2021年12月31日金曜日

トピックス

今年のパーソナルトピックスです。第3位。軽トラ陥落事故。畑の脇の谷に落ちました。潅木に引っかかってなんとか横転は間逃れましたが、新車が半年でボコボコ になってしまいました。怪我がなくて幸いでしたが。骨折事故。工房の裏で指先を粉砕骨折してしまいました。二週間の入院。今もまだ治りきらず、定期的に病院通いです。突然に沸いた仕事。ホテルの器と、大阪のデパートでの物産展がほぼ同時に決まりました。どちらも来春が期限です。大晦日の今日も午後まで二人とも轆轤に向かっていました。息子はホテルの器。こっちは物産展用です。二人ともかなりテンパってますが、試練と思って頑張っています。そんなわけで今年は突然の出来事になんとか対応する年になりました。さて来年はどんな年になることやら。皆さん良いお年をお迎え下さい。

2021年12月30日木曜日

陶芸

今年を振り返る、第二弾。仕事の話です。陶芸屋久島日記というくらいですから今年の陶芸についてです。今年もいくつかまとまった仕事をやらせていただきました。その中で大きかったのは。お寿司屋さんの寿司下駄です。寿司下駄という言葉も知らなかったのですが。高級寿司店の付け台で目の前で握ったお寿司を乗せるためのお皿です。それを屋久島のブルーで作って欲しいという注文でした。この仕事は大きな平たいプレートを反り返らないようにどのように焼き上げるかに苦労しました。制作の途中で土にいかにして平均に力をくわえるか。 これまでの経験の全てをつぎ込みました。土の調整からスラブローラーの使い方まで、なんとかあまり変形させずに焼き上げることができました。それと、ホテルから頼まれた大皿。こちらは全て息子に任せました。世代交代を自覚した年でもありました。もう一つ。タイルをたくさん焼きました。そのタイルを使って、屋久島の地杉と組み合わせてトレー作りに挑戦しました。こちらはまだ制作途中ですが、お客さんの評判は悪くないようです。屋久島の木と組み合わせた物作りは長い間の課題だったのですがようやくなんとか形が見えてきました。ただ、地杉を提供してくれた材木屋が早々と閉店してしまいました。まあ、製材所から直接買い入れればなんとかなるとは思いますが。なかなか新しいビジネスを軌道に乗せるのは難しいと教えられました。来年の春には大きな課題が二つ待っています。今はそれに向かって必死に取り組んでいるところです。

2021年12月29日水曜日

別れ

 今年も残すところ三日となってしまいました。そろそろ振り返っても良い頃かなと思います。個人的に、いくつかの別れがありました。まずは。高校時代からの友人、彼とは在学中はあまり交流がありませんでしたが、この歳になって、お互いネットに日々のことを綴るようになって、繋がるようになりました。シンガポールでの仕事の仲介で、できるようになりました。そんな彼は、ネット上で別れの言葉も発して旅立ちました。「一足先に行ってるよと」。指物師。この人には色々教えてもらいました。三軒の家の建具全て彼が作ってくれました。それ以上に職人としての生き方が素晴らしく尊敬する先輩でした。現在の我が家の玄関には彼が作ってくれた下駄箱があります。丁寧な仕事で40年近く、家族の出入りを見守ってくれています。もう一人は近所に住んでいる移住者の方です。彼とは犬の散歩の時ぐらいしか話す機会はありませんでしたが、歳もほぼ一緒。畑作りも熱心で刺激をくれました。急なことに、突然目の前から消えてしまいました。そのほかにもこの歳になると別れも増えてきます。明日は我が身と心して生きてゆこうと思っています。

2021年12月28日火曜日

削り台

削りの台のことをシッタと呼びます。昨日今日と、このシッタを使って削りをしました。蹴り轆轤での削り作業は一日中同じ姿勢になるので腰が痛くなります。特に高さが合わないで、前かがみですと。そこで台を工夫します。最近よく使っているのだ、本焼きを終えた水差しです。それを伏せて轆轤に固定して、シッタを載せます。そうするとちょうど高さが合って、背中を伸ばして作業ができます。二日続けてやったのにもかかわらず、あまり腰が痛くなりませんでした。最近、腰が痛くて悩んでいたのですが、少しずつ良くなっているようです。膝も違和感がなくなってきました。指も少しずつ痛みが少なくなっているようです。お腹の憩室もあまり気にならなくなっています。一時は身体中、痛いところだらけでしたが、ここにきてなんとか快方に向かっているようです。来年に向けて希望が持てるようになってきました。「終わりよければすべてよし」とまでは言えませんが、無理をしないよう、テゲテゲでやってゆこうと思います。 

2021年12月27日月曜日

南天

 今朝工房に南天を飾りました。庭に咲いていたのを花瓶に生けました、お正月の花です。例年、三十日に飾るのですが、なぜかそれまで咲いていたのが消えてしまいます。鳥が食べてしまうのでしょうか。そんなわけですから、今のうちならば、たくさん咲いていますので、ちょっと早いですが、お正月を迎える準備です。今年の我が家は、あまりおせちも作らず、ごく質素に迎えようと思っています。できるだけギリギリまで仕事をするためです。来年の春はすぐですから。忙しいということは幸せなことだと思います。

2021年12月26日日曜日

寒気団

日本に寒気団が南下してきたようです。屋久島も冷え込んでいます。朝から轆轤に向かっていますが手がかじかんで思うように動きません。いくつも失敗してしまいました。特別難しいものを作っているわけではないのですが。普通の焼酎カップです。すごく下手になった気分です。例年ならストーブを使うのですが今年はまだ出していません。夕方からますます寒くなってきました。鼻水が10センチも垂れていました。一日中、動かしているのは足だけです。体はすっかり冷たくなっています。明日もこんな天気が続くのでしょうか。

2021年12月25日土曜日

目標

毎朝工房に降りるとその日の目標を立てます。今日はお皿50枚です。午前中は順調で24枚。ところが、午後になって、黒化粧がなくなりそうだと言うので、急遽作り足すことにしました。そのあと、焼酎カップの在庫が減ってしまったと言うので、25個挽きました。滅多に目標をクリアーできませんが、まあ、こんなものでしょうか。明日はどうなることやら、天気も下り坂のようですし。

2021年12月24日金曜日

棚卸し

 今年最後の棚卸しでした。天気は下り坂。走るに従って、雨が強くなります。お土産やさんでまず、最初の棚卸し。良いお年をと言った後、ホテルでも、来年も宜しくと挨拶。ホテルでは年明け早々修学旅行が来るとのこと。忙しくなると良いですねえと挨拶。年の瀬ですから。それに今日はクリスマスイヴ。スーパーもケーキやチキンを買い求める人たちで賑わってました。来年が本当に良い年になると良いのですが。

2021年12月23日木曜日

日記

 年の初めに、買った日記帳が間違えて去年のものでした。慌てて買い直したのですが、書き直すのが面倒で、とうとう一年書き続けてしまいました。すでに10年以上同じメーカーのを使っていたのですが、来年はついにそれをやめて、銀行からもらった小さな手帳を使うことにしました。その方がいつでもカバンに入れておけますし、同じものに固執する必要も無くなりましたから。ここにきて、なんとなく慌ただしくなってきました。年末の挨拶の人が来たりして、あれこれ押し詰まった来た感が人を動かしているようです。今年は年末年始のことはやらないぞと思っていたのですが、どうやらまわりが放っておいてくれないようです。それに、焦って仕事をやっても、良い結果にはならないと気がつきました。ムキになるのはやめにして、テゲテゲで行こうと思うようになりました。明日は明日の風が吹くです。手を抜かずにやっていれば、おてんとうさんはちゃんと見ていてくれると思うのです。

2021年12月22日水曜日

必殺

 夕方、仕事を終えてパソコンに向かうと、テレビで毎日流れているのが必殺シリーズです。BSで毎日毎日同じシリーズが延々と流れます。今日のは1983年に放送されたものとか。40年近い前のドラマです。当然すでにこの世から消えた人たちが登場します。生きておられても、いったい幾つになっているのか見当もつきません。まあ。時代劇ですからそれほど違和感はありませんが。むしろ、今放送されている、大河ドラマの方がしっくりきません。なんだかバカに若いのが年配の役をやっていて、見てられません。あんなのが次のお札になるのかと思うと、違和感ばかりです。確かに偉業を残したのでしょうが、無理やりヒーローに仕立て上げているようで。だから、どんどんテレビを見なくなってしまいます。マンネリでも時代劇は昭和のものに限るようです。

2021年12月21日火曜日

土練機

 朝から土作りです。息子がものすごい勢いで皿を挽いてますから削り土がたまります。それを再生しました。大量の粘土ができました。おそらく今年最後の土作りになるでしょう。今年最後という言葉を使う時期になってしまいました。ペンキ屋さんは歳をまたぐことになりそうです。昨日はやっと年賀状を作りました。かなり出来が悪かったのですが、時間がないので贅沢は言えません。昨日はお隣からおもちをもらいました。ご近所からはポンカンをたくさんいただきました。ポンカンは歳を越すと値段が一気に下がってしまうため、今が大忙しのようです。クリスマスの頃、大寒波がやってくる予報とか。厳しい年の瀬になりそうです。

2021年12月20日月曜日

 今度は腰です。腱鞘炎は特別悪くはならず、なんとか騙しながら土練りもしています。病院で痛めた腰がまた痛み出しました。嫌になります。あっちが痛いこっちが痛いばかりで。歳だから仕方ないのでしょうが。形成外科の待合所にいると、じいさんばあさんが次々とやってきます。中には車いすだったり、杖をついてたり。患者さんが怒られている声が聞こえることも。歩くこともできず、痛くてご飯を食べられない人もいるのだから、ちょっと痛くなったぐらいで、我慢しなさい。なんて声まで。本人は辛くてきているのでしょうがねえ。歳をとると手術もできないし、もう手の施しようがない人も出てくるのでしょうか。テレビでも、膝だ腰だのの薬のコマーシャルがしょっちゅう流れています。いかに多いのか。苦しんでいる人が。切ないものです。

2021年12月19日日曜日

腱鞘炎

 やっちまいました。どうやら腱鞘炎のようです。昨日、固い土と格闘したのですが、無理をしたようです。硬い土に轆轤目をつけてから、型に押し付けたのですが。思った感じが出ず、何度もやり直しました。繰り返している間に粘土はどんどん硬くなってしまい。人差し指でグイグイやっていたら、嫌な予感がしたのですよねえ。夜になって、痛みがひどくなってきました。そうかと言って、今日も休むわけにはゆきません。ズキズキするのをごまかしながら、なんとか手を動かし続けました。骨折の後は腱鞘炎ですか。ここへきて仕事は忙しくなって、ありがたいのですが、この手が持ってくれるか、心配です。

2021年12月18日土曜日

苦戦

 昨日に引き続いて、三つ足のお皿を作ったのですが、全くうまくゆきませんでした。ひとまわり大きかったのと、轆轤目をつけて型造りをしたのが間違いでした。イメージとしてはうまくゆくと思ったのですが。作り方をいろいろ変えたり、なん度もやり直したり、手を替え品を替えて試しても、一旦つまづくと最後まで駄目ですねえ。久々に落ち込みました。以前は轆轤で作ってうまくできたのですが。ちょっと綺麗にでき過ぎてしまいました。もう少し手作り感を出そうとして、見事失敗しました。やり始めてこれはやばい全部壊して始めからやり直そうかとも思ったのですが。いやーこんなになるのは、本当、どれほどぶりか。まだまだ未熟者です。

2021年12月17日金曜日

季節風

冬の風。北西の風が吹き荒れています。まるで台風のよう。そんな中で、三つ足のお皿を作っています。来年の物産展に苔玉を出品する人から頼まれました。実は自分の作品すらもまだ進んでいないのに。流れで断れなくて、引き受けてしまいました。だいたい、今度の物産展も引き受けるつもりではなかったのですが。どうも、断ることができない性分で、ついついそうなってしまいました。昔から、そんなことの繰り返しです。流れに乗ってしまう生き方。まあ、なるようになれ、ケセラセラでゆきましょう。 

2021年12月16日木曜日

通院

病院へ行ってきました。骨折した指の、予後を見てもらいました。レントゲンを撮った後に診察です。変わりなしということでした。前回は骨が再生しつつあると言ってたのですが、今日はどうやらこのまま固まりそうとのこと。と、いうことは指先の骨が二つに割れたまま、くっつくことはないだろうという結論のようです。今更手術も出来ないしとか。ああ〜もう死ぬまでこのままのようです。いっそのこと完全に折れていたら再生もしたのでしょうが、なまじ根元がくっついていたためでしょうか。先生も、くっつくと思ったのだけど、という言葉でした。それでも経過観察だけはしてゆこうということらしく、次は一ヶ月後に来てくださいとのことでした。これからだんだん期間が長くなりますとか。早い話、あとは様子を見るしかないということでしょう。もう少し若かったら、骨も元に戻ったのでしょうかねえ。一病息災という言葉がありますが、一傷息災を目指してせいぜいこの指とお友達になって、騙しながら付き合ってゆこうと思っています。

2021年12月15日水曜日

年賀状

今日から年賀状の受付が始まったそうです。早いですねえ。来年は寅年ですか。バタバタしてますから、全く考えていませんでした。25日までに出さないと元旦には届かないようです。あと十日しかありません。最近は友人知人で年賀状卒業という知らせも増えてきました。もうそろそろという気もしますが、現役で仕事をしてますから、なかなかスパッと卒業とはゆきません。ここのところ毎年干支のオブジェを作って写真に撮ってましたが、今年は時間がありません。どうしたものか、悩むところです。あと二週間しかないのですねえ。今年も。 

2021年12月14日火曜日

イルミネーション

 工房の入り口に、毎年この時期、クリスマスツリーを飾ります。その上に豆電球がチカチカするイルミネーションを飾るのですが、それが侘しいと息子が言うのです。そう言われると確かにそんな風に感じてしまいます。決して豪華なものではなく、どちらかというとリーズナブルなものですし。去年はつけなかったそうですから。だいたい、なぜかツリーを飾るとお客さんが急に来なくなります。年末の忙しい時期ですから、ほとんどの方達はせっせと働いているのでしょう。ですから、余計に寂しい気分になります。いっそのことうんと高いのを買ってド派手に飾ってやろうかと言うと、そういうことを言ってるのではないと言うのです。確かに、こんな最果ての地ですから、どうやっても盛り上がるものではありません。でも、それなりに季節の飾りつけはしたいと思うのです。大きなポインセチアの鉢植えでも買ってこようかと思ってみたり。

2021年12月13日月曜日

ロケ隊

大阪から、デパートのロケ隊が来ました。器の撮影です。わざわざ3人で。宣伝用のパンフレットに載せるためです。それにしても、こんな遠くまで、経費もかかると思います。先日はバイヤーさんも来てくれましたし。屋久島から何店かが出品するようですが、それにしても、経費をかけるということは、プレッシャーです。それに応えるだけの仕事をして、それなりの売り上げが期待されているということですから。流れで、コロナの話が出ました。屋久島の観光事情もそうですが、デパート業界もダメージが大きいようです。世界中が振り回されていますから、どこも苦しいのは変わりありません。そろそろ、脱却しないと、生活が立ち行かなくなりそうです。 

2021年12月12日日曜日

老兵

 ペンキ屋さんの主導権がすっかり息子さんになっている様子です。20年前に家を建てたときはまだ親父さん一人だったのですが、時代の変遷を感じます。振り返って、我が工房も、メインの仕事を息子が引き受けるようになってしまいました。こちらはどちらかというとサポートに回っています。まあ、70過ぎてますから。昔から老兵は消えゆくのみと言いますが。でもまだまだ負けないぞという気概だけはあります。老兵は死なずという言い方もありますから。


2021年12月11日土曜日

憩室

 やっとお腹の違和感がなくなりました。痛みを感じなくなってから三日ほど経ちました。ただ、わき腹を抑えると違和感というか鈍痛が残っていました。それがようやくなくなりました。最初は盲腸かなと思ったのですが、突然の激痛から始まりました。貼り薬を一晩貼ったところ、お腹全体が反応しました、どうやら腸全体が悪くなっていたようでした。あの時、病院に行ってたら、もしかしたら、入院になっていたかもしれません。そうなったら、来年の大阪での展示会に参加することも難しくなったでしょう。そんなふうに息子からも通告されてしまいました。なんとか自力でここまでくることができました。まだ、いくらか運が残っていたようです。今朝も五時から、工房でシコシコ作業していました。こちらもだんだん力が抜けてきた気がします。最初は焦ってましたが。持っている力以上にはできませんから。これまでやってきたことを、淡々と展示すれば良いのだと、少しだけ達観できるようになりました。地道に作業を進めて行こうと思います。

2021年12月10日金曜日

苔玉

 今日は、島で苔玉を作っている人が来ました。来春に行われる物産展に一緒に出品することになりました。ブースもすぐ隣とのこと。その苔玉を乗せる台を作って欲しいという依頼でした。お皿のような鉢のようなものでしょうか。一緒に物産展を盛り上げたいということですから協力しないわけにはゆきません。ただ、我が工房の作品は最近はどちらかというとプレーンでシャープな、現代的な造形を目指していますから、真反対な自然で有機的な感じがのぞみのようです。昔の焼締だけをやっていた頃はそういう方向性もあったのですが、今はだいぶ変わっています。そのあたりをどうやって合わせてゆくかが課題になりそうです。一緒にやるわけですから、協調することも大切だとは思うのですが、ある程度の自己主張も、ものづくりの大切な要素だと思います。なかなか難題を突きつけられた気がします。

2021年12月9日木曜日

メカニック系

 今日、窯の道具を作りました。本来は、鉄が素材でしたが、粘土で作ることにしました。窯屋さんに問い合わせたら在庫がなくアメリカから取り寄せたら数ヶ月かかると言われました。金属加工ができれば鉄で作るのですが、溶接したり、切断したりの道具がありません。それよりも材料を手に入れるすべがありません。それなら粘土で作ってしまおうと思いつきました。轆轤で経の違う中が空洞の円柱を挽きます。それを少し乾燥させて、直角につなぎ合わせて、必要なところに丸い穴を開けました。思ったよりも簡単な作業でした。出来上がってみると、以後にもこれまで作ってきた、食器やオブジェとは違って、雰囲気が面白いのです。これは案外いけるんじゃないかなあと突然閃きました。何を作るかは考えていませんが、何か新しいものができる予感がします。例えば戦時中の金属が不足した時代には、手榴弾を作ったり、湯たんぽを焼き物でつくったりしました。そこまででなくても、庭に置いたり、ディスプレーに使ったりと、これまで木だったり、プラスチックだったりを、陶器でやってみたら、何か新しいものができそうです。焼き物は自然素材だし、腐ったり錆びたりもありません。何百年でも壊れない優れた素材です。新たな可能性を見つけられるかもしれません。

2021年12月8日水曜日

足場

今朝からペンキ屋さんが足場を組みにきてくれました。前の現場がなかなか終わらず、当分掛け持ちとの頃です。それでもうまくゆけば年内に終わるとか。綺麗になった外壁で正月を迎えられるのでしょうか。と言っても、外壁全部ではなく、自分でできそうなところは、残してもらっています。何しろ予算がありますので。手を怪我した、工房裏の差掛け小屋も来春までお預けです。その前にやらなければいけないことが山積みですから。今日は、電気屋さんが工事の下見に来てくれました。工房の改造を今日から始めたので。捨てるものは捨てて、外に出すものは運んで、だいぶ広くなりました。その代わりに、素焼きでとっておいた器をかなり壊しました。勿体無くてなかなか壊すことができなかったものたちです。こんな時でないと、それぞれに作った時の思い入れがありますので。 

2021年12月7日火曜日

予防接種

 昨日の夕方、インフルエンザのワクチンを打ってきました。家族揃ってです。駐車場がいっぱいで、大混雑でした。二ヶ月前、指の怪我で通院していた時は、ガラガラで待合所に一人、なんてこともありました。ちょうどその頃、コロナのクラスターが地域で発生して、患者さんが警戒して、診療所から足が遠のいたのだと思います。わずか二ヶ月前まえはのことです。それから、どんどん減って、気がついたら、日本中がどこもほぼ収束したのではという状況になりました。しかし、ここにきてのオミクロン株です。この先どうなるか、全く見当もつきません。だいたい、なぜコロナ株が日本でこれほど減ったのかも、誰もちゃんと説明できる人がおりません。色々な推測がありますが。よその国ではまだまだ全く収まりを見せていませんのに。去年の今頃、世の中がどんなだったのか、全く思い出すことができません。まさに、一寸先は闇です。もうすぐ2021年ともお別れです。さてさて、来年どんな年がやってくるのやら。

2021年12月5日日曜日

泣きっ面

 昨日、仕事を終えて家に戻ると、急にお腹がズキズキしてきました。それも右の下っ腹です。前にも憩室炎をやったり盲腸だったり、そんなのが出たのかなと思ったのですが、お腹にいつもの練薬を貼って、ご飯も食べずに横になったのですが、悪いところが火のように熱くなって、炎症があるのがわかりました。ところが薬が乾いたのでチェックすると、どうも右側だけではなく大腸全体というかお腹全体が悪いようでした。何日か前から調子は良くなかったのですが、一体どうしたのか。先週の金曜日までずっと一ヶ月半ほど、抗生剤のお世話になっていました。形成外科の先生が骨髄炎を疑って、徹底的な抗生剤の投与をしてくれました。それがやっと終わったタイミングです。想像ですが、抗生剤の大量投与でお腹悪い菌だけでなく良い菌も死んでしまったのではないでしょうか。こういうのを泣きっ面に蜂と言うのでしょうかねえ。仕事が忙しくなって、いざと言うタイミングで悪いことが起きます。来年は屋久島で陶芸を始めてちょうど50年目の節目になります。父が死んだのも72歳の時でした。色々な意味で節目の年です。果たしてその歳を乗り越えることができるのか、これは天が与えてくれた試練なのかもしれません。

2021年12月4日土曜日

五角鉢

朝から型ものづくりでした。五時からです。なかなか時間がかかります。一日やっても、やっと18個。それも前にタタラを作っておいてからです。それにこれで完成ではありません。まだまだ仕上げが必要です。これも、試作なのです。この仕事、正直やりたくないのですが、ぜひ試作してほしいということなので。注文がくると、困る気がします。まあ、プロですからやれと言われたらやりますが。腰が痛くなりました。一日中、椅子に座って手を動かしていましたから。明日は昨日挽いた皿を削る予定です。 

2021年12月3日金曜日

膝サポーター

 冷え込んでくると、膝が辛くなります。毎日蹴り轆轤を回していますから余計負担がかかります。蹴り轆轤は腰や膝の負担が大きいので、40歳台ぐらいでたいていの人がどこかを痛めて使用をあきらめるようです。幸い70過ぎても回すことができるのは。親が丈夫に生んでくれたおかげでしょうか。それでもさすがにこの季節。痛いということはありませんが、膝に負担がかかると違和感を感じるようになりました。電話がなって急いで立ち上がらなくてはいけない時などなかなか力が入りらずもたついてしまいます。昨日、注文していた膝サポーターが届いて早速使ってみました。それほど劇的に効いている感じはしませんが、暖かいためか、片膝立ちでなんとか立ち上がることができるようになりました。こんなことならもっと早く使ってみればよかったと思います。あとは筋力を少しずつ強くすれば、楽に動かすことができそうです。ただし、無理は禁物ですからボチボチとやって行きたいと思っています。

2021年12月2日木曜日

予感

朝から嫌な予感がしてたんですよね。当たるものです、悪い予感は。病院に行ったのですが、トラブル続き。おまけに骨折からの回復がなかなか進みません。もう歳ですから仕方ないのですが。この調子では来年までかかりそうです。せっせとカルシウムを取らなくては。膝もよくありませんし、腰もズキズキ。困ったものです。そんなことを形成外科の先生に相談しようものなら、一生お世話にならなくてはいけなくなりそうです。帰り道で、時々寄っていた、材木を扱う店が閉店していました。地元の木を鉋をかけて売ってたのでありがたかったのですが。早かった。あまり売れなかったようです。同じ自営業者としては、人ごとではありませんが。毎日が晴れたり曇ったり。明日はきっと良い日になる、そう信じて進んでゆきたいものです。 

2021年12月1日水曜日

師走

 昨日は大阪のデパートのバイヤーさんんが工房を訪れてくれました。細かいところまで煮詰めてくると、もう後戻りできないという思いで身が引きしまります。今日から十二月ですから会期まで3ヶ月しかありません。果たして間に合うだろうかとドキドキします。今年は正月返上となりそうです。もちろん畑も当分足を踏み入れることもなくなるでしょう。来年は屋久島で焼き物を作り始めてちょうど50年になります。そういう意味でも節目の年ですから、なんとか頑張ろうと思います。

ところで、作詞家の喜多條 忠さんが亡くなられたと知りました。あのかぐや姫の名曲、「神田川」を作詞された方です。我々と近い団塊真っ只中の生まれです。昔、神田川の上流になる善福寺川の脇にある家で育ちました。あの歌が流行した頃、あの川ぞいの道を毎日のように歩いて、悩んだり、酔っ払って歩いたりして過ごしました。おそらくあの歌を口ずさみながら、それぞれの青春と重ね合わせた方達も多いことと思います。今から50年の歳月をさかのぼる時代です。当時は、屋久島で作陶を始めた頃で、窯は失敗の連続で、東京と島を行ったり来たりの生活でした。今思えば、どんな無理でも、どんな無茶でも、恐れるものは何もなかった、時代でした。気がつけばあれから50年の歳月が過ぎてしまったのですね。心より、ご冥福をお祈りいたします。

2021年11月29日月曜日

復活

 昨日は晩まで調子が戻らず。お湯のような、薄い焼酎もやっとで、早々布団にくるまって寝てしまいました。まさに年寄りの冷や水。もう体がすっかり弱くなってしまいました。今日はそれでも、なんとか復活。朝工房の草払いで一汗かいたら、体が動き始めました。やることに追われて動きすぎたせいか、今度は夕方になって腰が痛くなりました。最近膝も違和感がありますし、まさに満身創痍です。まあ。この年ですから、いたわりながら、なんとか少しでも長く動けるように、だましだましやってゆくしかないようです。

