2020年12月31日木曜日

大晦日2020

  今年も今日で最後です。振り返ると、コロナコロナでしたねえ。先ほど、スペイン風邪の番組をちらっと見たのですが、三年かかったそうです。そして、波が三つあったようです。最後の波は死亡率がぐっと高くなったようです。予想はつきませんが、覚悟はしておいたほうが良さそうです。ワクチンの接種が始まるようですが。たとえ、ワクチンを打ったとしても、感染しなくなるわけではなく、重症化を抑えるということでしょうから。我が家には基礎疾患を持った息子もおりますし。できれば人との接触を減らしたいところですが、職業が職業ですから、体験もありますし、難しいところです。ただ、来年も、畑をできるだけ頑張って、買い物に出る回数を少なくしたいと思います。仕事は今年の持ち越しもありますし、来年に向けてもいただいております。こんなご時世に幸せなことです。まずは、来た仕事をきっちり納めること。それに新たな仕事にも挑んで行きたいと思っています。今考えているのが、タイルを焼いて、それを板に貼って何か新しい表現ができないかというものです。まあ、平面表現の絵画と陶芸のコラボといったところでしょうか。これがうまくゆけば、立体にすることもで来るでしょうから、可能性は広がると思います。新しい年も、苦闘の毎日となりそうです。今年一年、ありがとうございました。

2020年12月30日水曜日

季節風

 風が吹き荒れてます。船も飛行機も欠航です。年の瀬に海は大荒れ。朝から停電しました。台風ではよくあることですが、西風で停電はあまり聞きません。朝、暗いうちから、仕事をしていましたので、突然の暗闇に、頭につけていたヘッドランプが役に立ちました。犬の散歩も軽トラに乗せて、行きました。墓掃除もヘッドライトで大助かり。ハウスの入り口のビニールも剥がされてしまいました。夕方応急修理をしていたら、突然あられがバラバラと降り注ぎました。ローゼルは果たして生き延びることができるでしょうか。

2020年12月29日火曜日

ねじり鎌

 今年一番お世話になったのがねじり鎌です。ある、農作業ブログで紹介されていたのを真似て買ってみました。普通の草刈り鎌よりも歯に厚みがあって、草を刈るというよりも、土ごと掘り起こす感じで、草取りと耕運を兼ねてやってしまうことができるのです。一つだけ欠点といえば、一度手から離すと、小さいので探すのに苦労することでした。あとはたまにグラインダーで研いでやればすぐに切れ味も復活してくれます。今日の午前中、工房の裏の野焼き窯の周りの草を取って、窯で草を燃やしながら作業をしていました。途中でねじり鎌がなくなっていることに気がつきました。いくら探しても出てきません。はっと思ったのが、窯の中ではないかということです。刈った草と一緒に燃やしてしまったのでは。慌てて棒でひっかき回したのですが、見つかりませんでした。どうやら手遅れだったようです。お世話になり、手に馴染んだ道具を失うのは、残念でなりません。一年間よく働いてくれたことに感謝して、来年、また新しい道具で草取りに精を出そうと思っています。とりあえず、ご苦労様でした。

2020年12月28日月曜日

大皿

 箱物が終わって、大皿を挽き始めました。ろくろ作業は、なんとかなりますが、土練りが年をとるとかなりきつくなります。そこで一気に作るのはやめて、小物作りと組み合わせてやることにしました。小皿を引いては、茶碗を削り、大皿を作る。忙しい限りですが、同じ仕事を続けるよりも、一つ一つ、楽しんで進める気がします。やはり、目先が変わるので、飽きることがありませんから。息子はぼちぼち掃除を始めています。こっちは、年末年始、休みが取れるのでしょうか。

2020年12月27日日曜日

冬の夜明け

朝、箱物 の仕上げを終えて、一旦家に帰ろうと、外に出ると、空が色づいています。工房に戻って、カメラを向けてシャッターを切りました。ちょっと、幸せな気持ちです。



実はその前に、好きなラジオの放送を聴いて良い気分になっていました。四時からは、ミュージックタイムテーブルという番組で、2020年の歌を振り返っていました。次の放送はJポップJウェーブという番組で伊藤庸介と古市憲寿が曲を持ち寄って、その時代を振り返るというものです。どちらも、ノスタルジックな気分に浸ることができて、お気に入りなのです。すると、防災無線から、区長の声が流れてきました。年末の環境美化作業をするようにという放送です。ちょっと、興ざめでしたが、指示に従い、家の周りの草払いをしました。朝から、アクティブな一日になりまし。

2020年12月26日土曜日

箱物

 今日、ようやく箱物の仕事がほぼ、出来上がりました。神経を使う仕事で、思った以上に時間がかかってしまいました。土も変形しにくい特殊な素材を使いました。制作の途中で無理な力をかけると、焼成時に変形しやすいので、慎重に扱いました。以前、納めた、シンガポールのお店からの注文で、かなり細かい指示がありますから、こちらも、より気を使います。それだけやり甲斐もありますが。後は細かい部分が残っていますが、これから時間をかけて、ゆっくり乾かしながら、進めてゆきたいと思っています。

