2020年8月4日火曜日

初スプリンクラー

今朝。一雨降ったのですが、昼はぐんぐん気温が上がり、強烈な日差しで里芋がぐったりしていました。そこで昼から、初スプリンクラーです。去年は家の入り口の方に植えた里芋は多分乾燥が原因だと思うのですが、枯れてしまいました。そこで、考えました。夕方、毎日水を撒くのもなかなかきつい作業ですし、山水を利用して、スプリンクラーで水やりしてみようと。みかん畑などには設置されていますが、野菜畑にスプリンクラーはどうかなとちょっと気が引けていたのですが(いかにも過保護に思えましたから)枯らしては元も子もありません。それにあの長雨の後のいきなりの日差しです。幾らかは和らげてあげないと、人間だって熱中症でで死にますから。二時間ほど、撒いた後、今度は野菜畑にも撒きました。

あとはどの程度の時間撒いたら良いのか、昼と夜とどちらにするべきか、いろいろわからないことばかり出てきます。植物の様子を見ながら判断しようと思っています。

2020年8月3日月曜日

秋冬野菜

ここのところ、ほぼ四時前後から、畑をうろうろしています。草を取ったり、水を撒いたり、育ちの悪い野菜に液肥をやったり、里芋の葉っぱを食べているヨトウムシを捕まえたり、あっという間に散歩の時間、五時二十分が来てしまいます。散歩から戻ると、次男のためにスムージーを作って、再び畑で1時間ほど過ごします。それでもやりたいことが次々と出て来て、とても追いつきません。休憩時間には、野菜作りの本を読むか、種苗会社のカタログを見ています。去年失敗した玉ねぎを植えたい、いつも芽出しに失敗する人参は八月中の種まきが良いらしい、去年うまくいった青ネギは今年は白いのに挑戦したい、ジャガイモも作りたいなどなど、イメージは果てしなく広がってゆきます。ところが実際のところは、もう満杯で植える場所がないのです。今年は欲張って、里芋とサツマイモを植え過ぎました。まあ、狭い畑で頑張っている人共通の悩みだと思うのですが。それでもなんとか場所を見つけて、あれこれやりたいとうずうずしているのです。それに今年は種苗会社からタネも取り寄せたいと思っています。これまでは近くの農協系のスーパーで買っていました。しかし種苗会社のカタログを見ていると圧倒的な種類の多さです。

あれも植えたいこれも植えたいとどんどん願望ばかりが一人歩きしてしまいます。また、写真が綺麗で見ているだけでも惚れ惚れさせられます。しばらく畑から離れていた反動でしょうか。余計に思いが強くなっているのは。しかし、熱し易く冷め易い性格です。そのうちまた、気持ちが逸れて休眠期が来るのかもしれません。それまで、せいぜい楽しんでおきたいと思っています。

2020年8月2日日曜日

ヘチマ三株

ヘチマがだいぶ大きくなりました。三株あります。去年、かぼちゃと小玉スイカを育てたところです。どれもうどんこ病でやられてしまいました。本当はウリ科の野菜は連作を嫌うようですが。他に植えるところがありません。ヘチマは強健なようですから、なんとか頑張ってくれることを期待しています。

最近わかったのですが、かぼちゃは窒素肥料を多く与えると必ずうどんこ病になるということを書いている人がいます。実は、ビニールハウスの反対側にはカボチャを植えています。今年は肥料をほとんどあげてません。無肥料でどうなるか実験中です。朝、様子を見ると、ものすごい数のウリハ虫がついていました。上の畑のキュウリにもたくさんたかって、葉に穴を開けています。ウリハ虫はネギ科の植物を嫌うようです。匂いを嫌がるとか。何か、そういう植物を植えてみようかと思っています。

2020年8月1日土曜日

DAZN

工房で、野球を観戦しながら、ミニの花瓶を仕上げました。こういうことができるようになったのも、光回線のおかげです。野球ばかりでなく、映画やアニメも工房でも、寝室でも観ることができます。試合は息詰まる投手戦。最後に競り負けてしまいましたが。

これで、勝っていたら、晩酌のビールが美味しかったのでしょうが。気持ちを取り直して、明日に向かいましょう。

2020年7月31日金曜日

ルドベキア

工房の窓際の花瓶にルドベキアが一輪生けられています。

昨日、息子が、前の崖から切って生けました。最初、すぐに萎れて元気がなかったのですが、水切りしなおしたら、シャキッとなりました。この花は、毎年夏になると咲き出して、秋が深まるまで咲き続けます。だいぶ前にタネを蒔いて、育てたものがすっかり根着いて毎年咲かせてくれます。今年の長雨でだいぶ減ってしまいましたが。家の下の花壇に植えた方は根腐れして枯れてしまいました。この花は、花が終わって枯れた後も姿が可愛らしくて、いつまでも心を休ませてくれます。この花に出会うと夏が来たなというよりも、なぜか秋が近づいたなという気分になります。もう、明日から八月です。そして、お盆がやって来ます。お盆を過ぎればもう秋まっしぐらです。今年の秋は特別な気がします。新型コロナは収まる気配が見えません。確か梅雨ごろにはなんとかなるのではという観測もありましたが、希望に終わってしまいました。この先一体どうなるのでしょうか。おそらく誰も予測できないのだと思います。それに今年はまだ、台風も発生してません。早い年は6月から来たというのに。九州豪雨もありました。今後の台風も心配になります。

2020年7月30日木曜日

ヘチマ

県道沿いの散歩道にヘチマがぶら下がっています。誰かがタネを蒔いたのか、勝手に出てきたのかわかりませんが。見事な実が二つ。それが今朝は一つだけになっていました。

誰かがもいで行ったようです。我が畑のヘチマはようやく花が咲き始めたところです。庭の花壇に植えた二つは長雨で消えてしまいました。それなりに手入れをしてはいたのですが。畑に植えた3本にはパイプで棚を作ってひもで誘引しました。なぜヘチマを育てているのかというと岡本綺堂のエッセイでヘチマの花が大好きと書かれていたからです。そんなに綺麗なのかと育ててみることにしました。ヘチマは、こちらでは野菜として扱うようです。若い実を味噌汁の具にしたり、油炒めにして食べます。それにしてもあの県道のヘチマ、誰かが世話をしているようには見えません。あのように、自然に育ったときは条件がぴったり合っているのでしょう。なんだか、ちょっと複雑な気がします。自然の力には勝てないということでしょうか。

2020年7月29日水曜日

ノコとナタ

今朝、畑仕事を終えて家に戻ると、下の庭でカミさんが木の枝を切っていた。伸び放題になったデュランタの枝。上に伸びた何本かが背が届かないので切ってくれという。軽トラのボックスからナタガマを取り出して、ザクザクときる。普通のナタよりの持ち手が長くてこういう時に役に立つ。実はこのナタガマ、去年だったかの奉仕作業で失くしてしまった。木の枝を切って集めてていたら、ショベルカーがやってきて、思わず手放した時、枝と一緒に山に中へと押していってしまった。使い込んでいたので悔しかったが、仕方がない。新しいのを探していたのだが、屋久島の店では見つからなかった。それが先日、ネットのオークションで手頃なのを見つけて落札した。二本がセットになっていて、一本は予備として工房においてある。もう一つが腰ノコ。