2021年11月28日日曜日

優勝

 優勝ヤクルトおめでとうございます。まさかこのような結果になるとは思いませんでした。リーグ優勝の時は、病院のベッッドの上でした。はっきり言って、阪神が優勝すると思っていました。ただ、大舞台でどんどん強くなっていったように思います。それでも、オリックスのものすごいピッチャーを打ち込むのは難しいと思っていました。なんとか接戦をものにできたのは、勝ち運に乗っていたからでしょうか。昨日はとても見てられなくて、気がついたら、枕元に酎ハイの空缶がゴロゴロ転がっていました。結果もカミさんから教えてもらったぐらいですから。おかげで今日は使い物にならない体でしたが。頑張って生きていると良いことがあるものです。本当にありがとうございました。

2021年11月27日土曜日

見回り

今朝は70匹。退治したヤスデの数です。朝の四時に見回りました。昨日に比べるとだいぶ減りましたがそれでもこの数です。本当は、畑にゆきたかったのですが、それよりも仕事が大切。窯仕事でした。入院の遅れを取り戻すのに必死です。週明けには大阪のデパートの人が来るのに、工房には在庫がありません。コロナが減ったおかげで、お客さんが来てくれて、制作が間に合いません。何しろ手間がかかる仕事ばかりですから。自らそういう仕事を始めてしまったのですから、文句は言えませんが。今日も体験の問い合わせが続きました。断りをいうのが恐縮で、心臓によくありません。世の中はままならないものです。

2021年11月26日金曜日

ヤスデ

ヤスデの季節です。今年は家の周りにかなりの数のヤスデが出没して、カミさんが朝晩奮闘しています。仕事場の方はというと、 それほど多くないような気がして、見回りは、してませんでした。散歩の途中、近所の家をチェックしても、ほとんど見かけませんし。今朝、早朝から仕事をするために、下りたついでに見回ったところ驚きました。たくさんのヤスデに。殺虫剤を片手に数えたところ、120匹です。今年は少ないなんて全くの勘違い。ちゃんと壁や基礎に張り付いていました。おまけに固まりになって、交尾している様子です。これから、年が明けてしばらくするまでヤスデと戦わなけてばならないようです。嫌な季節になりました。

2021年11月25日木曜日

棚卸し

 十一月の棚卸しに行きました。先月はちょうど、入院していたので行くことができませんでした。ホテルでは、大丈夫ですかと聞かれました。あの頃はまだ手を包帯でグルグル巻きでした。今はすっかり皮が貼ってク傷あともだいぶ綺麗になっています。ただ、まだ動かすと痛みが残っていて、関節がぎこちない動きです。まあ、指を切ることにならなかったのは何よりですが。今日が年内の陶芸体験の最後でした。あとは年が明けて落ち着いてから。買い物もしましたが、レンタカーにもあまり出会いませんでした。どうやら、しばらくは静かな日々になりそうです。

2021年11月24日水曜日

木工

土を100キロ土練機で練ったあと久々に木工をしました。しばらく、陶芸体験をお休みすることになって、模様替えです。作業台を一台撤去して、棚を作りました。大皿造りが始まって乾燥の棚が必要になったからです。幅が2メートルに6段の棚を作りました。一段に大皿が18枚、合わせると100枚以上が乗る計算です。素焼きならば300枚はいけるでしょう。数物の仕事は段取りが大切です。工房にあった材料で何とか間に合わせることができました。手もだいぶ動くようになりました。少しずつ前に進めたいと思います。 

2021年11月23日火曜日

セレベス

去年まで育てていた里芋は土垂という種類でした。今年初めてセレベスという赤目芋も植えてみました。茎が太くて巨大な芋がゴロゴロなっているかと思っていました。今朝初収穫。ところが残念。掘ってみたら、思いの外、こじんまりとして、あまり大きく育っていません。最初は勢いがあったのですが、後半葉が黄色くなって落ち初めてしまいました。元肥が足りなかったのか、土寄せしなかったからなのか、追肥のタイミングが悪かったのか、それとも何か他に原因があったのでしょうか。ちょっとがっかりしてしまいました。来年こそは一株がバケツに入りきらないような大株を作りたいと思っています。あとは味がどうなのか。今年は雨が多かったので、どこも里芋は豊作のようです。里芋は比較的育てやすいといいますが、どうしてどうして、なかなか気難しいところがあるようです。 

2021年11月22日月曜日

ジャム

 昨日作ったローゼルのジャムを早速パンに塗って食べてみました。酸味が効いて、クセもなくて美味しかった。何よりも時間がかからないのが一番です。水を加えて短時間煮るとすぐに柔らかくなり砂糖を加えて出来上がり。色が真っ赤で綺麗なので、ロールケーキに塗っても良さそうです。現在庭で、花が咲いている最中ですから、これからまだまだ収穫できそうです。タネが熟すまで待てば来年はもっともっとたくさん増やすこともできそうです。ただ、どうやら連作を嫌うようです。新しい畑を探すのが大変そうです。


2021年11月21日日曜日

 今朝、久しぶりに畑仕事をしました。大根の種まきです。まさかこんなに押し迫って巻くことになるとは、思ってもないことです。立てておいた畝に早くさんの草の芽が出ていました。雑草たちはたくましいです。鍬で表面をざっと掻いて草を取ってからタネを蒔きました。これから色々蒔いてみようと思います。次にローゼルの収穫です。まだ花が咲いてる在中で少し早かったようですが。家に持ち帰って、タネを取り除きます。半分はジャムに残りはお茶にするために干すことにしました。ジャムは思ったよりも短い時間で柔らかくなって、砂糖を加えたらジャムが出来上がり。甘酸っぱい味が口に広がりました。美味しい!。声が思わず口から漏れました。思えば去年の今頃タネをまいてやっと収穫できました。あとは枯れずに年を越すことができるか。そうなれば大きく育つと思います。

2021年11月20日土曜日

釉掛け

 本焼きの準備を始めました。釉掛けです。前回からずいぶん間が空いてしまいました。昨日でようやく点滴が終了しました。約一ヶ月。怪我をしたのが十月の十七日でしたから、長かった気がします。しかし、今日読み終えたミステリーは誘拐された女性が五年間も小さな箱に詰め込まれて、少しずつ気圧を上げられるという気が遠くなるような話でした。比較するのもなんですが、長い人生ではあっという間の出来事かもしれません。まあ、これから仕事、頑張って少しずつ遅れを取り戻したいと思っています。

2021年11月19日金曜日

訪問看護

 病院を退院してから、、訪問看護師さんによる朝晩の点滴も今日が最後になります。。二週間、毎日お世話になりました。大変な仕事だと思います。受けるこちらも毎日だとなかなか大変ではありますが。おかげで看護師さんの顔もすっかり覚えてしまいました。病院でも顔が見分けられるようになりました。今日、一人陶芸体験がありました。終わって最後に、一人旅ですかと尋ねましたら、仕事で来てたのですが、もうすぐ終わって、帰る前に一度やってみたかったとのこと。ひょっとして、看護師さんかなと思いましたが、あえてそこには触れないことにしました。あまりにも看護師さんばかりと知り合ってしまいましたので。明日から、また、黙々と制作する日が戻ってきそうです。

2021年11月18日木曜日

 退院してから二度目の通院でした。今日は採血して血液検査、その後に指の骨をレントゲンで撮影しました。上からと横から。先生は、折れた骨が溶けて吸収されるかなと思っていたようですが、どうやら元の骨にくっつきそうだとのことです。これが良いことなのかよくわかりませんが、修復に向かっていることは間違いなさそうです。あわよくば今日で診察は終わりかなと思っていましたが、また二週間後に来てくださいとのことでした。骨折が十月の十六日でしたから、もう一ヶ月を超えてしまいました。完治までにはまだまだかかりそうです。その間にいくつか大きな仕事もいただきました。いずれも来年の三月が期限になります。残念ながら、また、陶芸体験は春までお休みいただくことになりました。大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくご理解お願い致します。

2021年11月17日水曜日

石膏型

 石膏で型を作りました。古い石膏でちょっと湿気ていたので、ちゃんと固まるか心配でしたがなんとか使う頃ができました。ただ、反応が早くて、流し込むのが忙しく、耐久性も心配です。依頼された器の中で、型でないとどうしても作れないものがあります。見本は磁器の鋳込み作りでしたが、我が工房では陶器のタタラで作るしかありません。どうやって作ったら良いか、いろいろ考えていましたが、うまいアイデアは浮かびません。そこで下手な考え休むに似たりと、とりあえずやりながら考えることにしました。一個や二個作るのならなんとかなるのですが、数がまとまると、それなりに制作の方法をシステム化する必要があります。引き受けたからにはできませんでしたでは信用を失ってしまいます。何としても安定した方法を考えなければなりません。難しいことですが、それだけやりがいもあるというものです。しばらくは、苦しい作業が続きそうです。

2021年11月16日火曜日

外壁塗装

 今日の昼間にペンキ屋さんが、頼まれていた外壁のペンキ塗りを近くやりますと言って来ました。一瞬あれはいつだったっけと思い起こしました。もう何年まえになるか。屋根を塗り直してもらったときに確かに外壁も塗ってもらえますかとお願いしました。それから、首を長くして待っていたのですが一向に来てくれませんでした。こちらも、もうすっかり忘れてしまっていました。時々剥げて来た壁を眺めてはどうしたものかと首をひねってはいたのですが。それにしても、突然のことで一瞬戸惑ってしまいました。総二階の大きな家ですから、それなりに費用もかかります。コロナ以前でしたら、そこそこ忙しかったのですが、今は自営業者はどこも厳しい経済事情です。おそらくはペンキ屋さんも同様なのかもしれませんが。だからこそ、うちにもお鉢が回って来たのかもしれません。この機会を運が良かったと考えるのか、景気が良くなるまで待ってもらった方がと考えるのか、難しいところです。まあ、ここに来ていくつか仕事の依頼が入ってきています。もっと壁がボロボロになってからでは手遅れになりそうです。ここは、前向きに考えて、お願いすることにしました。世の中の流れは面白いものだと思います。

2021年11月15日月曜日

ホテル

 朝、工房に下りると車が4台。島のホテルの厨房のスタッフが来ていました。この前は同じホテルの本部の人たちが下見に来てくれました。社長さんはさすがに存在感があって、思わず背筋が伸びました。実はホテルで使う器を検討しに来てくれたのでした。そして今日は、より具体的な話になって、いくつかサンプルを焼くことが決まりました。もし、本決まりになれば、かなり大きな仕事になりそうです。納期は来年の春。ちょうど、大阪での物産展と重なります。果たして、無事やり通すことができるのか。心配していても始まりません。案ずるよりも生むが易しと言います。余計なことは考えずに、目の前のことを一つ一つ、しっかりと進めてゆくしかありません。

2021年11月14日日曜日

削り

 昨日挽いた小皿の削りをしました。午前中は快調だったのですが、午後になってお客さんが何組か。ありがたいことですが、うちのお客さんは、ゆっくり器探しを楽しむ人が多いのです。こっちは、今日中に削り終わるかヒヤヒヤです。実は早く終わったらもう少し作り足そうとまで思ってたのですが。まずそれは諦めました。でも削りだけはなんとか終わらせたいと思ってました。結果、なんとかやり終えましたが、ちょっと荒い仕事になってしまいました。まあ、次の化粧がけのときに、丁寧に仕上げをしたいと思います。お客さんが来てくれるのは、本当ありがたいのですが、なぜか、売るものが減ってしまったときに、来てくれるような気がします。世の中ままならないものです。

2021年11月13日土曜日

ロクロ再開

ロクロ作業を再開しました。ちょうど、点滴チューブも今日は入ってませんから、土を練って蹴りろくろに向かいました。三週間あまり離れていたので、まともに挽けるのか心配でしたが、なんとか無事いつもの調子げ作ることができました。一時は、指を切らなきゃいけないかもと言われたのですが。在庫がなくなっている小皿を挽きました。 棚にいつも並んでいる器があれこれ消えています。これから、少しずつ、作り足してゆきたいと思っています。

2021年11月12日金曜日

退院から

 先週の金曜日の夜、9時過ぎにまるで夜逃げのように病院を退院しました。あまり夜中の退院は聞いたことがないと見えて、病院では何事ですかと色々な人から声をかけられました。その日最後の点滴を受けて、翌日からは訪問看護で朝晩二度の点滴をしてもらっています。先生が、健康保険を精一杯使って、効率の良い方法を考えてくれた結果のようです。今日でちょうど一週間ですから、明日から折り返しになります。入院以来、一滴もアルコールを摂取してません。それまでは薄く割っていたとはいえ、毎日呑んでいました。今では大昔のことのようですが。畑からも足が遠のいています。この冬は、畑仕事は無理かもしれません。ここにきて本職の仕事がすっかりたまってしまいました。それに春に向けてやらなければならない仕事も山のようにあります。早く怪我を治して、仕事に正式復帰したいものです。

2021年11月11日木曜日

診察

病院に診察に行ってきました。退院して六日目です。指のカサブタはだいぶ取れて、残すとこと二箇所だけです。腫れも引いてきて、装具が緩くなってきました。レントゲンを撮っても、ほとんどどこが怪我の箇所かわからなくなっています。先生も、満足そうでした。あれだけ、抗生剤を打ちまくったのですから、それに今も継続中ですし、徹底的な治療をしてくれているようです。ありがたいことですが、ちょっと手を緩めてもらっても良いのではというのが感想です。巷でも評判の先生ですから、絶対に妥協は許してくれそうもありません。

2021年11月9日火曜日

制作再開

制作を始めました。一日、フルに動くのは久々のことです。とは言っても、左手には点滴チューブが刺さっていて、右手は骨折した指を庇いながらですから、思うようには進みませんが。ろくろ作業は当分できませんから、スラブローラーでのたたら仕事です。それでも角の小皿の板を60枚ほど作りました。実は、前から話があった、大阪のデパートでの物産展の出店が 決まりそうなのです。バイヤーさんから声をかけていただきましたが、ここにきてのまさかの骨折です。どうしたものかと頭を悩ませていましたが、せっかくですから、流れに乗ってやってみようかと思います。まさに老骨に鞭を打つという言葉がお似合いですが。ここにきて、島内のお客さんもだいぶ動き出しました。あっちこっちから催促がきています。工房の棚もだいぶスカスカになってきました。これから、当分は制作を頑張らないと追いつかなくなりそうです。大阪での物産展は、幸い来年の三月です。しかし、時間はあっという間に過ぎてゆきます。当分は、忙しい日が続きそうです。また、詳しいことが決まりましたら、この陶芸屋久島日記で、お伝えしたいと思っています。まずは怪我をしっかりと治すこと。それから、本格始動となりそうです。

2021年11月8日月曜日

キンドル


病院というところは、とにかく時間がいっぱいあります。。1日一度の診察以外は、ベッドで点滴が続くわけです。まさか緊急入院になるとは思ってもいませんでしたから、何の準備もありません。ただ、さいわい、カバンの中にキンドルが入っていました。そこで、読みかけで投げていた、佐野眞一の沖縄のルポルタージュを読み、そのあと、以前一度読んだ、ヴィクトル・ユーゴの「レ・ミゼラブル」をも見直しました。長い話ですからこんなおりでないとなかなか読み直すということも難しいので。アメリカの、ジェフリー・ディーヴァー「追跡の森」。そのあとは、フランスのミステリー、「悲しみのイレーヌ」「その女アレックス」を読みました。久しぶりのミステリーです。その女アレックスはまだ読了してませんが。一時、海外ミステリーにはまっていたのですが、まさかここにきて再燃するとは。何がきっかけになるか、わからないものです。

2021年11月7日日曜日

秋本番

 二週間の病院生活から戻ってみると、秋が本格化していました。入院する日の朝にタネを蒔いたほうれん草と春菊は芽が出ていました。庭のローゼルは花が咲いて、今はたくさんの実がなっています。収穫して、ハイビスカスティーにしたり、ジャムを作ろうと思っています。着る服も長袖の上からフリースを重ね着しています。二週間前は半袖のTシャツだったのに。ヤクルトがリーグ優勝して、衆議院選挙が終わって新しい政界地図ができました。実は病院に臨時の投票所ができて、入院患者がぞろぞろ並んで投票用紙に候補者の名前を書いたのが懐かしくなります。右手が使えなくて、左手でやっと文字を綴りました。あまりに下手くそな字に思わず笑ってしまいました。昨日は元気だったのですが、今日になって、どっと疲れが出たらしく、工房の休憩室で動けなくなってしまいました。病院では何もしないでただ横になっていただけなのに、体に疲労が溜まっていたとは思いもよりませんでした。何しろ点滴を一日八本、それに血液の流れを良くする点滴は二十四時間流しっぱなしでしたから。夜も眠れたような眠れなかったような。基本的にな家族と接触する他は、気ままに暮らしていましたから。病室に入ってからは、緊張のせいかトイレが近くなって、しょっちゅう通っていました。今はだいぶ落ち着いてきましたが。病院というところも暇なようで、いろいろな仕事の人が入れ替わりにやってきますし、四人部屋でしたから、周りの人にも気を使いますし、案外気が抜けないところでした。家にいた時はどうしても体重六十キロの大台を破ることができませんでしたが。帰ってきて体重計に乗ると五十八キロになっていました。三度三度、病院の食事は全量摂取してたのですが。それが家に帰った途端に元の体重に戻ってしまったのが不思議です。これからまだ当分は朝と晩の八時には訪問看護師さんが点滴に来てくれます。それが終わってようやく晴れて、お酒も飲めそうです。

2021年11月6日土曜日

入院

 二週間のごぶさたです。突然、入院することになって、ようやく退院して、帰って来ました。理由は手の指の怪我。近くの診療所に通っていたのですが、一度総合病院の専門の外科に診てもらった方が良いという勧めで、紹介状を手に、形成外科に。レントゲンで骨折とわかり即入院。二週間の点滴ぜめの後ようやく解放。なんとか戻って来ました。退院したとはいえ、今日からは二週間、訪問看護で朝晩二度の点滴は続来ます。医師の診断では、骨髄炎の可能性があるために、最低一ヶ月の抗生剤の点滴が必要とのことです。病院には二週間お世話になりましたから、後もう二週間ですね。自宅での点滴が続きます。詳しい話はおいおい書いてゆきます。昨夜は久しぶりの我が家。さぞやぐっすり眠れるかと思いきや、なせが高ぶって、一睡もできませんでした。今日最後に言えることは一寸先は闇。何時、何が起こるかわからないといういことでしょうか。これから、なんとか、早く日常に戻れるよう、努めてゆきたいと思っております。

2021年10月21日木曜日

浸出液

 朝、診療所で傷口の洗浄をするとき、先生から昨日は出てなかったのにと、包帯を見せられました。赤い色に染まっています。浸出液が出てますねえとおっしゃいました。嘘もつけませんから、「ちょっと力仕事をしました。」と正直に告白しました。朝、我慢できずに、畑で畝起こしをしてしまったのです。鍬を使った力仕事です。出てしまうものですねえ。体は嘘をつきません。前の日はおとなしくしてましたので、綺麗だったのですが。先生がおっしゃるのには、まだ組織が露出しているので、ばい菌に気をつけないといけないとのことです。腫れが引くまでは皮も張らないでしょうとのことでした。こちらとしては、ついつい早く自由に手を使えるようになりたいですから、先を急いでしまいます。今日は工房で久しぶりに土練をやってみました。できないものですねえ、片手では。怪我をして改めてわかりました。両手が使えるありがたさがです。

2021年10月20日水曜日

朝仕事

 今日も手が使えないので、朝の畑はお休み。その代わり工房で箸置きに化粧がけ。朝一で診療所で傷口の洗浄。当分来れますよねと言われて、どのくらいかかりそうですかと尋ねると、安定するまで二週間ぐらいですかねえと言われて、目の前が真っ暗。自営業ですから時間のやりくりはなんとかなりますが、色々予定が狂ってしまうのがなんとも痛いのです。かといって、ろくろ作業は無理ですし、外の大工仕事もはかどりませんし。それでも、怪我をした手にビニール袋を巻きつけて、汚れないようにしながら、のこで柱を切ったり、水糸を張ったり。少しずつですが前には進んでいます。身から出た錆ですから、腐らないように、前を向いてやってゆこうと思います。


2021年10月19日火曜日

診療所

 朝、診療所に行って傷口を見てもらいました。家族に強く勧められたので。家で見たときは傷口は塞がっていましたが、診療所では、ぱかっと開いていました。どうやら周りが腫れて傷口が開いてしまったようです。先生は、こうなっては縫うことができないと言ってました。怪我をしてから何時間か縫えるリミットがあるそうです。二日経っていましたから。こちらとしてはそれほどひどい傷とは思ってなかったので。傷口を洗浄して、化膿止めの薬を塗ってくれました。本当は、肩から手をつるした方が良いとのことですが、それは勘弁してもらいました。作業が全くできなくなりますから。本当は使ってはいけないらしいのですが。この代わり、大工仕事は諦めて、工房で箸置きの仕上げをしました。明日もまた診療所にゆかなければなりません。当分通うことになるのでしょうか。


2021年10月18日月曜日

シロアリ

 昨日から窯用に取っておいた薪を外の野焼き窯で燃やしています。片付けていたらシロアリが活動していたものですから。二日焼いても焼き終わりません。手の怪我も、深かったらしくなかなか乾いてくれません。薪を燃やしながら、裏の木工小屋の水道を移動したり、古いアルミサッシの戸を取り付ける準備をしたりしました。何しろ取り外す時にかなり無理をしたので変形したり曲がったりしています。それをなんとかハンマーで叩いて直しました。さしかけ屋根を止めるための板も壁に打ち付けましたが、前に息子に手伝ってもらった時には干渉しなかったはずの離れの庇がどうしても邪魔になってしまいます。致し方なく設計を変更することにしました。材料も無駄になってしまうのですが致し方ありません。できるだけお金をかけずに、古い材料で建てようというのが今回の小屋作りです。どんどんバラック化してゆきそうですが。

2021年10月17日日曜日

怪我

昼休みに、工房の裏の、木工作業所を作る予定の場所で、材木を動かしていたら、束石と材木の間に指を挟んで、怪我をしてしまいました。古材だったので、錆びた釘が心配でしたが、幸い柱と石に挟まれただけでした。それでも指の皮がむけて、痛いこと。慌てて家に戻って、簡単な手当てをしてもらいましたが、案外血が止まりにくくて、包帯が赤くなってしまいました。まあ、おとなしく休んでいればよかったのですが、薪窯の横の物置でシロアリを発見してしまったので、なんとか片付けないとと焦って動きすぎたようです。なんとか物置はだいぶ片付きましたが、出血がまた始まって、あとはそろりと気をつけながら作業をしました。この手で明日からの制作はできるのでしょうか。我ながら不注意ぶりに呆れています。 

2021年10月16日土曜日

耕運機

 今朝の畑仕事は耕運機で耕すことでした。場所によっては石灰を撒いて初めて耕運機を走らせたり、鶏糞を撒いて混ぜたり、最後の仕上げだったり、畑を移動しながらそれぞれの条件に合わせて耕運しました。途中で絡まった草を取り除いたり、石を拾ったりと、五時から初めて八時まで、大汗をかきながら終わった時は足がガタガタでした。体重計に乗ったら二キロも減っていました。それだけ汗をかいたということでしょうか。明日から雨という予報も出ていますから、なんとか頑張ったのですが。工房の午前中はあまり仕事になりませんでした。ちょっとやり過ぎたようです。

2021年10月15日金曜日

肥料

 朝いちで肥料を買ってきました。待っていたセールが始まったからです。ちょうど使い切って。困っていたところです。秋野菜の種まきのためです。肥料といっても、うちでは鶏糞しか使いませんが。鶏糞が一番安いからです。昔、自然農の福岡正信さんの弟子だった人が使っていたのが鶏糞でした。荒れた土地を開いて作物を作るためには鶏糞が効くとその時学びました。自然農といっても何の養分もない土地では作物は育ちません。昔福岡さんの本を読んで、ついその気になって、耕しもせず肥料もやらずにタネをまいて、全く作物ができず枯れてしまいました。自然農をやっている人たちは助けを入れるとか言います。それが肥料分を与えるという意味だと後から知りました。ある程度耕し続けて作物が取れるようになった後、不耕起とか無肥料とかいろいろできるのでしょうが、全くのカチカチの荒れ地に作物は育ちません。そんな当たり前のことも、本を読んだだけの頭でっかちの若者にはわからなかったということです。話を鶏糞に戻しますが、去年はほぼ不耕起栽培でしたが今年は畑の土も固く締まっています。異常に雨が多かったということもあるでしょう。だから、耕運機で起こして、鶏糞を入れることにしました。収穫の喜びが何よりの励みになります。

2021年10月14日木曜日

捜し物

 捜し物はなんですか。ジグソーです。作品の型紙をつくるために必要でした。ベニヤを切り抜くためです。古いジグソーが壊れて、買い直したものです。工房も、離れも屋根裏も、工房裏もくまなく何度も探したのですが、どうしても見つかりません。しまいには誰かが持って行ったのではと、あらぬ疑いまでもつします。するとこれじゃないのと息子が探してくれました。なんと目の前に置いてありました。ただ、ケースに入っていたのでわかりませんでした。どこかにダンボールの箱に入れてたものと勘違いしていました。恥ずかしい。あとは作業はあっという間に終了です。工具の威力はすごいですねえ。以前は石膏型の仕事の型紙はダンボーールで作っていましたが、最近は面倒でも全てベニヤで作ることにしています。一度作ると半永久的に使えますから。結果、効率よく作業できます。ようやく制作モードに入りました。なんとなく、周りもざわざわしてきました。人が動き出したということでしょうか。

2021年10月13日水曜日

 なんか急に、風が吹き出した気がします。シンガポールからはネット販売に協力して欲しいとか、島のホテルから器を使いたいとか、大阪のデパートから物産展に出品して欲しいとか、次々と話が持ち上がっています。どこまで実現できるかわかりませんが、風に逆らう理由はありません。やれるだけはやってみようかと思っています。老体に鞭打ってですが。

