2019年9月30日月曜日

朝の散歩

カミさんが、東がきれいよと空を見上げました。光が射し始めます。
だんだんと明るさが増してきました。
赤く染まってゆきます。

すっかりあけた空にはワタのような雲が、ふわふわと浮かんでいます。

今日から、絵付けは、しばらくお休みです。ろくろに向かったり、タタラでお皿を作りました。ホテルからきた仕事です。料理が映えるように、シンプルで主張しすぎない、そんな器ができることを願っています。



2019年9月29日日曜日

酒はしづかに

毎年、秋口に必ずやってくるカップルがいます。奥さんがろくろ、旦那さんが手びねりときまっていて、まず、今回のテーマはというところから始まります。今回は、奥さんが和風スープカップとか。そもそも、和風スープカップという意味が難しく、尋ねますと、けんちん汁とか具沢山味噌汁と言ったイメージとわかりました。大きめの平たいお椀のようなものを目指すことにしました。旦那さんの方は、紐作りで、酒を注ぐ器を作りたいとのこと。縄文土器のようなイメージでと。今回もかなり難しい注文でしたが、奮闘の結果です。
余った土で、ぐい呑までできました。手前のが奥さんが挽いた和風スープカップです。合わせて、3つできました。色は、土っぽい色を希望。焼き上がるのは、もう少し秋も深まってになるでしょうか。お話を伺うと、完全な和食党。そして、お二人の出会いも、日本酒が好きということが、話のきっかけだということでした。この酒器でどんな会話が生まれるのでしょうか。牧水の歌を思い出しました。
「白玉の 葉にしみとほる秋の夜の 酒はしづかにのむべかりけり」

2019年9月28日土曜日

空模様

朝の暗いうちは、星が瞬いていました。朝食後からは、雨模様。
昼休みには、また抜けるような空に。しかし、長続きしません。雲がだんだん広がって来ました。こういうのを、「なんとかごころと秋の空」と、いうのでしょうか。なんとかのところにはそれぞれ思い当たる言葉が違うと思いますが。と、突然、ある歌が浮かんで来ました。「あなただけはと、信じつつ、恋に溺れってしまったの。心変わりが切なくて、募る想いのむせび泣き」バーブ佐竹の歌だったでしょうか。やっぱり、変わりやすいのは男心でしょうか。

2019年9月27日金曜日

秋のスムージー


今朝、工房の前にモンステラの実が落ちていました。風が強くて、落ちたようです。

熟すと甘く、香りも濃厚です。スムージーに入れたいと思います。

今朝のスムージーは超豪華でした。昨日、青果店で秋の果物を買って来たからです。いつも入れている、りんごバナナ、タンカンの絞り汁、畑のエンツァイに加えて、なし、ぶどう、柿と盛りだくさん。それに、庭からもぎたてのグァバまで。豊かな甘みでゴクゴク飲み干してしまいました。なんと贅沢な事でしょう。現在、ハウスにはパパイヤが沢山の実をつけています。それに来年にはバナナとドラゴンフルーツも成りそうです。まさに南国のフルーツの恵みです。
 南の海上でで、台風が発生した模様です。去年も秋の台風には痛い目にあいました。秋の恵みは台風災害という危険もはらんで、一筋縄ではゆかないようです。

2019年9月26日木曜日

棚卸し

朝から出かけました。棚卸しと、病院と納品です。病院は次男の薬をもらいに。棚卸しはちょっと複雑です。何しろ10月から、税率が上がりますから。ショップの方に尋ねると、戸惑っているのがわかります。しばらくは混乱が起きそうです。
天気予報は下り坂でしたが、青空が広がっています。
山には雲がかかっていません。今日、体験に来てくれた、お客さんは、昨日、モッチョム岳に登っとそうです。写真に写っている、右端の尖った山です。足が痛いと、苦しそうでした。
昼は例の通り、港で弁当を食べました。体験の予約が入っていたので、三時までに戻れるよう、そそくさと済ませました。最後にホテルで棚卸しをしましたが、全ての値札を付け替える事になりました。時間を気にしながら、進めましたが、やはり、ちょっと、体験時間に遅れてしまいました。ずいぶん、せわしない1日になってしまいました。