こちらも近くの店に昔はおいてあったのだが、近頃は需要がなくなったらしく入荷しなくなってしまった。手頃なのを探していたところ、やはりオークションで見つけて落札してしまた。この時はちょっと酔っ払っていて、入札した記憶が曖昧だった。落札できるとは思わなかったが、届いてびっくり、同じのが10本まとめて届いたのだから。確かに金物屋在庫品と書かれていたし、値段もちょっと高いなと思ったのだが。今は腰ノコ大尽になってしまった。死ぬまで使い切ることは無理だと思う。呑んでからのオークションは危険だと反省しています。

2020年7月28日火曜日

ヤマミズとヤマセミ

水が止まったというので水源地に上がってみました。枯れた杉の木が倒れて、水道パイプの上にのしかかっていました。本当はチェンソーで切り倒さないといけないのですが、幹の上の方にツルが絡まっています。下を切っても引っかかって途中で止まってしまいそうです。そうなると、何かの拍子に倒れた時、人が下にいたら危険です。簡単に手を出さない方が良さそうです。そこで、なんとか工夫して、とりあえず水道だけは繋いできました。帰り道で、軽トラの前を妙な鳥が飛んでいました。頭が大きくて、モヒカンのように毛が立って飛び方も変です。怪我でもしているのか、十メートルほど飛んでは着地してまたしばらく飛んでを繰り返し、ずっと前を飛んでゆきます、脇へ避ければば良いのになぜか前をずっと飛んでゆきます。体はかなり大きく鳩を一回り大きくしたぐらいです。羽根は短めで、体はグレート白のまだら模様です。工房に戻って、図鑑で見るとヤマセミというのに似ています。

九州以北に生息して、離島にはいないと書かれています。それでは別の鳥かなといろいろ調べましたがそれらしい鳥が見つかりません。息子がネットで調べると、どうやら屋久島には生息しているらしいとわかりました。崖に穴を掘って巣を作り、水に飛び込んで魚を捕まえるそうです。それであのように頭でっかちなスタイルなのでしょうか。それにしてもあの頭の毛にはどんな意味があるのでしょうか。確かに格好は良い気はするのですが。

2020年7月27日月曜日

秋近し

来週はもう八月になります。古い「やさい畑」という雑誌を見ていたら、夏の号に秋冬野菜の種まきの記事が出ていました。

八月になると、キャベツやブロッコリーの種まきの時期とのことです。まだ、ハウスではかぼちゃやメロンの芽が出たばかりだというのに。まあ、こちらががぼやぼやして時期を逃していたのですが。それにしても、季節はどんどん進んでゆきます。まだ梅雨も明けてないのですが。今年は長雨のため、野菜が不作で、値段も高騰しているようです。先日、スーパーで見て驚きました。屋久島も雨が続いて、無人市にもほとんど何も出ていません。きっとまともに育たなかったのだと思います。だから、今頃タネを蒔いているのも、あながち間違いでないかもしれません。ただ、これから秋が近づいても、夏野菜が頑張っていたら、植える場所がなくなります。今年は特に里芋とサツマイモを多く植えましたので余計に空きが少なくなってしまいました。まあ、成り行きに任せて、マイペースでやってゆこうと思います。

2020年7月26日日曜日

ゴーツー体験

ゴーツートラベルキャンペーンの4連休の最終日。しかも雨模様です。朝から、陶芸体験です。午後も埋まって、忙しく過ごしました。

お店にもお客さんが来てくれて、久しぶりに賑わいました。おそらく、日本の各地も人が出たのでしょう。ここ数ヶ月、自粛生活を強いられてみなさんフラストレーションもたまっていることと思います。どこかで、踏ん切りをつけないと、冷え切ってしまうでしょうし。二週間後の新型コロナの感染者の数が心配になります。

2020年7月25日土曜日

野菜の苗

今朝は雨が降ってましたので、ビニールハウスでバジルの苗をポットに植え替えました。トレーにバラ蒔きしたものです。

去年は三度も蒔きなおしました。芽が出ると全てカタツムリが食べてしまったからです。今年は去年ほどの大発生はなく、種蒔きした野菜も割と順調に育っています。ただ、時期が遅かったので、気温が高すぎて、うまく発芽しないものもありましたが。何しろ袋に書いてあるよりも1,2ヶ月遅れていますから。現在ハウスには万願寺とうがらし、島とうがらし、なす、かぼちゃ、メロンが育っています。いずれもやっと本葉が顔を出した程度の赤ちゃんです。以前でしたら時期を逸したら諦めてしまったのですが、ここは屋久島です。どんなに冷え込んでも零度以下になることはありません。昔、12月にポンカンの収穫の手伝いに行っ時、畑にミニトマトが元気に育っていました。ハウスの中には、2年もののピーマンにシシトウ、三年ものの唐辛子が頑張っています。だから、野菜作りの本に書かれていることは、参考にはしますが、実際に育ててみないとわかりません。畑には、年を越したバジルも生きています。地球温暖化もあって、植物の生育も変わってきているでしょうし。この前は、バス停の脇で彼岸花が花を咲かせていました。十日ほど前にはツクツクボウシが鳴いていました。ところで話は変わりますが、誰か、梅雨になったら新型コロナウィールスは死滅すると言った人がいませんでしたか。あまり、生態がわからなかった頃ですが、いろいろなことが言われていました。おそらくこれから数ヶ月すると、また状況の変化から、新しい発見というか学説が出てくるのでしょうね。

2020年7月24日金曜日

カード決済

なんとか、カードでの支払いに対応できるようになったかなと思えるようになったところに新手が現れました。その名はクイックペイというものです。幸い息子が対応したのですが、カードではなくスマートホンで支払いします。仕組みはカードリーダーにスマホのアプリを読ませることでた対応するようです。こちらには皆目見当がつきませんが。話を聞いて、対応できるリストを見るとなんと19種類あります。

一般的なクレジットカードを含めるとこれほどの種類があったのかと唖然とさせられました。しかも、それぞれにカードリーダーが対応して、あっという間に手続きを終了してしまうわけでこれまた、恐ろしい気がします。全くテクノロジーの変化にはついてゆくことができません。こんな離島の片隅にもキャッシュレスの波が押し寄せているのですから。

2020年7月23日木曜日

化粧掛け

化粧は難しい。我が工房の特徴をあげると化粧の多用があると思います。特に黒化粧をかけた上に白化粧をかけることがよくあります。昔絵を描いていた関係で、マチエールに凝る癖が抜けません。ところが白化粧との相性が悪くなってずいぶん経ちます。ようやく最近定着が良くなってきましたが、今度は作品が割れることが多くなりました。新しく調合した化粧がいつまでも乾かないからだと思います。今日も朝かけたのに夕方になっても全く乾いてくれません。別の化粧は三時すぎに掛けたのに夕方には色が変わってきました。