2021年10月12日火曜日

定期検査

今朝、病院に行ってきました。3ヶ月に一度の定期検査です。採血の結果、他は全て良かったのですが、肝臓の数値がちょっと良くありませんでした。「最近お酒が多くありませんか。」「わかりますか。」「わかりますよ。数値を見れば。」「何を飲んでますか。」「ビールと酎ハイです。暑いのでつい飲み過ぎてしまいます。」「まあ、3桁に行ってないから、良いか。」という会話でした。病院の後、ホームセンターに寄って 釘や金具を買ってきました。

2021年10月11日月曜日

工房 裏

制作再開 の予定が、なかなか手をつけることができません。つい、工房の裏に足が向いてしまいます。この前取り壊したテラスのあった場所が気になって仕方ありません。草を抜いたり、古材の金具を外したり、BSアンテナが邪魔になるので移動したりと用事が次々と出てきます。昨日最低限の材料を注文したのですが、使えると思った古材の痛みが思ったよりひどく、もっと材木買い足さないとと思ったり、迷ってばかりいます。最初はバラックでも良いと思っていたのですが、やるなら格好良いものがいいなと思ったり。実際は物置に毛の生えたようなもので良いと、始めたことなのに、人の心は変わるものです。まあ、こんなふうに悩みながら作ることが楽しいのだと思うのですが。

2021年10月10日日曜日

里芋

今朝、二度目の里芋堀りをしました。野良で育った芋ですが。畑の秋野菜を植え付ける場所を作るためです。野良とはいえ。去年と比べると大きく立派な芋に育っています。実は本命の畑は別にあるのですが。今年はできすぎて、とても食べ切れそうもありません。半年ぶりで陶芸体験をしました。もう手順を忘れてしまったのではと心配でしたが、なんとか無事終えることが出来ました。この先も次々と予約が入っています。みなさん首を長くして待っておられたようです。このまま、コロナは収束してくれるのでしょうか。

2021年10月9日土曜日

水圧

 昨日取り壊したベランダの残骸を片付けました。裏の崖に捨てただけですが。時間が経てば土に戻ってくれるでしょう。残った土や砂を高圧洗浄機で吹き飛ばしました。ところが山から引いている水道が裏の杉山で抜けてしまい、何度直しても同じところが抜けてしまいます。最後は切って新しい継手に交換したらなんとか抜けなくなりました。高圧洗浄機はなかなかの威力で何度か繰り返したら、コンクリの砂まで綺麗に浮き出てきました。ただ、苔はしぶとくて、いくら頑張ってもなかなか剥がれてくれません。致し方なく金のヘラでこそいでからなんとか剥がしました。広々した空間はおよそ5坪ぐらいあるでしょうか。柱は古材で、あとは材木を使って屋根は前に買って、外に置きっ放しの波板を使おうと思っています。果たしてどんなことになるやら、楽しみなような怖いような気分です。



2021年10月8日金曜日

前進

色々進んだ気がします。畑の周りもだいぶ片付いてきました。車が落ちないように地ならししています 。看板も何とか立てることができいました。前のより一回り大きくなりました。ベンチも塗り直して見違えるようになりました。昨日、材木の安売りのチラシが入っていました。そこで、前からの懸案だった、工房と離れの間に木工作業場を作り始めることにしました。まずは古いベランダの撤去からです。壊れ掛かってボロボロですが壊すとなるとなかなかはかどりません。大工さんの技が冴えすぎていて、どうしても外せないところが出てしまいました。壊すにもしっかり接合されていてびくともしません半分諦めてそのまま、無理やり引っ張り出しました。中には使えそうな材もありましたので、どうせ物置に毛の生えたようなものですから再利用を考えています。年内になんとか完成できたらと思っています。

2021年10月7日木曜日

キーピング デイ

昨日の続きです。看板を塗ったり、工房の壊れ始めたベンチを修理したり。ついでに体験工房の階段も直して、塗装をしました。今週いっぱいは制作は休んで、工房や家の周りのいろいろ傷んでいるところを治すことにしました。朝は畑の道路がほぼ完成しました。まず、これだけやれば大丈夫というところまでできたと思います。それに新しい畝も作ることにしました。畑用に囲んだ柵の外になりますが。幅が2メートル長さが5メートルぐらいだから5坪ほどの畑です。昨日、工房の裏に鹿が出ました。またハウスには、猿が入り込んでパパイヤが被害にあいました。野生の動物たちも秋を控えて、活発に動き始めたようです。朝晩だいぶ涼しくなって来ました。そろそろ野菜の種まきの時期がきます。コロナもとりあえず治まってきました。少しずつ人も動き始める予感がします。工房も、すっきりさせてお客様を迎えたいと思っています。 

2021年10月6日水曜日

看板

 朝、カミさんが看板の上のオブジェが傾いて落ちそうと言いました。散歩のとき通りかかると確かに今にも落ちそうでした。よく見ると、看板の板が腐ってボロボロです。もう何十年も立てっぱなしでしたので、土台から傾いてます。致し方ありません。立て変えることにしました。ただ、新しく作り直すと手間が大変です。前に県道のところに立てていた看板を再利用することにしました。ただだいぶ痛みがありますので、修理して塗りなおすことにしました。腐ったところを取り除き、釘をしっかりと打ち直し、文字をマスキングして色を塗り直します。明日乾いたら、字を塗りなおそうと思います。

2021年10月5日火曜日

リ・スタート

 今朝、絵付けの仕事が、宅配便で旅立ってゆきました。たった1ヶ月半ほどでしたが、なんとか区切りがつきまして、これから器作り、陶芸体験にとリ・スタートします。しかしすぐに作業を始めるわけにはゆきません。まずは工房を片付けるところからです。特に体験工房は大変です。新型コロナの影響もありまして長い間、陶芸体験をお休みしていました。その間は木工作業場として使っていました。気がつけば道具が増えてしまい、置いておく場所がありません。考えた挙句思いついたのが屋根裏部屋です。ところがそこも、ダンボールの箱で足の踏み場もない状態です。まずはそちらの片付けから。埃をかぶって汚れてしまったのや、時間が経って、色褪せてしまったのなどは思い切って処分することにしました。運び出し始めると、次から次へと、あるはあるは、もう何十年の間に溜まってしまったものたちです。まるでゴミ屋敷のようです。午後三時ごろまで頑張りましたが、きりがないので一旦終わりにすることにしました。そして、空いたスペースに木工道具や機械を運んでなんとか体験工房を元に戻すことができました。これからとりあえず年末まで、どんな日々がやってくるのでしょうか。コロナがこのまま治まってくれれば良いのですが。

2021年10月4日月曜日

復旧

 道を直しました。前に軽トラを落とした道です。ビニールハウスの脇を抜けて上の畑に続く崖沿いの道。もう車では通らないつもりでしたが、畑に肥料を運んだり、サトイモを収穫したりの時、一輪車では急な坂を登りきることができません。そこで、畑のあっちこっちから石を拾っては路肩に積んで、今朝土を盛りました。腰の方もだいぶ良くなりましたので。それでもツルハシと山鍬を振ると腰にきます。だましだまし、なんとか道の高いところの土を路肩の石のあたりに移動させました。ある程度平らにした後、軽トラを何度か走らせて土を落ち着かせました。まだ本当ではありませんが、どうにか走れるようになりました。それでも、前に二度も落としていますから、雨の日とぬかるんでいるときには通らないことに決めます。後、必ず四輪駆動で通ること。前回落ちた時は危うく横倒しになるところでした。木に引っかかってなんとか怪我はしませんでしたが、次に落としたら、大怪我するような気がします。まだ新車で買って、一年たっけませんが二度も事故を起こしてしまって車はボロボロです。まあ、車が救ってくれたようなものですが。

2021年10月3日日曜日

なかなか引きません。腰の痛みがです。ちょっと良くなったかなと思うとまたひどくなります。今朝の畑作業休もうかと思いましたが、まあ、やって見てダメならやめようと思って下りました。今朝は。ヘチマ用に立てたアーチを撤去しました。最初は痛くて動けませんでしたが、気がつくと終わりの頃には痛みがだいぶ引いてくれました。やはり、動いた方が良かったようです・ただ、工房ではあまり動かないように、ゴロゴロしていました。昨日はリクライニングシートに横になっていましたが今日は畳にねっころがることにしました。明日は、そろそろ、痛みも引いてくれる気がします。

 

2021年10月2日土曜日

鬼滅

 体験再開に向けて、工房を片付け始めました。素焼きの作品があふれています。それに木工用の道具もいろいろ。朝は畑で草取りをしたのですが、腰の調子がなかなか良くなりません。そこで、あまり動くのはやめて、スマホでネットフリックス。「鬼滅の刃」を見ました。前は時々、タブレットでアニメを見てましたが、スマホに変えてから初めてです。体験工房で延々と見てしまいました。あまり長く横になっていたら、またまた腰が痛くなってしまいました。やはり、軽く動いていた方が腰のためには良さそうです。


2021年10月1日金曜日

バジルソース

 今朝はバジルソースを作りました。昨日冷凍しておいたバジルの葉を加工しました。ビニールの袋をバリバリと押しつぶすと、バジルの葉は細かく砕けます。それをフードプロセッサーに入れて細かくします。オーブンでローストした胡桃も砕きます。あとはニンニクも。それらを合わせて塩を加えます。ジップロックに小分けして、最後にオリーブオイルを投入して密閉します。あとは、フリーザーに入れて完成です。前回は少量ずつ測って一回ごとにミックスしたのですが、だいぶ手間が省けて作業は捗りました。塩を計算違いで入れすぎた時は焦りましたが、混ぜる前でしたので慌ててすくい取りました。一仕事終えたあと、畑でニンニクとわけぎの植え付けをしました。


2021年9月30日木曜日

トゥルーシー

トゥルーシーはホーリーバジルとも呼ばれます。インドでは薬草として珍重されているようです。今朝収穫しました。大きなバケツいっぱいに。2回目です。前回は花がついていましたが、今日のはもうタネになりまかかっています。おそらくこれが最後になりそうです。前と同じくバジルソースを作ります。葉が小さいのでむしるだけで3時間かかってしまいました。前回は洗ってすぐにオリーブオイルと合わせましたが、今日は洗って半日干した後、冷凍庫に入れて凍らせました。凍らせるとパリパリになって 袋ごと潰すと細かく砕けると思ったからです。前にスイートバジルでやってみました。ただ葉の大きさと硬さが違います。果たしてうまくゆくかどうか。明日オリーブオイルとニンニク、それにクルミを加えて、フードプロセッサーで砕けば出来上がりです。明日のお楽しみです。

2021年9月29日水曜日

絵付け

 やっと終わりました。絵付け仕事です。毎年この時期にやっている注文仕事、もう50年近くなります。今年は、コロナの影響でいつもの半分以下に減ってしまいましたが、それでもしんどい仕事に変わりがありません。最近は、目がきつくなって、去年からハズキルーペが手放せなくなりました。昔はこの仕事が終わったら、ちょっとご馳走を食べたものでしたが、いつの頃からか、淡々と終わってゆくようになりました。明日からはまた、いつもの器作りに戻ってゆくでのしょう。

2021年9月28日火曜日

離れ

 この前、離れに置いてあった木の箱を持ち上げた時、シロアリがついていました。畳の上に敷いてあった養生シートを持ち上がると、たくさんうごめいていました。どうしたもんかと考えました。前にも一度入られて、その時は床下に入って駆除剤を散布しました。今回も同じ方法でやっつけようかと思いましたが、以前シロアリ屋さんから分けてもらったベイト剤があったのを思いだしました。ベイト剤は薬剤を染み込ませた木片をシロアリに食べさせて、巣に戻ると、巣ごと退治するというものです。ただうまく食べてくれるか、食べたとしても退治までかなりの時間が必要になります。やっつけることができればしばらくは、やってこなくなるようです。それで、今回はベイト剤を仕掛けてみました。ただ、当分は様子を見るしかなくなりました。おそらく、畳はもうダメでしょう。だから、この先離れをどうリフォームするか、今考慮中です。最近は物置化してますから、この際使いやすいように改造したいと思います。あと残すところ3ヶ月。大工仕事で今年は暮れてゆきそうです。

2021年9月27日月曜日

ナメクジ

 ようやく玉ねぎの芽が出ました。種まきから1週間かかりました。気温が高かったのでダメかなと思ったのですが。昨日は、これでなんとかなりそうと思ったのです。今朝、トレーを見ると、なんだかヌメッとした茶色の物体がいました。長さが7センチほど、胴体の直径が2センチはあります。どうやらナメクジのようでした。手で掴むと、ぬるっとしてゴワッと硬い体でした。トレーでは、やっと出てきた芽が全て食べられていました。普段あまりナメクジに気がつかなかったのですが。家族に言うと、よく見かけるとのこと。知りませんでした。野菜に悪さをするのはカタツムリかと思っていたのですがナメクジの方がはるかに凶暴なようです。可愛い芽を食い荒らす姿は、怪獣のように見えます。次から次へと、強敵が出現してきます。なんとか乗り越えないと、来年の玉ねぎにはお目にかかることができそうにありません。

2021年9月26日日曜日

里芋

今朝は里芋を掘りました。畑のあっちこっちで出てきた野良生えのさといもです。去年の掘り残しから育ったものです。雨が多かったせいでしょうか。結構立派な芋が取れました。畑の奥の畝を掘ったのですが、この後一度耕して秋蒔きの野菜の種を蒔こうと思います。新しい畝を立てようかと思ったのですが、今ある畑を整理することにしました。うちの畑は里芋だらけですから、これから少しずつ、整えてゆこうと思います。 

2021年9月25日土曜日

腰痛

ここのところ、一日中椅子に座って筆を持つ仕事を続けています。決して嫌いな仕事ではありませんが、腰がいたくなってしまいました。作業台の高さが合わなかったのでしょう。立ち上がってもまっすぐ伸びてくれません。おまけに毎朝、前かがみになって草取りをしています。この仕事も良くないのでしょう。今朝はその草取りが一区切りつきそうなところまできました。最後に草刈機が待っていました。もっとも腰にきそうな作業です。ダメなようでしたら、すぐに止めるつもりでしたが、なんとか騙し騙し終えることが出来ました。これで一安心。ただ次の試練が待っています。草を払ったところに新しい畝を作ろうというのです。畑がいっぱいで野菜の種をまくところがなくなってしまいました。できることなら新しい畑を作らないといけません。耕運機もかけなければ。この腰、果たして持つのでしょうか。 

2021年9月24日金曜日

栗ご飯

有田の友人から栗が届きました。早速夕食に栗ご飯を炊いてくれました。茶碗蒸しにもクリ。秋の味覚でした。年々四季の変化がなくなってきたように感じますが、やはり味覚の秋ですねえ。今朝、離れで木の箱を持ち上げたところ、シロアリが食っていました。今年は雨が多かったので、シロアリも活発なようです。放っておいたら、家がダメになりますから、なんとか退治しなければなりません。日々、いろんなことが起きるものです。 

2021年9月23日木曜日

十六夜

 昨日の十五夜は曇って見ることができませんでした。今朝は、青空が広がって星も見事に輝いていました。もちろんお月様もバッチリ。ただ、一晩で随分欠けるものですねえ。なんだかあまり感動しませんでした。やはり来年の十五夜を待つしかないのですかねえ。ところで毎年十五夜の晩には、各集落で綱引きと相撲大会が行われるのですが、去年に引き続いて今年も中止となりました。運動会もやらないようです。コロナは罪作りです。ただここのところの急激な減少、一体どうしたことでしょうか。専門家でさえ首を傾げているのですから、我々に分かるはずがありません。このまま、消えてしまってくれると良いのですが。コロナの方もあまりやりすぎると、絶滅させられるのではと作戦を変更したのかもしれません。このまま、落ち着いて、お客さんが動いてくれるとありがたいのですが。

2021年9月22日水曜日

朝雷

今朝の天気。雷が遠くでゴロゴロ言ってましたが、なんとか散歩までは降り出しませんでした、歩いていると、緑色の空に変わって、近所の人がベランダから空を見上げていました。不思議な色。思わず、「緑色の空」と、空を指差して叫んでしまいました。「きれいな空」と返ってきました。それから雨が落ちてきて、雷が近づいてきました。朝雷は晴れると昔隣のおばさんが教えてくれましたが、そのとうり、午後から日も差してきました。雨に降られて、陽に照らされて、玉ねぎのタネは芽が出てくれるのでしょうか。

2021年9月21日火曜日

十五夜

 今日は中秋の名月で十五夜だそうです。息子がどこかから立派なススキを見つけてきてハギと一緒にお店に飾ってくれました。朝から昨日のつづきで草刈りをしました。花壇の周りから、ビニールハウスの脇、工房の駐車場とスッキリしました。最後に道沿いのサースを刈りました。すると、重機を扱う人がやってきて、前の道を大型車が走るので、通行の邪魔になる枝を切らしてほしいと言うのです。今年は雨が多くて、木の伸び方も異常なほどでしたのでありがたい申し出です。昼前に外でチェンソーの音がして、後で通ってみるとすっかり道路が整理されていました、下のサースは今朝刈りましたから、急に広々として、見違えるようです。これで、今夜の十五夜お月様が拝めれば言うことなしですが。

2021年9月20日月曜日

天ぷら

 昨日の晩は天ぷらでした。材料のうち、4種類が我が畑で採れたものでした。カボチャにミョウガ、インゲンとオクラです。こんな時、畑やっててよかったとつくづく思いました。さすがに玉ねぎと人参は無理ですが。先日蒔いたニンジンの種は全く出ませんでした。雨が続いたので上手くゆくと思ったのですが、どうやら気温が高すぎたようです。そして今朝は玉ねぎのタネを蒔きました。発芽温度が20度となっています。タネ袋には蒔き頃は9月となっています。おかしいですよねえ。屋久島では十一月にならないと20度にはなりません。今日の屋外は34度もありました。どうしたもんかと、トレーを持ってウロウロ。どこも温度が高すぎます。致し方なく、寒冷紗を張りましたが、これで無事芽が出てくれるのでしょうか。人参に続いて、また芽が出ない、なんてことになりそうです。去年はなんとか芽が出てくれたのですが。こればっかりは、天の神様にお任せするしかないのでしょうか。

2021年9月19日日曜日

種まき

 今日は朝から、種まきの予定でしたが、絵付け作業が押して押して午後三時になってようやく材料の準備が整いました。まずは玉ねぎからと取りかかったところにお客さん。実はシルバーウィークに入っても全然来てくれませんから、やはり新型コロナで今年は暇なのかなと思っていたのですが、なぜか種まきをしようとしたらお客さんです。困ったやらありがたいやら。まあ、本職あって、趣味の畑もやれるのですから、これはありがたいことだと思います。結局種まきは持ち越しですが。玉ねぎのたね、手違いで4袋も届いてしまいました。去年も、上手く育ってくれませんでしたから、これくらい蒔いてちょうど良いのかもしれません。明日は朝から種まき、その後、庭の草刈りをしようと思っています。

2021年9月18日土曜日

落花生

 今朝はバジルの畑の草を取りました。前回取ってからそれほど経ってないのですが、雨が多かったためか、すっかり草に覆われてしまっています。雑草を取っていると、混植していた落花生まで抜けてしまいます。落花生は根があまり張らず葉の先を引っ張ると簡単に抜けてしまいます。実がついていますから勿体無いので、家に持って帰りました。茎から実を取ると結構な量になりました。中に鞘が割れて芽が出ているのがいくつか見つかりました。まだ収穫時期だというのに、もう芽がでるとは。今年ま雨が多いのと暑いのとで勘違いしたのでしょうか。それにしても、普通落花生の種は鞘から外した状態で売られています。まさか鞘がぱかっと割れて、芽が出てくるなんて。これなら、来春は鞘ごと埋めてやれば、育ってくれるのでしょうか。見つけた芽が出た鞘は、家の前のプランターに埋めてあげました、これからどんな育ち方をするのか観察したいと思います。


2021年9月17日金曜日

干しネギ

今朝は、干しネギを畑に植えました。仮植えしておいたのを2週間ほど前に抜いてビニールハウスで干しておいたものです。ネギは丈夫な植物で一ヶ月ぐらい干してあげると、畑に植えた時、その反動でより成長がよくなるらしいのです。去年も干しネギに挑戦したのですが、夏の暑さで半分以上溶けてしまいました。今年は逆に雨が多くて、なかなか抜くタイミングが見つかりません。なんとか2週間ほど前に引っこ抜いてハウスに広げておきました。ただ今年のネギは細くて去年の半分ぐらいしかありません。2週間ではちょっと短い気もしますが。今年は今も毎日30度を超える暑さが続いています。それに雨も多くて、今日も植えているところに強い雨が降ってきました。苗が腐ってしまうのではと心配です。毎年環境が変わりますから、どう対処したら良いのか経験が必要になるのでしょうが、なんせ全くの初心者です。この後どうなるのか、賭けをしているような気持ちになってしまいます。 

2021年9月16日木曜日

初里芋

ここのところ家の入り口周りの草を取っっています。製材所の切り落としの薪が置かれていますが、何年も置きっぱなしで腐り始めてしまいました。その後ろのスペースで去年は里芋を植えましたが、雨が降らずに枯れてしまいました。今年はカボチャにパパイヤ、ローゼルなどを植えたのですが、サースに覆われて見えなくなってしまいました。2メートルほどに伸びたサースがびっしりと生え広がって、他の植物は負けてしまったようでした。ここ三日ほど、毎朝、格闘してなんとか地面が見えてきました。今朝、サースの根っこに小さな里芋がいくつかくっついて出てきました。去年の生き残りのようです。今年は雨が多いので復活したようです。あたりを掘ってみたら、一回食べるぐらいの小芋が取れました。今年初めての里芋です。実は本命はビニールハウスの横で大きく育っていますが、収穫はまだまだ先になりそうです。他に畑で赤目芋も育っていますが、そちらの収穫もおそらく十一月ごろになりそうです。今朝は他にカボチャが一つ、たわしになりそうなヘチマも出てきました。サースに埋もれていろいろ出てきます。ローゼルもなんとか生き残ってくれています。もうしばらくすればハイビスカスティーやローゼルのジャムが作れるかもしれません。 

2021年9月15日水曜日

 工房で作業をしたいたら、屋根の上で音がしました。猿だなと思い、追い払うためにパチンコを持って外に出ました。いくら探しても屋根に姿が見えません。ふと体験工房のさしかけ屋根を見ると、一匹うずくまって何かをしています。パチンコを打ったら、びっくりした猿が突然、ポリの波板を蹴り破って、瓦を一つ壊して、屋根伝いに逃げてゆきました。ものすごい力です。見事に丸い穴を開けられてしまいました。余計な仕事を作りやがってと言いながら、修理です。梯子をかけて、去年、車庫を作った余りの波板を使って修理です。まず、枝を伸ばしたベンジャミンゴムを鉈で落として、蚊に食われながら汗をかきつつ、なんとか修理を終えました。あの猿、いつもこの辺りに現れる五匹の群れの一匹だと思います。なぜ一匹だけで行動していたのか謎ですが。どうも人を馬鹿にしているようで近づいても逃げようとしません。今回のことで警戒して、山に戻ってくれると良いのですが。この時期、どんぐりがたくさんなって、山にも食料が多いと思います。お互い、これ以上、諍いしたくありませんから。

2021年9月14日火曜日

選挙

今日から屋久島町議会議員選挙が始まりました。県道から名前を連呼するスピーカーの声が響いてきます。耳慣れない名前もあるので、新人も多く立候補しているようです。世間では、議員のなり手が少ないという話を聞きますが、ここ屋久島ではかなり人気があるようです。若い人も立候補しているし、当該から移住してきた人も何人か立候補しているようです。ちょっと前まで、町長のリコールが話題になっていましたから、島の政治に参加しようという人も多いのかもしれません。島では空港のジェット化や馬毛島の問題、それに、観光客の減少など、問題が山積しています。利権争いではなく、町民の暮らしが良くなるために汗を流す人に当選してもらいたいと思います。

2021年9月13日月曜日

収穫九月

台風14号からの雲でしょうか。今日も天気がはっきりしません。畑仕事はできませんが収穫だけはしてきました。思ったよりも色々なものが採れました。


 空芯菜、枝豆、パパイヤ、インゲン、ヘチマ、オクラです。パパイヤはこれからですが他は夏の名残の野菜たちです。オクラもそろそろ終わりが近づいてきました。インゲンも手が届かないほど丈が伸びてしまいました。これから秋に向かって、種まきの準備をしたいのですが、天候不順が続いています。

2021年9月12日日曜日

雨の止み間

朝からのしとしと雨。梅雨のようによく降ります。庭に出ることができません。工房で窯仕事。朝食にしようと戻る途中、 家の前にカミさん。聞くと、ポストの周りの草をとっているとのこと。素通りもできず、手伝うことに。素足に草履、手袋もありません。鉈が軽トラに積んであったので、潅木を切って、蔓を退けました。棘の多い、野ばらや野いちご、山帰来も棘があります。手は傷だらけです。工房では腐りかかったベンチとにらめっこ。



どうしたら、綺麗になるのかと。工房の入り口には白萩が元気です。



隣にはモンステラが花をつけています。水芭蕉を巨大化させたような不思議な花です。



2021年9月11日土曜日

ベンチ

 庭の草取りと枝打ちを朝からしました。最近は畑にばかり気を取られて、庭の方は荒れ放題です。サースが覆い尽くして他の植物の姿が隠れてしまいました。そんな植物たちを一本一本救い出します。途中雨が降ってきてビニールハウスに避難して、また畑に戻りました。あとからカミさんがきて、工房の前の崖をやるというので手伝いました。庭で埋もれていたすっかり錆びて腐ったベンチを工房へ運びました。なんとか修理できないものかと思案中です。午後は雨になって一度停電しました。空模様がどんどん怪しくなっています。

