2024年11月30日土曜日

待てば

 待てば海路の日和あり。さしもの大荒れ天気もようやくですが暖かく日差しも柔らかく、良い日和になりました。今日は三時から陶芸体験四人。東京の会社の同僚とか。二人で制作指導。楽しんでくれたようで和やかに終わることが出来ました。帰りがけに灯台も購入していただきました。屋久島の灯台ですかと尋ねられて違いますと返事。どちらかというとムーミンハウスのイメージですと答えました。娘のリクエストにこたえるために造ったのですが。一足早く旅立ってゆきました。次のぶんも続々制作は進んでいるのですが。

2024年11月29日金曜日

ボンジュール

今日の午後のお客さん。フランス語のガイドさんが連れてきてくれました。器を選んだあと、「ボンジュール ムッシュー」と言って帰ってゆきました。大昔、東京の四谷に住んでいた時「ボンジュール」という喫茶店があったことを思い出しました。あの頃の喫茶店、「ルノアール」とか しゃれた外国語の名前が多かった気がします。ルノアールは印象派の画家。高校時代美術部でマネとかモネとか印象派を勉強していました。それから浪人時代はセザンヌにゴーギャン、そのあとニューヨークのアート、例えばラウシェンバーグとか言う抽象表現主義、ちょっと前ご近所に住んでいた絵画の収集家がローゼンブルグの絵を持っていたという話を聞いてピンときませんでした。それがかのラウシェンバーグの英語読みと知って驚いたものでした。英語圏の人は工房を出てゆくときはハブ ア ナイスデイ と言って出てゆきます。言葉とは不思議なものだと思います。

2024年11月28日木曜日

年の瀬

 やがて残すところ一か月というところまで来てしまいました。思い起こせば元旦に起こった能登の地震。あれから一年が経とうとしています。相変わらず仮設暮らしが続いているようで心苦しい事ばかり。日本は大丈夫なのでしょうか、特にへき地と呼ばれる過疎地の行く末が心配になります。ここ屋久島ではフェリーが壊れてから先が見えない状態が続いています。こんな時こそ、地方自治体が動いてほしいところですが、おそらく中央政府の補助なしには何も進まないのでしょう。中央政府があのような状態ではリーダーシップをとって、旗振りしてくれる人がいないと、この国は前に進んでゆきそうもありません。この国は地方あっての中央であることを認識しないと、食料にしてもエネルギーにしても製造業にしてもしっかりとした土台が必要だという認識が必要なのでは。ここで嘆いていても何一つ始まりませんが。明治維新を引っ張って文明開化の世の中へとけん引した、地に足を付けた人間の魂をもう一度呼び覚ましたいものです。

2024年11月27日水曜日

北西

 島の人が、ニシンカゼと呼ぶ北西の季節風が吹きだすと冬が来たと感じます。その風がびゅうびゅうと吹いています。秋を一気に飛び越して冬の到来です。当然船も欠航。まあ、ここのところ来たり来なかったりと全くあてになりませんが。今日カミさんが近くのスーパーへ行きましたが何にもなかったと言ってました。昨日来てくれた宅配の兄ちゃんは、年末はネットはあてにならないから、島の大きな店へ行った方がいいよと教えてくれました。これからみかんの出荷時期になります。農家の方々大変だろうなと心配しております。

2024年11月26日火曜日

午後のお客さん

 名乗ってくれたお客さんは古い友人の奥さんだとか。初めてお目にかかったのですが、金沢の大学教授の奥さん。その教授のお兄さんと古い友人でした。確か小学校と中学校の同級生かと。あの学校はエリートが多く、彼もT大学の医学部に入学したのですが血を見るのが苦手で同じ大学の別の学部に通ったという変わり種。我が母とあちらの母親が仲良しで、親同士のご縁でのお付き合いだったと思います。あちらの母親は今もご健在とのこと。今回の旅は客船が隣の種子島に寄ったので足を延ばしてくれたようです。この後は韓国まで行くとのこと。優雅な船旅がうらやましく感じました。午後から風が強まり無事種子島への船が出てくれたらと祈らずにおられません。