濡れが良くて生地にはしっかりと定着するのに、乾きが悪く割れてしまう。物事とはいつも「帯に短し襷に長し」、いや「一長一短」、全てがうまくゆくことはなかなか無いようです。

2020年7月22日水曜日

扁小壷本制作

本制作に取り掛かりました。扁小壷です。次は色のバリエーションを増やして、いろいろやってみようと思います。口作りも変化をつけて。

ようやく晴れた日が続くようになりました。暑い暑い夏の到来です。けれど、例年と違うところはお客様が来ないことです。なんだか力が抜けてしまいます。おそらく世界中の人たちが同じ思いをしているのでしょう。少しずつ一歩ずつ、前を向いて進んでゆきましょう。

2020年7月21日火曜日

青釉扁小壷

焼きあがりました。青釉の小壷です。我が工房の青釉は流れやすいので、器の外側に使えません。流れて底が張り付いてしまいますから。それで寝かして焼く事を思いつきました。それに平らでないとやはり流れてしまいます。型で平たい形の壺を作ってみました。いわゆる扁壺というものです。今回は、これを無事焼けるかテストしました。結果は思った通り、なんとかいい感じに焼き上げることができました。ただ、問題も残りました。そこにある部分にも釉薬をかけたら、暑さが均一にならず、置いたときガタついてしまいました。やはり釉薬をかけないようにするべきでした。今回はグラインダーで削ることにしました。

これに野の花を生けたいと思います。ビビッドなカラーの花が似合いそうです。

2020年7月20日月曜日

歩く巨人

佐野眞一の「歩く巨人」を読み終えた。宮本常一という人を、昭和の時代、僻地をくまなく歩いて、知られることのない人の営みを記録した人、というぐらいの認識しかなかった。ところが、我が人生にも少なからぬ影響をもたらした人だとこの本で教えられた。まず戦後の離島振興法を推し進めたということ。これは師匠でもあった渋沢敬三と二人で、国を動かし、この法律を推し進めたということ。自らも島で生まれて、現在も息子さんがそこで農業を営んでいることから、離島を歩いて、日本の人口の10%が離島に住んでおり、そこの暮らしを押し上げないとこの国の発展は望めないという信念で動いたという話。屋久島に住んで、国からの経済的な出資がいかに島の暮らしにとって欠かせないかということを思い知らされます。もう一つは晩年、武蔵野美術大学で教鞭をとったこと。わが若き日、ちょうど大学受験の時代に縁の深い大学にいたわけで、当然美大志望者として受験し、失敗したとはいえ、その学校を受けたことが思い出されるのです。幸い別の大学に合格して、そちらの生徒になったわけですが、多くの友人が武蔵美に入って、あの学生運動の盛んな時代を過ごしました。今思い出すと受験の不思議さというもので、石膏デッサンの試験で、場所を与えられた瞬間。落ちるなと自覚しました。何故ならば与えられた席はブルータスの真正面の、一番遠い場所で、どう見ても美しさを感じることができませんでした。描き上げたデッサンも散々の出来で、当然一次試験で不合格になりました。ただ、仮に合格していたとしても宮本常一先生の授業を受けていたかというと、おそらくはそういうことにはならなかったと思います。ただ、あの混乱の時代を、友人たちの通う美大で悪戦苦闘していたということに接点を感じたわけです。それに彼は亡くなるまで、農業とは縁を持ち続けました。あとを継いだ息子へ残した言葉があります。「作物は、決して自分の意思通りには成長してくれない。細かな観察と成長を手伝ってやることが農業なのだ」。そしてこの本の締めくくりの言葉。「長い道だ、果てしない道。ずっと昔から歩き、何代も何代も歩き、今も歩き、これからさきもあるいていく。それが人の生きる道だ。前へだけあるいていく道だ。歩く事に後悔したり、歩く事を拒否したり、仲間からはずれても、時は、人生を待ってくれない。時にしたがい、時にはそれをこえていく。そして倒れるまであるく。後からきたものが私たちのあるいた先を力づよくあるいて行けるような道をつくっておこう。」

今朝はヘチマの棚を作りました。その話はまた後日。

2020年7月19日日曜日

朝耕昼陶

この頃の日常は、朝の2,3時間畑で農作業、昼間は陶芸です。去年の暮れから春頃まで、しばらく畑への情熱が消えて、足が遠のいた時期もありましたが、ここへきてなんとかまた復活しました。そんなことで、夏野菜の種まきもだいぶ遅れてしまって、今頃せっせと蒔いています。まあ、今年の長雨はひどかったですから、早く植え付けしていたら、根腐れで皆枯して、それこそ情熱も完全に失っていたかもしれません。テゲテゲだったのが幸いしたのかもしれません。テゲテゲとは鹿児島宮崎方面の方言で、大概大概の音便変化だと思います。こちらには古い言葉が残っています。例えばご飯を食べる茶碗のことをゴーキーというのを聞いたことがあります。これは御器からきていると思います。それにしても、なかなか太陽が顔を出しません。こう雨が続くと気持ちもおかしくなりますし、植物たちも季節感を狂わせてしまうようです。まあ、畑関係の本を読み返すのも、こんな時の楽しみですが。

今日も、片口の口を挽いたり、本を読んだり、体験をやったりと、日常を送って過ごしました。

2020年7月18日土曜日

ホットケーキ皿新作

今回窯出しした中では、割と気に入ってます。以前お客様の要望でこの型を作りました。その時は釉薬は色面と言って、色を大胆に面で分けたのですが、こちらは前からの色釉流しという色を指で飛ばしたり筆につけて垂らしたりという技法になります。

もう一つ、新しいデザインの青い小壷も焼きあがりましたが、そちらは底がグラグラするので、グラインダーで仕上げる必要があります。三島の片口も窯出しましたが、下地の化粧が薄かったので、黒くしたいところが茶色くなってしまいました。まあ、1勝1負け1引き分けといったところでしょうか。ヤクルトスワローズもまた負け始めました。なんとか踏ん張ってもらいたいのですがねえ。

2020年7月17日金曜日

役場

街に出たついでに役場に寄ってみました。用事があったのは観光まちづくり課というところです。現在屋久島ではやくしま満喫商品券というキャンペーンをやっています。2000円払うと5000円分の商品券に替えることができます。滞在期間によっては4000円で10000円分の商品券と交換できます。なんと実に6割引の大サービスです。我が工房も協力店に入れてもらい、何人かのお客様が使ってくれました。