2021年9月10日金曜日

枝打ち

 今日も朝から家の庭仕事です。主に庭木の枝打ち。鉈で落としてゆきます。それから道に生えた草をかいて、通路を修理しました、車の轍が沈んしまったところを、中央部の高くなった砂利を削り、ならしました。午前中は窯仕事。午後から、今度は工房の庭木の枝打ちをしました、途中で蜂に襲われて退避、おそらく間違って巣を落としたようです。ああ。刺されなくてよかった。ちょっとはすっきりしたでしょうか。台風14号の動きが怪しいようです。ヨーロッパの進路予想では、途中で東に向きを変えて、鹿児島を目指すという動きが出てきました。まだ、もう少し近づいてこないと、確かなことはわからないのでしょうが、嫌な動きです。どうぞ、ひどいことになりませんようにと、祈るしかないようです。

2021年9月9日木曜日

庭の草

ここ数日の 朝作業は庭の草取りです。なんという名か、イネ科の雑草がはびこってしまい、毎年咲いてくれる庭の草花を覆いつくす勢いです。今朝もねじり鎌で抜いたのですが、短い時間ではどうにも追いつきません。それで、午前中いっぱい頑張って作業をしました。朝の日が昇る前の時間はまだ楽なのですが、日が回ってくると、暑いこと、すっかり汗まみれになってしまいました。なんとかざっとですが目立つ草を抜いて、あとは草払い機で刈ろうと思います。関東の方ではだいぶ秋めいてきたというニュースを見ましたが、ここはまだまだ厳しい残暑です。台風の動きも不気味ですが、この蒸し暑さ、どうにかならないものでしょうか。


2021年9月8日水曜日

バジルソース

今日はバジルソースをたくさん作りました。先日試しに作ってパスタで食べてみました。スイートバジルとは香りが違いますが、案外行けることがわかりました。そこで朝早くから、大きなバケツにいっぱい摘んできました。家の台所で茎から葉をちぎります。小さい葉なので手間が大変でした。四時から初めて8時までかかってしまいました。葉だけにするとびっくりするほどわずかになってしまいましたが。それからフードプロセッサーでオリーブオイルとニンニク、それとクルミを加えて粉砕します。本当は松の実がおいしいらしいのですが、松の実は高価なので、ネットで調べてクルミで作ってみました。全て作り終えるのに2時間。かみさんと二人で奮闘しました。保存袋に小分けして冷凍庫に入れて完成です。畑にはまだまだ、大量のホーリーバジルが育っています。残りをどうするか、またまた頭を悩ませています。 

2021年9月7日火曜日

秋の花

 今朝、家の花壇の周りの草を抜いていたら、真っ赤なバラを見つけました。毎年草に覆われて枯れそうになるのですが、今年はどういうわけか元気に育っています。周りを青いアゲラタムに囲まれて一層あでやかです。家の前の花壇には彼岸花が咲いています。誰かが植えたわけでもなく、何年か前から一輪だけ赤い花を咲かせまてくれます。工房の前では白萩が花をつけ始めました。今年はまだ台風が来ませんから見事です。毎日暑いと思っていましたが、秋は間違いなく来ているのですね。

2021年9月6日月曜日

バジル

 今朝、バジルを収穫しました。畑に花の咲き始めたバジルが広がっています。バジルソースを作るためです。毎年、9月にまとめて作るのが我が家の行事になっています。たくさんできたら、一年分冷凍して楽しんでいます。去年まではスイートバジルでしたが、初めてホーリーバジルを育てました。別名トゥルーシートも呼ばれてインドでは不老長寿の妙薬として珍重されているとか。確かに、近づくと薬のような強い香りにむせびそうになります。試しに口にしてみましたが、かなり強烈な香りで、果たしてソースにしたとき癖が強すぎないかと心配になります。そこで、今日は試作して、一度料理に使ってから、レシピをねりなおそう考えました。今晩はパスタに絡めて、どんな味か試すつもりです。ホーリーバジルは乾燥させてお茶として飲むのが一般的なようですが。あの畑の大量のトゥルーシーの運命が今夜決まるということになります。

2021年9月5日日曜日

先取り

 よく、季節を先取りするというようなことを言いますが、もう、来年のお正月のおせち料理が40万円なんて話題がテレビに流れています。セミが鳴き入道雲が海の上にかかっているのですが。来年のカレンダーや手帳も店に並んでいるとか。政治ネタもポスト菅の話ばかりです。人の心は先へ先へと走っているようです。去年、玉ねぎのタネを蒔いたのが夏の終わりだったことをおもいだして、タネを注文しました。今年は野菜の苗を買うことはなく、全てタネから育てました。来年の目標でもあります。中でも玉ねぎの苗はかなりハードルが高いようで、失敗する人が多いようです。育苗期間も長いですし。なんとか収穫できたのは運が良かったのでしょう。今日最後のスイカを収穫しました。スイカと呼ぶにはあまりにも小さいマイクロスイカですが。それと、初のパパイヤも収穫しました。ハウスの脇に植えたパパイヤにも花が咲き始めました。季節は秋へと移ろっていくようです。

2021年9月4日土曜日

エンド オブ サマー

近頃、朝からずっとradikoで FM横浜を聞いています。あちらは気温が下がって20度ぐらいらしく肌寒くなって、流れる音楽も夏の終わりの曲が多くなりました。しかしここ屋久島は、入道雲もくもくで30度を超える真夏日が続いています。頭の中は秋、体は夏を感じるというちぐはぐ状態になって困っています。おまけに、昨日からの政治話。あの方が任期いっぱいで辞めるという突然のニュースです。彼とは年齢も一緒で、あの虚ろな目を見るとひとごとでなく、哀れを感じて仕方がありません。言動を見ていて、決して好きになれませんでしたが、物悲しい気分になってしまいました。やっぱりねえ、同世代ので元気な人を見ていた方がこちらも負けないぞという気になります。秋風が頭の中を吹き抜けてゆきます。もう一つ、ここ屋久島も選挙が近づいているのです。今日も立候補者が挨拶に来ました。これから当分は選挙の秋風が吹き荒れるのですね。


2021年9月3日金曜日

カボチャ

 今朝、草の中からカボチャが出てきました。ビニールハウスと畑の間の傾斜地からです。タネから育てたカボチャの苗をあっちこっちに植えたのですが、いつの間にか草に覆われて。見えなくなってしまいました。枯れてしまったのだろうと諦めていたのですが、草を抜いていたら出てきたのです。ツルはもう枯れてしまって。カボチャだけが取り残されたように転がっていました、大きさが大、中、小、極小の四つです。一番大きいのは表面に何かにかじられたような傷がありましたが、固くて歯が立たなかったようです。それにライムの実も一つ収穫してみました。去年植えた別の苗に花がついていたからです。ライムは今晩焼酎に絞ってみようと思っています。それと、草を取った時誤って抜いてしまった落花生も家に持ち帰りました。去年ホームセンターで買った、中国産の生落花生を試しにと植えたものです。ずいぶんたくさん植えましたが芽が出たのはわずかでしたがちゃんと実ができていました。九月は実りの季節でもあります。


2021年9月2日木曜日

農業用水

 ここへきて雨が降りません。その前は雨ばかりでしたので、植物もとまどっていることでしょう。何よりも里芋。水が大好きで、今年は殊の外育ちも良かったのですが、この日照りで葉が茶色くなってきました。枯れる前兆です。農業用水からホースで水をかけはじめました。おかげでだいぶ元気になってきましたが、3分の一ぐらいの葉は枯れてしまいました。もう一つ、追肥をしたのもよくなかったようですが。さというもの根は意外と繊細で、肥料のやり方が悪いと焼けてしまうようです。これから乾かさないように、水を絶やさないようにしたいと思います。

2021年9月1日水曜日

柚子胡椒

 今朝は柚子胡椒を作りました。昨日、青ゆずが届きましたので。うちの畑のゆずはまだ実がなりませんから。ハウスの中で島とうがらしがたくさんなっていました。それを収穫して、ネットでゆずを注文しました。早速、皮をむいて唐辛子と混ぜて、フードプロセッサーで砕きました。ところが。唐辛子が細かくなってくれません。二日ほど干したのが悪かったようです。おそらく硬くなってしまったのでしょう。それに島とうがらしはタネが唐辛子にくっついていて、取り除くことができません。それでそのまま使ったのですがタネが固くて砕くことができません。フードプロセッサーは諦めてミキサーにかけましたがダメでした。最後はすり鉢でゴリゴリしたのですがどうしてもタネが潰れてくれません。諦めて一口なめてみましたが、その辛いこと、舌がビリビリしびれます。しばらく寝かせるとまろやかになるとのことで、冷蔵庫で様子を見ることにしました。そのうちに唐辛子も柔らかくなるかもしれませんし。何事もやると見るとは大違いです。ものを作るのは、本当、難しいものです。

2021年8月31日火曜日

強制終了

 昨日の続きの板壁の修繕です。昼には終わるかなと思っていましたが、一日仕事になってしまいました。次々と直さないといけないところが見つかって、なかなか終わりません。材料がなくなったところで強制終了です。最後は外壁用の塗料を塗って終わり。どこを直したのか、わからないぐらい馴染んでいます。やりたいところはたくさんあるのですが、年末か台風でもきたらその時にやろうと思います。明日からは九月。今年も残すところ三分の一になってしまいました、そろそろ年末に向けての仕事に手をつけようと思っています。

2021年8月30日月曜日

大工仕事

 大工仕事です。工房の裏の壁が腐って、下地がむき出しになり、かなり痛みが進んでしまいました。工房は学校の木造校舎が廃校になって、その材料で建てました。ただ柱だけは鉄骨で増強して建てました。その鉄骨も錆びはじめています。壁板を剥がして、むき出しになった鉄骨の塗装から始めました。腐っている下地材を入れ替えて、防水紙を貼り直します。それから板を貼り直すのですが、にわか大工ですからなかなか捗りません。今日は板を打ち始めて終了。金槌でトンテンカンとやっていると、どこか遠くからも金槌の音が響いてきます。やはり、何か造作をしているようです。青い空に蚊がブンブン襲ってきます。夏の外仕事は暑さとの戦いだけではないようです。


2021年8月29日日曜日

時間切れ

 今朝は、パパイヤの後ろの木の枝落とし。長雨で、伸びた木の枝が被りこんですっかり日が当たらなくなったパパイヤの救出です。梯子をかけてのこぎりで枝をおとしました。カズラが絡んでいるためになかなかはかどりません。半分もゆかないうちに時間切れです。昼間は工房の前の庭の手入れ。こちらも草とのびた木の枝で大藪になっています。汗びっしょりで作業をしたのですが、あっという間に時間切れ。半分ほどで終わってしまいました。あと一日頑張ればなんとかなりそうですが、やることが山のようにあります。続きはいつのことやら。そのうちに人生も時間切れなんてことになってしまうのでしょうか。


2021年8月28日土曜日

耕運機

 去年の大型台風で、耕運機が倒されて、かぶせたあったシートも剥がされて雨にさらされてしまいました。前にも、機関に水が入って動かなくなりました。多分また動かなくなってしまっただろうと、そのまま放置していました。あれから一年、今朝、どういう風の吹き回しか、試しにエンジンかけてみようとスターターを引っ張ったところ、なんと掛かってしまったのです。最初はすぐに止まってしまいましたが、しばらく動かしていたら、だいぶ安定してきました、そこで新しい燃料を入れて、畑を耕してみました。置いてあった、ハウスのすぐ脇のネギの畝です。あれから一年、鋤とスコップで農作業をしてましたから、機械の威力にびっくり。カチカチだった土がくるぶしまで沈むようになりました。やはり、文明の利器は大したものだと思います。まだ、エンジンの調子が安定しませんが、これからはマメに動かしてゆこうと思っています。

2021年8月27日金曜日

農協

 建材屋で材木を買ってきました。工房の外壁が腐って構造材がむき出しです。放っておくとどんどん傷んできます。下地材を入れて、板を打ちかえることにしました。昨日直ってきた軽トラで。そのあと、農協によって肥料を買いました。車で走っていると、トラクターやら耕運機を積んだ軽トラやらにすれ違います。皆考えることは同じのようです。ようやく晴れ間が戻ってきました。そろそろ秋植え野菜の準備を始めるようです。道路ぎわの畑では、石灰を撒いたらしく、白くなっているところも見えます。農協にも肥料を買いに来ている人が何人かいました。そろそろ、次に向かって動き始めたようです。

2021年8月26日木曜日

新たに

 新たに昨日の事故のこともありましたから、畑が嫌になってしまうのではと心配でしたが、朝目が覚めると、直行しました。どうやら熱は冷めていないようです。今朝はネギを抜いて干しネギ作りを始めました。半日ほど、畑で乾燥させて、ハウスに運びました。あとは2週間ほど乾かして干しネギにしたあと、再び畑に戻す予定です。昼間は通常のロクロ作業。これから日常がまた続きます。昨日、大怪我していたらこんなことはできませんから、不幸中の幸いと思います。

2021年8月25日水曜日

転落

 朝、軽トラが転落しました。畑の横で、タイヤが滑って川に向かって傾斜した崖を落ちてしまいました。4WDにしていたのですが。幸いというか途中の木に引っかかって横倒しは避けられましたが。以前にも一度同じ場所で落としたことがありましたがその時は幸い脱輪だったので、なんとか家族に手伝ってもらって脱出できました。今日は完全に落ちてしまったので引き上げるしか手立てがありません。前に、木を切る時に引っ張るために買っておいたチルホールがあったことを思い出しました。ワイヤーも五十メートルあります。引っ張る方向の木にワイヤーをかけてチルホールで引こうとしましたが、息子と二人ではどうしても引き切ることができません。お隣に加勢を頼んで四人がかりでなんとかあげることができました。車の荷台は曲がるしあちらこちら傷だらけです。家族は怪我がなくてよかったというのですが、こっちはなんであそこまで落ちてしまったのかとか、もう少しやりようがあったはずと、悔やむことばかりです。もうこれからは車を畑に入れることはやめます。途中の安全なところまでで止めることにしました。現在車は隣の修理工場に預けてあります。しっかり点検してもらって、安全運転に努めようと思います。

2021年8月24日火曜日

二槽式

出かけてきました。棚卸と買い物です。コロナが流行っていて嫌でしたが。買い物の目的は洗濯機です。家の外に据えてある、二槽式が壊れたからです。正確には壊れかかったというべきでしょう。脱水が調子が悪くてスイッチ の後ろのあたりをどんどん叩かないと回りません。カミさんが毎日頑張っていますが、多分時間の問題でしょう。そこで思い切って買い換えることにしました。確かホームセンターにあったはずだと、行ってみると1台置いてありました。用事が終わった後車に積んで帰りました。開けてみると以前使っていたものと全く同じ機種でした。カミさんの記憶では30年前のものとの頃。よくもったと思うと同時に、全く同じものを作り続けているメーカーにも驚かされます。二槽式は泥だらけになった作業服用ですから前の洗濯機に長い間ご苦労様とカミさんが手を合わせていました。しかし、実は工房に運んで、修理して雑巾の洗濯用に使おうと目論んでいます。まだまだお役御免とななりそうにもありません。

2021年8月23日月曜日

サース

午後ちょっと時間が空きましたので、工房裏の草取りを始めました。この夏は雨が多くて、草の伸び方がこれまで経験したことがないほど早いのです。お盆前に一度草を払ったのですがもう一メートルほどになっています。一応コンクリートを流したところなのですが、割れ目に根を生やして、広がっています。一旦サースが生えるとその茎に土や腐った葉などがたまってそこにまた新しい根が生えて、気がついたら一面サースだらけです。半日作業しましたが、まだ終わったのは三分の一ぐらいでしょうか。息子は呆れて、除草剤使ったらというのですが、 これまで使ったことがないので、心の中で「俺の目が黒いうちは使わない」とつぶやいていました。まあ、負け惜しみのようで嫌なのですが、なんとか頑張って、一渡り抜きたいと思っています。

2021年8月22日日曜日

土の花

朝は雨でした。



おととい挽いた小壺を削りました。



午後は、小壺に生ける花を土で作りました。庭のルドベキアの花です。




 

2021年8月21日土曜日

水差し

 今日は、息子が1回目のワクチン接種の日。もう一回で全員が摂取を終えたことになる。工房では一人。最近、皿や鉢ばかり作っているので、ちょっと毛色の変わったものを作る。水差しや小さいツボなど。



いわゆる袋物と言われる、胴体が膨らんで口が閉じたようなかたち。もちろん蹴りロクロ。ただ、位置が低すぎて腰が痛くなりそうなので、台を据えてその上に一個ぶんずつ粘土の玉を置いて、いわゆる玉造り。作りたいデザインを頭の中で描いて形にする。たまに一人も良いもので、休みたくなったら休憩室でゆっくりして、気が向いたらロクロに向かう。明日は、把手をつけようと思います。

2021年8月20日金曜日

夏野菜

今朝の収穫です。



昨日、間違えて焼酎を生で呑んでしまい、すっかり酔っ払って今朝は気持ちが悪くて起きられませんでした。それで、畑はお休み。ただ、収穫だけはしてきました。今朝も、オクラに空芯菜、それとササゲです。普通、夏野菜といえばきゅうりにピーマン ナス、トマトですが、うちの畑では上手く育ってくれません。それで作りやすいのが今のラインアップ。それでも去年はオクラは全くダメで、ササゲも台風で枯れて、空芯菜は一晩で虫に食われて丸坊主にされてしまいました。野菜はいつ何が起こるかわかりません。だから、毎日、せっせと収穫だけは続けるようにしています。

2021年8月19日木曜日

スイカ

今朝 、ビニールハウスの横のネギばたけで草を取っていると、雨が降ってきました。ビニールハウスの中に移動して、草を取りました。すると小玉すいかが一つ、腐っていました。がっかりして、他のスイカを探すと、ツルが枯れて肌が黄色っぽくなったすいかが出てきました。きっとダメだろうと思いながら、家に持ち帰って切ってみました。なんと、赤く熟して良い匂いです。試しに一口、あまーいすいかでした。



大きさは、ソフトボールぐらいの超小玉すいかです。それなのに、ちゃんと熟してくれていました。大昔一回だけすいかが美味しくできたことがありましたが、それ以来です。今年はなんとか、かぼちゃもできましたし、小さいとはいえすいかも育ってくれました。この悪天候が続く中です。ありがたいやら嬉しいやら。明日はこれを使ってスムージーを作ろうと思います。

2021年8月18日水曜日

以心伝心

 昨日家に戻ったら、食卓にパンプキンパイができていました。日記を読んだのかと思いましたが、書いてすぐに戻りましたから、読んでから作っている時間はありません。偶然の一致でしょうか。それとも長いこと夫婦をしていますから、同じことを思うのでしょうか。何にしても、おかしいような恐ろしいような、妙な気持ちになりました。何しろ初めてのパンプキンパイですから。おいしかったです。本当に。バターとかぼちゃって合うのですねえ。使ったカボチャは、鹿児島から送ってきたものでした。ほこほこ系ではなくしっとりした食感でした。まだ、うちの畑で採れたかぼちゃも残っています。しばらく寝かせて甘みが出てきたら、調理してもらおうと思っています。


2021年8月17日火曜日

パンプキン

今朝、草を取っていて、確かこの辺に南瓜がなっていたはずと、探すと、草の中で見事に腐っていました。半分残った実に虫がたかっていました。もう一つあったはずと草をかき分けると出てきました。大きなかぼちゃが。こちらは無事なようです。収穫のタイミングがわからないので、腐らせては元も子もないと、家に持って帰りました。何日か前に小さいのを三つ収穫してましたから、全部で4つ、並べて写真を撮ってみました。



何しろかぼちゃがなるのは初めてです。毎年、挑戦するのですが、病気で途中で枯れてしまいました。今年は早く植えたのが良かったのでしょうか。病気にはなりましたがなんとか実がなってくれました。果たして熟しているかはわかりませんが。一度はパンプキンパイを焼いてみたいと思うのですが。 

2021年8月16日月曜日

夏の終わり

 お盆の15日を過ぎますと、急に夏が終わった気分になります。お客さんも静かになりますし。セミもツクツクボウシの鳴き声が耳につくようになります。今年も夏らしい暑さはあまりなくて、雨がよく降ったなあという印象でした。今日も朝からムシムシして、梅雨の頃のようでした。各地で相変わらず、局地的な大雨の被害が伝えられてきます。屋久島でも今夜から明日にかけて、雨雲がかかるという予報です。我が工房でも今日から通常運転再開です。秋に向けての新作も作ってゆきたいと思っています。食欲の秋がやってきますから。

2021年8月15日日曜日

納品

 今朝、納品に行ってきました。昨日、お土産屋さんから、電話が来たからです。ここに来て、お客さんが多いようです。オリンピックが終わって、お盆休みで、島にも活気が戻って来たようです。それに従って、コロナの感染者も増えて来ましたが。一日で10人を超える感染者が出ました。どうやら、バーベキューでクラスターが発生したようです。鹿児島も県独自の緊急事態宣言が発出しましたし。だから、店が混み始める時間よりも早く納品を済ませようと、早く出かけました。今日は屋久島でもかなりの雨が降りそうだということでしたが、午後はそれほどひどくならず、相変わらず降りそうで降らない空模様が続いています。九州の北の方が前線の影響で、激しく降っているようです。まだ、お盆だというのに、秋雨前線ということです。天気も今年は、狂っているのでしょうか。

2021年8月14日土曜日

里芋

 今朝は里芋の畝の草を取りました。今年は雨が多いせいか元気に育っています。ただ、草もものすごい勢いですからたまに取ってやらないといけません。先日追肥したのですが、肥料を根の近くに撒きすぎたようで葉をだいぶ枯らしてしまいました。夏にはサトイモ畑に入ってはダメという教えもあるそうで、それは夏の乾燥で根っこが弱っているところに足で踏み荒らしてはいけないということだと思います。しかし、今年は雨が多いので、今も葉が元気そうで、肥料焼けからもう、復帰してきました。今年初めて、セレベスという種類を植えてみました。これまではずっ。土垂れという種類を育てていました。セレベスは赤目系で茎も太く背も高くなるようです。芋も大きなのが取れると良いのですが。これまで作っていた土垂れもビニールハウスの脇で元気に育っています。これからも順調に育ってくれると良いのですが。


2021年8月13日金曜日

墓参り

 今朝早く。雨の止み間を見計らって墓参りにゆきました。まだ夜が明けきらない頃でしたから、誰にも会うこともなく、静かなお墓でした。今にも降り出しそうでそそくさとお墓を後にしましたが、天気予報とは裏腹に、一日、ほぼ曇り空が続きました。全国的に、ひどい雨空が続きそうだと、予報が出ています。災害にならないことを祈るばかりです。

2021年8月12日木曜日

湿度

 今日の蒸し暑さはどういうことでしょう。朝降った雨のせいでしょうか。じとっと汗ばんで気持ちの悪いこと。九州地方では線状降水帯ができて大雨が降っているようです。明日からはお盆。早いですねえ、日が経つのが。そろそろ年末に向けての仕事に手をつけないと。あっという間に、秋がやってきそうです。

2021年8月11日水曜日

シンメトリー

 今日のお客さん。小壺を買ってくれたのですが、包装用のテーブルに置いた後、挙動が変わっていました。しばらく離れて、突然振り返ってツボを眺めて、次は腰をかがめた位置で見直したりと数回、繰り返し吟味していました。それから、カタチモヨシと呟いてようやく、こちらに向かいました。それを見て、ロクロに向かって制作している時と同じ動きだと思いました。制作中に一つの器に対して、何度か繰り返して、これでよしと納得する繰り返しなのです。器も人間と同じように個性があります。その微妙な違いが面白いのだと思います。我が工房が、蹴りロクロにこだわるのもその個性を引き出したいためです。ゆっくり足で蹴りながら形にしていると、微妙な揺れがう器に伝わります。島で育ったタブノキを自分で組み上げて作ったロクロは、かなりブレがひどく、回すと上下左右に揺れて回ります。そのロクロと50年近く付き合ってくると、リズムがいつの間にか合ってきます。まるで家族と暮らしているような感じです。そして出来上がる形も決してシンメトリーではなく、それぞれが個性的な姿に出来上がります。だけど、決してバランスが取れてないのではなく、立ち姿が生きているように感じられる気がします。そんな微妙なところにはなかなか気がついてくれる人は多くはありません。今日のお客さんはおそらく無意識に気がついたのだと思います。作者冥利というもので、なんだか、一日良い気持ちで過ごすことができました。ありがとうと心の中で叫んでしまいました。

2021年8月10日火曜日

旅もの

 昨日まで、中年の長距離ドライバーが延々と日本中を走って行く先々のドライブインや食堂で飯を食っている動画を見ていました。あれって、一つ見終わると次々と同じ人の動画が出てくるのでついつい見続けてしまいます。それともう一つ、近頃、全く島を出ず、仕事場と畑の往復の毎日ですから、ちょっと憧れというか、開放感に浸れて、気分が変わるような気がするのです。それが今朝は、ある若者が原付バイクで北海道を目指すという動画に出会いました。今日は一日それを見ていました。一日といっても、もちろん仕事の合間の休憩時間のことです。昔バイクが好きで色々乗ってきましたし、バイク雑誌を買って、ツーリングの記録を読むのも楽しみでした。いわばそれの動画版です。北海道に行ったことがありませんから、新鮮で、自分が北の大地を走らせているような気分が味わえます。延々とただ、バイクに取り付けたカメラから流れる風景を眺めているだけなのですが。若い頃を思い出して、ほろ苦い青春にタイムトリップした気分になりました。

2021年8月9日月曜日

人参種まき

 台風9号が、思ったよりも西寄りに進んで、昨夜は結構風が強く吹きました。大したことはないだろうと思い込んで、何の備えもしませんでした。畑とビニールハウスが心配でしたが、幸い何事もなく無事でした。雨が結構降ったので、今朝は人参の種を蒔きました。毎年蒔くのですが、なかなかうまく発芽してくれず。何度か撒き直すことになります。今年は土が湿っているのでうまく芽が出てくれると良いのですが。