2019年9月25日水曜日

薬草

庭にゲンノショウコの花が咲いていました。ゲンノショウコは子供の頃、母が、あなたはすぐお腹を壊すからと、よく煎じて飲まされました。屋久島に来て、初めて、花を知りました。1センチほどの可憐な花を見て大好きになりました。

どくだみです。隣のおばさんのところから、一株もらって来て植えたら、庭のあっちこっちに広がりました。別名を十薬といって、その名の由来は万病に効くからということのようです。

葛の花です。ようやく咲き始めました。今年は、ちょっと遅い気がします。根っこは、あの有名な葛根湯の材料になるようです。風邪を引いた時の熱ざましに欠かせないうちも多いのではないでしょうか。

屋久島は薬島といってもおかしくないほど、薬草に事欠きません。ガジュツは島の特産で、肝臓に良いとされています。今、畑で元気に育っているバジルは、インドではトゥルーシーといって、不老長寿の薬草として、王様の庭に植えられたそうです。最近は、お茶にして、屋久島の特産にしようと、若い人たちが育てています。

どの花も、びっくりするほど、可憐なものばかりで、一輪挿しに生けると、心が休まります。

2019年9月24日火曜日

コンパニオンプランツ

野菜栽培の本を読むと、コンパニオンプランツと言って、相性の良い野菜を一緒に植えることで、お互いがより元気に育つ組み合わせが出ています。例えば、里芋と生姜、我が畑でも、これまで、ほとんど育たなかった生姜が、里芋の足元に植えたところ、葉が青々と元気に育っている。長い間の経験から、見つけ出された組み合わせは、確かだとわかります。こちらは、少し意味は違うと思いますが、昔から、島ではサツマイモをいろいろな種類を取り混ぜて育ててきました。それは、ある品種が病気などで、うまく育たないときでも、他の品種がそれをカバーするという、古くからの知恵だと思います。ふかし芋にしたとき、割ってみて初めて、人参芋だとか、紫芋だなどと分かるわけで、ちょっと、ワクワクします。ただ、販売用としては無理だとは思いますが。昔から、代用主食としてなくてはならないものだったということでしょうか。我が畑でも、今年3年目のシルクスイートが調子が良くありません。一方、2年目のハロウィンスイートの方は元気なようです。昔の人の知恵に今更ながら、感心させられます。

話は変わりますが、我が家の畑はあまり耕さずに野菜を育てています。今育っている脇に次の野菜の種をまいたり、苗を植えます。だから、普通に見かける畑のようは、畝ごとに種類が揃うということはあまりありません。時々、前の年に育てた、野菜の種が勝手に出てくることもあります。中には相性が悪くて、枯れてしまうものもありますが、案外元気に育ってくれます。いってみれば、自然淘汰型コンパニオンプランツといっても良いかもしれません。ただ、ちょっと見たところは、何が育っているのか、わからない混沌とした畑に見えますが。



2019年9月23日月曜日

台風一過

お彼岸の朝です。ゆく夏を惜しむように蝉しぐれが降り注ぎます。まだ薄暗いというのに。名残の雲が山にかかっています。
台風一過の秋晴れとはならないようで、朝から霧雨が降っていました。しかし、昼に向かって、だんだん青空が広がってきました。暑さ寒さも彼岸までとは言いますが、確かに、昨日までのむわっとする暑さではなく、爽やかな風が心地よく感じられます。午後、フランスからのカップルが立ち寄ってくれました。秋の空気を吸って、気持ち良さそうにゆっくり楽しんでいるように見えました。オブジェを手にして、嬉しそうに笑い合っていました。なんだか、こちらまで、ほっこりしてしまいました。良い旅をと、多分伝わらない、英語で送り出していました。

