まず、こんな色が出せないかなあと考えます。次はそれに向かって試行錯誤が始まります。どんどん思いついたことを加えてゆきます。足し算してゆくわけです。何とか目標を達成したら、次に引き算が始まります。出来るだけシンプルに、余計な手順を省く作業です。そちらの作業は永遠に続くわけです。ある程度単純化しないと手間ばかりかかって作品の完成までに時間がかかりすぎてしまいます。結果、途中のちょっとした違いで別な表現になってしまいます。いつもこのようなことの繰り返しです。職人さんが良く言う言葉。「一生が勉強です」というのはそこのところだと思うのですが。