2020年12月25日金曜日

2020最後の棚卸し

 今年最後の棚卸しでした。すれ違う車の運転手もほとんどがマスク着用していました。以前は、たまにつけてない人も見かけたのですが。屋久島からも何人か出てますから。感染者が。みなさん警戒しているようです。あちらこちら寄っていたら、昼がすっかり遅くなってしまいました。前回は、温かいものが食べたいとお蕎麦やさんに入って、懲りたので、またいつもの弁当です。時間が遅かったので残りものばかり。しかもかなり冷え込んでいて、選んだロコモコ丼のハンバーグが固くて、割り箸を刺したら抜けなくなって、無理して取ろうとしたところ、ポキリと折れてしまいました。弁当を食べていて箸が折れたのは初めてでした。海の前の公園は人も少なく閑散として、寂しい景色です。そこへバイクに乗って、釣竿を担いだ男の人がやってきました。何かに大きな声で語りかけています。最初はよくわかりませんでしたが、どうやら鳥に話しかけているようでした。それから何やら手に持ったものをばらまいていると小鳥が少しずつやってきました。それに気がついたカラスも飛んできます。すると、石を拾って追い払っています。どうも、小鳥だけに餌をあげたいようでした。しばらく見ていましたが、釣竿と餌を持って海の方で歩いてゆきました。釣りを始めるのだろうと思っていると、また、大きな声で何かを叫び、こちらへ戻ってきます。不思議な行動をずっと見ていたかったのですが、食事も終わったのでその場を離れて帰ってきました。色々な人がいるものだなあと思いつつです。

2020年12月24日木曜日

ようやく降りました。すっかりカラカラになった畑にはまさに恵みの雨です。すっかり遅くなってしまった、大根の種まきから、晴れが続いて芽が出てきませんでした。朝三時ごろから降り出す予報でしたが、実際は散歩を終えて、スムージーを作って、再び畑に降りた頃でした。今日は、ここのところの冷え込みに比べて、かなり気温が高いようです。朝の散歩のあと汗ばんだくらいですから。これから年末に向けて、また、冷え込んでくるようです。当たり前です今夜はクリスマスイブですから。 

2020年12月23日水曜日

タイル

昨日からタイルを作っています。平たいお皿のようなものですが。かなり大きいので反らないように細心の注意を払っています。土も砂を多くして、途中も手を触れないようにして、作ります。最後、大きな板を四つを切り分けてほぼ完成ですが、片側だけを乾かすと反り返ってしまいますので、時々天地を返す必要があります。その最中に一つ滑って落としてしまいました。一つダメになると、一緒に作った他の三つも作り直さなければなりません。がっくりしながら、やり直したのですが、一日の終わりに片付ける最中にまたまた同じ物を落としてしまいました。今度は無性に腹が立って、癇癪を起こし、思わず叩きつけてしまいました。全て、自分の不注意とわかっているのですが。あーあ、明日また作り直すことになりました。 

2020年12月22日火曜日

原野火災

夕方、サイレンがなって、火災発生を知らせました。聞けばすぐ近くです。若い頃なら、飛んでいったものですが、70の爺さんがウロウロしても邪魔になるのではと、遠慮することにしました。煙も流れてきますし、人の騒ぐ声も聞こえてきます。近頃雨も降りませんから、乾いています。大禍ないことを祈るばかりです。 

2020年12月21日月曜日

冬至

今日は冬至だそうです。夜が一番長い日。これからだんだん日が長くなると思うとホッとします。しかし、本格的な寒さはこれから。ハウスで頑張っているローゼルはここのところの冷え込みで元気が無くなってきました。やはり、冬越しは無理だったのでしょうか。一昨日の夜は3度まで下がりましたから、去年の最低気温と同じです。ところで、今年、冬至かぼちゃというのを育てましたが、台風で枯れてしまいました。まだ、かぼちゃがまともに採れたことがありません。なぜか、うどん粉病にかかってしまいますし。かぼちゃもダメ、サツマイモもダメ。野菜作りはなかなか難しいものです。今朝も畑で草取りをしました。冬は雑草もあまり伸びませんから、だんだんスッキリしてきましたがここのところ雨が降りませんから、土がカチカチです。虫の声も聞かなくなりました。

2020年12月20日日曜日

憩室炎

昨日の夕方、パソコンの前に座っていたら、急に脇腹がズキズキしてきました。盲腸より少し上ですから、また憩室炎が出たようです。今年に入って二度目のことです。前回は、食事を控えて、おかゆで乗り切りましたが、昨日はお鍋でしたので、普通に食事をとりました。それから、寝る前にズキズキするところにホッカイロを貼って寝ました。夜中から、だいぶ治まってきましたが、まだ違和感が残っています。今朝は。畑に下りようか迷いましたが、様子を見ながら、草取りをしました。畑で無心になっていると、開放感で幸せな気分になります。ネット情報では、ストレスも良くないと書かれていますから。今日は、ぼちぼち無理しない程度に動き、午後はネットであれこれお正月用品を注文して過ごしました。この、コロナ下では、年末の買い物にも出たくはありません。できるだけ、ネット販売で済ませればと思っています。 