2019年9月22日日曜日

W杯

W杯ラグビーが始まりました。日本チームの出だしも好調のようです。昨日は、南アフリカとニュージーランドの試合をテレビ観戦しました。大男同士の肉弾戦は迫力があり、スピード感とともに、目が離せなくなります。
昔、高校時代に、体育の授業で、ラグビーばかりやる先生がいました。彼は前の学校でラグビー日本一に導いたという噂で、新任の学校もラグビー高にしようと目論んだようでした、残念ながら、そうはならなかったわけですが、生徒にはラグビーをプレイする楽しさを叩き込んでくれました。あの頃、テレビドラマで、高校ラグビーを描いた、「青春とはなんだ」というのが人気で、夏木陽介が熱血先生を演じ、なんと原作はあの、石原慎太郎でした。点を取れない弱小チームが最後の試合で、力を合わせてワントライをもぎ取るというようなストーリーだったと思います。主題歌の最後は、「エイコラゴーゴーやっつけろ、エイコラゴーゴーキズだらけ、泥んこ修行は誰のため、買って帰らにゃ男じゃない!」というものだったと思います。調べてみたら、なんと、作詞は岩谷時子で歌っていたのは布施明だったそうです。テレビを見ながら、昔を振り返ってしまうのも、年をとったゆえのことでしょうか。

2019年9月21日土曜日

グァバ

台風17号が北上しています。大きな勢力で昨日から、屋久島は雨風強まっています。
雨の止み間を見計らって、庭のグァバを収穫してきました。こちらでは、なぜかバンジロウと呼ばれています。20年も前に植えたのが、大きく育っています。先日、草ぼうぼうの庭で、色づいているのを見つけました。これまでは、実が小さいので、熟して落ちるのを放っていたのですが、スムージーに入れたらどうだろうかと、試しに収穫してみました。ところがこれが、思った以上に、とろりとして、甘酸っぱくて美味しいのです。そこで、ここのところ、朝その日に使うぶんを収穫することにしました。一つ難点は、タネが硬く、我が家のミキサーだと、時々硬い粒が舌に触ることです。それさえ、我慢すれば、いかにもトロピカルフルーツという香りです。台風は。明日が最接近しそうです。ハウスが持つかどうか、ハラハラします。

2019年9月19日木曜日

秋の気配

朝夕だいぶ涼しくなりました。日も短くなっています。散歩の途中でクズが蕾をつけているのを見つけました。今年の夏は長いと思ってましたが、確実に秋の気配が漂ってきました。街に買い物に出ました。スイカやメロンの棚には、ぶどう、梨が並んでいます。野菜の種も、気がついたら、大根やカブに変わっています。欲しかった、トマトはありませんでした。季節が終わって、撤去されたようです。野菜売り場には、今年のサツマイモが出ていました、まだ小ぶりです。なんだか、急にきのこご飯が食べたくなりました。
帰りの車を走らせていると、雨がフロントグラスを濡らします。すれ違う車の数もだいぶ少なくなってきた気がします。

2019年9月18日水曜日

ヴァナキュラー

ヴァナキュラーという言葉があります。主に建築に使われる言葉で、身近にある材料や道具で家を建てるというような意味だと思います。要するに。昔から営まれていた、山から木を切り出し、近所の人と力を合わせて、家や小屋を立てた、そういう暮らしを表している言葉のようです。そのヴァナキュラーを農業にも生かそういう生き方を目指す人がいます。身近な竹や藁、、裏山の腐葉土や家畜の排泄物、そんな昔ながらの農業を目指そうというのもだと思います。50年前に屋久島に来た頃、この辺りでも、日々、必要なものを必要なだけ、工夫して、育てる、そんな当たり前の暮らしが営まれていました。家の前のお茶を摘んだり、バナナや果樹を何本かずつ育て、必要な野菜が、すぐに収穫できるような暮らし。今でいうところの循環型農業であったりエコロジーだったり、有機農業と言うような、意識の高い人が目指すような農業のあり方と似ています。そんなことがあの頃は当たり前のように、行われていたのです。ごく自然に。
夏の水分補給に使ったペットボトルの底を切って、畑に種を蒔いたところにかぶせました。虫から守るためと、耕さない畑に、混植した時、間違えることがなくなると思ったからです。よく、せっかく芽が出たのに、雑草と間違えて、抜いてしまうことが多かったのです。
そのペットボトルの中で大根が発芽しました。とりあえず、今の所は順調のようです。これからどんな成長をするでしょうか。こんな、廃物利用も現代のヴァナキュラーとは言えないでしょうか。