2024年11月25日月曜日

棚卸し

 十一月の棚卸に行ってきました。お店にはツリーが飾られてクリスマスムードになっています。しかしどこか寂し気です。物流が滞っているためでしょう。量販店の棚は相変わらずガラガラ。スーパーの野菜や肉がないと、夜何を食べようかという事に。日頃いかに島外からのものに頼っているか改めて実感しました。船はどこかに係留したままらしく修理のめども立っていないようです。この先どうなってしまうのでしょうか。寂しさの原因は他にもあります。急に日が短くなると特に夕方の寂寥感が胸を突いてきます。いわゆるメランコリーな気分。モノを造る上ではこのような刺激も大切な要素に思えるのですが。いずれにしても残り一か月余り。悔いなき時間を過ごしたいものです。

2024年11月24日日曜日

しつっこい

 昔からしつこい奴だと言われてきました。そこはこの歳になっても変わらないようです。昨日上手くゆかなかったお皿、夜、よく眠れず、朝の四時から工房で苦闘しました。しかしあえなく撃沈、それでも諦めなければ戦いは続行中と勝手に決めて今日もまたチャレンジ。どうにか形には持ってゆきましたが。昼休み、お店の方から声がしたので出てみると手に小さな仏様。一昨日も立ち寄ったのですがどうしても忘れられずにまた来たとのこと。呼ばれたようです。出会いとは不思議なものです。思いがけないものにひっかかってみたり。あのちいさい仏様に呼ばれるとは。たとえ上手くゆかないときでも諦めたらおしまい。最後までギブアップしません。それがモノを造る人間の魂でしょうか。

2024年11月23日土曜日

負の連鎖

 どうも上手くゆきません。大皿に挑戦したのですが。たたらで造っていた仕事を途中までろくろでやってみました。大昔小さな小鉢では上手く出来たのですが。大皿では全く歯が立ちませんでした。型には張り付くし、押さえると割れてしまうし、まったく思ったようにはゆきませんでした。ここまでダメとは。ショック。何十年もやってきたのでどうにか乗り切れると思ったのですが。甘くなかった。仕事は嘘つかない。ただただ見通しの甘さと未熟さのみ感じてしまいました。明日はどうにか乗り越えたいと思っています。合掌。

2024年11月22日金曜日

秋の訪れ

「 夕空晴れて秋風吹き月影落ちて鈴虫なく 思えば遠き故郷の空 ああわが父母いかにおわす」。 すっかり秋めいてきました。青空が広がり唄など口ずさみたくなります。さわやかな風が心地よくて、さしもの暑さからもしばしおさらばできそうです。こんな日は旅にでも出て沈む夕陽など眺めて虫の声に耳を傾けて熱燗などで一献傾けるなとという趣向もおつなものでしょう。しかし、我が家はいつものごとくあわただしく日々の暮らしに追われております。先日何故か次男に裁判員裁判の書類が届きました。耳も不自由、言葉も出ない人間にどのように人の裁判に立ち会うことが出来るのでしょうか。これも、想像すると行政の縦割りゆえの連携不足がなぜる技と言えないでしょうか。裁判員制度そのものに対してはいろいろな意見があると思いますが、このような離島からどうやって大事な人様の運命を左右する立場を示すという役割を果たせというのか理解に苦しむところです。「ものいえばくちびる寒し秋の風」。

2024年11月21日木曜日

足し算

 まず、こんな色が出せないかなあと考えます。次はそれに向かって試行錯誤が始まります。どんどん思いついたことを加えてゆきます。足し算してゆくわけです。何とか目標を達成したら、次に引き算が始まります。出来るだけシンプルに、余計な手順を省く作業です。そちらの作業は永遠に続くわけです。ある程度単純化しないと手間ばかりかかって作品の完成までに時間がかかりすぎてしまいます。結果、途中のちょっとした違いで別な表現になってしまいます。いつもこのようなことの繰り返しです。職人さんが良く言う言葉。「一生が勉強です」というのはそこのところだと思うのですが。

2024年11月20日水曜日

来客

 今日のお客さん。海外からの人ばかり。それもフランス人。売れる器も緑のもの。透き通ったな緑ではなく、くすんだ緑。肌寒くなって枯れたような色があっているのでしょうか。今日から気温がぐっと冷え込む予報。木枯らしが吹き始めるのでしょうか。