あとは役場の観光まちづくり課に持ってゆくか送るかすると後日代金が振り込まれるという仕組みです。そこで、街に出たついでに役場に持ってゆきました。初めての新庁舎です。入り口を入りますと、案内が出ていて、観光まちづくり課は二階と出ています。ところが階段が見つかりません。どんどん奥に歩いてゆくとはるか突き当たりに階段のようなものが見えます。しかし階段の向こうは突き当たりのようです。とりあえず上がってみると、今度は横に向かって広い部屋があります。歩いている職員さんに聞くと、奥の方を指差します。観光課には職員さんらしい人一人と奥に上役らしい人との二人。どちらも電話中です。困って立っていると、上役らしい人が気がついて奥から人を呼びます。その人に商品券と用紙を渡しますと、どうして良いか分からない様子で、出てきた別の女性の職員さんに尋ねています。用紙に書かれた金額と商品券と金額があっていれば大丈夫ですと言って、確認して終了ということになりました。いやあ、大々的にメディアを使って宣伝している割には、以外ではありますが、あまり役場内でも浸透していない印象でした。まあ、屋久島の観光もまだまだこれからでしょうし、国のゴーツーキャンペーンもどうするかすったもんだしていましから。なんにしても、これからどんどん活気が出てきてくれることを願っております。工房に戻ってくると、留守中に観光まちづくり課の人がきて、大きなのぼり旗を置いて言ったそうです。どうやらこれから本腰を入れようということでしょうか。

2020年7月16日木曜日

水も滴る

昨日、水道の検針係が水漏れを教えてくれました。、まえから気がついていたのですが、恐ろしくて見て見ぬ振りをしていました。ところが、検針のメーターが水漏れを知らせるための表示が回っていると指摘してくれました。もう逃げていられませんから、今朝床下にもぐってみました。そこには水が溜まっていました。這いつくばって漏れているところを探すと風呂場の下とわかりました。一番心配だった、コンクリートの下ではないようです。早速水道屋さんに来てもらって調べてもらうと、どうもコンクリートの壁の裏とのこと。最悪だと暗い顔で言われました。どう対応したら良いかわかりませんがとりあえず、立ち上がっているところで水を止めてもらいました。もう、風呂場に水は来なくなりました。ただ、ボイラーからのお湯だけは出ますから、ボイラーのスイッチを入れなければ水は出ますし、シャワーと風呂桶に貯める湯はなんとか出て来ます。当分はそれでやってみることにしました。もしどうしても不便だったら、改めて方策を練ろうということで。まあ、水漏れが止まったということに感謝しようと思います。そして今日も大雨です。やはり梅雨はまだあけてなかったようです。なんとなく気持ちが削がれて、制作意欲がいまいち盛り上がりません。そこで苦しいときのなんとやらで、好きな片口の水挽きをしました。

これから、そうめんのつゆや、焼酎の水割りに必要な季節になりますから。そんなわけで今日は水も滴る良い、いや水まみれ泥まみれの一日となりました。!!!涙。

2020年7月15日水曜日

花形三島皿

最近カップルで体験に来て、一人がろくろもう一人が手びねりというのが多くなりました。昨日のカップルもそうでした。旦那がろくろで奥さんが手びねりでした。二人とも作ったのはお皿でした。奥さんの方は手びねりらしい、花の形。最後に模様をつけたいというので、三島用の印鑑を貸してあげました。そして出来上がったのがこちら。

なかなかの力作です。旦那さんの方のろくろの皿は広げすぎて危なかったのですが、なんとか持ってくれました。体験が終わってしばらくして、ばさっと壊れるなんてこともたまには起きるので心配でしたが。少しずつですが日常が戻ってくるようです。

2020年7月14日火曜日

釉薬仕事

まずは釉薬作りです。白と黒を作りました。ベースは同じですが、酸化金属を加えると黒になります。鉄とコバルトとマンガンです。白にも少しだけ鉄を加えます。そうすると、落ち着いた白になります。白の釉薬をベースに色の釉薬を流しがけしたら、色釉流しという技法です。

我が工房の代表的な作品ができます。ちょっとしゃれたレストランで盛り付けた後にソースを流しがけしますが、このお皿は初めからソースのような柄が入ってますから、ただ盛っただけでもおしゃれなフレンチの盛り付けができます。

2020年7月13日月曜日

赤化粧

なんということでしょう。とうとうヤクルトが首位に立ってしまいました。去年の四月以来四百数十日ぶりだとか。てことは去年も一回は首位に立ったのですね。あとはまた奈落の底なんてことにならないと良いのですが。まっ、良いか、今年も一度は首位の味を味わったのだから。欲を張るのはやめましょう。ところで赤化粧がけです。変な形に作って、上は黒、下か赤の化粧をかけたのですが、置くところまで考えてませんでした。化粧をかけてから、やべえ!、とウロウロ、苦肉の策でいろいろなものに裏返して立てかけました。

ところが丸い方はどうしようもなくそのまま転がすことにしました。あとでなんとか修正しようと思います。やはり仕事は最後まで計画立ててやらないとこういうことになるのです。

2020年7月12日日曜日

野良ばえ

どうやら梅雨明けが見えてきたようです。工房から見える破沙岳の頂上がくっきり見えるようになって一日中青空が広がっています。そうなるとビニールハウスの温度がどんどん上昇して、暑さ対策に頭を悩めます。今朝、タネを蒔いた野菜に水を蒔いていて、ふと目に入ったのですが、休憩用に置いてあるプラスティックの椅子に何やらもやしのようなものが生えていました。よく見ると、濡れた新聞紙の上で芽が出ているのです。前に畑で育てたオクラの種が長雨で濡れて芽を出しているのです。タネにしようと枯らした後、運んできたところまでは憶えているのですが、どうせダメだろうと放っておいたものでした。

そこで、なんとかものにならないかと、ポットに培養土を入れて移植してみました。先日、別のオクラの種を直播したのですが、長雨で芽が出ませんでした。トウモロコシもダメ。ただ枝豆だけはたくさん育っています。もしポットのオクラが上手く育ってくれたら、今年もオクラの豊作が見込めます。去年も遅く蒔いて、秋から冬にかけてオクラを食べることになりました。他にも畑には里芋とサツマイモが収穫し忘れた種芋からあっちこっちで育っています。まさに野良ばえの畑です。今年は耕運機も入れてませんし、余計落ち種からの野良育ちが出てきそうです。そうそう、春にたくさん植えたのらぼう菜もほとんどタネになって勝手に畑に落ちています。上手くゆけば野良坊の野良ばえが見えそうな気がします。

2020年7月11日土曜日

一人で

一人で出来ちゃいました。カード払いの手続きです。これまでは、お客さんがカードを出すと、息子に代わってもらって、手続きをしてもらっていました。今日は工房は一人、とりあえず朝カードリーダーの電源を入れて、タブレットも充電を確認して、プリンターも電源をオンにしておきました。昼過ぎになって、近所の人が買い物に来てくれました。そして、カードが使えるようになったのですねえと言われました。「私、最近ほとんど現金使ってません」という話。それではカードで払いますかということになりました。顔見知りですし、もしダメだったら息子を呼ぶか、お客さんに手伝ってもらおうと思って、やってみることにしました。彼女は、銀行に勤めている人ですから、なんとかなるだろうと気持ちも楽だったのです。