2019年9月17日火曜日

ハズキルーペ

ハズキルーペです。今日はこれをつけて仕事しました。朝からの絵付け作業が目の調子が悪く、うまくゆきません。狙ったところに筆が入らず、線も思ったラインが引けません。これでは、仕事にならないと、頭を抱えてしまいました。そうだ、あれを使ってみようと閃きました。今年の初めに、アクセサリー作りの時、手に入れました。細かい作業に役立つと思ったのです。ところが、どうも合わないみたいで、使うことは諦めて、埃をかぶっていました。溺れるものは藁をも掴むではありませんが、もう一度試してみようと思いました。以前は裸眼にかけたのですが、今日は細工仕事用のメガネの上にかけてみました。すると、見えるではありませんか。筆先が大きくはっきりと。よく見えるので、仕事がはかどります。ところが良いことばかりではありません。目が疲れるのです。やはり、どこか無理をしているようです。半日使うのが精一杯のようです。午後からは通常のメガネに戻しました。それでも、ここだという時使えば良いのだと思っただけで、気が楽になりました。窮すれば通ずとは言いますが、なんとかなるものだなと思いました。

2019年9月16日月曜日

野葡萄

工房の入り口の野葡萄が色づいてきた。青い色なのだが、微妙な変化があって、見ているとワクワクしてくる。エメラルドグリーンからパープルまで、一粒ずつ同じ色がない。以前、野葡萄は虫が入りやすく、入った虫の違いが、色の変化を与えていると聞いたことがある。本当かどうか、わからないけど、ロマンのある話だなと思った。植物と動物が力を合わせて色を生み出しているなんて。確かに自然の中には、昆虫の力を利用して、受粉したり、そのために味や香りで呼び寄せることも知られている。花の色も、鳥や昆虫を呼び寄せて、タネを遠くへ運んだりと、生態系は複雑に絡み合って単純ではない。実は我が工房で、青を極めようと思い立ったのも、変化する、海、空、そして植物や昆虫、鳥たちの生き生きした青がおおいに刺激してくれたからかもしれない。

2019年9月15日日曜日

オクラ

 オクラの収穫です。やっと、食べごろになりました。最初の種まきでは、せっかく出た苗を全てカタツムリに食べられてしまいました。時間をおいて、撒き直したので、遅くなってしまいました。今回は順調にここまできました。
 花はアオイ科なので可愛い姿です。花が咲いてから、成長が早いので、油断すると、すぐ大きくなりすぎて、固くなってしまいます。
元気そうに見えますが、よく見ると、あっちこっちの葉が丸まっています。広げると黒っぽい細い虫が出てきます。食欲がすごくて、葉はあっという間丸坊主にされてしまいます。
どうやら、今度は、あの虫との競争になりそうです。一難去ってまた一難というところでしょうか。昨日は、朝は味噌汁、昼はリゾット、夜は洋風おでんに、もちろん、しっかり入っていました。

2019年9月14日土曜日

読書

ここのところ、ハマって読んでいるのは葉室麟の小説。最初に読んだのが、「蛍草」。こちらはBSでドラマを見たのがきっかけ。次は「蜩の記」。そして「銀漢の賦」。今日読み終えたのが「散り椿」。そして、次は「はだれ雪」。こうもぶっ続けにハマるとは思わなかった。同世代の作家ゆえか、中年の心を揺さぶって、どうも離れられなくなってしまったようだ。

2019年9月13日金曜日

エンツァイ

 雷鳴で目がさめる。朝雷は晴れると、こっちの人が教えてくれました。
散歩の途中で見上げた空です。
 今朝のスムージーの主役はエンツァイです。青物が少ないこの時期、癖がなく、重宝します。昨日は、餃子にも入っていました。
畑のエンツァイです。大きく伸びると固くなりますから、早めにピンチします。すると、脇芽が出て、こんもりします。しばらく、お世話になりそうです。

