っていることです。小ぶりなの。薄いピンク色の。咲き始める日も微妙にずれます。最初の一本から実生で増えたものばかりです。だから、交配するミツバチさんの種類だったりどの株との交配かだったりと変わるのでしょうか。自然のいたずらで二つと同じのがいないようです。人間だって親子であったり兄弟であったりでも全く同じ顔の人はいませんから。クローンならば同じになるのでしょうが。そして挿し木で増やすと同じ花が咲くのでしょうが。

2024年4月25日木曜日

棚卸

 今日は出かけました。二件のお土産屋さんに、棚卸です。一件目はほとんど売れてませんでした。ちょっと前に納品したばかりなので。棚がガラガラなので納品してほしいという連絡が入ったのです。連休前なのでお客さんも少ないのかなと思いました。ところがもう一軒では逆に棚がスカスカ。不思議です、前の棚卸ではほとんど売れてなかったお店がまるで逆です。これで思いついたのはは縁という言葉。縁は異なもの味なものといいますが、出会いとは面白いと思います。最近工房ではなぜかお面が人気です。何年も埃をかぶていたお面がここにきて急に人目を惹くようになりました。流れが変わったというのか、どういうわけであのお面を欲しがる人が増えたのか。正直全く分かりません。ただ一つ言えることは自分が楽しんで作るという事。作者の思いがいつか誰かに伝わるのだという事なのでしょう。

2024年4月24日水曜日

マンズー

 ジャコモ マンズーという彫刻家がおりました。大好きな方で、イタリア人。まだ若い頃、美大の入学式で、彫刻科の主任教授だった佐藤忠良という方がおられました。面白い人で入学式での言葉が印象的でした。「ヤギが子供を産んだので可愛がってください」。それだけでした。私が入った絵画科は抽象絵画に少し寄っていましたが、彫刻科はがりがりの具象彫刻。それを引っ張っていたのが佐藤さんでした。その佐藤さんが影響を受けただろう作家がマンズーだと思います。最近古い作品集を取り出してよく見ているのですが、デッサンはあまり上手ではないと思います。しかし、どこか強く惹かれるところがあって、何かなあと思っていたのですが、一つ気が付いたことがあります。それは忠良さんにも通じると思うのですが下手ゆえのひたむきさ。必死に食らいつこうという姿勢ではないかと思うのです。それとディティールへの追及。細部に神は宿るという言葉がありますがお二人に共通する目。それは皮膚感覚のようなしつこさにあるように思えてなりません。

2024年4月23日火曜日

雨の季節

 今日の予報。一日中雨。しかし、それほどの大雨にもなりませんでした。屋久島の天気は所によって変化が激しいので他の地域ではどんな感じか分かりませんが。それでも雨が続いて草がどんどん伸びています。庭仕事からずっと離れて、我が庭の荒れ方を横眼で眺めるのみ。ただ野バラは今年は花が沢山。ずいぶん思い切って剪定したので。それにすべての株を誘引したり、手作りのオブジェを置いたりと少しは庭らしくなったと思ったのですが。それも草に覆われてただの荒れ庭に戻ってしまいました。今は本職に励まなければとじっと我慢の子です。おかげさまで作品の方は着々とそろい始めております。

2024年4月22日月曜日

白紙

 今日から新しい週が始まりました。けれど、相変わらず仕事に追われています。連休が近づいているのに作品がありません。せっせと造っているつもりですが、なぜか追いつけません。先日ここでお知らせいたしました、個展は白紙に戻りました。それに向けて色々新作にも手を付けていたのですが。物事というものは進むときには風に乗って進むものです。今回の流れはどうやら違っていたようです。しかし仕事は相変わらず忙しく、いくつかのホテルからあれこれと話が持ち上がっています。何が、本当の流れになるかは分かりませんが、見極めて風をつかみたいと思っています。

2024年4月21日日曜日

困難

 作業には困難はつきものですが、先週は多すぎました。あげたら限がないほどです。だからやめます。良い話をすこし、庭にコバノズイナが咲いています。ずいぶん増えました。ひこばえで増えて今は二十本ほど。それが一斉に花を着けてくれました。工房にはヒメヒオウギ。こちらも増えに増えて数えきれません。クレマチスはそろそろ咲き終わりそう。これからの季節庭の花が次から次へと咲いてくれます。水道が止まって水源地へ上がりましたが一緒に行った息子にヒルが張り付いて大騒ぎ。工房の裏にはスズメバチが二つの巣を作っていました。軽トラに、虻が飛び込んで来たり、蚊が血を吸うために襲い掛かって来たり。花も咲きますが様々な虫たちも襲い掛かってきます。これから自然との生存競争が始まります。