2024年11月19日火曜日

冬が

 急に冷え込んできました。秋を飛び越えて夏から冬に。昨日は暑いですねえと言ってたのですが。気分もぐっと冷え込んできました。これからは青い器は好まれないでしょう。寒々しく感じてしまいますから。心がほっと温かくなるような。特に器は暮らしに寄り添うものですし。その時の気分が大いに影響してきます。ぱーっと明るくなるような、そんなものが出来るとよいのですが。

2024年11月18日月曜日

会うは

 会うは別れの初めなりという言葉があります。人はいつか別れるという意味でしょうか。三か月ごとの病院の定期検診。久しぶりにすべて正常値。やった!と叫びたいところですが担当の医師が今年いっぱいで終わるらしいという話を待合室で耳にしました。最初の出会いは血圧が290まで上がって足元がふらついて診てもらった時でした。まだ個展をやっていたころ。ストレスと過労だったと思います。あの後個展をすべてやめて屋久島での制作中心に変えました。もう二十年以上前の事でしょうか。色々あって今回久々に数値がすべて正常というところまで来ました。そのタイミングでのお世話になった医師との別れ。次の診察では居ないでしょうとのこと。今後も島にはいるつもりという話です。またいつかどこかでお目にかかることもあるのでしょうか。

2024年11月17日日曜日

日曜の朝

 休日ですが朝五時から工房で過ごしておりました。昨日挽いた皿の手入れと体験作品の整理。相変わらずせわしない暮らしです。牛を飼っている人も休みはありませんから似たようなものと思っております。午後から少し時間が空いたので前に造った灯台シリーズを再開しました。ネットの動画で見たことを参考にやってみましたが全然うまくゆかず結局は自分のやり方に戻ってしまいました。やるとみるとでは大違いでした。逆に自分のいつものやり方を教えても人は上手くゆくとは限らないのでしょう。何しろほとんどの作業を蹴ろくろでやっているのですから。手と足が連動できなければ上手くゆくわけありません。

2024年11月16日土曜日

パン皿

 家で、出番の多いお皿で朝食のトーストと目玉焼きなどにちょうど良いお皿があります。スリップウェアで自宅用に作ったものです。そのシリーズを造ろうと午後から蹴ろくろで挑戦しました。大きめなので玉づくりで。玉づくりとはあらかじめ一つ分の重さを計っておいてそれぞれ亀板と呼ばれる台の上で作ってゆきます。今回のは直径25センチでそれぞれ一キロの粘土を使いました。午後からなので十枚ぐらいかなと思ったのですが十五枚できてしまいました。天気次第ですが明日削ってスリップを流せればよいのかなと思っています。

2024年11月15日金曜日

朝から

 五時まえから作業をしました。ホテルから器を頼まれて。五時前からです。最近朝早くから工房に下りることが増えてきました。昔は当たり前でしたが。だんだんずぼらになって、朝も散歩まで布団でぐずぐずしていました。しかし、朝の作業は気持ちが良く集中できます。ただし昼までは。昼食を済ませると爆睡。完全に気を失っています。そんな時に限って電話が鳴ったりお客さんが見えたり。今日は電話。パッと目が覚めるから不思議です。今日のも体験の問い合わせ。忙しいのはありがたいのですが。

2024年11月14日木曜日

体験

 今日の体験は六人。ろくろ体験と手びねりに分かれて。想像ですが病院関係かと思われます。年末までの短期助っ人でしょうか。患者さんはわがままですからストレスもたまることでしょう。残り少なくなっての思い出作りでしょうか。仕事はどんな仕事でも楽なものはありません。まして人間が関わっていると。かくいう我々も同様ですが。

2024年11月13日水曜日

夏の戻り

 寒の戻りとはよく聞くが夏が戻るという言葉は思い出せません。でも、そんな言葉が出てくるような天気。果たして本当にこれから季節は進んでゆくのでしょうか。今日は蚊が多くてつい忙しさにかまけて線香を焚かなかったらずいぶんやられました。釉薬を作ったり掛けたり体験作品を削ったり、器を包装したりと色々駆けずり回っておりました。一体全体何をやっているのやら。我がことながら、取り留めなくただただ追われて過ごしておりました。