2019年9月12日木曜日

にんにく植え付け


スーパーに売っている中国にんにくです。一袋490円。三袋だから、3キロあります。
中国にんにくは、発芽抑制の操作がされているそうです。ところが、その効力は夏で切れるという情報が入りました。そこで、栽培用のタネにしようと考えたわけです。

皮をむいてバラバラにします。それから、大きなタネ用と、小さいのはまとめて植えて葉にんにく用とに分けます。体験工房で作業をしたので、ものすごい臭いが充満してしまいました。


ハウスの脇の先日耕した畑に植え付けました。手前の方はまだ空きがあったので、わけぎを植え付けました。うちの畑で収穫したのをハウスで干しておきました。暑すぎたらしく、スカスカになったのも多くあります。果たして無事芽が出るでしょうか。にんにく、わけぎ、どっちもかなりギャンブルです。また、続報をお知らせいたします。



2019年9月11日水曜日

くたびれ損

今朝は、種子島からのロケット打ち上げ。朝上がるというので、せっかくだから、撮影しようといつもより三十分遅らせて散歩に出た。空はピーカンの青空。さぞ、くっきりと見えるだろうと楽しみだった。いつものコースを歩き終えて、まだ時間があるので、より綺麗に見えそうなところへゆこうと、昔よく歩いた、山の稜線がよく見える道を急いだ。ところが、なんと、太陽が正面から上がって、逆光になる。おまけに、電波の塔が正面にそびえている。確か、あんなに高くなかったはずなのに、とカミさんがいう。これじゃあ、撮れそうにないから、急遽、家の前に移動しようということに。時計を見るとギリギリ。急ぎ足で、なんとか間に合うようにと、汗だくになって歩く。なんとか、間に合いそうと家の前の広場に着くと、一人先客がいる。聞くと、もう時間を過ぎているのに上がらないという。こっちの時計が遅れていたらしい。待てども上がらないから、諦めて、家に戻る。テレビをつけると、どうやら火災で延期だとか。うーん、なんというか骨折り損のくたびれもうけだった。あれ、くたびれ損の骨折り儲けだったっけ。

2019年9月10日火曜日

情熱

工房の前の崖に赤いバラが咲いている。パッシーノの実生。だいぶ前にオークションで手に入れた。毎年夏になると、思い出したように花をつける。花の少ない時期だけに、真っ赤な花が開くと、つい、今年も元気でいてくれたかと語りかけてしまう。貧弱なほど、小さい花で、まるで老いらくの恋を見てるようだ。パッシーノは情熱という意味だと勝手に解釈している。タネから芽生えた真っ赤な花だ。


先日体験に来てくれた、農家民宿をやっている人が、パッションフルーツをくれた。畑に行ったら落ちていたと、置いて行ったのは、在来のパッションだった。昔はどこにでも生えていたが近ごろとんと見かけなくなった。今は大玉がほとんどで、身も大きくて食べでもあるし買うとびっくりする値段がついている。これを育てるためには、人工授粉が必要で、なかなか手がかかる。ところが在来のは身は小さいが、極めてタフで、放って置いても勝手にたくさんの身をつける。せっかくだから、タネを取って、育てたいと思っているが、ただ一つ大きな問題がある。それは猿対策。猿が大好きなパッションを育てたら、畑に呼び込むのではないか。まさに、お猿さんのパッションとの戦いが待っている。