2021年8月8日日曜日

環境美化

 今日は恒例のお盆前に行われる環境美化作業の日です。子供達が空ビンを回収したり、公民館や集落の主だったところの掃除をしたりする日です。台風の9号が接近中で雨がだんだん強まっています。それに、コロナの影響もあって、行事の多くが中止になっています。鹿児島県も爆発的に感染者が増えて、屋久島でも久々の感染が放送で知らされました。それに観光のお客さんも増えてきて、うちの工房体験の電話もかかってきます。その都度、現在体験はお休みさせていただいておりますと頭を下げることになります。オリンピックも今日が閉会式とのこと。今回のオリンピックに限っては、見ないようにしてきました。テレビもニュースもその話題ばかりですが、あえて目をつぶることにしました。もちろん、努力してきた選手たちの活躍は素晴らしいことだと思います。ただ、今以て、なぜあえて延期や中止など他の道を取らなかったのか、疑問は消えません。もう終わってしまったのだからいいじゃないかという人もいると思います。現在の感染爆発とオリンピックは関係ないという話も聞きます。しかし、一応この国は先進国の一翼を担っているはずです。その国がいまだに自前のワクチンを作ることもできていません。海外からの輸入に頼るしかないのが現状です。多額の費用はむしろそちらに使うべきだったと思います。何か方向が間違っているような気がしてなりません。ワクチンにしても優先順位をどうつけるのかが話題に上っています。地方の若者の中には首を長くして待っている人も多いと思います。どうか、差別的な政策はやめて、平等に進めてもらいたいと願っています。


2021年8月7日土曜日

スズ

スズの耳がまた腫れてきました。これまでに獣医さんに、二度手術してもらったのですが。1回目の時は全身麻酔で歳をとっているので、覚悟してくださいと言われました。二回目は局部麻酔で済んだようですが、今回はどうなることやら。心配です。何しろ歳が歳ですから。中型犬の寿命は十分生きてくれました。片方の目も真っ赤になってしまいました。チェリーアイというそうです。耳も片方が垂れたままになってしまいました。それでも頑張って生きていてくれてます。毎朝の散歩にも付き合ってくれます。今日の手術もなんとか無事に終わって、帰ってくる事を祈っています。 

2021年8月6日金曜日

風向き

 これまで順調に進んでいた物事が、急にうまくゆかなくなるということがよくあります。そんな時風向きが変わったというようです。まさに今がそんな感じです。朝ちょっと嫌な予感がしました。ハウスのスイカが割れて虫がついていました。その近くのもう一つのスイカが急に黄色く変色していました。もぎ取って、包丁で切ってみると真っ赤に熟していましたが、口に入れると酸っぱくて思わず口から吐き捨ててしまいました。熟しすぎて腐ったのか、暑すぎて腐ったのか原因はわかりません。工房でも、素焼を始めてしばらくすると窯の中で破裂音が響いてきました。慌てて窯焚きをやめて夕方開けてみると大皿が粉々に砕けていました。もう一つ、工房の裏の山からの水道がまたまた抜けていました。修理したばかりだったのですが。小さなことですがどうも流れがよくありません。まさに風向きが怪しくなった気がします。逆に言うと、ちょっと調子が良すぎたのかもしれません。これからしばらくは、足を地につけ、慎重に事を運んだ方が良いように思います。

2021年8月5日木曜日

納品

今日、「注文の器が揃いました」と 、ホテルに連絡したところ、早速取りに来てくれました。先方も首を長くして待っていたようです。こちらもかなり頑張りましたが、やってよかったとホッとしています。用事で街に出たのですが、結構込み合っていました。観光客も多いのですが、地元の人も買い出しに忙しそうでした。この前の一週間の欠航が応えたのでしょう。早めにストックをしているようです。台風が連続して発生して不気味ですから。それに里帰りらしい家族連れも多く見かけました。世間は新型コロナの蔓延で大騒ぎですが、オリンピックの騒ぎもあって、あまり自粛ムードは盛り上がらないようです。もう、一年半になるでしょうか。ウィールスはどんどん変化して、パワーアップしています。この先どこまでゆくのか誰も読むことができません。我々高齢者にしても、とりあえずワクチン接種は終わっていますが、不吉な説がどこからか流れてきます。世界中が疑心暗鬼になっていて、この先どうなってゆくのか予測がつきません。

2021年8月4日水曜日

いつもの暮らし

 ようやく戻ってきました。いつもの暮らしが。朝は畑で草取り。昼は工房で蹴りロクロに向かう。ここのところの早朝からの釉薬掛けに、窯仕事、荷造りに追われてましたから。やはり落ち着きますねえ。ちょっと寂しくなりますが。滅多に仕事に追われるなんてありませんから。午後の仕事はコーヒーカップの原形作り。台風がまたこっちを伺っているようです。今年は当たり年になるのでしょうか。

2021年8月3日火曜日

かぼちゃ

お隣さんからかぼちゃをもらいました。大きくて立派なかぼちゃです。鹿児島のお兄さんが育てたそうです。我が家のミニかぼちゃは、うどんこ病で瀕死状態。毎年チャレンジするのですが、まともに育ったことがありません。今年の夏野菜は、現在、オクラが採れ始めています。オクラは去年が全くダメで一昨年はたくさん採れましたから一年おきということになります。それに三尺ささげとエンツァイがぼちぼち。ミニスイカがハウスの中でかろうじて生きています。それから、中国産の落花生もなんとか大きくなっています。去年までたくさん採れたスイートバジルは今年初めてホーリーバジルに変えました。ところがあまりうまく育たず、早々と花が咲きだしてしまいました。先日慌てて、ハサミで切りましたが、どうやら土が酸性なのがよくなかったようです。ここのところの暑さでここ2日ほど、畑から足が遠のいています。そろそろまた草取りをしようと思います。

2021年8月2日月曜日

疲労

 昨日のクルマ磨きと、風呂場のカビ取りがこたえたのか、朝起きることができませんでした。いつもは、畑の草取りをしてから散歩に出るのですが、いきなり歩くことになりました。週末なのに働きすぎたようです。そして、今日も、嫌という程仕事をしました。窯出しした作品を仕上げて、次の釉薬掛け。これが済めば少しはゆっくりしたいところですが、島根で新しくオープンしたお店から、器を送ってほしいとメールが入りました。嫌とは言えない性分です。またまた頑張ることになりそうです。まあ、今頑張っておけばお盆にはゆっくりできると思います。

2021年8月1日日曜日

ハウスキーピング

朝の三時半からせっせと仕事。釉薬をかけたり、窯出ししたり、次の作品を詰めたりと。工房は熱気で猛暑。ちょっと抜け出して、家の風呂場のカビ取りと、ハコバンの洗車。どの作業も汗が噴き出すものばかり。今日から八月です。厳しい夏がやってきました。 

2021年7月31日土曜日

落花生

昨日、ハウスの後ろの畑の草取りをしていたところ、間違えて落花生を抜いてしまいました。ホームセンターで売っていた、食用の中国産の豆を、試しに植えたところ、出てきたものです。タネを植えてからかなり時間がかかりましたが、あっちこっちから出てきて、今はだいぶ大きくなってきました。まだ早いと思うのですが試しに茹でてもらいました。結構実がしっかりしていて、落花生の風味が感じられました。中国産でも落花生は落花生です。屋久島で育てば屋久島産といっても良いのかなあと思います。秋の収穫がちょっと楽しみになりました。

2021年7月30日金曜日

交通事故

 昨日の朝の散歩。県道に戻ってきたところ、子猫が一匹、斃れていました。よく見ると、すぐ近くにもう一匹。どうやら車にはねられたようでした。毎日のように見かける近所の猫の子でした。そして、今朝も。また一匹。道路の端で死んでいました。昨日のと同じ兄弟猫でした。すぐ近くで母猫がじっと見ているのが目に入りました。そして、反対側にも、子猫がいました。ただ一匹残った子猫です。県道のすぐ脇の家で、道を挟んだ畑でよく遊んでいたのを見かけたものです。車の通りが激しい道ですから危険と隣り合わせ。以前同じ場所で、タヌキが死んでいたのを思い出します。交通事故の多発地域に違いありません。ちょうど切り通しがすぐ先で、音がかき消されてしまうのかもしれません。散歩中に急に車が現れて、驚くこともありますから。我々も気をつけないといけないと思います。

2021年7月29日木曜日

ヘチマ

 今朝はビニールハウスの横のヘチマ畑の草を取りました。今年は特別雨が多かったためか雑草の伸びがよくすっかりヘチマは埋もれてしまいました。草を取っているうちに、大きな実が出てきましたが、食べるのに育ちすぎてますので、しっかり熟させてたわしにしようかと思います。その他にも二つ小さい実が見つかりました。工房のベランダでもヘチマが育っています。」先日二つ実をもいで食べました。それから家の花壇にもふた株育っています。こちらも最近実を収穫したところです。畑にも育ってますから、まるでヘチマ屋敷のようです。ヘチマは花も黄色いのが毎日次々と咲かせてくれます。今年は当分賑やかになりそうです。

2021年7月28日水曜日

催促

 雲ひとつない青空が、朝から広がっています。気温は高いですが、風が気持ちよく、夏本番といった天気です。さて、あと一回、本焼きがうまくゆけばとりあえず、最初の注文が一区切り。ちょっと、開放感を味わいたいと思っていたところに、ホテルからの催促の電話がきました。「いつ頃焼き上がりますかと。」開放感どころではありません。どうやって無事焼き上げるか、またまた緊張が押し寄せてきました。とりあえず、二週間ほどお待ちくださいと返事をしましたが。果たして、その日数でやり終えることができるのか。できるだけ、ネガティブなことは考えないように、今日の天気のように、爽やかに、一歩ずつ、進めてゆきたいと思いますが。

2021年7月27日火曜日

唐辛子

 ビニールハウスでシマトウガラシが大きくなっています。身長よりも高く育って、沢山の実がなっていました。先日、収穫して、酢につけてみました。大好きなチリソースのようなものができないかと思いまして。ビンに詰めた唐辛子に塩を入れて上から酢をいっぱいにかけました。二、三日して味をみたところ、あまり辛味が出てません。そこで。ミキサーにかけてペースト状にしてみました、翌日蓋を取ると、鼻を強烈な香りが襲って来ました。耳かき一杯ほど掬って豆腐の上にかけて、口に運んだところ、頭がカーッとなり、汗が噴き出して来ました。これまで食べた、何よりも辛い調味料ができていました。それから、色々なものにかけてみましたが、最初は涙が出るほど辛かったものが、だんだん病みつきになって来て、今ではなくてはならない味になってしまいました。一リットルはありそうな瓶にいっぱいできてますから、一年食べ続けても無くなるかどうか。不思議に辛いものを食べると、元気が出るような気になります。カーッと熱くなると、よしがんばるぞーという気になるから不思議です。

2021年7月26日月曜日

一過

 台風一過。と言っても別に直撃されたわけでもありません。単に動きの遅い台風が近くを通っただけですが。棚卸と買い物を兼ねて街に出かけました。昨日の夕方、船が入ったそうで、店は大にぎわいだったようです。今朝の大型店はそれほどの混雑はなく、最初に行った店は、朝、島に着く船で物資が届いたようで棚には牛乳やパンなどが並んでいました。次に行った店は昼に到着する船で物が運ばれるらしく、パンの棚は空っぽでした。棚卸を終えて、店に入った時は既に昼の船が着いた後で、品物を並べる店員さんと、買い物をするお客さんでごった返していました。しばらくして落ち着いた頃には、もう何事もなかったように、いつもの光景が戻っていました。島の人たちも、欠航が続いても、案外慣れっこでなんとか不便をしのいでいるようです。4連休中は賑わった島も、急に閑散として、元のコロナ禍の島に戻ってしまったようです。ただ、メディアだけがオリンピック騒ぎに浮かれているようです。なんだか別世界の夢を見ているような気がします。

2021年7月25日日曜日

波風

 「波風荒き屋久の島〜。」屋久島エレジーの出だしです。ここ一週間はまさにそんな状態でした。朝の防災無線で、今日もフェリー屋久島2は欠航と流れました。やっぱりだめかーと思いましたが、その後、改めて、船が出るという声が流れました。屋久島到着時刻はだいぶ遅い、午後二時から四時ごろとのこと。それでも、おそらく島の住人はほっと安堵のことだと思います。もし今日も来なかったら、ちょうど一週間ということになりますから。もうどこの家も限界でしょう。我が家も冷蔵庫を開けるとスッカラカンです。それにしても、まさかこれほど長く居座るとは、我が屋久島暮らしでも記憶がありません。最近はニュースで「記録的な」という言葉をよく聞くようになりました。そういう時代が来たのでしょう。これから生き延びるためにはますます想像力が大切になりそうです。

2021年7月24日土曜日

リセット

 今朝、早起きして窯仕事。とりあえず、注文仕事の制作はほぼ終了しました。あとは無事に焼きあがることを祈るだけです。工房を片付けて釉薬も定位置に戻しました。月末まで残すところ一週間ほど。なんとか期限に間に合う算段がつきそうです。ただ、その後にはホテルからの注文の器を焼き上げなければなりません。畑にも、あまり下りることができませんでしたし、工房もすっかり道具が散乱しています。今日はぼちぼち片付けをしながら、これからの予定を練っています。おかげさまで当分は、仕事が詰まっています。無理をしないよう、体調を気遣いながら夏を乗り切ってゆきたいと思っています。

2021年7月23日金曜日

動画

 相変わらず、時間があればユーチューブを見ています。色々見てきましたが、ここへきて陶芸の動画に戻ってきました。それも地元鹿児島の若い陶芸家です。ここまで見せちゃうのかと思うほど、さらけ出しています。だから、この年になって、こういうやり方もあったのかと感心してしまいます。おかしかったのは、同じ材料屋さんからもらった、カレンダーが壁に吊るしてあったことです。鹿児島ではおそらく最も大々的にやっていたのではないでしょうか。しかし、そこも昨年の末に、閉鎖してしまいました。鹿児島だけでなく、有田にあった支店も閉じてしまいました。時代の流れということでしょうか。いかに陶器の仕事が難しくなってしまったかということでしょう。だから、誰も必死で色々な模索をしているのだと思います。その一つがユーチューブということでしょう。我が工房も、この厳しい時代をどうやって生き抜くか、模索が続きます。

2021年7月22日木曜日

 台風の動きが遅く、強い風が吹き続けています。ビニールハウスの脇に植えたパパイヤも倒れています。パパイヤは木ではなく草ですから風には弱いのでしょう。里芋も葉を畳んで、なんとか風を避けようと必死に防御の態勢をつくっています。植物たちは根っこが生えていますから逃げるわけにはゆきません。だから、なんとか生き延びるために風が吹けば、やり過ごそうと色々な工夫を見せてくれます。それにしてもこの風。これほど長く吹き続けるとは、全く思ってもみませんでした。さすが我が家の食品ストックも底が見えてきたようです。

2021年7月21日水曜日

停滞

 台風が動きません。いや、正確には動きが遅いと言わなければなりません。ゆっくりとは動いているようです。船が止まって今日で3日目です。明日も明後日もどうなることやら。けれど、高速船はどうやら走っているようです。すっかり、高速船の方が時化には強くなってしまいました。ただ、いくら高速船が走っても、物流が止まっては、生活に支障が出てしまいます。当然スーパーの棚はガラガラでしょう。この時期の、あの大きさの台風でこれほど影響が大きくなるとは思いませんでした。まさに想定外。近頃、想定外が多すぎるように思います。早い話、想定の範囲を変えれば良いのかもしれません。便利な生活にすっかり慣れきってしまったようです。昔の自給自足の暮らしを思い出す必要があるのかもしれません。

2021年7月20日火曜日

カトラリーレスト

 スプーン置きのことをカトラリーレストと言うそうです。箸置きを大きくしたようなものです。偶然ですが注文が重なってしまいました。ただ、微妙に違うところがあります。注文者がこう言う感じでと言ってきた時、どうすればその希望に沿うことができるか制作者としては頭を悩ませます。今回もそう言う壁にぶつかってしまいました。先方には、一応、問題点は伝えましたが、どうしてもと言うので致し方ありません。明らかに結果が良くないのですが、どうにもなりません。ものを作ることの難しさが改めてわかった気がします。いつも自分の好きなように作れれば良いのですが。お客さんの気持ちも受け入れて、それでクオリティーの高いものを作る。なんと難しいことでしょう。

2021年7月19日月曜日

体験

 今日は、陶芸体験の予約の電話がなんどもかかってきました。その度に、「今お休みしているのですよ」と伝えます。すると大抵、「それはコロナのためですか」と尋ねられます。「はい」と返事すると納得してはくれますが、不機嫌そうな感じが伝わってきて、心苦しくなります。こっちはワクチン接種を終えていますが、主にロクロ担当の息子の接種がいつになるかわかりません。町のホームページではだんだん年齢が下がってきてますが、30代はまだまだのようです。今の、変異型のウィールスは伝染力が強く、感染者の年齢も下がってきています。いつになったら打てるのかねえが、近頃の口癖になってしまいました。ニュースではワクチンが不足気味のようで、ますます遠ざかっているように思えます。2020スポーツ大会も近づいてきました。この先一体どうなることやら、全く予測がつきません。

2021年7月18日日曜日

製材

最近ユーチューブにはまっているのですが。最初は、陶芸から始まり、木工、釣り、左官と、働いている映像が多かったのです。ところが、今日はなぜか、製材所で、大きなのこぎりで丸太を切っている映像を延々と見ていました。一体、何が面白いのか、見ている本人も全くわからないのですが、目が離せなくなってしまうのです。そうそう、もう一つありました。延々と草刈りをしている映像です。これも同じように、見始めると目が離せなくなります。理屈をつけると、大きな自然に立ち向かう人間の姿、ということになるのでしょうか。それにしましても見る方も見る方ですが、それを延々と撮影して、編集して、映像として流す人の気持ちもよくわかりません。そういえば、子どもの頃、職人さんが働いているところに釘付けになって、いつまでも見続けていたのを思い出しました。 

2021年7月17日土曜日

素焼き

 素焼きした大皿の窯出しをしました。菊練りでどうしても空気が入ってしまいなん度もやり直しました。もしかして、割れたらどうしようと心配でしたが、なんとか無事素焼きまでは終わることができました。今朝は雨が降っていたので、ハウスの草取りをしました。それから、島とうがらしがたくさんなっていましたので収穫しました。雨が上がって、ハウス脇の草刈り。そのあとは、気が抜けてしまいほとんど休憩室で過ごしました。お客さんも立ち寄ってくれました。明日からは。また少しずつ動きたいと思っています。

2021年7月16日金曜日

焼き物屋

朝も早よから、工房で器作りです。昨日も。畑を横目で眺めながら。なんてったって、本職は陶器屋ですから。注文の寿司下駄の形が、ようやく作り終わりました。なかなか手強い仕事でした。初めての形ですし。あとは、ホテルからの板皿が待ってます。畑は雑草がどんどん伸びてます。待ってろよーと心の中で叫んでいます。衣食立ってのものですし、まずは飯の種が優先です。 

2021年7月15日木曜日

夏到来

 夏到来青き空に入道雲。夏到来です。昨日からホトトギスも鳴き始めました。アタmがぼーっとする暑さです。今日は風がありますから、幾分助かりますが。2種類目の寿司下駄を作っていますが、ゆうがた。ちょっと手順を間違えたら、ガタガタになって潰す羽目に。それも三つ連続です。完全に集中力が切れたようです。あの蒸し暑かった頃、この夏越せるのだろうかと心配しまししたが、今度は猛暑、同じく越せるのかしらと気がかりになります。無理しないで、焦らず慌てず諦めずでやってゆこうと思います。

2021年7月14日水曜日

スラブ

 今日もスラブローラーでの板作りです。なんとか注文ぶんを作り終えました。しかしもう一つ、別の形が待っています。前のがカチンとした形なのに対して、次のはうねうねとした作りの注文です。全く両極端の仕事です。言ってみれば、前作は木工に似ています。固くなった土の板を削ったり磨いたり。それに対して、次は典型的な粘土細工です。土の持つ柔らかさをどう表現するか。これはこれで奥が深いなと思うところです。

2021年7月13日火曜日

研磨

草刈機が直って帰ってきました。早速今朝使おうと思いましたが、その前にチップソーを研ぐことにしました。だいぶ前に研磨機を買っていたことを思い出したのです。まだ、包装を解いてもいませんでした。開けてみると、グラインダーとセット台が入っていました。どうやらグラインダーを固定して研ぐようです。同封されていたDVDを見てやり方を勉強しました。以外をわかりにくく3回見直してなんとかできそうな気になりました。ところが難しい。やるとみるとは大違いです。六角ネジで調節するのですが、色々緩衝してうまく動かすことができません。それに作りがチャチで、グラインダーがグラグラします。これでは正確な研磨はできません。グラインダーの位置を前にずらしたり後ろに下げたり。チップソーの刃を取り付ける穴を縦にしたり横にしたり、なん度もやり直しました。確か通販サイトではたくさんの口コミで評判が良かったはずですが、どうも騙されたようです。本当にひどい作りの粗悪品でした。おまけにまだ二度しか使ってないチップソーが2箇所、飛んでいました。石だらけの庭と畑ではありますが。そこそこ値のはる刃を買ったつもりでしたが。最後はなんとか無理やり研磨してみましたが、今日はすでに時間切れ。明日は明日で、やりかけの器作りが待っていますから試運転はおあずけになりそうです。今日も蒸し暑い一日でした。夏らしいすっきりした日はいつ来るのでしょうか。 

2021年7月12日月曜日

発熱

出ました。熱が。次男ですが。翌日、39度の高熱です。けれど、それほどしんどそうではありません。食欲もあまり衰えませんでしたし。今日は37度台まで下がっています。それにしても、ニュースで知った通りの反応に驚いています。腕の痛みは、1回目ほどではありません。しかし、今でも違和感は残っています。注射を打った時の痛みも2回目の方が少なく感じました。すぐ前に打った人は。1回目の摂取の後、二週間も痛みが続いたそうです。先生に、骨まで針が達したためだと言ってました。先生は、骨までなど達するはずはありませんと否定していましたが。ワクチンの反応は人それぞれ、千差万別のようです。中には、ひどい副反応から、命を失う人もいるそうです。ただ、悪い結果ばかりを心配していては前に進むことはできません。こればっかりは、運を天に任せるしかないようです。

2021年7月11日日曜日

梅雨明け

ようやく、屋久島は梅雨が明けたようです。実際にはもっと前から暑い日が続いていますが。名実ともに夏到来です。とはいえ、こちらの暮らしには別段変わりはありませんが 。おとづれる観光客もほとんといません。それはそうでしょう。これから緊急事態宣言を出そうという首都圏などから人が来るとは思えません。そのほかの地域からでも、まずはワクチンを打って、世間の様子を見て、それから動くべきか考えるでしょうし。それに。もうすぐ奄美地方が世界遺産に認定されるようです。屋久島を通り越してあちらに足が伸びることでしょう。オリンピックもありますし。去年に続いて、今年も同じような夏になるのでしょうかねえ。いつもの仕事に変わりはありませんが。夕べは幸い熱も出ず、腕もそれほど痛むことはありませんでした。朝早くから、大皿の削り。頑張ったおかげで、なんとか午前中には全て終了しました。ただ、ありがたいことにまた注文が追加されました。それもかなり難しい内容です。なんとかクリアーできるよう、あれこれ、試作を始めています。

2021年7月10日土曜日

ワクチン2

 二度目のワクチンを打ってきました。老夫婦は朝から、次男は午後です。これでまだ打ってないのは長男だけです。一回目は打ったあと腕が痛くなり、体がだるくなりましたが、二度目では熱が出たり、腕が上がらなくなったりと色々副反応が出ると先生から説明がありました。だいたい、翌日に出ることが多いようです。解熱剤、も飲んだ方が良いと一錠20円でわけていました。我が家には手持ちがありましたから、もらいませんでしたが。夜寝る前に飲んでおこうと思います。今の所、少し眠いぐらいで目立った副反応は出てないようです。先生は医療関係者の三人に二人は熱が出たという話をしていました。今日は絶対に草刈りとかはやらないようにと注意されました。こちらは朝の四時からずっと大皿を削っています。頭がぼーっとしているのは長時間やりすぎたせいなのか、暑さなのか、それともワクチンの影響なのか、よくわかりません。明日、異変が起きないことを祈っています。体験は長男のワクチン接種が済むまでは、再開できそうにありません。


2021年7月9日金曜日

皿ばかり

ロクロで挽いた皿が45枚。もう足の踏み場もありません。削ったり、挽いたりと。おかげでだいぶ上達した気がしますが。ほとんど失敗することはなくなりました。菊練りも、空気は入らなくなりました。ただ、調子に乗りすぎて薄く引きすぎました。高台が低くなりすぎてしまいました。お店で使うものなので重ねた時の収まりも考えないといけないのですが。どうしようか考えています。高台を付け足そうかと悩んでいます。 

2021年7月8日木曜日

ルドベキア

 工房の入り口のルドベキアが、今年もだいぶ育ってきました。冬には枯れるのですが、春になると冬を越した根から毎年花を咲かせてくれます。もう何年になるでしょうか。ずいぶん前に秋にタネをまいて、それが根付いて宿根化しています。ルドベキアという花は枯れた後も不思議な形で、見るものを楽しくさせてくれます。毎年、新しい品種を種まきしますがなかなか根付いてくれません。今年もルドベキアタカオとルドベキアモナ、それにピンクの花のエキナセアを蒔きましがた、あまりうまく育ってくれませんでした。家の前の花壇に植えたのですが土が良くないようでほとんど消えてしまいます。何と言っても工房の前の傾斜した崖があっているようです。去年は秋にタネをつけていたのをちょっと離れたところにばらまいておいたのが、どうやらうまく芽吹いてくれたようで、これまでで一番増えています。これから暑くなって、花をつけるのが楽しみです。

2021年7月7日水曜日

菊練り

朝から蒸し暑くて大変です。畑仕事でバテそうになったので、散歩のあと早めに仕事場におりました。大皿作りです。最初の1個目でいきなり失敗。粘土に空気が入っていました。最近年のせいか菊練りが下手になって、必ず空気が入ってしまいます。それでは大皿を作ることはできません。そこで気合を入れて練りなおしました。力の入れ方、両手の位置、工夫しながらなんとか、昔の勘を取り戻してきました。一日頑張って、大皿23枚、挽くことができました。一枚につき2.5キロの土を使います。一回の土練りで二枚ぶん、5キロずつ練ります。今日一日で、10回以上菊練りした勘定になります。重さにして60キロほど。老体に鞭打って頑張りました。夕方にはもうクタクタですが。明日からぼちぼち削りを始めようと思っています。 

2021年7月6日火曜日

大皿

 急に忙しくなりました。シンガポールから追加の注文が入りまして、島のホテルからも大皿の注文が来ました。通販会社からはカトラリーレスト、そのほか島のお土産やさんからも色々。どうして、重なるのでしょうか。今年も折り返しに入って、ようやく動き出す気配です。今日は暑い中、土練機を回し土作り。それからトンボというロクロの大きさを揃えるための、定規を作って、早速大皿を作り始めました。いきなりですから、調子が出ません。何度か潰してはやり直しを繰り返しました。少しずつは勘を取り戻して来ましたが。無理しないで、ぼちぼち頑張ろうと思っています。

2021年7月5日月曜日

梅雨明け?