2020年12月19日土曜日

遠方より

 遠いところから知人が訪ねて来られました。山形の呉服屋さん。昔、東京で個展を開いていた頃、顔を出してくれたり、銀座のギャラリーで呉服の展示会を開いた時には、併設の小さいギャラリーを使わせていただいて、個展を開かせてもらったこともありました。子供が小さい頃は、屋久島で、釣りに行ったり、バーベキューをやったりと、思い出が多く残っています。昨日、出かけている、留守によってくれましたが、どうしても顔を見たいと、今朝、再び立ち寄ってくれました。長いことお会いしてないうちにお互いずいぶん歳を取ったもので、あちらは4歳年下の66歳とのことでした。帰り際に、また来ますと言い残してゆきましたが、ふと、浮かんだのは、もしかすると、もうお目にかかることはないのでは、ということでした。あちらも、お父上が屋久島に持っていた土地を整理したという話をしていましたから、島をおとづれることもないのかもしれません。ここ数年、年賀状だけで近況のやりとりしていた方々から、卒業の旨の知らせをいただくことが多くなりました。うちも、そろそろ終わりにするかと、口にはのぼりますが、やはり、お世話になった方々への、年に一度の挨拶ぐらいは続けても良いのかなあと、なかなか踏み切ることができません。まあ、現役で仕事をしている間は、頑張って続けようかと思っています。

2020年12月18日金曜日

駆け込み

 土産物屋さんに納品にゆきました。ゴーツーの中止が決まりましたが、二十八日まではまだ有効のようで、団体のお客さんは動いているようです。うちあたりの個人相手のところは、ほぼ止まってしまいましたが。それで、納品の依頼に応えるために、朝から出かけました。昼前の時間に観光バスが到着しますと、急に賑やかになります。こんな風に、流れに乗ったところは、忙しく、外れてしまったところは、残念な結果になっているようです。明暗が分かれて。どんなことも全く平等ということにはなりません。運不運と言いましょうか、あたりはずれとでもいうのでしょうか。そんなわけですから、大急ぎで足りないものを、仕上げて持ってゆきました。納品が終わって、病院へ定期検診に寄りました。朝は混雑する病院も、午後はガランとして、人もまばらです。屋久島でも最近コロナの陽性者が幾人か出ていますから、なるべく混雑したところには出たくありません。午後は空いているというカミさんの情報で今回はその時間を選びました。定期検診は3ヶ月ごとです。次にゆくときはどうなっているのやら。全く予測がつきません。

2020年12月17日木曜日

連鎖

 まずは水道から。やはり、抜けてました。今回は一時間ほどで見つけましたが。水圧が高くなりすぎたようですから、ハウスの中の蛇口を少し開けておくことにしました。次は薪ストーブの煙突です。冷え込んで来まして、暖房を考えて、今年も薪で暖をとることにしました。そのあと、年賀状づくりです。前に作った牛のオブジェを組み合わせることに。いざ印刷になって、どうしても紙が詰まって、うまく印刷できません。去年の年賀状づくりも同じようなことが起きましたが、なんとか騙しながら作ったのでしたが、とうとう諦めることにしました。新しい機械を導入する決心。トラブルは連鎖するようです。今年も、押し詰まって、夕方、集金に来た集落の会計さんが、良いお年をと言って、出てゆきました。本当に、良い年が来ることを願ってますがねえ。

2020年12月16日水曜日

水止まる

気がついたのは昨日の朝でした。夜が明けるのを待って、抜けているところを探しましたがどうしても見つかりません。朝ごはんも食べずに山の中を這い回りました。途中から息子も加わって、水源地から工房まで、何度も。昼過ぎ、もう探すところがないので、次の手段を考えました。一箇所水が漏れているところを見つけましたので、そこを起点に、パイプを切って見ることに。どうも水漏れの場所からそう遠くないところが詰まっているようです。5箇所ぐらい切ってようやく見つけました。異径継手の近く。一箇所車のタイヤが踏んだらしく、変形しているところを発見しました。植物の根がびっしり詰まって水をせき止めているところを。もう時間は三時過ぎ。それから、継手を買いに走り、真っ暗になるギリギリでなんとつなぐことができました。ところが今朝になっても水が出ません。調べると、一箇所つなぎ間違えていました。何本も同じサイズの使われなくなったパイプが残されていたので、間違えてしまったようです。途中埋まっているところがあり、たどることができなかったのです。ようやく水が来ました。昨日は、諦めかけた時もあったのですが。なんとか復旧できたのが、奇跡のような気がしますが。ところが今度は、水圧が強すぎて、工房のところで抜けてしまいました。まるでいたちごっこです。 しばらくは水道との戦いが続きそうです。

2020年12月14日月曜日

カラス

 朝、空が白みはじめる頃、畑の上をカラスが20羽ほどカーカーと泣きながら飛んでゆきました。思い出したのが、「三千世界のカラスを殺し、主と朝寝がしてみたい」という、たしか高杉晋作が残したという歌です。どうも、怪しいようですが。カラスは、他の鳥よりも目が効くのでしょうか。昼間は、工房の下のもと牛小屋の辺りで騒いでいました。夕方には、前の電線に連なって、カアカア騒いでいます。あの声を聞いていると、あまり良い気持ちがしません。ふと思い出すのが、この前のアオサギです。どこかで弱って死にそうな姿をカラスが見つけて、集まっているのでは、という想像です。まあ、食物連鎖という面から考えますと、カラスも、死体処理係と言えないこともありませんが。何にしても、不吉で好きにはなれません。

