2019年9月10日火曜日

情熱

工房の前の崖に赤いバラが咲いている。パッシーノの実生。だいぶ前にオークションで手に入れた。毎年夏になると、思い出したように花をつける。花の少ない時期だけに、真っ赤な花が開くと、つい、今年も元気でいてくれたかと語りかけてしまう。貧弱なほど、小さい花で、まるで老いらくの恋を見てるようだ。パッシーノは情熱という意味だと勝手に解釈している。タネから芽生えた真っ赤な花だ。


先日体験に来てくれた、農家民宿をやっている人が、パッションフルーツをくれた。畑に行ったら落ちていたと、置いて行ったのは、在来のパッションだった。昔はどこにでも生えていたが近ごろとんと見かけなくなった。今は大玉がほとんどで、身も大きくて食べでもあるし買うとびっくりする値段がついている。これを育てるためには、人工授粉が必要で、なかなか手がかかる。ところが在来のは身は小さいが、極めてタフで、放って置いても勝手にたくさんの身をつける。せっかくだから、タネを取って、育てたいと思っているが、ただ一つ大きな問題がある。それは猿対策。猿が大好きなパッションを育てたら、畑に呼び込むのではないか。まさに、お猿さんのパッションとの戦いが待っている。