まずタブレットのスイッチの位置がわかりません。やっと見つけて、次はカードリーダーのスイッチ、こちらはお客さんが教えてくれました。暗証番号を入力して、カード決済を押して、それから金額を入力、次はカードを差してもらって、暗証番号を入れてもらって、決済へ進むを押す。後はしばらく待っていると、決済終了が点いてプリンターから金額が印刷されて出てきました。なんとか一人でやり終えることが出来ました。ちょっとお客さんにも手伝ってもらいましたが。全て終わって、お客さんも、すごいですねの感嘆の言葉。こちらも思わず、本当にすごいと、心の底から漏れてしまいました。世の中、どんどん進んでいるのですねえ。

2020年7月10日金曜日

エプロン

一体何日ぶりでしょうか。おそらく三週間ぐらいお日様の顔を拝んでませんでした。ほんの少し顔を出してくれました。奄美ではそろそろ晴れ間が広がってきたようですから、ここもそう先のことではないと思います。もう、ノアの箱舟状態でしたから。そんなわけで洗濯機を回しました。まずはエプロンです。

ボツボツ、体験が復活して、汚れたエプロンは工房で洗っています。仮にコロナの菌がついても、絶対に家には持ち込むわけにはゆきませんから。家には基礎疾患を持った子がいます。前にも、肺炎で死にかかったことがありましたので。それと、たまったマスクも洗濯しました。こちらは自作の布製です。少しずつ人が動き出した、お客さんもごくたまにですが、寄ってくれるようになりました。この先政府のゴーツーキャンペーンというのも始まるようです。コロナは怖いですが、人が動いてくれませんと、生活が成り立ちません。なんとか、注意しながら、新しい日常を作ってゆきたいと思います。

2020年7月9日木曜日

耳つけ

まだ柔らかくて、本当は削れる状態じゃあないのですが、待ちきれず削ってしまいました。そのせいで、肌は指跡でベタベタです。もう四日目だというのにねえ。本当に今年の梅雨は、特別しつっこいと思います。もういい加減にして欲しいところです。どこまで、被害を出したら気がすむのでしょうか。まあ、歴史の本を読みますと、何年も、天候不順が続いて、神様にお願いしたり、人身御供を出したりしたとか、出てきますが、今年はまさにそんな年なのですかねえ。踏んだり蹴ったりです。ただでさえコロナに振り回されているところに。閑話休題。削りを終えた花入に耳をつけてみました。

ちょっとした遊びですが。こんな時ですから、色々遊んでみようと思っています。

2020年7月8日水曜日

捨てる神ありゃ

ちょっと違うかもしれませんが、ことわざで、「捨てる神ありゃ拾う神あり」と言いますが、そんな感じです。昨日キャンセルになった体験ですが、今日は急に当日予約が入りまして、帳尻が合ってしまいました。面白いものですねえ、世の中って。だから、ぼやいても仕方ないのでしょう。前向きが何より。雨は相変わらず今日も強くて、一昨日挽いたのが、全く乾く気配がありません。そこで今日も小壷、三日目です。

こういう袋物は、(袋物とは口が閉じていて胴体が膨らんだものという意味ですが)、時間がかかるので、こんな時にはうってつけの仕事です。どんな色で仕上げようか色々考えながら作ります。ただ、口が閉じていると余計乾きにくくて、ますます置き場がなくなってきました。

2020年7月7日火曜日

ぼやき

鬱陶しい。湿度がものすごいのです。昨日挽いた一輪挿しが全く乾きません。むしろ柔らかくなった気がします。おまけに何かの虫が這ったようで、なめらかに仕上げた口が、ガサガサになっています。おそらくヤスデの仕業でしょう。そこで、今日も一輪挿しを挽きました。形を変えて。

明日珍しく観光客らしい人から体験の予約が入っていましたが、キャンセルになりました。「鹿児島に行けなくなって」とのこと。コロナ禍でしょうか。クラスターで大変なことになってしまい、全国ネットで流れてますから。それとも豪雨禍でしょうか。こちらも九州全体で大変な被害が広がっていますし。何にしましても、ようやくこれからという時に、また大変なことになってしまいました。去年もひどかったのにねえ。息子が朝から何処かにでかけて、後から訊くと、期日前投票に行ってきたとのことです。カミさんももう済ませたようですし、残っているのは一人だけです。早く済ませてしまいたい気持ちはよくわかりますが。なんせ、6人の立候補者で、政策を比べてみると、皆あまり代わり映えしないことばかり書かれています。早い話、争点が見つからないのです。ただ、いろいろな思惑がらみでこんなことになってしまったようです。特にいやらしいのが、地元のメディアのやり方です。現職のあら探しばかりやって、なんとか引き摺り下ろそうという魂胆が見え見えです。だから不信感から、意固地になっているように見えます。まあ、そこに隙を見つけてこんなにに大勢が立候補したのでしょうね。だから余計、早いところ投票を済ませてしまいたいと思うようになるのでしょう。結果、誰が当選しても、良い気持ちにはなれそうもありません。あーあ、もうこんなにぼやいてしまいました。これも、この鬱陶しさのせいでしょうか。

2020年7月6日月曜日

鶴首

昨日は久しぶりに体験3人。手びねりなので、ゆっくり6時まで楽しんでくれました。今日は、何を作ろうかなあと迷いました。実は大抵揃っているのです。定番のフリーカップは50個素焼きが終わっています。豆皿はと見ると100個あります。丸カップはと聞くと、たくさんあると言われました。何作ろうか、相談したら、時間がかかるものが良いのじゃないとのこと。そこで鶴首のミニ花瓶にしました。最初はあまり気乗りしなかったのですが、やりだすと面白くなって夢中になりました。首の太さ胴の膨らみ、口作り、ほんのちょっとしたことで雰囲気が変わります。

昔個展をやっていた頃は花入や壺がメインでした。今はお土産品が主ですから、手のひらに入るぐらいの小さなものばかり作っていますが、小さくても形に変わりはありません。やはり魅力のある器にするためには、神経を集中しないと、上手く行かないようです。

2020年7月4日土曜日

水害

昨日の雨が北上したわけではないと思いますが、熊本鹿児島が大変なことになっています。特に球磨川が氾濫した人吉辺は被害が心配されます。昔読んだ本で、野呂邦暢という人が書いた「草のつるぎ」という作品の中で、諫早で起きた川の氾濫の話があります。その時の死者行方不明者は千人を超えたと言います。彼の実家も洪水で全壊しました。当時自衛隊に入隊していた野呂は、特別の許可を得て災害の現場に帰ってゆきます。その時の模様が描かれていて、胸を打った記憶があります。今日も、水没した町の様子や救助を求める人たちをニュースで見て胸が痛みます。野呂という作家のことをあまり知らなかったのですが、昔読んだ、沢木耕太郎の「バーボンストリート」というエッセイで知りました。