2020年12月13日日曜日

箸置き

 朝は、畑の片付けを予定していましたが、変更して工房で作業です。昨日、器の依頼人の方から、他のものは後でも、箸置きだけは年内に欲しいというメールが届きました。そこで、そちらから優先することにしました。外は真っ暗です。radikoで音楽を流しながら、釉掛けです。



250個あります。注文はその半分ほどですが、どうせならと多めに作りました。青い釉薬をかけるのですが、この釉薬はなんども塗り重ねるため、時間をかけすぎると、剥がれてしまいます。一旦掛け始めたら一気にやる必要があります。そこで早朝から始めたわけです。思ったよりも順調で、午前中にほぼ掛け終えました。午後は、別の器の釉掛けです。ここのところのコロナ騒動で、再びお客さんの姿が消えました。仕事をするにはもってこいですが、先行きを考えると不安になります。ワクチンが効果を発揮して、沈静化することを祈らずにいられません。

2020年12月12日土曜日

コンパニオンプランツ

今朝、掘り残した里芋を 収穫しました。里芋はかなり貧弱ですが、一緒に植えた生姜はなかなかの出来です。世間の生姜と比べると小ぶりですが、毎年、いつの間にか消えてしまうことが多い、我が家の畑では初めてのことです。里芋と生姜は一緒に植えると、相性が良く、コンパニオンプランツと呼ばれています。本来はお互いに助け合うという意味だと思いますが、今年は生姜が里芋に助けてもらったということなのでしょうか。あるいは、消えてしまったかもしれない里芋が、なんとか最後まで生き残ることができたということなのでしょうか。なんにしても、保存用と来年のタネ生姜が確保できました。来年はもう少し肥料をあげて大きな生姜を育てたいと思っています。

2020年12月11日金曜日

サトイモ掘り

 今朝、畑のサトイモを掘ってみました。もう、地上部は完全に枯れて、手探りで掘りました。少しでも芋があればと願いつつ。今年でサトイモを育てて4年目ですが、これまでで一番苦戦しました。なんとか枯れないようにするのが精一杯。秋には姿がほとんど消えてしまいました。先日、町のスーパーを見てみましたが、ほとんどの店に並んでいませんでした。わずか、農協系のスーパーの片隅に、ほんのおしるしのように見かけただけでした。おそらくどこも不作だったのでしょう。手で探りながら掘って、なんとか小さな芋がショボショボ出てくる有様です。影も形も無くなっているところもありました。それでもかき集めるとそこそこ家族が食べるぐらいはなんとか集めることができましたが。サツマイモは全滅でしたから、それでもまだマシだったのかもしれません。近頃のニュースでは、野菜が豊作で、特に大根や白菜は値崩れして、廃棄するところもあるとか。需要と供給で価格が変動するので、こういう事態も起こるのでしょうが、なんとかならないものでしょうかねえ。別のニュースでは春菊から、異常に高い濃度の農薬が検出されたという話もありました。今年はいつになく暖冬で、虫たちもまだ元気に活動しています。この時期、蚊に刺されたり、畑にはコオロギが動き回っています。これでは虫食いで、商品価値がなくなってしまいます。だから、農薬散布せざるを得ないのでしょう。もう少し、野菜の販売方法を見直さないと、農薬漬けの野菜で、体に異変が起きてしまうのではと心配です。難しい問題だとは思いますが。

2020年12月10日木曜日

おひなさま

 午前中のお客さんが雛飾りを買ってくれました。まさかこんなに早く売れるとは思ってもいませんでした。聞くと、お孫さんが近く産まれるとか。女の子だとわかっているのだということです。ただ困ったことに、飾っているのが欲しいということでした。販売用に別に包装してあったのですが。やはり、お顔が大切ですから、見てから買いたいということのようです。大慌てで、一つずつ包みましたが、どうしても荒くなってしまいます。それに送るための箱も必要になります。おひなさまを作るということは、お客様の手元までどのような形で届けるか。これからの課題が出てきました。

2020年12月9日水曜日

オブジェ

昨日、夕方そろそろ戸締りしようかという頃、お客さんが来てくれました。選んでくれたのが、なんとオブジェ。それも、細口の壺に顔の蓋。肩から手と足がニョキッと出ているというもの。はっきり言って、遊びで作ったものでした。どうせ買い手はつかないだろうと思いましたが、面白半分で展示場の端に置いていたものでした。世の中には、変わったものを好む人がいるものだと思いつつ、さてどうやって包もうかとしばし悩みました。手と足が出っ張っているので、うっかりぶつけると壊れそうです。そこで、クッション材で包んだ上から、ダンボールで巻いて、なんとか しっかりと梱包しました。これから、下の海中温泉に入りたいというので、簡単にアドバイスして送り出しました。彼女たちはどうやら、島では一番高級な宿に泊まっているようです。そんな人たちが、雨降る中、夜の混浴温泉に入ろうというのですから、世の中、色々な人がいるものだと思いました。