奄美地方は明けたそうです。てことはそろそろここもと思ってますが。今日の青空と暑さ、まさに夏到来といった感じです。何回、「アツッ!」を繰り返したことか。シャツがジトッとししめってきます。おまけに窯に火を入れてますから、余計部屋は蒸し風呂です。夏の窯焚きは地獄です。若いころは真夏に薪の窯を焚きながらチェーンソーで丸太を切るなんてことを平気でやってました。若さとはすごいものです。今日は何組かお客様も来てくれました。最初のは外国人でした。英語らしいものでペラペラ話しかけられました。多分ニュージーランドかオーストラリアでしょう。ほとんど理解できませんでしたが、多分、趣味で金継ぎをやっていて、何らかの理由で土が欲しいということのようです。それも混ぜ物なしの屋久島の土をくれないかというのです。うちで使っている土も今はミックスしてますからと説明しますとがっかりして帰ってゆきました。土は陶芸家にとって命そのものです。それぞれが自分の窯に合うように、工夫しています。そんな大切なものをおいそれと人に渡すはずはありません。まあ、外人さんですから、その辺の気遣いの無さは勘弁しますが。それにしてもろくに作品も見ずに自分の欲求を押し付けるのはいかがなものかと思いますが。もう一組はご家族づれ。おとなしい子を見ると躾の良さが伝わってきます。ご両親も気持ちがよく、育ちの良さが伝わってきました。お客さんの品定めの趣味はありませんが、久しぶりだったので、つい印象に残ってしまいました。コロナが落ち着いて、また色々なかたに出会える日を待ち遠しく感じます。

2021年7月4日日曜日

色々

今日は色々ありました。まずは集落の草払い。蒸し暑くてきつかった。でも、コロナの影響もあって十時には終わりました。早く終わったのは有難かったと思います。おかげで木工作業が捗りました。バンドソーで切ったり、ベルトサンダーで磨いたり。朝早くには本焼きの窯だしもしましたし。スズが耳を腫らして、また獣医さんに行ってきました。手術をしてきたそうです。出直しにならなくてよかったと思いますが、しばらくステロイド剤を飲ませることになりました。その薬、食欲が異常に増して、ゴミ箱をひっくり返して紙を食べたりします。しばらく、辛い日が続きそうです。足も弱って、散歩中もヨタヨタになります。それと、かみさんの誕生日も今日です。歳は書きませんが、大台に上がりました。色々ありましたが、無事に過ごせたのが何よりです。 

2021年7月3日土曜日

削り

 削りです。一日中。80枚の小皿。前に挽いて、ケースの中で待っていました。ちょっと柔らかめです。プラスティックのケースの中に重ねていたら、くっついちゃって、剥がすのに一苦労。蹴りロクロで削ると腰が痛くなります。水挽きは高さが微妙に変わりますから、重心が移動できますが、削りはずっと同じ姿勢です。夕方やっと終わってちょっとだけ木工です。ボール盤を調整しました。同じ大きさの穴を17個開けるためです。まあ、明日の仕事の予定ですが。ただ、朝からの集落の草刈りが終わってからです。元気が残っていたらの話ですが。

2021年7月2日金曜日

急遽

買い物にでました。冷蔵庫が空っぽです。昨日カミさんが出かける予定でしたが、あの雨でした。今日も、なんとなく気が進まないようですが、致し方なく一人でゆくことになりました。カミさんの様子を見た息子が、心配するので一緒に出かけることにしました。車に乗って一旦家に帰って、着替えをしようと思ったのですが、なぜかキーが抜けません。隣の修理工場で見てもらってもわかりません。別の車で出ようと、家まで送ってもらった時、抜けたと教えてくれました。シフトレバーをカチャカチャやっていたらキーが動くようになったそうです。一体何が起こったのか、出がけにちょっと車の悪口を言ったのがよくなかったのでしょうか。どうも、カミさんの車とは相性が良くなく、つい悪態をついてしまいます。そんな声を聞いて、車に嫌われたのかもしれません。機械にも魂が宿うるのでしょうか。カミさんに無事帰ってきてもらいたくて、一緒に出かけたのに、出鼻をくじかれたようでした。昼に何を食べようか、たまには外食も良いかなと思ったのですが、待ち時間もかかるし、人との接触も嫌ですから、いつものように、港で弁当です。ところが箸がありません。確かに店でもらったはずなのですが。カゴの中に置き忘れたようでした。困っていると、カミさんが、焼き鳥の串ならあるけどと言います。串を箸代わりに使うことに。なんだか侘しい昼食でした。まあ、無事に帰ってくることができたので良かったと思うことにします。



2021年7月1日木曜日

朝雷

 朝雷は晴れると聞いてましたが、午後から日が差してきました。それにしても今朝の雷、すごかったです。ピカッとドッカーンが同時に来ました。念のため、離れを点検したところ、ブレーカーが落ちてました。ネットも繋がらなくなり、機器が壊れたかと心配しましたが、しばらくして復旧してホッとしました。今は上がっていますが、また大雨になるということのようです。災害にならないと良いのですが。

2021年6月30日水曜日

窯仕事

 一日、窯仕事でした。次の本焼の準備です。少なくなった釉薬を作り足したり。底に釉抜き剤を塗ったり、ペーパーをかけたり、なかなか手がかかります。木工に決してひけを取りません。ただ、やり慣れているから抵抗なくできるということでしょう。その点、木工は道具を探したり、段取りに時間がかかったり、ようするに工房が陶芸のために整備されているということでしょうか。毎日の仕事ですから、当然のことですが。木工も道具を揃えたり、材料を仕入れたりとかなり費用がかかります。以前、木工を生業にしていた人が、「木工は金食い虫ですから」と言ってました。その意味が今になってわかる気がします。島で育った杉を使ってさえ、そんなですから、銘木に手を出したりすれば、素材がまず高価になります。それに伴って、道具も良いものを揃える必要が出てきます。良いものはできるでしょうが時間も費用も大変なことになりそうです。屋久杉製品のような高価で売れるものを作らないと、合わないということになりそうです。百均に行けば、そこそこのものが並んでいます。いったいどれだけの利益が得られるのか不思議になります。陶芸もしかり。なんとかリーズナブルでクオリティーの高いものを作りたいという思うと、迷路に迷いこんだ気持ちになります。

2021年6月29日火曜日

草払い機

雨が上がりました。朝から草払いをしました。ところが機械がかかりません。なんとか掛かったと思うとすぐ止まります。どうも燃料がうまくゆかないようです。調子が良く無いなか、だましだまし、作業を続けました。工房の前から家の裏山まで結構な距離をなんとやり終えました。途中何度か止まりましたが。蒸し暑くて、しんどい作業です。だんだん歳をとって、体にこたえるようになりました。昼間はロクロと木工。夕方山水が止まって、水源地に上がりました。他にもう一人、やはり水口を掃除に来ていました。先日の大雨。大きな岩がゴロンゴロン川を転がっていったと話していました。数年に一度ああいうことが起こるという話でした。 

2021年6月28日月曜日

風邪

 ここのところ。歯茎が腫れたり、痰が出たりと、風邪の菌でも入ったのかなと思われる体調の悪さが続いています。腰も痛いし。それがどうやら、心にも移ってきた様です。なんだか元気が出ないし、気持ちが前を向きません。波があるのは人の常です。そんな時には、何も考えずに、いつものろくろの前に座って、日々の制作を淡々と進めたり。畑で黙々と草を抜いたり、そのうちに、いつもの元気も戻ってこようというものです。上がらない雨は無いと言います。

2021年6月27日日曜日

草払い

集落の、農道切り払い作業が来週の日曜日となりました。道路に面した家はそれぞれが道路ぎわを前もって刈っておくのが決まりです。来週の予報を見ると傘マークが並んでいます。いつやろうかと考えてしまいます。そんな中、小雨が降るのに、工房の下で草刈機の音が聞こえます。そのあと、工房に前でも上の人が草を刈っています。上と下から挟み討ちされた気分です。隣の集落では今日が切りはらい作業の予定でしたが、延期するという放送が流れました。我が集落もコロナの影響で延期されました。それが次の日曜日です。落ち着かない気持ちの中、今日も木工とタイルの目地入れでした。少しずつですが前に進んでいます。 

2021年6月26日土曜日

ブロック

 青粘土が残ったのでタイルにしてみました。ところが昨日出かけたので、乾燥しすぎてしまいました。いつもは柔らかいうちに仕上げ成形するのですが。そこで裏から古いブロックを見つけてきて、ヘリを削ったり、反りを直すのに使いました。ブロックの平らな面に擦り付けて、削ります。まだ生乾きの土なのですぐに目詰まりしてしまいます。そんな時はワイヤーブラシでこそげ落として、粘土の薄板を削ります。思う様に効率が上がらず一日がかりになりました。今の所反りはそれほどひどくなく、ガタ付き少ない様です。ただ、これから収縮が増しますからどうなることやら、わかりません。もう一ヶ月近く、タイルやら木工やらに手を取られています。新しいことを始めると、要領がわからず、時間と手間ばかりかかってしまいます。この先どこへ向かおうとしているのか、自分でもわかりません。

2021年6月25日金曜日

納品

 納品にゆきました。新しく作ったチーズトレーも初お目見えです。お店の人の反応はどうかと、ちょっとドキドキしましたが1軒目は何事もなかった様にスルーでした。2軒目は、支配人さんが出てきて、一応は反応がありました。ただ、何に使うものかと尋ねられました。確かに、戸惑うかもしれないなとは思ったのですが。次に準備している大きめの方が、わかりやすいかもしれません。果たして一ヶ月後の棚卸しまでに一つでも売れるでしょうか。

2021年6月24日木曜日

里芋

 今朝は、家の裏に残っていた、里芋を植えました。食べ様にと残しておいた中で、あまりにも小さすぎて、そのままになっていたのに、芽が出てしまいました。里芋は、すでにセレベスというアカメ系統をはじめて畑に植えました。毎年育てている土垂れというのもビニールハウスの脇で育てています。それ以外にも、掘り忘れた株があっちこっちから出ています。もうとても食べきれないぐらいあるのですが、ケチというかもったいないというか、腐らせるには切ないので、畑の端っこに場所を見つけて植えました。さといもは連作を嫌うらしく、一度育てたら5、6年はあけた方が良いとのことです。しかしこれだけたくさん植えると、そろそろ場所がなくなりそうです。ていうか、すでに里芋だらけの畑になってしまいました。まあ、来年のことを心配しても仕方ありませんから、せいぜい今年のぶんを枯らさないようにしないといけません。


2021年6月23日水曜日

ヘチマ

去年初めてヘチマを育てました。岡本綺堂のエッセーに刺激されたのです。今年は2年目です。ヘチマは連作を嫌うというので、去年植えたビニールハウスの脇、その反対側で育てています。余った苗を入り口の花壇に植えてたのですが、先日良く見ると草の中でギリギリ生き延びていました。パイプで棚を作ってあげたのですが、その時、間違って根を浮かせてしまいました。どうも今にも枯れそうになってるのです。そこで、ハウスの中で、コンテナーに土を入れて予備用に育てていた苗を運んでゆきました。あと二コンテナー余っていたのは、工房で育てることにしました。体験工房の前のベランダでグリーンカーテンにしようと思ってます。朝運んで 、そのままにしていたら午後にはほとんどしおれかかっていました。水もやらず強い日に当てたので弱ってしまったようです。急いで、前に百均で買っておいた防鳥ネットを張って絡ませた後、水をあげました。夕方見ると、すっかり元気を取り戻して葉がシャキッとしてきました。ヘチマは成長が旺盛な植物です。だから、きっと水もたくさん欲しがるのでしょう。これから暑くなりそうです。昨日は夏至、ヨーロッパではこの日が来ると夏が始まると言い伝えだとか。今日の日差しを見ると、本格的な夏もそろそろのようです。

2021年6月22日火曜日

木工

 これまで作ってきた、チーズボードになんとか目処が立ちました。最終的にはワックスの濃い色で仕上げて、なんとかまとまった気がします。ただ、屋久島の地杉の色は完全に消えてしまいました。果たしてこれでよかったのか、疑問が残ります。それはそれとして、次のひとまわり大きなトレー作りの準備に取り掛かることにしました。前のは一枚の板を彫り込んでタイルをはめ込みましたが、次のは厚さの違う板をはぎ合わせることにしました。この張り合わせがなかなかうまくゆきません隙間なく、反らないように張り合わせることは想像したよりもはるかに難しいのです。どんな仕事もやってみないとわからないものです。昨日の青粘土もロクロでうまく挽くことができません。粒子が細かすぎて腰がなくすぐにヘタって薄く作ることができないのです。木工も陶芸も新しいものに挑むのは、ワクワクしますが、壁も立ちはだかって、思うようには進まないものです。

2021年6月21日月曜日

青粘土

 おかしな粘土が手に入って試しに成形してみました。コシがなくて作りにくいのですが。青い土です。まあ、グレーなのですが。昔屋久島でもあっちこっちで青粘土と呼ばれる土がありました。大体が頁岩が風化したものです。頁岩は粘板岩のことで、屋久島でも海岸近くでよくみられます。昔、硯を作るのにも使われました。あとは砥石としても。お世話になった鉄工所のおじさんが、鋳物の型を作るのに使ったそうです。ほとんど収縮しない珍しい土でした。ただ、火には弱くて、その土で壺を作って、薪の窯の一番後ろの温度が低いところで焼いたところ、溶けて流れてしまいました。屋久島の花崗岩の耐火度を落とすのに使いました。それとは別ですが、手に入った青い粘土、焼くとどんな色になるか、楽しみです。   

2021年6月20日日曜日

花壇

 昨日は誰も、熱も出ず、痛みもひどくならず、無事朝を迎えることができました。次男を一番心配していたのですが。今朝はサトイモ畑の草取りを予定していたのですが、花壇の草が目について急遽変更。ちょうどタネを蒔いて育てていた花の苗も植えました。今年は百日草があまり育たず、鶏頭ぐらいですが。ヘチマも植えていたのですが、なんとかやっと生き延びている状態で、蔓を這わせるためにパイプでアーチを作ってあげたのですが、なんと誤ってヘチマの根を抜いてしまいました。それも二つともです。急いで植え直しましたが果たして生き延びてくれるか心配です。同じ花壇で消えてしまったと思っていたルドベキアが一株、生き残っていました。こんな嬉しいこともあるのかと早速息子に報告しました。隣の空き地では枯れたと思っていたカボチャが一株、生き延びて元気に花を咲かせていました。植物は育ててみないとわからないものです。全然ダメだろうと思うようなところが案外居心地が良かったりするものです。それにしても雨続きの後の草の伸び方。いくら抜いてもとても追いつけません。

2021年6月19日土曜日

ワクチン

 今日摂取しました。第一回目です。九時の予約でしたが十五分ほど早くゆきました。既にたくさんの人が椅子に座ってました。ほとんどが、既に接種を終えて15分間の観察時間に入った人たちでした。利き腕ではない右に打って欲しかったのですが、先生の位置が向かって左でしたので、左の方に打ってもらいました。痛くありませんからねえとおっしゃったのですが。針が入る瞬間にずきん、結構痛く感じました。先生がどうでしたかと尋ねたので、思わず、痛かったですというと、大きな声で、痛かったですかと言われました。実は、朝、草取りを頑張りすぎて、手首が半分つりかかっていたのです。おそらく肩の筋肉までカチカチになっていたのだと思います。筋肉に注射するわけで硬くなったところに針を刺して痛みが走ったようです。工房に戻って、ネットで調べてみましたが、ほとんどが痛くなかったと出てきます。どうも例外的なことだったのかもしれません。しばらく休んだ後、ぼちぼち次の制作の準備に取り掛かりました。もちろん先ずは木工からです。設計図を書いて、それから細かい寸法表を作ります。あとは必要な材料の計算と、足りない材料の手配です。陶芸と違って、木工は取り掛かるまでの準備が大変です。何度も変更したり、計算し直したり、それでも間違いにあとから気がつくことが多くて、われながら情けなくなります。最後に、どのような道具を使って、どんな手順で進めたら良いか、頭の中で何度も趣シュミレーションして、やっと実作業に入ることになりそうです。

2021年6月18日金曜日

しつこい奴

 大昔、屋久島で陶芸をやるために5人のメンバーが集まりました。そんな仲間たちで唯一残ったのが、一番しつこい奴と言われた男でした。あれから50年、今でもしつこくこの島でやり続けています。昨日はあれほどやめようと思った仕事。一晩経ったらもう次を考え始めています。チラシが入った今日のホームセンターの売り出し。雨降る中、肥料を買いに走りました。そのあと、島の杉を買いに、すぐ隣の木材店に寄りました。今度は、前のよりもひと回り大きな形に挑戦することにしました。前のは手作りタイルを二つ使いましたが、今度は四つと、六つを使う予定です。それだけ板も厚くなり、難易度は上がりそうです。材も接がないといけません。そして次のタイルも作り始めました。もちろんそればかりやってるわけにはゆきませんから、普段の器も作りながら、並行してやろうと思います。諦めが悪く、本当にしつこいやつです。

2021年6月17日木曜日

がっくり

やっといくつか試作しました。タイルを接着したあと、目地で埋めてみたのです。ところが思った感じではないのです。イメージでは青い色が輝いて、杉の木目に映えるはずでした。まず、目地剤を適当に練ったのがよくありませんでした。べちゃべちゃ。それに、用意していた量では全然足りません。まあ、いくつか作って様子がわかればと、目地剤を流したら、飛び散って、板に色がついてしまいました。シミのような汚い色ムラです。オイルとワックスをぬってたので

はじくと思ったのですが。汚れがしみ込んでとれません。それだけでなく、目地の部分が多すぎて、タイルが埋まってしまい、どう見ても薄汚いのです。がっくりです。長い時間と手間をかけた結果がこれです。。柄になく期待しすぎました。もう木工はやめようかと思います。前に、シンガポールから注文を受けた包丁置きはソコソコの出来だったのですが。陶器と木を合わせてバランスを取るのは至難の技と痛感しました。昔クラフト研究会というのをやっていて、屋久杉加工の人と、いくつか組み合わせて作ったのですが思うような結果が出ませんでした。今また、あのときと同じことを繰り返していることに、やっと気が付きました。がっくりです。

 

2021年6月16日水曜日

片付け

 やはり、半日かかりました。工房の掃除と片付けです。木屑だけで、大きなダンボール箱がいっぱいになりました。掃除機で吸いあげたのですが、ホースが何度も詰まってしまいました。木工は吸塵を考えないと大変なことになります。まあ、たまの作業ですからなんとかなりますが、毎日だと体にも触りそうです。午後はオイル塗りをしました。オスモオイルというドイツ製の体に良いという材料だとか。動画で見て買ったものですが、実は20年前に家を建てたときに床に塗ったのもこれだったと思い出しました。家の床は杉の板を使ってもらって、それに二度オイルを塗りました。大きな缶で二缶使ったと思います。あとはタイルを接着剤で貼って、目地を詰めると出来上がりです。できれば最後にワックスで仕上げたいと思います。昨日はいい感じにできたと思ってたのですが、今日になって、塗装をするとあっちこっちあらが目につくようになりました。ああすればよかったこうすればよかったと色々出てきます。何事も経験が大事ということでしょう。

2021年6月15日火曜日

木工終了

 午前中、ベルトサンダーで曲線を削り、午後トリマーで縁を仕上げて全ての木工作業はほぼ終わりです。ところが最後の最後にトリマーがこわえてしまいました。モーターが焼き付いて動かなくなりました。40年も前の超がつく骨董品ですから。つい最後だと思って、長時間回し過ぎたようです。仕方がないので、4000円で買った、中国製を使おうとしたのですが、ビットの長さが足りずトリマーテーブルから先が出てきません。この作業のためにわざわざ作ったのですが。困り果てて、もう一つ、ケースが割れた古いトリマーがあったのを思い出して、なんとか無理して取り付けて使うことにしました。動き出せば早いものであっという間に作業は終わってしまいました。やはり、機械の力はすごいなあと感心してしまいました。終わって見てわかったのですが、超骨董の古い機械と安い中国製の道具ばかり。だましだましの連続でした。わからないことにぶつかると、動画を何度も繰り返し見ては、見よう見まねで形だけは作ることができました。まあ、木工のプロが見たら笑われそうなものですが。あとは工房の片付けが待っています。何しろ木くずと削った粉で足の踏み場がありません。それに散乱した道具。さびた道具に油をつけて動くようにするところから始めるわけですから、大変な散らかりようです。土曜日から四日、夢中でやってましたので。片付けが終われば塗装が待っています。あとは最後のタイル貼り。結構大変な思いをして作ってますが、食卓に置く小物です。そんなに高い値をつけるわけにもゆきませんし、果たして買ってくれる人が現れるのか。前にお雛様を作った時も、苦労した割にはあまり売れませんでした。ものを作る仕事は、割に合わないなあと思ってしまいます。


2021年6月14日月曜日

平日木工

 今日も木工です。週末だけではいつ終わるのかわかりませんんから。早いところやっつけてしまおうと思ったからです。いい加減疲れてきました。陶芸なら毎日続けることに慣れているのですが。ところが、山水が圧がなくて、山を歩き回って原因探しをさせられました。水源地にも何度も上がって、色々手を加えるのですが、なかなか原因がわかりません。そんなわけで木工も進みません。昨日バンドソーで切った曲線のノコ目を消す作業ですが、最初、ボール盤に円柱型のヤスリをつけて削ったのですが、なかなか捗りません。そこで、ベルトサンダーでの作業に変更しました。ベルトサンダーで曲線が削れるか心配でしたが、やってみるとスピードは上がるし、ツルツルに仕上がります。なんだか急に腕が上がったような気持ちになりました。そうなると午前中の仕事が気に入らなくなります。明日もう一度ベルトサンダーで削り直そうと思います。あと二日頑張れば、ほぼ成形作業は終わりそうです。あとはぼちぼち暇を見て進めてゆこうと思います。

2021年6月13日日曜日

今日も

今日も一日、木工三昧でした。実は朝、畑にゆこうと外に出たら雨が降ってたのです。そこで工房に下りて昨日の続きを始めました。昨日、下穴を彫った板をトリマーで仕上げました。一日かかると思ってたのですが、昼には終わってしまいました。四時からやってましたから。午後はペーパーをかけて、穴を開けて、バンドソーで曲線切りをしました。これが全く思うように切れません。あらかじめ鉛筆で入れた線をなぞるのですが、全く思うように切れません。実はバンドソーこれまであまり使うことがなかったのです。たまに、陶芸で使うコテを作るぐらいでした。途中で諦めて、線の外側で切って、あとはベルトサンダーで仕上げようと決めました。それにしても木工はやることが多い。本当に手間がかかります。陶芸も手数は多いと思いますが、やり慣れているせいか、苦になりません。それにひきかえ、木は全くいうことを聞いてくれません。それに持っているのが中途半端な道具ばかりですから、余計に思うように進みません。それでも今日の作業でだいぶ先が見えてきました。あとは、ベルトサンダーで削って、トリマーで外側を仕上げて、タイルを埋め込んで、目地を詰めて、板を塗装すれば・・・。こうして書いただけでも気が遠くなりそうです。この調子ではいつ完成するのか。次の週末も、木工作業ができると良いのですが。

 

2021年6月12日土曜日

ボール盤

 一日中ボール盤で穴掘りでした。板を彫るのにいきなりトリマーでは大変なのであらかじめドリルで下穴をあけることにしました。50枚あけるのに一日仕事。足もとは切り屑で埋まってしまいました。焼き物の上にも積もって何屋だかわかりません。ちょっと、後悔し始めています。木工屋さんではないんのにと、苦笑いです。明日も一日中、木と格闘になりそうです。

2021年6月11日金曜日

ちょこっと

 ちょこっと畑でインゲンの植え付け。水が止まったので、水源地でちょこっと修理。水が来たと思ったら、ビニールハウスの前で水漏れ。ちょいちょいと修理。タイルの仕上げもちょこちょこっと終わるつもりが、終わったのが三時。あとの時間で、ちょこっとコンパネを切って、トリマーテーブルを自作する準備。どれもこれも中途半端な仕事ばかり。忙しかったのか、暇なのか、わけがわからずちょこちょこ動き回っておりました。明日も雨かなあ。


2021年6月10日木曜日

脱水

昨日の、体調不良はどうやら脱水だった様です。朝からの畑仕事で大汗掻いたのに、ろくに水分を補給してませんでした。特に長袖のウィンドブレーカーを着て動き回っていたので、びっしょりと汗をかいていました。頭はぼーっとするし、気力はなくなるし、蒸し暑いしで、すっかり元気をなくしてしまいました。熱中症の初期だったのかもしれません。それに気がついて、今日は朝から水分をとって、無理をしない様に注意深く動く様にしました。まあ。風も強かったということもあるのでしょうが、なんとか無事に動きまわることができました。年をとると、感覚が鈍って、自分がどんな状態かわかりづらくなると言います。まずは早め早めに水を飲んで、休憩を取る様にしたいと思っています。 

