やがて残すところ一か月というところまで来てしまいました。思い起こせば元旦に起こった能登の地震。あれから一年が経とうとしています。相変わらず仮設暮らしが続いているようで心苦しい事ばかり。日本は大丈夫なのでしょうか、特にへき地と呼ばれる過疎地の行く末が心配になります。ここ屋久島ではフェリーが壊れてから先が見えない状態が続いています。こんな時こそ、地方自治体が動いてほしいところですが、おそらく中央政府の補助なしには何も進まないのでしょう。中央政府があのような状態ではリーダーシップをとって、旗振りしてくれる人がいないと、この国は前に進んでゆきそうもありません。この国は地方あっての中央であることを認識しないと、食料にしてもエネルギーにしても製造業にしてもしっかりとした土台が必要だという認識が必要なのでは。ここで嘆いていても何一つ始まりませんが。明治維新を引っ張って文明開化の世の中へとけん引した、地に足を付けた人間の魂をもう一度呼び覚ましたいものです。