2024年11月12日火曜日

晩秋

 日が短くなってきました。朝六時の散歩。ヘッドライトが不可欠。明け行く空にはイワシ雲。夜明けの陽を浴びてオレンジ色に広がっていました、それでも日中は気温が上がって工房でも25度。つい「暑い」が口から出てしまいます。蚊取り線香は必須。油断すれば血を吸われます。今日の仕事はかなりタイト。休憩もあまりできずに作業に集中。夕方も追われっぱなし。張り合いがあって有難いのですが・・・。もう少しゆとりをもって過ごしたい気分。ぜいたくな悩みですが。

2024年11月11日月曜日

向かい風

 そんな日ってありますよね。やることが、ことごとく上手くゆかないような。そんなときは頭を低くして風向きが変わるまでじっと耐えるしかありません。昨日が調子よかったから余計にこたえます。いつもいつも物事って上手くゆかないのだとわかってはいても。我が家の老犬がついに家でお漏らしをしてしまいました。朝の散歩は、しっかり用を足してもらうためなのですが、夜中の雨でぬれていたのでおしっこをしてくれませんでした。柴犬は神経質だとは知っていたのですが。これからは家でお漏らしをするようになるのでしょうか。老犬と暮らした経験がなかったので戸惑う事ばかりです。

2024年11月10日日曜日

あそび

 遊びをせんとや生まれけむ戯れせんとや生まれけむ。そういったのは観阿弥でしたっけ世阿弥でしたっけ。とにかく夕方から時間が空いたので遊んでみました。当然土遊びですが。実はクリスマスツリーのオーナメントを造ろうかと思ったのですが普通にやったのでは面白くありません。そこで変なものを造ろうと涙の形に挑戦しました。ろくろで雫の形。ちょっと膨らませて口を閉じる。そして下は手で絞って無理やり細くして切り離します。当然、安定しませんから布をくしゃくしゃにしてその上に並べます。人が見たら丸っこい粘土のクズの山です。明日少し乾いたところで削って仕上げる予定。果たして上手くゆくか。まあ初の試みなのでどうなるやら。大体どう焼いたものか。釉薬を掛けないといけないしころがしたら張り付いてしまうだろうし。全て出たとこ勝負になりそうです。

2024年11月9日土曜日

ツリー

 急に肌寒くなりました。冬の予感。クリスマスまであと一か月余りです。そこでちょっと手が空いたのでツリーを造り始めました。ミニのツリー。毎年工房の入口に飾るクリスマスツリーの周りに置くためのものです。結構お客さんが買っていってくれるのでだいぶ寂しくなりました。緑の釉薬を重ねてかけると森のような雰囲気が出てなかなか好評なのです。ろくろで挽くのですが思った形にならず、失敗も多くて苦戦しています。明日はツリーにぶら下げるオーナメントをつくりたいと思います。

2024年11月8日金曜日

先輩

 今日のお客さん。札幌からとか、歳も五歳上。もうすぐ八十という。若い!。思わず叫んでしまいました。旅行が好きで石垣とか南の島をよく訪れるようです。札幌からで、あちらはもう雪が降っているそうです。色々なことに興味津々。見習わねばと思います。好奇心って大切だなあと改めて思いました。

2024年11月7日木曜日

買物

 朝からお出かけ。買い出しです。買い出しというと戦時中の食糧難の時代のようですが、戦後っこの我が身にとっては意味が違います。それでもいつものまとめ買い。冷蔵庫が空になっていますから。お米もスーパーの棚には少しだけ。野菜もガラガラ。その他の食品も空きが目立ちます。船に依存した暮らし。最近の船事情を表しています。拡大すると日本も同じように海外からの輸入に依存してますから、似たようなもの。流通が途絶えるとたちまち物が足りなくなるのが目に見えるようです。現にコメがよくあらわしてくれています。十一月になったら潤沢になると政府は言ってましたが、スーパーではひと家族一袋迄となっています。今度アメリカの大統領が変わります。これで貿易の事情も変化するのでしょうか。ガソリンはどうなるのか。帰りの道、すぐ前を島の電機会社の大型トラックが走っていました。工房から比較的近くのガソリンスタンドに、おそらく給油用の燃料を補充するために入ってゆきました。船で運んできたものでしょう。島の暮らしがいかに外からの流通に頼っているか、改めて教えられた気がします。