2020年12月7日月曜日

一日

毎日、五時を知らせる音楽が流れると、ここに座り(パソコンの前です)、今日はどんな一日だったかと、振り返ります。ここ何日か、制作らしいことをしていなかったと、反省です。窯出ししたり、仕上げたり、荷造りしたりと、必要な仕事ばかりですが。それと次の仕事への準備もありましたが。タタラ仕事です。たたらというよりタイルといったほうが良さそうですが。偶然ですが、最近プレートといって、フラットな板状の器をいくつか焼きました。それを見た、タイルアートの作家から、注文ももらったのです。そして、今度はフラットで大きな包丁置きです。一枚板では反ってしまうに違いありませんから、大きなタイル状の プレートを何枚か並べて作ることを考えました。ということは、陶芸だけではなく、木工の技術との組み合わせになります。ネットには色々な人がそういう技を動画であげています。最初はどういう方法で作るのかなと見ていたのですが、だんだん面白くなって、木工の方に今日もが湧いてきました。そして、陶芸と組み合わせて新しい作品が作れないか、次々アイデアが湧いてきます。2021年は、これまでとは違った何かが生まれる予感がしてきました。

2020年12月6日日曜日

今年最後の体験作品

 昨日窯出しした体験作品が、今年最後になります。焼あがりは上々でした。



ただ青釉だけはなぜか穴が空いてしまいました。結構大きなアン穴がブツブツと。それほど厚くかけたわけでもなかったのですが。だから、お客様には青釉は難しく時々失敗しますがそれで良いですかと、確認することにしています。それでも、そのままでは使えないので、できるだか修理してあげました。それで、半日使ってしまいました。今日は朝から梱包作業です。今日は一人だったので、1日がかりなってしまいました。残りは年が明けてからになります。もうこんな話をする時期になってしまいました。年末年始にはもう体験の予約が入り始めています。今年はコロナ禍で一日1組限定にしています。それでも結構作品がたまると、すごい数になります。来年はもっとミスを減らしたいと思っています。

2020年12月5日土曜日

アオサギII

昨日のアオサギの続報です。今朝四時ごろ、工房の裏に軽トラでバックで入ってゆくと、バックミラーに浮かび上がりました。しばらく止まって様子を見ていると、工房の方へと歩いてゆきました。それ以上、怯えさせないために、こちらも作業場に入ったので、あとはわかりません。今ヤスデが大発生して、毎朝殺虫剤で戦っています。そのあと畑仕事をして、朝食を終えて工房に戻ると、今度は工房の前の畑の中に立っていました。それからずっと、昼過ぎまで同じ姿勢で立ち続けていました。三時過ぎに様子を見ると見、少し移動して、畑の真ん中にいました。そして夕方、ビニールハウスにゆくと、入り口のところに佇んでいました。近づくと、羽ばたいて飛ぼうとしました。その時はっきりと一本の羽根が折れているのが目に入りました。それから、また前の畑へと入ってゆきました。この調子では餌を捕ることもできず、そのうち衰弱して、餓死してしまうのではないでしょうか。年の瀬に、なんとも辛い光景です。かといって、なんの手の施しようもないのですが。 

2020年12月4日金曜日

アオサギ

 朝から、用事で出かけて、家に戻ると、道から敷地に入ったところで、大きな鳥を見つけました。ちょうど、車を走らせる通路を同じ方向に歩いて。カミさんがあれなんの鳥かしらというので、サギの仲間だろうと教えました。足が長くて、クチバシも細くて長い。車に気がつかないわけはないと思うのですが、逃げる気配を見せません。カミさんがスマホで撮っても、キョロキョロしながら歩いていました。。かなり近づくと、さすがに飛び立とうと羽ばたくが飛ぶことができない様子です。怪我か病気でしょうか。脅かさないようにそっと後を走らせると、駐車場の脇の山とのさかいまで行って、ちょこちょこ歩いて山の中に入って行きました。野鳥なので、勝手に保護するわけにもゆかないし、宮崎では、鳥インフルエンザが蔓延しているとニュースで伝えていたのでそーっとしておくことにしました。しばらく休んで元気を取り戻して飛び立ってくれることを願っています。

2020年12月3日木曜日

十五年

今日、昼前のお客さん。十五年前にも工房によってくれたそうです。その時はお金がなくて買えなかった。そこで今回は買う気満々で来てくれたそうでう。息子がお相手したのですが。たくさん選んでくれて、それを手で持って帰るといったそうです。そのためにホテルでタオルを買って来たとか。スーツケースの緩衝材に使うためでしょうか。とても無理だから、送料はこちらで持ちますから、送るようにすすめたそうです。その話を聞いて嬉しいやら恥ずかしいやら。この十五年、それほど思い込まれるほどの仕事をしていたのかと。日々に流されて、自分を磨いて来たのか。尊敬する、陶のオブジェ作家集団、走泥社を引っ張っていった八木一夫さんは、「充足は戦いを弱める」という言葉を残してくれました。常に自分をハングリーな状態に追い込んで、戦いの火を燃やし続けよ、というような意味だと思います。そう、死ぬまで物造りは、前に向かって歩み続けないといけないと、改めて教えられた気がします。

2020年12月2日水曜日

もう師走

今日は朝から大忙し。 なんていったって師走です。家の用事でしたが。いつものスムージーはともかく、ケーキを焼いて、お勝手の調理台にアルミのフィルムを貼りました。20年使っている調理台に錆が出て来たので。カミさんから頼まれての作業でしたが、初めてのことで勝手がわからず、初めに寸法を測ったのがどうも間違いだったようです。シワがよったり空気が入ってしまったり。後から考えると、大きめに切っておいて、壁紙を貼る要領で空気を押し出しながら貼るべきでした。大昔工房の壁張りをやったのを後から思い出しました。それでもサビは見えなくなりましたからよかったのですけど。工房では今年最後の体験作品の焼成準備です。残りは年が明けてから。もうこんな話をする時期が来たのですね。それにしても、大変な年になってしまいました。こんなご時世でも、私たち、焼き物屋は器を作るしか能がありません。せいぜい、人様の迷惑にならないように、体を大切に、仕事に励むことです。