その話のタイトルは「ぼくも散歩と古本がすき」というもので、若い日の野呂がよく通った古本屋との交情が綴られていました。お金のなかった野呂が平積みの安い価格の本を何冊か求める時、いつも値切って、いくばくかの値引きをしてもらっていたそうです。ある時。店主の虫の居所が悪かったようで、いつものように値切ってくる野呂にもの凄い怒り方をして、それ以後足が遠のいてしまったそうです。ところが彼が東京での暮らしにみきりをつけて、国に帰る決心をした時、前からどうしても欲しかったブールデルの彫刻作品集を買う決心をしたそうです。彼が退職金を握ってその本を差し出した時、店主が、国に帰るということを知って、千五百円のうち千円だけを受け取って後はどうしても受け取らなかったというのです。6000円の月給の時代の話です。彼はその話を何度もエッセイの中で書いているそうです。そんな彼が自衛隊時代の思い出を綴った「草のつるぎ」で芥川賞を取ったのが1973年のことでした。その頃、こちらは美術大学を中途でやめて屋久島へ来て陶芸という新たな世界に足を踏み入れました。ただそれだけの話ですが野呂も若い頃絵や彫刻が好きで、当時美術館で開かれたブールデルの展覧会に行きたかったのですが、お金がなくて諦めたそうです。もしかしたら、絵の道を諦めて小説家になったのかもしれません。人の運命の不思議さを感じます。今回の水害の被害が大きくならないことを願わずにはいられません。

2020年7月3日金曜日

旅する巨人

次に何を読もうかとあれこれ迷ったのですが。結局また佐野眞一さんの本を読むことにしました。本当は「阿片王」というのが読みたかったのですが全て絶版になっていて当然キンドル版も出てません。そこで、去年キンドル版で出たばかりの「旅する巨人」宮本常一と渋沢敬三という本をダウンロードして読むことにしました。宮本常一さんといえば「忘れられた日本人」という名著があります。

民俗学で日本を代表する人ですが、パトロンであった渋沢敬三との交流と生涯を描いたドキュメンタリーとのことです。宮本さんは十数年の間に16万キロ日本中を歩いて各地で伝承を聞き取ったというまさに巨人というのにふさわしい人です。その距離は地球を4回回る距離とのことです。当然この屋久島にも足を運び、その時の記録も残っています。渋沢敬三さんは来年のNHKの大河ドラマである「青天を衝け」のモデル澁澤栄一の孫にあたる人物とのことです。ちなみに渋沢栄一は次の一万円札にも使われることになっているようです。そして、佐野眞一さんには「渋沢家三代」という著書もあって、この旅する巨人の姉妹編でもあるそうです。この本が面白かったらそちらも読んでみたいと思います。ところで、話変わりまして、今日の雨、特に午前中の豪雨にはびっくりしました。まるで、ドラム缶をひっくり返したような凄まじい勢いで、溺れそうな気分になりました。梅雨末期には毎年、必ずこういう大雨が降るものですが、どうしても慣れることができませんし恐怖すら感じてしまいます。

2020年7月2日木曜日

甘粕

佐野眞一さんの「甘粕正彦」を読み終える。読み始めたのが光回線の工事前だったからちょうど一ヶ月前だった。昼休みと休憩時間に読み継いできた。本当に面白くて、最後まで、ワクワクし続けた。ドキュメントがいかに人の繋がりによって受け継がれるかという事実を突きつけられた気がする。あとがきにこんな言葉がありました。「歴史には、事件現場に残された犯人の指紋のように、一度ついたら二度と消えない不可逆性がべっとりと張り付いている。」甘粕正彦の大杉栄殺害という汚名を85年後に佐野眞一という男が、この本でそそいだわけでした。そして、この本が出されてから12年経って、現在彼は橋下徹に名誉毀損という汚名を着せられ、メディアから姿を消すという皮肉な状況にいるのも、これまた歴史の不可逆性なのでしょうか。

しかし、彼がこの本を書いたということもまた、動かすことのできない歴史な訳で、これから、現在73歳という年齢の中で、何をなしてゆくのか、ここもまた注視していきたいと思っています。

2020年7月1日水曜日

朝雷

「朝雷は晴れる」という言葉はこの地域で伝えられているのですが、今朝方、雷鳴に縮み上がったのが嘘のように午後から晴れ間が広がりました。昨日の夕方の雷も近くて、工房の電源を引き抜いて、早めに上がりました。ちょうど前線が通過して、また南の海上に下がってしまいました。ということはあれがまた上がる時に大雨になるのでしょう。昨日、今日と二日、六寸と七寸の皿を合わせて50枚挽きました。

蹴ろくろですから、結構頑張ったと思います。今日の午後になって。少し乾いてきましたが、それまでは全く乾燥が進まず、もう工房には置くところがなくなってしまいました。それに、夜中になるとヤスデが大量にやってきて、濡れた器の脇が大好きで、朝になるとあっちこっち張り付いていて、ちょっとトラウマになりそうです。だからと言って、もう他に置くところもないし、明日の朝が思いやられます。ちょっと張り切って作りすぎたようで、明日からの削り頑張らないと、今度は乾きすぎて削れなくなりそうです。なかなか仕事は思い通りにはゆかないものです。

2020年6月29日月曜日

どんな人生にも

「どんな人生にも雨の日はある」。景山民夫のエッセーのタイトル。今日はそんな一日。朝、畑の草取り最中に雨。工房へ移動して窯出し。全ての手洗いボウルの釉薬が流れて、排水口が埋まる。綺麗に焼けていたから、余計こたえる。散歩に出るとすぐに雨が降ってくる。バス停に避難して、上がるのを待つが、強くなるばかり。傘をさして車を取りに戻って、降りてくると、雨が上がる。もうやることなすこと、ハード レイニイ デイ。すっかり落ち込みましたよ。昼までは。昼から気を取り直して、まずは畑の里芋に肥料を撒く。何しろ、大慌てで、草を取ってすぐに種芋だけ埋め込んだので肥料が入ってませんから。撒き終わったら、雨が落ちてきました。心の中で、やったあと叫ぶ。ホテルからの注文の皿を挽き始める。

嘆いてもしょうがないので、朝のことは過去の出来事にしました。

2020年6月28日日曜日

ぼんやり

朝の草取りをしていたら雨が。そして、土砂降りに。工房でやりかけの仕事を終えて、午後からはただぼんやりと過ごしていました。今日は完全に気が抜けて、ネットフリックスでどういうこともない、アニメを見て、ぐうたらです。気がつけば6月もやがて終わり、島も観光客を受け入れるそうです。今年は殊の外、雨が多く、盛んに咲いていた紫陽花もピークをすぎてきました。

本当なら、暑い夏がやってくるのでしょうが、一体どんな夏になるのやら。そしてコロナの年も折り返しになります。

2020年6月27日土曜日

進展

物事が進む日ってあるんですねえ。今朝、早起きして、畑の草取りをなんとか一通り済ませることができました。これでとりあえず、農作業の出発点に立つことができます。工房では、今やっている仕事を一旦止めて釉薬掛けです。