2024年11月6日水曜日

秋到来

 急に涼しくなりました。次男が熱を出したのがその顕われです。寒くなるとてきめん。こちらも同じく。そんなわけで遅ればせの衣替えです。まず次男から。厚手の服を着せました。こちらも一枚余計にはおります。外に出していた器もすっかり乾いてくれたようです。これから、やっと季節の変化を体感できるでしょう。週末は暖かい鍋で熱燗をいっぱいなんて気分になりそうです。

2024年11月5日火曜日

秋の気配

 予報では明日からぐっと冷え込むとか。秋到来という事でしょうか。秋と言えば食欲の秋、読書の秋、芸術の秋等々。わが工房では創作の秋です。仕事にぐっと没頭できそうな。と言ってもいつも通り、相変わらずの日々ですが。今日は釉薬掛け。せっせと手を動かします。いつまで体が動いてくれるかわかりませんから。行く歳を惜しんで仕事を続けています。昨日よりもちょっとでもよい仕事になるように。よいという言葉はあまり好きではありません。もっと仕事が好きになれますように。朝、目が覚めると、「よし今日こそは!」と気合を入れて日々を送っております。

2024年11月4日月曜日

油断大敵

 素焼きの窯出しをしたら、刷毛目の大鉢がいくつか割れていました。半分近く。まさかと思って思い当たることを考えたのですが、一つはまだよく乾いてなかった事。あとは土練りで空気が抜けきってなかったらしいという事でしょうか、形と刷毛の感じが良かっただけに残念です。ロケットも打ち上げられました。曇り空で目視できませんでしたが何とかうまくいったようです。失敗したり成功したり。そんな繰り返しでしょうか。

2024年11月3日日曜日

秋空

 待てば海路の日和あり。からりと晴れてくれました。生乾きの器たち、外の風に当てて上げました。心なしか気持ちよさそう。昨日の晩、ネットの動画で水の研究をしている人の話を見ました。勉強になりました。この世界が渦で成り立っていること。スパイラルと言ってました。水の分子の話。光の波長の話。近赤外線の話など目からうろこ。陶芸にとって水の大切さを知りました。水がないと陶器は作れませんから。しかし水があっては焼くことが出来ませんし。人の体は99パーセントが水で出来ているそうです。この地球の70パーセントは水とか。水といかに上手に付き合ってゆくか。まさにそれに尽きるという事でしょうか。

2024年11月2日土曜日

ウィークエンド

 土曜日です。ノヴェンヴァーの。それなのに夏のような暑さです。台風から変わった低気圧の影響で風と波。船も欠航。島の暮らしに大いに影響を及ぼしております。この時期の台風って、人の心を荒れさせます。わたくしはと申しますと相も変わらず土に向かっています。形がどうのこうのとか口作りがああだこうだとか。今朝は久しぶりに六時に工房におりました。昨日やり残したコーヒーカップの把手をつけるために。何とか終わらせて家に戻っていつものスムージーづくり。でも一つ違うところがあります。冷蔵庫に牛乳が少なくなりました。そこで牛乳抜きで何とか作ってみました。次男が飲んでくれなかったらどうしようとドキドキしながら。結果。何とか無事に飲んでくれたようです。そんな小さなことが喜びになるとは。人間なんてたわいないものです。

2024年11月1日金曜日

残業

 昨日は久しぶりの残業でした。残業と言っても勝手にやったことですが。ろくろに土が少し残っていてどうしても使い切りたかったのです。コーヒーカップの本体造り。面取りカップです。面取りカップと言ってもろくろで挽いてすぐに五角形に変形させるという荒業。これが妙に人気が出てしまって焼くとすぐになくなってしまいます。そんなわけでいつの間にか工房の定番になってしまいました。その器を挽いたのですがかなり手がかかるために用意した土を使いきれませんでした。秋になって日が短くて五時を過ぎるとあっという間に暗くなってしまいます。まさにつるべ落とし。日記を書く時間もなく、失礼してしまいました。今日から今年も残り二か月。色々ありましたがあとわずか。充実した時間を過ごしたいと思っております。