2021年6月9日水曜日

タイル

スラブローラーでタイル造りです。三種類の。丸と角の大小合わせて三種類です。タイル屋さんになったようです。普通タイルは乾式と言って、乾いた粉をプレスして、そのまま窯で焼き上げるようですから、うちのやり方とは違います。うちのはやはり、あくまでも平なお皿ということで、柔らかい粘土をローラーで薄く伸ばして、形に切り揃えるるやり方です。だからどうしても乾燥途中で反りが出やすくなります。タイル工場のように専用の材料も機械もありませんから。ただ、できるだけ粘土にダメージを与えないよう、注意はしています。無理な力を加えますと、必ず後で、変形して焼きあがります。急に蒸し暑くなって、体がついてゆきません。 

2021年6月8日火曜日

梅雨の中休み

 今朝も草払いです。まずは県道際の看板周りから。次はバス停。あとは工房の入り口付近。蒸し暑さで汗だらけでした。急に出かけることになりました。病院に寄って、買い物。途中で海の向こうに島影が見えました。今まで見たこともないような位置に、それもくっきりと。最初は種子島かと思ったのですが、よく見るとどうやら鹿児島の大隅半島と薩摩半島のようでした。屋久島暮らしも長くなりますが、これほどくっきりと本土が見えたことは、記憶がありません。開聞岳が手に取るようでした。三島村の三つの島もまるで泳いで渡れそうに近くに見えます。カミさんは島が近づいたと騒いでいました。道路脇はどこも草だらけ。手が入っているところと放置されているところの差が激しくて、自然の力を思い知らされました。延期になっていた、集落の農道切り払いもどうやら決まったようです。島でのコロナの感染も幾分治まってきたようですし。ワクチンの接種も少しずつですが進んでいるようです。

2021年6月7日月曜日

草払い

草払いです。久々お日様が顔を出しました。午後から、家の周りと畑の周囲を。雨が続いてすっかり草に覆われてしまいました。前回は刃が切れないのに、無理をしてすっかり腰を痛めてしまいました。そこで今日は新しい刃に交換しました。最初は調子が良かったのですが、だんだん疲れてくると、腰が痛み出しました。ここ数日腰痛が出ていたことを思い出しました。昨日あたりからだいぶ良くなっていたのでつい油断してしまいました。まだ半分ほど残っています。あとはぼちぼち様子を見ながらやって行こうと思います。

2021年6月6日日曜日

ウッドワーク

ようやくトリマージグが出来上がりました。トルグクランプを三つ使って材料を抑えるようにしました。なんども失敗してはやり直しを繰り返して。まだ、あちらこちら不完全なところもありますが。どこかで妥協してかないと先へ進めません。午後から、材木を切断して、夕方までに。いくつか試し彫りしてみました。まあまあでした。二台のトリマーで二種類のビットを使うことにしました。中国製の激安トリマーと国産の DIY 用の二台。残念ながら、中国産の方に軍配が上がりそうです。とりあえず、焼きあがっているタイルの数だけ作ってゆきたいと思っています。体験工房は木屑だらけになってしまいました。

2021年6月5日土曜日

週末は

雨降りで畑には下りられません。朝からお勝手でスモモのコンポート作りです。もうだいぶ熟してきましたから。水で洗って切り込みを入れて、鍋に。砂糖を加えて火にかける。それだけですが、大鍋いっぱいですから時間が結構かかりました。アクを取りながら柔らかくなるまで煮てほぼ出来上がり。あとはタネを取って、袋に分けたら出来上がりです。工房に下りて木工作業。途中までやりかけていたトレー作りの続きに取り掛かりました。地杉を彫って青いタイルを埋め込むための下仕事です。タイルはもう焼きあがっています。トリマーのジグづくりがなかなか上手くゆかず、前に途中までやっていたものを、分解して最初からやり直すことにしました。途中考え込みながらですし。なかなか進みません。焦るとまた失敗しそうです。明日も続きをやることになりそうです。 

2021年6月4日金曜日

釉薬 化粧

 我が工房では、化粧がけをすることが多いのです。黒化粧に白化粧。時には黒化粧の上に白化粧をかけたりと。その他に赤化粧や茶化粧というのもあって、それらを重ねてかけて、雰囲気を出そうとすることもあります。なぜそんなことにこだわるのかと言いますと、昔、絵を描いていた頃に戻るのです。あの頃やっていた油絵でマチエールに深みを出すために下地づくりのために色々な工夫をしました。その名残で、下地として化粧を重ねる技法を研究してきました。すると、上にかける釉薬が微妙に変化して、面白い色と肌合いが生まれてきます。そして新しく試みているのは、化粧土と釉薬の中間的なものです。溶け気味の化粧といいますか、溶け不足の釉薬と言いましょうか。化粧と釉薬のつなぎの釉薬作り出せないか。そんな発想から今回の新しい釉薬を思いつきました。まだ、最初の試みですから、道は遠いとは思いますが、一つの目標を持つことは乗り越えるべきハードルが生まれたということになるのでしょうか。

2021年6月3日木曜日

新釉薬

 新しい釉薬作りを始めました。といっても、いきなり作ることはできません。50年近く前に書いたノートにのっていたレシピを参考に、新しく工夫を加えて作ってみるつもりです。東京の研究所で学んだ知識がもとになります。最近、土や化粧に色々手を加えて、新しい表現を模索しています。その流れから、今度は釉薬です。オーソドックな中に落ち着いた感じが出せればと、思うのですが。

2021年6月2日水曜日

スモモ

 朝、スモモを収穫しました。まだちょっと早いのですが。猿に取られないうちに。一昨年は、そろそろ収穫しようと思っていたある日、前日まで実っていたのが全て取られてしまいました。娘の卒業記念に植えた木です。小学校だか中学校だか忘れてしまいましたが。しばらく追熟させて、コンポートにしようと思っています。



朝のスムージーの材料として今年も、いただいたタンカンをジュースにしたのがもうすぐなくなりそうです。ちょっと早いようで、これからどうしようかと考えていました。去年まではパパイヤがあったのですが、今年は木を剪定したため。まだ実が大きくなっていません。新しく植えたパパイヤもこれからですし。ビニールハウスにはスイカを植えてますが、こちらもまだまだ先になりそうです。他にはグァバもありますが収穫は秋、今年初めて挑戦中のローゼルも時間がかかりそうです。そんなわけで、今日収穫したスモモは当分のつなぎとして、大切に使ってゆきたいと思っています。

2021年6月1日火曜日

窯内大爆発

いやあ、びっくりしました。素焼きを終えて窯出しをするために蓋をあけると、中は惨憺たる状況でした。粉々になった破片が飛び散って。長方皿が砕けていました。それも一つや二つではありません。数えると約半分、10枚近くが。中には破片が窯に突き刺さっているところもあります。後から造った、角の小皿はなんともないのに。不思議でなりません。長方皿の周りはまるで震災にあったようです。全て出し終えて、ブロアーと掃除機でなんとか片付けましたが。原因はなんだったのでしょうか。まず、造りが厚かったこと。どっしりとしたものにしようとやりすぎたようです。それに置いてた場所が、風の当たりにくい場所でした。一度外で乾かせばよかったのですが、油断しました。前に寿司下駄が無事だったことに気が緩んでしまったようです。今思うと、これが寿司下駄だったらと思うとゾッとします。今回は注文品でなかったことが不幸中の幸いと言えましょうか。息子も、こんなこと始めてではと言いました。いやいや、昔、薪窯で焼いていた頃は結構ありました。窯焚きの途中で風が突き込んで、みるみるうちに大きな壺が壊れていったりしたことが。何日もかけて、焼き上がりまぢかという時のことでした。あの時は一晩、布団をかぶって、寝込んでしまいました。今となっては懐かしい思い出ですが。いつどんなことが起こるか、一寸先はまさに闇ということです。 

2021年5月31日月曜日

気抜け

 荷造りを終えて、工房を片付けて、さあ、次の仕事を。と思ったのですが、なんだかやる気が起きません。気が抜けてしまったのでしょうか。息子が次の窯の準備を始めたので、手伝い始めましたが、なんだか気力が湧きません。前の仕事に思いを込めすぎたようです。初めての仕事でしたし、急いで欲しいと言われ、なんとか失敗しないようにと夜寝ている時もあれこれ考えてましたから。近頃、これほどに気合を入れた記憶がありません。ですから、なんとかクリアーしたところで、プッツンしてしまったようです。実はひとつチャレンジしたい仕事があります。それは粉引。昔からやってきた仕事ですが、今回チャレンジしたいのはあくまで真っ白な発色に鉄粉がポツンポツンと浮かんで、口に向かって黒く変化するイメージです。そんな器を、片口やぐい呑みで表現したいのです。今その準備のために、材料を色々テストしています。ちょっと前まではアクロバティックな技法を求めていましたが、だんだん落ち着いた仕事に惹かれるようになってきたようです。

2021年5月30日日曜日

寿司下駄完成

 やっと、頼まれていた寿司下駄が完成しました。ここまで、結構長い道のりでした。貧乏暮らしですから、寿司下駄というものがどんなものか、まずそれがわかりません。幸いネットで画像検索しますと、いろいろ出てきます。しかしどれも、寿司が乗った画像ばかりで、裏がどうなっているのか、どういう方法で作るのか、そこから考えないといけません。あまり重くてもつかいづらそうですし、かといって、伏せて焼いた時に、変形して真ん中が落ちてきても格好がよくありません。何度かやり直しながら、なんとか成形まではたどり着いたのですが、予定外の早い梅雨入りで作品が乾いてくれません。苦肉の策で、ガス窯のバーナーで乾かすということをやってみました。ところが、煙道を全開にして、ガスバーナーの炎を絞ったところ、何度か火口の奥で着火する異常燃焼でバーナーが熱くなるということが起きてしまいました。なんとか工夫して克服して、素焼きまで終わりました。しかし本焼きでまたまた問題が出てきました。粘土は本焼きの時に軟化します。その時に中央が下がってしまうと格好がよくありません。かといって支えると、今度は収縮した時、逆に中央が盛り上がってしまいます。どうしたら良いか、散々悩みましたが、使う釉薬が流れやすい性質なので、仮に真ん中が下がってもそこにたまってある程度、フラットになるのではないかと、考えました。なんにしても一度焼いてみないとわかりませんから、試しに幾つか焼いてみました。その結果、予想どおり、中央は下がりましたが、釉薬が流れてそれほど見た感じではおかしくなりませんでした。最後はまとめて本焼きです。しかし、釉薬の掛け方は大丈夫だろうか、ピンホールは出ないだろうか、釉薬が万遍なく流れてくれるだろうか。色のムラは大丈夫だろうか、等々心配が尽きませんでした。今朝窯出しを終えて、まあ、100パーセントではありませんでしたが、ほぼ無事に焼き上げることができました。



今日は一日最後の仕上げ作業です。砥石や紙やすり、グラインダーで整えて最後に食器用の撥水剤を塗って仕上げます。汚れが染み込むのを防いでカビなども生えにくくなります。業務用の食器にこれを使うことで、俄然メンテナンスが違ってきます。明日は荷造りです。行き先はシンガポールですから、しっかりと壊れないように梱包する必要があります。焼き物屋の仕事も楽ではありません。


2021年5月29日土曜日

プッツン

 昨日は三時から動いて、午後には完全に切れてしまいました。頭も体も機能停止。今朝はゆっくり五時から作業開始。ねぎの畝の除草の後、仮植のための溝作り。パパイヤの周りの草取り。パパイヤの上に伸びた木の枝を鉈で払う。全身汗みどろになってしまいました。工房で一休みのつもりが、午前中はダウン。それでは午後から木工でもやろうかと思っていましたが、午後もプッツン。今日は一日、完全休養になりました。朝の畑は遊びですから。

2021年5月28日金曜日

ねぎとニンニク

昨日、収穫した ねぎとニンニクを干すために根っこを切り詰め、茎も短く切り揃えました。ニンニクは紐でくくって、ハウスの中にぶら下げました。ねぎは根っこについた土を落として、シートの上に並べました。あとはこのまま干し上げるか、仮植えするかで迷っています。動画で調べても、地域や品種によって様々です。結局は自分で、研究して確かめるしかないようです。条件はその年の天候によっても変わりますし、畑の状態でも違ってきます。特に今年のように早く梅雨入りした年は。正解はないのでしょう。どうするのかベターか、手探り状態です。陶芸とよく似ているなあと思います。


2021年5月27日木曜日

ねぎ

 ビニールハウスの奥に隙間があって、そこが猫の出口になっていたようです。今朝そこを塞いだ後、ハウスの横の畝を見ると、ねぎが倒れ始めています。どうやら長雨で腐り出したようです。予定では、六月に抜いて、干しねぎにしようかと思っていたのですが。毎年、長雨の後の灼熱で溶けてしまうからです。どうしたら、夏を越せるか、去年も試みたのですが、3ぶんの2は腐ってしまいました。今年こそはと思っていましたが、予想外に早い梅雨入りで、すっかり予定が狂ってしまいました。今朝抜いたねぎはハウスの中に広げてできるだけ乾かした後、どこか陽の当たらないところで陰干しして夏を越せればと思っています。なんとか去年のようなことにしたくないのですが。

2021年5月26日水曜日

野良猫

 スズの手術はなんとか無事に終わったようです。あとは回復を待つばかり。何しろ歳が歳ですから。ところで、困ったことがおきました。昨日の夕方からビニールハウスを野良猫の家族に占領されてしまいました。入り口を閉めに行ったら、コンテナーの中で育てていた糸瓜の苗を踏み潰していました。親猫と仔が四匹。追いかけると隙間を見つけて逃げてゆきましたが、今朝また入り込んでいました。仕方ないので、入り口側の隙間をネットで修理しましたが、裏の方には手が回りませんでした。すると夕方中から鳴き声が。もう、今日は放っておくことにします。明日、天気が良ければ後ろの方の隙間をなんとかしようと思います。雨が降っても濡れないし、暖かいしで居心地が良いのでしょう。かわいそうですが仕方ありません。ハウスの野菜を荒らされては困ってしまいますから。次々と悪さをするものが後を絶たないものです。

2021年5月25日火曜日

スズ

 我が家の愛犬、スズ。13歳になります。メスの黒柴。耳の付け根に腫れができて、今日獣医さんに診てもらいました。耳下血腫という診断でした。手術が必要とのこと。全身麻酔です。人間で言えば80歳。そんな高齢のおばあさんが全身麻酔をするだけでも危険なことだそうです。しかし放っておいてもよくなることはないとか。だとすると、やるしかありません。明日の午後の予約をもらいました。多分付き添いは息子だと思います。無事に戻ってこられることを祈るしかありません。

2021年5月24日月曜日

トマトハウス

 収穫したミニトマトでトマトソースを作りました。ハウスの横に年を越したバジルがあって、工房のベイリーフと、昨日収穫したニンニクと合わせて自給自足になりました。実は畑には玉ねぎも育っているのですがそちらはまだちょっと早いので諦めましたが。できあがったソースはこれまでになく甘く濃厚に仕上がりました。やはり最後まで枝にしがみついて熟しきった根性のある実たちです。今朝はトマトハウスの枯れた枝をネットから切り離して綺麗に片付けました。地面の上にはおびただしい数のトマトが落下していました。もう少しマメに収穫してあげたらと後悔しています。けれど、また来年そこから芽が出て、育ってくれるかもしれません。ミニハウスのトマトは今年で三年目になりますが、二年目からは落ちダネで出たものです。去年も秋に芽を出して年を越して育ってくれました。それまで遊ばせておくのも勿体無いので何かのタネを蒔こうと思っています。先日畑に色々蒔いた中で、三尺ササゲだけがなぜか出てくれませんでした。ソラマメの後だったので、連作を嫌ったのかもしれません。あのミニハウスだったら育つかもしれません。今日は雨空に戻ってしまいましたが、夕方になって風が出てお日様が顔を出してくれました。このまま上がってくれるのでしょうか。明日は明日の風が吹くですが。

2021年5月23日日曜日

おてんとうさん

ようやく晴れてくれました。いいですねえ、おてんとうさんは。気持ちも晴れ晴れします。器たちもベランダで気持ちよさそう。朝、トマトを収穫しました。これで最後になります。枯れ上がった枝に最後までしがみついていたミニトマトたちです。トマトハウスの入り口あたりではニンニクも収穫しました。今夜。トマトソースにしようと思います。工房の月桂樹の葉も入れましょう。ハウスの脇からバジルの葉っぱをちぎって加えるのもいいかもしれません。みんなお日様のおかげで育った野菜たちです。 

2021年5月22日土曜日

畑と窯と

昨日雨合羽が届いたので、早速使ってみました。足すものの割にはよく出来ているようです。朝から降りそうで降らない微妙な空模様。ハウスで育てていた、苗たちを畑に移植しました。ネギとニラはスイカのそばに。畑のスイカはウリハムシの餌食になって瀕死状態です。匂いを嫌って寄ってこないことを期待するのですが。ハウスの中のスイカは割と元気です。ただネキリムシにやられて二本枯れてしまいましたが。 ゴーヤが野良で何本か出てきました。日が照るかなと思っていましたが、ぐずついた一日でした。もし、明日雨が上がってくれたら、ネギを抜いて干しネギにしようかと思います。素焼きの窯出しは、なんとか無事出てくれました。さて、この後どうしたら、変形させないで本焼きができるのか、まだ思案がまとまりません。

2021年5月21日金曜日

窯出し窯づめ

 昨日乾燥焚きした器をガス窯から出しました。狙い通りきれいに乾いてくれました。傷もなくなんとか無事でした。そのまま素焼きしても良かったのですが、風が強くて危険です。朝には竜巻注意報が出たほどです。そこで電気窯に移して素焼きすることにしました。窯出しと窯詰を同時進行です。いやあ、なかなかきつい作業になりました。途中でカップを壊すことになってしまいました。何しろ長い距離を運ばないといけません。20メートルを何度も行ったり来たり。途中には段差もあるし、足元にも色々なものが出ていたり、まるで障害物競走のようです。詰め終わって、しばらく休憩することに。次はどうやって本焼きするか。次々と課題が出てきます。何しろ初の試みですから。それも急ぎでとのこと。どうやったら、失敗なく運ぶことができるのか、応用問題を解いているような気がします。

2021年5月20日木曜日

畑と窯と

今朝も雨で、ハウスで作業のつもりでしたが、降りそうで降らない。そこでホーリーバジルの苗を畑に植えました。場所はこの前落花生を植えたところ。やはりあまり出てくれませんでした。そこで空いたスペースにバジルを植えることに。五畝ほどありまして、奥の三畝には玉ねぎが育っています。余った落花生を玉ねぎの間にも植えたのですが、そちらは結構落花生の芽が出ています。ということは空の畝だけ出てないことになります。やはり、鳥が食べてしまったのでしょうか。糸を張ってたのですが、水糸ではダメだったのか、貼り方がいい加減だったのか。玉ねぎの畝は鳥も気がつかなかったようです。なかなか、微妙です。本職の方は、相変わらず乾きませんから、苦肉の策を取ることにしました。ガス窯で乾燥させようということです。最近あまり使ってませんから窯そのものも結構湿気てますが。生乾きの器をできるだけ隙間を開けて窯に入れて焚き口の両脇、二つのバーナーだけ使って最小の火で乾燥焚きしました。途中、二度アクシデントがありました。本来バーナーの口で燃えるものが空気の吸い込み口で燃えてしまいました。おそらく火を引かせすぎたのだと思います。まあ、大禍なくてよかったのですが。午後三時ごろには百度を超えましたから火を止めました。これで乾いてくれていると良いのですが、明日結果がわかると思います。畑仕事も窯仕事も、いつもギリギリ、うまくいったりだめだったり。どっちに転んでもおかしくないような危ない橋を渡っています。 

2021年5月19日水曜日

雨合羽

今朝畑に下りようと外に出たらザーッと降り出しました。諦めて布団に戻ってネットを見たりウトウトしたり。昨日から探し物をしていました。雨合羽です。なぜか上だけ見つけましたが下が出てきません。それに古いもので、重くて作業をしていると汗でぐしょぐしょになります。軽くて使いやすいのはないものかと、探しましたが、良さそうなのは万単位がザラです。特にゴアテックスは値が張ります。この前、島のホームセンターで作業用のカッパを見たのですが安いのでも5千円しました。なんとか二、三千円でないものかと思ったのですが。そんな中、やっと見つけて、早速注文してみました。どんなものが届くやら。安物買いの銭失いになる予感も。今日は一度も畑におりずに午後になったら、元気が出ません。雨の止み間を見てハウスや畑を歩いていたら、すっかり気分が良くなりました。もう、大地に触れないといられない体になってしまったようです。粘土には一日中触っているのですが。

 

2021年5月18日火曜日

 街に出ました。カミさんの病院と買い出しです。病院は手の腱鞘炎の手術の経過観察です。そのあと買い物。冷蔵庫が空になってしまいました。コロナのこともあって外出を控えてますから。久しぶりです。世間にそれほど変化は感じられませんが。去年の今頃はスーパーの棚には色々なものがなくなっていた気がします。今はたいていのものが揃っています。道中、なんだか新しい看板もちらほら目につきました。逆に消えてしまった看板や閉じてしまった店もあります。栄枯盛衰とは言いますがこのご時世です。なんとか店を続けるのも、必死です。かくいう我が工房も明日は我が身と申しましょうか、危機と背中合わせです。どうやって生き延びるか、毎日考えない日はありません。ただできることが限られているのでジタバタしようがありません。愚直に器を作り続けるしか能がないのです。

2021年5月17日月曜日

草起こし

 昨日届きました。新しい草取り道具です。ネットで見たときは良さそうだったのですが、届いたものを見て、思わずこんなちゃちなものをと悪態をついてしまいました。十センチほどの二股の果物ナイフのようなものでした。30センチぐらいはあると思ったのですが。なんでもスエーデンかオランダとかで作られたようです。今朝、ものは試しと使って見たところ、以外にも調子が良いのです。片手で草の頭を引っ張って、反対の手で草起こしを根っこに突き刺して持ち上げると面白いようにスポット抜けます。俄然楽しくなりましたが、雨が降ったり止んだりでした。ひどくなると軽トラに逃げ込み、上がったと見てまた畑に降りる。何度そんなことを繰り返したでしょう。カッパを着てませんでしたから、すっかり濡れてしまいました。一日中そんな天気でしたから今日も作品は乾いてくれません。石油ストーブとエアコンのドライの二段構えでしたが、あまり効果がないようです。気をつけないとカビが生えてきそうです。カビると化粧がはじかれて乗らなくなってしまいます。毎年のことながらこの時期、焼き物屋にとっては地獄の日々です。

2021年5月16日日曜日

化粧

寿司 下駄がなかなか乾いてくれません。一晩中ドライにしていたのですが。裏と表両側にたっぷりと化粧をかけないとならないのですが。最初の半分は流しがけでかけたのですが、後の半分はまだ柔らかいので、一気に厚くかけると変形しそうなので、刷毛で四度、塗りました。大きな皿に化粧をかけるときも割れないように刷毛でかけます。最初のは掛け終わってベランダに出しました。風に当てるためですが、その風がほとんど吹きません。自然は思うようにはゆかないものです。辛抱の一日になってしまいました。一日からりと晴れてくれたらありがたいのですが、明日からもずっと傘マークが続いています。

2021年5月15日土曜日

 昨日は、山から引いている水道が止まったので、修理に上がりました。やはりかなりの増水だったようで上流から流れた枝や砂で水源がすっかり詰まっていました。修理を終えて戻ってくると知人に声をかけられ話をしていたときふと腕を見るとヒルが吸い付いていました。ほんのわずかの間に登ってきたようです。幸い気がついたのが早かったので、被害はありませんでした。今朝は、道から家までの道路脇の水路の掃除をしました。あの大雨で水が溢れて道の砂利が流されてしまいましたので。落ち葉や草の根、泥がまじって、すっかり埋まっていました。長さ50メートルぐらいあるでしょうか。もう泥んこ作業になってしまいました。いくら水の島とはいえ、この時期のパワーはなかなか強敵です。油断すればあっという間に負けてしまいそうです。今日、北九州と四国、中国地方が梅雨入りしたそうです。去年も大きな被害が出ました。災害が起きないことを願っています。それにしても、去年は日本には梅雨があるからコロナなんて大丈夫とかいう人がいました。そんなことは全くないと証明されましたが。今日もこの島で二人の感染者が出たようです。毎日連続発生しています。放送で流れる台詞も決まっています。現在調査中でわかり次第、お知らせしますと。でもお知らせされた記憶がありません。町のホームページにも何も書かれることはないようです。せめてどの地域かぐらいわかれば注意のしようもあるのですが。

2021年5月14日金曜日

湿度

 雨で湿度が上がって、作品が乾きません。特に、困っているのが寿司下駄です。急いで欲しいと言われたのに、昨日からほとんど乾燥が進みません。作りが厚いから余計になかなか乾いてくれません。致し方なく、体験工房のエアコンをドライにしました。工房にはそこしかエアコンはありませんから。ドライにすると、暖かい風が出て、体がポッポして困ります。なんとか少しでも乾きやすいようにと、できるだけ薄く削り直すことにしましたので。化粧もかけなければなりませんし、今夜は付けっ放しにしようと思います。早く前線が遠のいてくれることを祈っています。

2021年5月13日木曜日

落花生

 前に、ダメ元で中国産の食用落花生を畑に蒔いてみたということを書きました。あれから日もだいぶ経ちました。芽が出てくれないかと毎日注意していたのですが、全く気配がありませんでした。やはりダメだったかと諦めかけたのですが、今朝、三つ出ているのを発見しました。。やったあと思ったのですが、問題はこのあとです。もしこれで終わりでしたが、やはり発芽抑制処理をしていて、たまたま、まのがれたものが運よく芽が出たと言うことでしょう。しかし、もっとたくさん芽がでるようだと、使えると言うことになります。今、畑で育っているニンニクも中国産の一ネット500円で買ったものです。それに生姜も一昨年中国産のものを植えて増えたものです。もちろんですが、日本で育てられたものから育てる方が良いことはわかっています。しかし、経済性から見たら、圧倒的に安い中国産は魅力的です。日本で何年か育ててゆけば、それはもう日本産といっても間違いだと言えないようにも思います。野菜の袋を見ますと、原産国に色々な国の名が見られます。おそらくほとんどの野菜は世界中から集められ、それを日本で育つように改良されてきたものだと思います。だから、それぞれその野菜にあった育て方をしないとうまく育てることはできません。理屈は色々つけられますが、畑仕事を続けるのもそれなりのお金がかかるというのが本音なのです。このあとどうなるのか、注意深く見てゆきたいと思います。