例の再挑戦の手洗いボウルです。これが初の屋久島ブルーを穴の開いたものにかけるという難問です。コンプレッサーでスプレー掛けです。あとは中央部分を薄くかけて周りに厚く掛けるなかなか面倒な作業です。そして、窯の中で釉薬が流れすぎないことを願うばかりです。なんにしましても久々の本焼きです。コロナ以降ご無沙汰していましたから。体験の予約が入ったりと、少しずつ日常が戻ってきています。

2020年6月26日金曜日

体験再開

コロナ以降に初めて受け付けた体験をしました。

近くのホテルに勤めているらしい、女の子の3人組です。こちらはマスクにアルコール除菌としっかり装備していましたが、彼女たちはマスクもせず、全くの無防備でした。今日は時折激しい雨が降りつける梅雨空で、雷で一時は停電まで起きました。それほど暑くもないので扇風機でしのげましたが、これから本格的な夏になったら、エアコンをかける必要になりそうで、密閉が心配になります。しかし、こちらが神経を使っているほど、体験にくる人たちは気にしてない様子です。最近はコロナ以降という言葉が普通の飛び交っています。しかし、都会ではなかなか新規感染者が減っているように見えません。そのうち、この島にもコロナ感染者が出るような気がしてなりません。

2020年6月25日木曜日

ボウル素焼き

朝から出かけました。ホテルから電話があって、棚卸しにゆきました。ところが鍵がかかってしまっていました。何かの手違いで、まだ営業してないようでした。他のお土産屋さんにも行ってみましたが、どこも暇そうな様子。港の近くのお店では、うちの焼き物のコーナーが無くなってました。休業中に移動したとのことでした。そして、元の場所はイートインコーナーへと変身していました。うちも、模様替えしましたから、考えることは一緒のようです。どこも大体同じような見通しで、人が動き出すのは、七月の連休過ぎごろだろうとのことです。まだ一ヶ月先です。帰ってきて、気になっていた。ボウルの素焼きを出してみることにしました。まだ熱いので一個だけですが、なんとか無事に焼けていました。首の皮一枚で繋がった気分です。一体何が原因で前回四つ全てが粉々に割れてしまったのか。思いつくことを全てやった結果、今度はとりあえずは一つは無事に焼くことができました。

ゆっくり焼くこと。熱を均等に当てること。薄く作って、よく乾燥させること。空気が絶対に入らないように土を練ること。等々・・・。思いついたことは全てやってみました。だから、結果としては何が原因だったかはわからなくなってしまいましたが。しかし、問題はこれからです。どうやったら、無事に綺麗に焼きあげることができるのか。まだまだ、難しい関門をいくつも越えなければなりません。

2020年6月24日水曜日

招かれざる客

近頃、来て欲しくないものがやって来ます。まずはスズメバチ。毎日飛んで来ます。近くに巣があるのでしょうか。ヤンバルトサカヤスデ。一時大発生しましたが、ここのところだいぶ収まっていました。ところが今年は大量発生しています。朝掃除をするとゴッチャリと取れます。これが大きくなる冬が心配です。ミカンコミバエ。これも今年見つかったそうです。これが蔓延すると、出荷ができなくなるそうで、役場の職員が見回っているそうです。最後はコロナ。こちらは島にはまだ出ていませんが、少しずつ人が動き始めるようで心配です。工房の入り口には消毒液を用意していますが、誰も使ってないようです。

東京では今日も50人を超える新規感染者だとか。この菌だけは招きたくないものです。

2020年6月23日火曜日

耕作復帰

実は耕作放棄していました。家のすぐ下の畑です。ハウスには毎日行って、水撒きは続けていたのですが。畑からは足が遠のいていました。かれこれ半年ほどでしょうか。なんとなく、作物ができるようになって、情熱が冷めていたようです。この前、久しぶりに畑を覗いて愕然としました。腰のあたりまで、びっしり草に覆われていたからです。まさかここまでとはと唖然としました。このままだと、三年で畑が終わってしまいそうです。そこで朝早く起きて草取りを始めました。途中、サツマイモやサトイモも植えながら。そして今朝、とりあえず一通りざっと草を取り終え、土が顔を出してくれました。

ところが、昨日までは元気だったサツマイモの苗が、今日吹き荒れた風の仕業で、ビニールマルチごと剥がされて、苗も一緒にどこかへ巻き上げられているではありませんか。昨日の風の方が強いと思ったのですが。まあ、こういうトラブルに遭うと、不思議なもので、逆に闘争心が湧き上がるものですねえ。明日、風がおさまったら、なんとか修復を試みようと思っています。それに、まだまだ畑の周りの草も取らないとなりませんし。まただいぶ前に買っておいた野菜の種もまだ蒔いてませんし、やることがわんさと待っています。当分はまた、畑との格闘になると思います。

2020年6月22日月曜日

待てば

待てば海路の日和ありとはよく言ったものです。待ちに待った青空です。風もヒューヒューと吹いて、絶好の乾燥日和です。ベランダに器たちを出して風に当てます。今回は工夫して、金網を棚から浮かせておいて、並べました。そうすれば風が器の下を通って、底も満遍なく乾いてくれますから。

夕方にはほぼ綺麗に乾燥してくれました。天気予報では明日も良さそうですから、念には念を入れてしっかりと乾かそうと思っています。それに、かからなくなった機械を隣の修理工場へ預けたところ、全て治って夕方戻ってきました。今日は、いろいろ順調に進んでくれました。爽やかな快晴のような気分です。

2020年6月21日日曜日

切り払い作業

雨で、午後からになった農道の切り払い作業。結局午後も雨が降ってましたが。カッパを着ての作業は、蒸れるし汗はかくしでなかなかきつく、皆さんバテ気味の様子でした。それでも年に一度の班の顔合わせですから、休憩時間はいろいろな情報が飛び交います。ネットの話が出て、ほとんどの人がまだ光の工事が済んでないようです。我が家はだいぶ早かったようで、ラッキーでした。やがて三週間ですから。それにしても、ネットへの依存度が一気に上がったことは間違いありません。ラジオや電話はもちろんですが、近頃は動画もストレスなく見えるようになりました。今はタブレットを手放せません。

三日ほど前から始まりましたプロ野球もDAZNというアプリで全試合観ることができます。もちろん見るのは我がヤクルトの試合ですが。見損なっても後から見直すこともできますし。第1戦は残念ながら、逆転で負けてしまいましたが、昨日の中日との第二戦は山田と村上のホームランで快勝しました。そして、今日は、切り払い作業を終えて、戻ってくるとすでに7回、結局3対0で完封負けでしたが、最後の村上の二塁打を見ることができました。去年はプロ野球史上記録になる連敗も経験しました。今年こそ、我がスワローズを応援してゆきたいと思っています。

2020年6月20日土曜日

前線

一旦、北九州付近まで北上した、梅雨前線がまた南下してしまいました。梅雨空がまだまだ続きそうです。一昨日挽いた手洗いボウルを乾かすために。昼は扇風機、夜はエアコンをつけっぱなしにしています。そのせいか、二日で削れるところまで乾いてくれました。扇風機は近頃ほとんど回す区とがなくなりましたが。エアコンを導入したからですが。今回は大活躍です。陶芸体験を始めた時入れましたから、もう20年ものです。