2020年12月1日火曜日

 今朝、ハウスにいると珍しくカミさんがやってきて、「いいわね、ここはまさに城ね」と言いました。確かに、radikoを聴きながら、裸電球の下、種まきをしていると、側からは楽しそうに見えるのでしょう。こっちは焦っていたのですが。だって、今日からとうとう、12月ですから。それなのにまだ秋冬野菜の種蒔きもしてないのです。本当ならば遅くても10月には済ませておかないといけないのに。まあ、忙しくてできなかったので致し方ないことではあります。そんなわけで、畑はまだ草だらけで、セルトレイにほうれん草、春菊、サラダ菜、それにサニーレタスを蒔いていたのです。果たして芽が出るのかわかりませんけど。本職が忙しいということはありがたいことです。ゴーツートラベルの後押しで、屋久島にもお客さんが増えて、あっちこっちのお店から品物を納めるよう催促が来て、制作に追われていました。それに、前に納めたシンガポールのお店からも追加の注文をいただきました。これがやったこともないような、面白い仕事です。包丁置きとか名刺立てです。それを青い釉薬で焼いて欲しいというのです。包丁置きはなんと長さ52センチです。一体どうやって焼いたら良いのか楽しくも難しい仕事です。できないとは言えない性分ですからなんとかしようと思っています。今年もあと一ヶ月、ありがたいことに仕事に追われて、暮れてゆきそうです。

2020年11月30日月曜日

マット

 今朝ハウスの中の温度は12度でした。園芸マットを敷いてトンネルをかけた所は18度ありました。設定温度は20度でしたから、十分機能を果たしてくれてます。ハウスの外の温度も12度ですから、夜のハウスは外と一緒ということになります。昨日など、日が差した午後、ハウスの中は32度ありました。ちょっと上がりすぎの気もします。昼と夜の温度差があまり大きいと植物がどうなるのか心配になります。久しぶりに畑にゆくと、荒れ放題なので胸が痛くなりました。今年は冬野菜の種も全く蒔いてませんし、草も生え放題。試しにサツマイモの畝を掘ってみましたが、全く何も出てきません。一体何が起こったのでしょうか。なんとかしなければと思うのですが。ただ、勝手に出てきたパパイヤはまだ元気ですが葉が黄色くなっているのがあります。寒さのせいでしょうか。そこでハウスに移動することにしました。数えてみると五十鉢あります。もしうまく年を越したら、来年はどうなってしまうのでしょうか。パパイヤに占領されるかもしれません。パパイヤで思い出しましたが、先日大きな実を二個、半分食べ残していった何者かが、またハウスに入ったらしく、残りをきれいに食べていました。前には食べきれなかったのを、またひもじくなって食べにきたのでしょうか。猿の仕業としたら、群れではなくて、はぐれザルかもしれません。最近どこかから、爆竹か鉄砲らしい音が響いてきます。誰かが猿を追い払うために鳴らしているのだと思います。おそらく被害を被っているのでしょう。

2020年11月29日日曜日

電気

だいぶ冷え込んできました。今朝、ローゼルの最後の植え替えを終えて、いよいよ電気マットの出番です。園芸用のマットを買っておいたのをハウスに運んで、苗箱の下に敷きます。一番下には発泡スチロールのボードを置いてです。周りにポールをアーチにしてビニールをかぶせました。ビニールハウスの中にもう一つビニールトンネルを作りました。そして、サーモスタットに繋いで、加温ハウスが出来上がりました。もっと冷え込んできても、持ちこたえてくれることを祈って。午後、手が空きましたので、スプレーブースの分解をしました。オークションで手に入れたものですが、届いた時から、モーターの調子が悪くフィルターを立てると止まってしまいます。おそらく焼けて弱っているのだと思います。モーターを変えるにしてもぴったりのは見つかりそうにありませんから、全て外して、天井用の換気扇を取りつけることにしました。ラスペネを吹き付けてネジを外します。前はKURE556を使っていましたが、時々錆びたネジの頭を潰してしまうことがありました。そこで見つけたのがラスペネです。ものすごい威力で、固まったネジでもしばらく置いておくと綺麗に回ってくれます。ビニールハウスを修理する時大いに助かりました。ところがどうしても外せないところがありました。どうやって止めたのかネジもなければ六角の穴もありません。おそらくリベットのようなもので嵌め殺しなのでしょう。そこで、切断砥石て金属部分を切り、あとはドライバーでこじって外すことができました。これで、丸い穴の空いた箱だけになりました。素材はどうやらFRP製のようです。あとは換気扇が届いたら上に乗せれば出来上がり。今日は工作三昧の一日でした。 