2019年9月9日月曜日

にわか雨

夜中に、屋根を打つ雨音で目をさます。時折激しい音が響いてくる。今日も、畑仕事は出来そうもない。仕事場で絵付け作業。いつもの、散歩の時間に、空を見上げると青空が顔を出した。これなら、行けそうと、散歩に出る。下の、食堂の前で、旦那に出会うと、「雨になった!こわ。」と空を見上げる。それから、急に雨空が広がって、降り出す。傘は持って出たが、雨脚が強くなって、足元がドロドロになる。時折、稲光まで。つい甘く見た、判断ミスを悔やむ。今朝は、3ヶ月に一度の病院。早めに家を出ると、ちょうど通学時間。家を出るときは上がっていたが、急に雨が降り出す。見ると、通学中の小学生は、赤や黄色の傘をさしている子もいるが、傘を持たない子もいる。前かがみでうつむきながら、雨に濡れながら、急ぎ足で歩いている。あんなに小さな子達がと、つい胸が熱くなる。この時期は天候が安定していない。にわか雨が多い。まさにセプテンバーレイン。そういえば、太田裕美のセプテンバーレインが聴きたくて、アマゾンミュージックでアレクサにお願いしてかけてもらったっけ。アレクサは話しかけると答えてくれる、我が家の新しい、メンバーだ。「雨がこんなに悲しいのなら、私一人で生きてゆけない」という詩がたまらない。あっ、そうか、あの歌への思いが蘇って、こっちの胸が切なくなったのか。やはり、秋は心が震える季節なのだろう。

2019年9月8日日曜日

新日記開始

ちょっと、困ったことが起きてしまった。ホームページが機能しなくなってしまった。現在のソフトは古い作成ソフトで、現在はすでに廃盤になっている。それをなんとか誤魔化しつつこれまで、使用してきた。ところが、ここへきて、色々支障が出てきて、息子が新しく作り直すことにした。なんとか、雛形ができてきたので、試しにアップロードしようとしたが、どうも、サーバーとの関係がうまくゆかず、現在アクセスできなくなってしまった。それに、仮に新しいホームページが使えるようになっても、この日記の機能はないという。そこで、ブログに移行して、それとリンクさせてなんとかしのごうと考えている。果たしてうまくゆくかどうか。息子任せなので、先がわからない。しばらくは、手探りが続きそうです。
       9/6
今日は久しぶりに畑に足を踏み入れなかった。朝から雨が降っていたのと、昨日、ハウスの草取りをしてしまったのと、陽に照らされる天気ではなかったので、水撒きも休むことにしたため。その代わり、工房で朝から仕事をした。仕事といっても、絵付けの仕事。もう、年末に向けての仕事を始めることにした。去年は押してしまって、納期の延期をお願いしてしまったので、今年はきちっと納期通りに納めたいと思うから。これから、あと数ヶ月、トラブルがなく無事仕事が進んでくれることを祈っている。
       9/7
前の二日間は、とりあえずどこに載せるあてもなく、習慣で書いてしまった。先ほど、このブログのフォーマットを息子が作ってくれたので、今日が初の新日記開始となる。思い起こせば2003年12月3日から書き始めたので、16年3ヶ月の間、ほぼ毎日書き続けたのだから驚かされる。その間にパソコンは3台買い換えただろうか。その都度復活しては続けてきた。そのフリーウェイという簡易ホームページ作成ソフトは消えてしまい、今ではテクノロジーの進歩から遠く置き去りになって、遺跡のような存在なのを、なんとか、だましだまし続けてきた。しかし、ホームページにアクセスするたびに、セキュリティーに問題ありという文言が表示されるようでは、やはり、作り変えるしかないということで、ついに、この日記もブログに移行することになった。ただ、楽しみなこともあって、それは今度は画像も載せられるということ。前の日記にも、なんとか画像を取り入れようと試みたのだが、文章とうまく連動できず断念した。これからは写真も載せられるというので、これから身の回りのあれこれ写してみようと思う。ただ、喜んで、古いデジカメのスイッチを入れたが、全く反応しない。電池を入れ替えてもダメだったので、永眠してしまったらしい。まあ、安いデジカメでも手に入れて、それからいろいろやってみようと思っているが。心配して、メールを送ってくれる人もいます。どうぞ、ご心配をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。体は元気でなんとかやっております。これからも、頭がボケるまではこの日記をなんとか続けてゆきたいと思っていますので、これからもどうぞ宜しく、お願い申し上げます。
       9/8