今日は思い切って薄く削りました。生地が厚いとなかなか乾いてくれませんから。そこの部分にも溝をつけました。少しでも乾燥を早めるために。本当は厚めに作った方が頑丈なのですが。この時期はそれでは乾いてくれません。なんとかここまではきました。問題はここからです。日が差して風が吹いてくれれば有難いのですが、こんな天気が続くようだと、対策を考えないとなりません。窯の中で、ちょろちょろ火をたいて乾かすか、ストーブか、幸いまだ十日ほどあります。ここは焦らないで、様子をみようと思います。

2020年6月19日金曜日

初カード

今日、久しぶりにお客様が来てくれました。そしてカードは使えますかと尋ねられました。実は光回線が通ったので、念願だったカード決済を始めたところでした。

ただ、まだ会社によっては許可が降りてないところがあります。それに、何回かは練習したのですが、いきなりのことにすっかり上がってしまいました。そこで、息子に助け舟を出してもらいました。さすがに、落ち着いて対応してくれました。しかしトラブルが発生しました。カードリーダーのバッテリーが上がっていたのです。2パーセント以下だと反応してくれないとのこと。彼は電源につなぎ、しばらく待ってからようやくリーダーが機能してくれ、無事カード決済を終えることが出来ました。もし、一人でしたら、お手上げだったと思います。これからなんとか対応できるよう、覚えて行かねばと思っています。

2020年6月18日木曜日

粉々

素焼きの窯出しをしました。なんと、四つ入れた、手洗いボウルが全て粉々に砕けていました。

どこか一部が欠けているとかいうのとは明らかに違います。ということは空気が入っていたからではなく、乾いてなかったということです。十日以上かけて乾かし、手で触っても湿った感じはなかったのですが。この時期です。湿度百パーセントという日が続いています。一度風に当てて乾かしても、そのあとの湿気で水分を吸い込んでしまうのかもしれません。我が陶芸人生でも、これほどひどい壊れ方は初めてです。昔、東京で個展をやっていた頃はいつも6月開催でした。そこで作品がなかなか乾かず、工房にストーブを持ち込んだり、扇風機を回したりしました。それに、焼締でしたから、生で窯に入れます。そんな時は二日ぐらい窯の中でも、火をチョロチョロ燃やして、窯ごと乾かしました。それが、今回はいつもの調子で、それも、コロナの影響もあって窯を焚いたのがずい久しぶりでした。窯も湿気ていたのかもしれません。なんにしても、納期が迫っています。六月末までです。大急ぎで土を作り、ろくろで5個ほど挽きました。そして、エアコンのドライをつけて乾かし始めました。これから、ずっとこのような天気が続きますと、とても間に合いそうもありません。それにまた、乾ききらないうちに素焼きをすれば同じことの繰り返しになります。さてさて、一体どうやってこの危機を乗り越えたら良いのでしょうか。

2020年6月17日水曜日

久しぶり

ろくろ体験をしました。3月31日以来ですから、何日ぶりになるのでしょうか。コロナ以降に受け付けたわけではありません。その前から予約されていたものです。その頃は、日本がこんなことになるなんて思ってもいなかったのです。それから、コロナ騒動が起きて、そして、未だ収まっているわけでもないのですが、なんとなく、いろいろなことが動き出しています。どんな形でやろうかといろいろ考えたのですが、まあ、来てくれる相手次第ということで、成り行きに任せることにしました。ただ、こちらはマスクと手洗い用の消毒液の準備はしました。ろくろ3人でしたが、女性が一人で、マスクをつけていましたが、他の二人の男性はなんの防備もしてませんでした。それでも、こちらはマスクを外すわけにもゆきませんから、そのままで始めました。いやあ、なかなかやりにくいものですねえ。眼鏡は曇るし、一生懸命話をするとずれてくるし、よだれがたまるし、手が触れないように注意しても、ろくろ作業の手助けをすると、どうしても接触せざるを得ないことが起きてしまいます。今回は相手が無頓着な人でしたが、もしもう少し神経質な人だったら、これで良かったのか。それにあちらは都会からのお客さんですから、こちらとしても防御をする必要もあります。

今後のことを含めて、いろいろ考えさせられる陶芸体験になりました。

2020年6月16日火曜日

草負け

昨日の夜中、寝ていると腕が痒くてつい掻きむしっていました。朝起きて腕を見るとぶつぶつができています。午後になって全体が赤く腫れてきました。これはまずいぞと家に走って、薬をつけました。かゆみ止めの薬です。そういえば去年も同じように、農道切り払い作業の前に草に負けて腕が腫れたことを思い出しました。つい暑さに腕をむき出しで作業をしてしまったのです。去年の薬はよく効いて、一晩で腫れが引きました。ところが今日のは、塗るとヒリヒリします。しばらくすると赤みが引いてこれは良いぞと思っていたら、すぐにまた赤く腫れてきました。どうも薬が合わないようです。困ったなと思って休憩室を見回すと、痔の薬が目に入りました。「痔のいたみ・はれ・かゆみに」、と書かれています。

試しに塗ってみることにしました。しばらく時間を置かないと結果はわかりませんが。まあ、場所は違いますが、同じ皮膚の続きですから、なんとか効いてくれることを祈ってます。

2020年6月15日月曜日

病院と草払い

朝一で病院へ行ってきました。定期検診です。ラッキーなことに一番で呼ばれました。特に悪いところもなく、なぜか焼き物の話をしました。最近備前焼を見に岡山へ行ってきたという話です。焼締が大好きで、念願だった備前についに行ってきたというのでした。まあ、なんてことない話ですが、あの先生が焼締が好きだったなんて知りませんでした。家を建てた時、手洗いボウルを作らせてもらったのですが。うちが昔は焼締以外はやってなかったことはきっとご存知ないんでしょうね。今はどちらかといえば色を使ったモダンな仕事が多いわけですし。まあなんにせよ、早く帰ってくることができました。それから、早速道路の草払いです。今度の日曜日までに各自、道沿いを草刈りしなければなりません。毎年思うのですが、これって人によって随分条件が違ってしまうなあと。うちのように延々と道に面しているところは嫌になるほど長い距離を綺麗にしなければなりません。何かちょっと不公平じゃないのとツッコミを入れたくなります。なんにしても頑張って午後三時までに家族3人で終わらせることができました、これで、空を見上げながら、いつやろうかと悩まないで済みます。終わった途端に雨が降り出しました。まあ、暑すぎるのも辛いですが雨の中の作業もうっとうしいものです。そして今日も麦わら帽子が役立ちました。

何年か前に娘の旦那が置いていったものです。ありがたく使わせてもらっています。今日、娘たちのために色々食材を送りました。3人で調理して冷凍したものです。私の担当はチャーシューにミートソースそれとロールケーキでした。ミートソースはうちで育てたトマトに玉ねぎニンニク生姜など、畑からの贈り物です。ようやく子供に色々送る田舎のじいちゃんばあちゃんの気持ちがわかるようになりました。