2020年11月28日土曜日

さつまいも

 だいぶ冷えてきました。と言っても、もう十一月も終わりですから、例年並みになったということでしょう。北西の風ですから、冬型の季節風が吹き始めたようです。ビニールハウスをちゃんと止めてなかったので、慌てて紐を張りました。まだ、ところどころですが。それと、セルトレイのローゼルをポットに移植です。これも冬越しさせるための準備ですが。あと、ハウスの裏のイモ畑を掘って見ました。本当に小さい芋が三つ四つ出てきただけでした。先日、スーパーの野菜売り場で見たのですが、やはり小さな芋しか出てませんでした。今年はどこもダメだったのでしょうか。うちの畑はモグラの穴が縦横に走っています。ひょっとしたらそれが原因で枯れてしまったのでしょうか。モグラは肉食だと思うのですが。ミミズを狙って荒らしているのかもしれません。だとしたら、来年は何か対策を考える必要がありそうです。

2020年11月27日金曜日

必殺

夕方、仕事を上がって、パソコンに向かい、テレビをつけると必ずやっているのが、昔の時代劇。必殺仕事人です。最初は、悪い奴をぶった切ってくれて、溜飲が下がったのですが、毎日見ているといささか血なまぐさくて、気持ちが暗くなります。こういうドラマは週一ぐらいがちょうど良いようです。主人公の中村主水役は藤田まこと演じてますが、すでに鬼籍に入った方。他の出演者も、この世から去った人が多く出てきます。BSは古いものが多いので、仕方ないのですが。そういえば、渡瀬恒彦の刑事物も毎日のように流れています。役者冥利に尽きるのかもしれませんが、あの世からどんな思いで見ているのでしょうかねえ。 

2020年11月26日木曜日

大将

 山の大将です。屋久島では猿のことをそう呼びます。昨日の夕方、息子が犬の散歩をしていたら、ハウスの方へ引っ張っていったそうです。そこにはナスを食い散らした跡があったそうです。小ぶりで食べ頃のナスがたくさんできていました。それを見事に食い散らしたようです。数日前には、ハウスの中のパパイヤがやられました。大きいのがすべて、もぎ取って半分かじって捨ててました。鹿も考えましたが、あんなに高いところには届きませんから。間違いありません。おそらく山は冷えてきて、食べ物が少なくなったのでしょう。前に、奉仕作業の時、上の方の牛小屋の辺りで子猿が何かを加えているのを見かけました。どうも、今の群れは、人の目につかないようにこっそり悪さをしているようです。今朝は念のためにハウスの中のナスとゴーヤをちぎっておきました。あれまで取られたら、せっかく世話をした苦労が水の泡ですから。まあ、屋久島で野菜を育てるということは大は猿、鹿から、鳥、タヌキモグラと邪魔者が狙っています。それに虫もいれば目に見えない細菌まで、油断するとあっという間にやられてしまいます。油断大敵、用心用心!。

2020年11月25日水曜日

ハウス電気

 台風の時、ビニールハウスのビニールを剥いで、引いていた電気のコンセントを抜いておきまた。今朝、まだ暗い時間に、繋ごうとしたらあっちこっち引っかかって届かなくなっていました。ヘッドライトのあかりを頼りにごそごそ動き回ってなんとかつなぐことができました。その時の光に、まだ寝ていた息子が気がつき、外に誰か怪しいものがいると、かみさんを起こしに来たそうです。ハウスで、家の電気がついたので、こんな時間に誰だろうと思ったのですが、そんな騒ぎがあったとは知りませんでした。ハウスの中では、撒いた水を止め忘れていたらしく、地面がびしょ濡れ。コンテナから引っ張り出した、電気のソケットが湿っていて、繋いだら、ビリビリ感電する始末。なんとかハウスの電気が復活しましたが。この時期が一年で最も日が短く、夜もなかなか明けません。朝の作業にはあかりが必要ですし、これからだんだん冷え込んで来ますとローゼルを枯らさないために保温が必要になります。昨日はカセット式のストーブも買って来ましたし、保温用の電気マットも用意しました。ここまで、苦労しているのですから、なんとか無事に春まで生き延びて欲しいと思っています。


2020年11月24日火曜日

棚卸し

 棚卸しと納品にゆきました。ホテルとお土産屋さんです。実はツアー体験の予定でしたが、キャンセルになりました。やはり第三波が影響しているのでしょうか。オプションとして入っているようですから、希望者がいなければ中止となります。まあ、半分ホッとした気持ちもあるのですが。いくら注意しても、狭い体験工房に七人はちょっと怖いですから。そんなわけで朝から出かけることができました。町は昨日までは連休もあって賑わっていたそうですが、今日は閑散として、第三波の影響を感じました。おそらくしばらくはこんな感じが続いてゆくのだと思います。当分は制作に励もうと思っています。

2020年11月23日月曜日

勤労

 勤労感謝の日です。普通は感謝を込めてゆっくり過ごすところでしょうが、まともに休んだことがありません。勤労感謝の日に毎年勤労しております。これも身から出た錆、働くように出来ているようです。目を海外に向ければすごい人ばかり。トランプさんのパワー。74歳でコロナに感染して、3日で病院を抜けて、選挙運動してゴルフして恐ろしいエネルギーです。色々な意見はありますが、あの元気は見習いたいものです。それにも増して、バイデンさんは78歳とか。これから大統領になって、任期が終わるのは82歳です。70歳なんてひよっこです。少なくともバイデンさんが現役の間は負けずに仕事に励もうと思っています。

