2021年7月5日月曜日

梅雨明け?

奄美地方は明けたそうです。てことはそろそろここもと思ってますが。今日の青空と暑さ、まさに夏到来といった感じです。何回、「アツッ!」を繰り返したことか。シャツがジトッとししめってきます。おまけに窯に火を入れてますから、余計部屋は蒸し風呂です。夏の窯焚きは地獄です。若いころは真夏に薪の窯を焚きながらチェーンソーで丸太を切るなんてことを平気でやってました。若さとはすごいものです。今日は何組かお客様も来てくれました。最初のは外国人でした。英語らしいものでペラペラ話しかけられました。多分ニュージーランドかオーストラリアでしょう。ほとんど理解できませんでしたが、多分、趣味で金継ぎをやっていて、何らかの理由で土が欲しいということのようです。それも混ぜ物なしの屋久島の土をくれないかというのです。うちで使っている土も今はミックスしてますからと説明しますとがっかりして帰ってゆきました。土は陶芸家にとって命そのものです。それぞれが自分の窯に合うように、工夫しています。そんな大切なものをおいそれと人に渡すはずはありません。まあ、外人さんですから、その辺の気遣いの無さは勘弁しますが。それにしてもろくに作品も見ずに自分の欲求を押し付けるのはいかがなものかと思いますが。もう一組はご家族づれ。おとなしい子を見ると躾の良さが伝わってきます。ご両親も気持ちがよく、育ちの良さが伝わってきました。お客さんの品定めの趣味はありませんが、久しぶりだったので、つい印象に残ってしまいました。コロナが落ち着いて、また色々なかたに出会える日を待ち遠しく感じます。