2021年5月12日水曜日

ネームプレート

ビニールハウスの前のノバラです。数日前の写真です。



今は昨日からの大雨で見る影もなく萎れてしまいました。花の命は短いものです。

夕方時間が余ったので、ツールボックスにネームプレートをつけました。もう一回り大きいのが欲しかったのですが、残念ながら見つかりませんでした。でも、これで 何が入っているのか一目でわかります。この前の日曜日に色も塗りました。汚れも目立たなくなりそうです。



実はこの箱、どこで使うか考えずに作ったのですが、良い場所を得たと思います。中には、トンボとヘラ、それにハンコが入っています。あとはまだ空です。背の低い方は五個あります。もう少し深い箱が三つ、とりあえず木工用の道具箱になっています。

2021年5月11日火曜日

梅雨入り

今日南九州地方の 梅雨入りが発表されました。去年よりも十九日早く、観測史上二番目の早さとか。屋久島暮らし足掛け50年ですが、初のことです。五月の半ばにもなってません。風かおるとか、五月晴れという季節なのですが。早く入ったぶん明けるのも早いと良いのですが。まあ、梅雨が終われば観光客が増えて島が賑わうなんてこともなさそうです。今日は、役場で新型コロナの感染者が出たという放送がありました。消毒のために閉鎖とのことです。一体誰が役場の消毒に携わるのでしょうか。どこからか専門の業者を呼ぶのでしょうか。まさか、自分たちで、防護服を着て消毒薬を散布するとは思えませんし。だんだんコロナの足音が近づいてきたようです。なんとか感染しないように閉じこもっているのですが、どこから忍びこまれるか、全く油断できません。全く買い物に出ないというわけにもゆきませんし。85歳以上のワクチン接種はどうやら始まったようです。ようですというのは、どのような手順でどこでいつ誰がやるのか全く情報がありません。接種の段階になったら本人にだけ知らせるというシステムなのでしょうか。すっかり、人と接触してませんから五里霧中です。まるで孤島にいるようです。あっ、ここは離島でしたか。

2021年5月10日月曜日

細部

 神は細部に宿るという言葉は、人の生きるということは小さなことの積み重ねという意味でしょうかねえ。毎日毎日、いろんなことが起きるものです。こんな島の片隅の暮らしでも。今朝残りのローゼルを植え終えました。天気予報では明日から雨になりそうです。草を引いて手の指を痛めました。それも両手ともです。花壇のガーデンピーナッツを抜こうとして無理してしまいました。深く根を張って硬いのです。午前中はカップの削りに化粧がけ。午後は寿司下駄の試作です。前に器を納めたお店から問い合わせが来ました。うまくできるかどうか、やってみるしかありませんが。日々、同じようなことを繰り返しています。けれど、同じ日というのもありません。明日はどんな一日が来るのでしょうか。

2021年5月9日日曜日

ローゼル

昨日の空模様とは打って変わって、朝からからりと晴れ上がりました。しかし土はぐちゃぐちゃに濡れています。本来は外仕事は諦めるところですが、スコップで掘り起こしました。我が家はもともと田んぼだったところを開いたのですが、場所によっては、イネ科の強い草がはびこっています。そういうところは土が乾くと石のように硬くなって スコップの歯が立ちません。無理すると刃が曲がってしまうほどです。そんな場所は、濡れている時に刃先を少しずつ差して前後に揺すりながら根を切って掘り上げます。その土を手でほぐして、網の目のように張った根っこを取り除きます。足も手も膝も泥だらけになります。二時間ほどやっても数メートル四方がやっとです。4平米ぐらい終えて、庭の花壇に移動しました。そこも草に覆われてますが、さっきのところと比べるとだいぶ草取りが楽です。草を取った後にはローゼルを植えてゆきました。去年の秋にタネを蒔いてなんとか年を越した苗です。ローゼルは西アフリカ原産のあおい科の多年草ですが、日本では寒さで冬には枯れてしまい、一年草扱いだそうです。秋になると花が咲いてそれがハイビスカスティーの材料として使われます。去年の秋に種まきして100本ぐらい芽が出たのですが、半分は枯れてしまいました。ビニールハウスの中でも朝晩の冷え込みに耐えられなかったようです。生き残った株の中にはもう花を咲かせているのもあります。そんなローゼルを先日定植したパパイヤのそばに植えてゆきました。熱帯の植物同士で相性が良いのではないかと思ったからです。本当は畑で育てる予定でしたが、今朝突然思いつきました。アオイ科の野菜でオクラを去年一昨年と畑で育てたのですが、虫がひどくて丸坊主にされてしまいました。今年も苗が育っていますがどこに植えたら良いか思案中です。今日のような暑い日には、虫たちの活動が活発になります。植物の世話をしていると、心配事のタネがつきません。


2021年5月8日土曜日

雨の季節

 ここのところ雨模様の日が多くなってきました。前線が屋久島の上空を上がったり下がったり。その都度、島に雨を降らせます。すでに沖縄と奄美が梅雨入りしました。例年よりだいぶ早いようです。去年の今頃は暑い日差しの下で車庫を建てていました。来週の予報も雨マークが並んでいます。今朝、庭で蕾の膨らんだ紫陽花に絡んだ葛のツルを解いてあげました。我が家の敷地にはたくさんの紫陽花が育っています。人が枝を持ってきてくれたり、買ってきた鉢植えを下ろしたり。中には北の村に住んでいた詩人の奥さんからいただいた甘茶もあります。甘茶はガクアジサイの一種で青い花をつけます。今は亡き詩人の残してくれた置き土産です。彼が書いた聖老人という本に東京から運んできたときの話が書かれていました。それが巡り巡って我が家の庭で花をつけています。彼がこの世を去って、何年経ったことでしょう。島に移り住んだのがほぼ近かったので多くの思い出があります。まだ二十歳をちょっと過ぎた頃でしたから。今日、ある高校時代の友人が亡くなったという知らせが、メールで入りました。今やそういう時代になっているのですね。島に移り住んだ頃の電話は、農業集団電話と言って、数件で一つの回線を使っており、受話器を取ると人が話しているのが聞こえてきました。遠くに電話をかけるときは交換手さんに取り次いでもらっていました。五十年の歳月、振り返ると短いようですが遠い昔の話なのですね。

2021年5月7日金曜日

園芸熱

 近頃、息子が植物に興味を持つようになりました。先日はルドベキアとエキナセアのタネを注文しました。そこで、育苗箱に蒔いて現在工房のベランダで世話をしています。すると、今度は観葉植物を注文したので、鉢を作ると言って、ろくろに向かっています。土も専用の土を頼むというので、色々あるから、ブレンドして使ったらと提案しました。専用の土は安くはありませんし、送料もかかりますから。昔、観葉植物に凝ったことがありました。しかし、次々と枯れてしまい、現在育っているのはモンステラとセローム、ぐらいです。その代わり、巨大化して、庭を占拠していますが。娘も最近福岡の方で色々植物を育てているようです。血は争えないということでしょうか。

2021年5月6日木曜日

モンキー イート

今朝も、杉山から猿の鳴き声がしました。だんだん声が大きくなるような気がします。あの場所が安全と見て大胆になっているのでしょうか。杉山の中には最近マダケ生えています。この時期タケノコが 出てきます。今日、そのタケノコを食った跡を見つけました。おそらく、猿の仕業だと思います。山にはあまり食べるものがないのでしょうか。それで里に下りて悪さをするのかもしれません。朝の散歩の途中で見かける家の庭にチカチカ光る灯を見かけます。すぐそばにはパパイヤがあって、大きな実がなっています。あの実が取られないのはあかりのせいでしょうか。だとしたら、うちの畑にも備えてみたいと思います。爆竹も考えましたが、朝早い時間に鳴らすと眠りを妨げることになりそうですし。パパイヤに実がなるまでにはまだ時間がかかりそうです。それまでになんとか工夫をしないと。パパイヤを大きくすることが前提ですが。

2021年5月5日水曜日

モンキー キャンプ

 今朝も、空が白み始めた頃ハウスの脇の杉山の方から猿の声が響いてきました。やはり間違いなく、あそこをキャンプ場と決めたようです。雨の予報でしたので、何とか降り出す前にパパイヤの苗を植えたいと、汗まみれになって木を切ったり、草を抜いたり。散歩から戻って、ギリギリ降り出す前に20本植えることができました。終わったところで降ってきたので、ラッキーな日ということでしょうか。まだかなり残ってますが、あとは敷地の隅にでも植えてゆこうと思います。工房では昼前に釉薬と化粧土を作りました。我が工房の基礎になる大切な材料です。午後はその化粧を小皿や鉢に掛けました。今日が連休最終日。今年も、閑散とした日が続いてます。去年ははあまりに暇だったのでガレージを作りました。あれからほとんど進展のない一年が過ぎてしまいました。この先どれほどこんな暮らしが続いてゆくのでしょうか。国はオリンピックに向かって進んでいるようですが。今日は北海道でマラソン大会のシュミレーションをやったようです。鹿児島では聖火リレーに関わった6人の感染者が見つかっています。先日、屋久島で3人の感染者が出たあとは、ほとんどの人たちがマスクをしていましたが、ここにきて、外している人を見かけるようになりました。そりゃあそうですよねえ。今日のハーフマラソンの沿道にも多くの人が出ていましたから。あれを見たら、気持ちが緩むのも仕方がありません。「喉元過ぎれば熱さを忘る」とはよく言ったものです。この国はオールジャパンでどこに向かっているのでしょうか。水木しげるの戦争体験を描いた漫画に「総員玉砕せよ」というのがありました。兵隊たちを死に追いやったあと、司令官だけが戦場から上手に生き延びるという話でした。なんだか、今のこの国を見ているように思えて仕方ありません。一億火の玉。欲しがりません勝つまでは。そんな言葉が浮かんできました。

2021年5月4日火曜日

モンキー パラダイス

 今朝、残りのパパイヤの苗を植えるところを作るため庭の整理をしていたら、すぐ側の杉山の方から、ギャーギャーという猿の鳴き声が聞こえました。まだ夜が明け始めた頃合いですから、どうやらその辺りで夜を過ごしているようです。まさか我が家の敷地をねぐらにしていたとは。どうりでハウスの中を荒らしたわけです。おまけにこちらはあと25本のパパイヤの苗を植えてゆこうというわけです。カミさんにその話をしたら、「お猿の楽園ね」と言われてしまいました。確かにこのままではそういうことになりそうです。確か国有林と民有地の間に南部林道を通した時、猿と人との住み分けというのも建設理由の一つだったと思います。それが今では平然と猿の群れが下りてきて、この辺りを荒らしています。つまり目的は達成できなかったということでしょうか。そのほか観光とか伐採時期がきた杉の搬出という理由がつけられていたと思います。島では自然破壊ではないかということで反対運動も起きていました。あの時反対を押し切って進めた工事は本当に結果を出しているのか、疑問に感じてしまいます。過去には、石油備蓄基地とかロープウェイとかの話が出ては、反対運動で頓挫しました。そして、今は馬毛島問題というのが起きています。いつの時代にも何らかの政治が絡んだ、問題が尽きないものです。どのような選択が良かったのかは、時間が過ぎて見ないと見えてきません。なかなか判断が難しいと思います。とりあえず、現実問題としては、果たして我が家が猿の楽園になるのだろうかということです。平穏に住み分けできることが、理想なのですが。

2021年5月3日月曜日

サイレント モンキー

今日は一日、畑仕事でした。ビニールハウスの脇の畑に里芋を植えました。去年収穫して残しておいたものです。思ったよりも量が多くて、午後までかかってしまいました。現在、茄子が植わっていて、青シソも出てきているので、スコップで土をほぐしながら植えました。里芋の横には、こちらも去年収穫した残りの生姜を植えました。コンパニオンプランツと言って相性が良いようです。植え終わって、まだ時間が余ってましたから、脇の方にパパイヤの苗木を20本ほど植えました。もう50センチほどに育っています。パパイヤは猿の大好物のようです。数日前にハウスの中で大きく育っていたパパイヤの実がなくなっているのに気がつきました。まだ青かったのですが。首を傾げていたのですが、今日は里芋を植えていた畝にパッションフルーツの実が落ちていました。はっとして、ハウスを調べたところ、なっていた実が消えていました。どうやら猿の仕業らしいのです。あんな青い実なのに。先日、工房の裏で三匹ほどの家族らしい猿を見ました。昔は多くの群れでギャーギャー騒ぎながらやってきたものですが、あの家族猿たちは声を出すことなく、静かに行動しているようです。ハウスに侵入しても、その場で食い散らすことなく、持ち出して食べるようです。猿はリーダーの性格によって行動が変わると何かの本で読みました。どうやら用心深い群れのようです。パッションフルーツも残念ですが、今日植えつけたパパイヤに実がなるようになったら、いったいどうなってしまうのでしょうか。ハウスにはまだ植えつけを待っている苗が30本近くあります。近々どこかに植えたいと思っています。野菜畑には猿対策のためにネットを張り巡らしました。ところがそのネットもたぬきらしいのが食い切って侵入しています。野菜作りは虫や病気との戦いでもあります。台風や大雨、それに厄介なサイレントモンキーまで加わってくるとは。だからと言って諦めるわけにもゆきません。戦いは続きます。

2021年5月2日日曜日

収穫

風も強く肌寒い日でした。五月とは思えません。今朝は落花生のタネをまきました。と言っても、島のホームセンターで手に入れた、中国製の生の落花生ですが。あまりの安さに思わず買ってしまいました。真空パックの袋にずっしり、800グラムもありました。去年はちゃんとした、タネ用の落花生を蒔いたのですが、雨が続いて全て腐ってしまいました。今年は駄目元で大量の豆を植えてみました。そのあと、枝豆と三尺ササゲも蒔きました。枝豆はハウスにふた袋、ポット蒔きしたのですが、ほとんど消えてしまいました。おそらくトリに食べられてしまったのでしょう。入り口を開けっ放しにしていて、ヒヨドリがいつも入り込んでいましたから。そこで、まだ時間がありましたから、ミニトマトとソラマメを収穫しました。ミニトマトは前回の四分の一ほどでしょうか。



ドライトマトにする予定です。ソラマメは二度目の収穫。もう黒くなっていてかなり痛んでいました。恐らく今回で終わりでしょう。植えっぱなしで全く手入れをしなかったので、すっかり草に埋もれていて、ほとんど腐ってしまいました。世話をしてあげないとこうなってしまうのかと大いに反省しています。皮をむいてさっと茹でたのですが、なんとか食べられると良いのですが。



工房では一日中削り。腰が痛くなりながら、なんとか削り終えることが出来ました。 

2021年5月1日土曜日

草取り終了

 とりあえずは、草取り、一周り終えることが出来ました。明日までかかると思いましたが。終わったと言っても、人が見たら、ただの草だらけの荒れ地にしか見えないと思います。野菜の花たちが咲き乱れていますから。だいぶ間引きはしましたが。そのままにしておくとまたカタツムリが大発生しそうですし。今年は種取りしてみようかと思います。タネが取れれば来年からは種代が節約できますし。まあ、放っておいても落ちダネで出てくると思いますが。不耕起栽培の利点はそこにあるように思います。今もサツマイモやサトイモが掘り残したタネからあちらこちらに顔を出しています。土も耕運機を入れてない割にはだいぶ柔らかくなってきたように思います。仕事場は連休に入ったというのに静まり返っっています。去年と一緒です。もう諦めていますが。

2021年4月30日金曜日

三分の一

今日で四月も終わりです。あっという間に三分の一過ぎてしまいました。ジェットコースターのような毎日です。新型コロナの変異型。これから先どこまで変異が続くのでしょうか。先日島の役場から85歳以上の人たちにワクチンの接種券が送られたそうです。それがいつ実施されるのか。どういう順番でこれから先進んでゆくのか。全員が受けられるのはいつのことなのか。本当にオリンピックが行われるのか。聖火リレーで感染者が出たそうです。この先、生き延びることができるのでしょうか。我が家には高齢者に重度の障害を持ったものがおります。あまりいろいろ考えると暗くなります。深く考えず、その日その日を生きてゆくしかないのでしょうね。 

2021年4月29日木曜日

フル回転

 よく動きました。この歳にしては。雨でしたからハウスで液肥を撒いて、草取り。工房で窯出し。土練機を回して土作り。昨日挽いた豆皿の削り。小皿に化粧がけ。午後はまた轆轤で豆皿を挽きました。まさにフル回転の一日でした。今夜も七時には布団でぐっすりということになりそうです。

2021年4月28日水曜日

トウモロコシ

今朝はやっとトウモロコシを定植しました。我が家のメインの畑にです。家のすぐ下で最初に開墾したところです。現在はミズナに小松菜、ケールと春菊が、皆花をつけています。もうタネになってしまったのもあります。 何株か残して、抜き取りながら草も取ります。ひどく雑草だらけでで中々捗りませんが。雑草に混じってパクチーも生えています。パクチーは野良で出てきたものです。今は花をつけています。かすみ草のような白くて可愛い小花です。抜いた後にトウモロコシを植えました。70株ほどもあるでしょうか。ずいぶんたくさん植えましたが、果たしてどれくらい生き残ってくれるでしょうか。去年はアワノメイガに全てやられて枯れてしまいました。しばらくはメインの畑で草取りが続きそうです。

2021年4月27日火曜日

定植

 今朝はスイカとかぼちゃを定植しました。かぼちゃが10本、スイカが8本です。かぼちゃは畑というより空き地に植えました。畑と畑の間や普段はほとんど遊ばせているところにです。ツルが伸びるとどこまで広がるかわかりませんから。スイカはビニールハウスの中と、脇の2箇所です。去年も挑戦しましたが、全てウリハ虫に食い尽くされて全く駄目でした。今年はそんなことにならないように早めにタネを蒔きました。1度目はかぼちゃは一つ、スイカは8本出ました。蒔きなおしたら今度はかぼちゃはほとんど出ましたが、スイカの芽が出ません。同じウリ科なのに発芽条件がだいぶ違うようです。本当はトウモロコシの植え付けまでゆきたかったのですが、やはり時間切れ。予定通りにはゆきません。

2021年4月26日月曜日

眠い

 朝からあくびが止まりません。いつもと変わりない寝起きで、4時半ごろでしたが、昨日ほぼ草取りが終わったので、肥料をバラバラ撒いて回りました。売り出しのときまとめ買いした鶏糞です。匂いが心配でしたが、上手に発酵していたようでそれほどひどくはありません。それから家の下のメインガーデンの草取り。今は枯れかけたアゲラタムばかりです。シャワーを浴びて納品の準備。ホテルと土産物屋に行ったあと買い物をして帰ってきました。買い物はできるだけ手早く済ませて、店に入る際と出るときの消毒を忘れずに。なんせ、島から感染者が出ていますから。町には観光客の姿はほとんどなく、閑散としています。それはそうでしょう。大都市ではまた緊急事態宣言が出て、その影響をもろに観光の島は被ってしまいますから。レンタカー屋さんや宿は特に影響が大きいと思います。我が工房もしかり。時々陶芸体験の問い合わせがきますが、当分はお断りするしかありません。変異したウィールスの感染力を思いますと、接触をできるだけ控えることしか対処のしようがありません。ワクチンの接種も一体いつのことやら。行政からは何の見通しも示してくれません。とりあえずは自己防衛をするしか手がないようです。睡眠をしっかりとって、体に疲労を溜めないようにしたいものです。

2021年4月25日日曜日

草取り

 今朝で、庭と畑の草取りを一通り終えました。明日までかかると思っていたのですが、今日は捗って、作業が進みました。と言っても、最初に取り始めた、メインの畑はもう次の草に覆われています。すごろくの振り出しに戻るみたいです。いくらやっても上がりはありません。ただ、育てていた春菊や小松菜ケールなどが皆花になっています。そしてこれからは夏野菜の苗の植え付けが始まります。今年はトウモロコシが成績が良く蒔いた種がほとんど育っています。その代わり、枝豆がほとんど出てきません。二袋も蒔いたのですが。種まきは微妙です。それでも去年からは全てタネから育てています。うまくゆくときもありますが全くダメなときもあります。ビギナーですから。かぼちゃも最初に蒔いた袋では一つしか出ませんでしたが、もう一袋からはたくさん芽が出ました。今年は畑というより、何も植わっていない空き地に植えてみようかと思っています。里芋は今年初めてセレベスというのを育てています。毎年植えている土垂はこれからです。食べ残して芽が出はじめたのを畑に植えています。そして、今年はサツマイモは植えないことにしました。2年連続おそらく病気だと思いますが全くダメでしたので、しばらく休もうと思います。これからますます忙しい季節になりそうです。

2021年4月24日土曜日

ミニテーブルソー

 昨日、ネットで注文していたミニテーブルソーが届きました。中国製です。最近中国製の電動工具にはまっています。とにかく値段が安いのです。今回も送料込みで14000円弱です。丸ノコはいくつか持ってますし、テーブルソーも昔手作りしたものがあります。ただ、もう20年以上前のもので、台がゆがんで正確な切断ができなくなりました。それに重い。歳をとると持ち運ぶのにやっとです。そこで、ユーチューブで見て欲しくなったのがミニテーブルソーです。縦横20センチ前後。想像をはるかに超える小ささです。これで300ワット。けっっこう力もありそうです。ただ価格なりに作りが荒いということでしたが、いやあ、なかなかよくできています。今日は組み立てと始動まで。音が静かで、それほど恐怖感も感じません。あとは治具を工夫すれば、色々楽しめそうです。ネットにはレビューが色々書かれていて参考になります。まずは使用されている電線が細すぎるというので、太いのを注文しました。少しずつ工夫しながら、陶芸と木工のコラボ作品に使ってゆけたらと思っています。

ミニトマト

 朝からの更新です。昨日の夕方、お客さんが来てくれて、できませんでしたので。書きたいことはいろいろありますが、鬼柚子、ライムと続きましたので、ミニトマトのことを書きます。ミニハウスが果樹の脇にあります。パッションフルーツの棚用のフレームを利用したものです。去年の秋に、落ちダネでたくさんのミニトマトが生えて来ました。ほとんど手入れもせず放っていたのですが、かなりツルが伸びていました。そこにびっしりと赤い身ができているのを先日発見しました。もったいないので、昨日の朝収穫すると、大鍋いっぱいありました。早速、トマトソースにするために火にかけました。まず、ミキサーで軽く砕いてからグツグツ煮ます。ネットで造り方を調べますと、みなさん色々工夫しているようですが、我が家はシンプルに塩胡椒と砂糖ぐらいです。あとはアクを取りながら、一煮立ちで火を止めました。晩にパスタに和えて食べてみたのですが、あまりにサラサラでトマト味のうどんのようなものになってしまいました。味は悪くないのですが。と言うわけで今朝は少し時間をかけて煮込んでみました。カミさんが昼にもう一度、味見したいと言うので、楽しみにしています。ちょっと前のことですが、やはり、苗を植えて放ったらかしだったソラマメを収穫して、豆ご飯を作りました。世話もしなかったので豆は小さかったのですが、立派にソラマメの味で、春の味覚を楽しむことができました。我が家のものぐさ畑もそれなりに季節の味を恵んでくれます。自然の力は偉大です。

2021年4月22日木曜日

ライム

我が家の庭には、ライムが一本植わっています。前にレモンや柚子と一緒に植えたものです。今年は沢山花をつけて、実がなるのが楽しみです。ところが偶然ですが、息子がライムに興味を持って植えたいと言い出しました。一本あるよというと、もう少し増やしたいというのです。なぜか彼は近頃植物に興味を持ち出して、あれこれ調べている様子です。増やしたかったら苗を探したらと言ってたのですが、それが今日届きました。さてどこへ植えたものか、栽培係としては悩むところです。ちょうど昨日草を取った、レモンの近くが良かろうと、夕方畑に植え穴を掘りました。底には肥料を入れて根っこに触れないように培養土を入れました。一晩水につけておいた苗を明日の朝、植え付ける準備です。1年苗苗とのことですがかなり大きな苗で、庭で育っているのよりも背が高そうです。果たして無事に育つか、園芸担当としては責任重大です。本当は梅雨入りする頃が良いと思うのですが。

 

2021年4月21日水曜日

鬼柚子

 今朝、草取りをしていたら、草に埋もれたミカンの木が出てきました。前に植えた4本の中の一本でした。去年は枯れかかっていたのですが、顔を出したのには花が咲いていました。記憶が確かなら、鬼柚子だと思います。鬼柚子は普通の柚子に比べるとかなり大きく、一個の実が夏みかんほどになるようです。もし秋に実がなったらの話ですが。今、ハウスには秋にタネを蒔いた沖縄の島とうがらしも育っています。実もついてます。うまくゆくと、自家製の柚子胡椒ができるかもしれません。それから、ライムも花がついています。こちらは焼酎に絞ればおいしいハイボールができそうです。秋が楽しみになりました。


2021年4月20日火曜日

体験作品窯詰

 体験の作品の釉薬掛けをほぼ済ませましたが、形があまりにも様々で、間がスカスカになってしまいます。箸置きとかの小さなものがあれば良いのですが、あいにく見つかりません。何かないかと思い巡らせたら、大昔造ったスプーンを思い出しました。埃をかぶっていたのを段ボールの箱に入れて離れにおいてありました。もう何年前に作ったのか、化粧をかけて色をつけたのですが、その化粧がうまくあっていたのか、どうなのか、もう思い出せません。ギャンブルになりますが、もうここは試してみるしかありません。駄目元です。スプーンはなかなか手がかかる仕事で、今やれと言われたらちょっと躊躇したくなります。埃だらけですから、刷毛で埃を払いながら釉薬をかけました。中には少し残っていて釉薬がうまく乗ってくれないのも出ました。体験作品の隙間に入れたのですが、50個ほど窯に入ってしまいました。あのスプーンがもし釉薬が剥がれたら、結構ショックだろうなと思います。さっきは駄目元と言ってたのに我ながらからっきし意気地がありません。