2020年11月22日日曜日

連休

三 連休の二日目ですが工房は静かなものです。来島客は多いようですが、ほとんどがアウトドア、山登りが多いようです。それはそうですよねえ。今第三波で、密は控えようというムードになってますから。それに、町が発行していた満喫券も終わりらしいですし、買い物する人も少減ってくるでしょう。一時は盛り上がったかなと思いましたが、政策として仕掛けても、本当ではありません。今日はこの後、五時から体験が一組入っています。その時間はお断りするところですが、どうしてもやりたいという情熱に押されて受けることにしました。明日が三連休の最終日。その先はまた、じっと我慢の日々になりそうです。

2020年11月21日土曜日

ウッド ワーク

 一日中、木工三昧でした。天気も良くて工房の庭で。お客様もないし、デッキの修理です。腐った根太を入れ替え、床板を張って出来上がり。言葉で言えば簡単ですが、実際は悪戦苦闘、汗だくです。あり合わせの材料ですから、削ったり、切って揃えたり、思ったように行かないことばかりです。それでもなんとか、やり終えて、一安心。ただ一箇所まだ、ぶよぶよしているところがあります。まあ、大丈夫だろうとそのままにしたのですが、直しておけばよかったと、後になって悔やんでいます。明日はもう一つやらねばならないことがあります。こちらはもっと複雑な作業になりそうです。

2020年11月20日金曜日

ベランダ

体験工房にはベランダから入るようになっています。一応、屋根もあるのですが、どうしても風の強い日には雨が降り込みます。体験が終わったら、ベランダにある手洗い場で手を洗ってもらうのですが、足元がだいぶ腐って、気になっていました。今日、体験のお客さんが底を踏み抜いて、床が抜けてしまいました。幸い怪我はなくすみましたが、大至急修理をしないといけません。明日から連休ですし。週明けにはツアー体験もあります。明日は1日、大工仕事になりそうです。 

2020年11月19日木曜日

29度

午後の工房の中の気温がなんとまあ29度ありました。夕方工房を訪れた女性のお客さん、なんとまあ、ノースリーブでおなかを出していました。真夏の服装。連れの人は、蚊が多いからと、車に逃げ込んでいました。息子は蚊取り線香をつけてくるし、十一月も半ばを過ぎたと言うのに、どう言う陽気でしょうか。新型コロナはとうとう、東京で1日の感染者が500人を超えました。寒くなって空気が乾燥すると多くなるらしいとは思いますが、そればかりでもないようです。ゴーツーも後押ししているのでしょうか。経済と感染防止との狭間で政府もどうしたら良いか、迷走しているようです。未曾有の事態とはいえ、国の指導者の能力が試される時に間違い無いようです。 

2020年11月18日水曜日

軽トラ

畑作りの苦楽を共にした我が愛車。軽トラがついに寿命を迎えた。あっちこっちガタがきていたのをなんとかだましだまし乗っていたのだが、もうこれ以上は無理だというので、次の車を探して、ネット販売でなんとか探して、昨日届いた矢先、ハンドルが言うことを聞かなくなった。切ってもゆらゆらして思う方向に曲がってくれない。なんとか、家のすぐ前にある廃車置き場まで移動して、隣の修理工場に事情を話すと、腐って前が落ちたのだろうと言う。よかったねえとも。確かに道路を走っていて、そんな状態になったら、恐ろしい事故が起きていたかもしれない。荒れて、大島草に覆われていたところを、夜エンジンをかけながら、ライトの明かりを頼りに一株一株、根っこを起こしていった。そんな思い出が蘇って、まさに相棒として老体に鞭打って頑張ってくれた。それが、車検が切れた日に合わせたかのように力尽きたわけで、機械は長く付き合うと、不思議と魂が通うと言うが、まさにその通りになったから不思議。最後に箒で綺麗に掃除して、お礼を言って別れてきました。次の軽トラがおそらく我が人生最後の愛車になることでしょう。これから、どんな付き合いになるのでしょうか。

 

2020年11月17日火曜日

とんかつ

 カミさんが、昨日夕食にと福岡空港でとんかつ弁当を買ってきてくれました。中身を見て、なんだか貧弱だなあと思いましたが、食べ始めると、半分も食べきれませんでした。そこで、残りを今朝食べたのですが、それが良くなかった。胃がもたれて、昼になっても食欲がわきません。それはそうでしょう、普段、朝は大根おろしと納豆ぐらいであっさりしたものしか食べてませんから。自他ともに任じるとんかつ好きとしては情けない話です。もう当分はとんかつの顔も見たくなくなりました。やっぱり朝は海苔に納豆が一番です。もちろん大根おろしも必ずご飯にかけますが。

2020年11月16日月曜日

 孫の顔を見に行ったカミさんが戻ってきました。三泊四日のミニ旅行。福岡まで直行便ができて、乗ればあっという間です。と行ってもこっちは乗ったことありませんが。もっぱら、高速船と新幹線の乗り継ぎ。それでも朝出ると昼には博多ですから、楽なものです。屋久島に来た50年前は、フェリーに乗って鹿児島に着くのは夜、それから汽車に揺られて、特急でも博多は真夜中でした。半世紀で様変わりしたものです。現在目指している飛行場のジェット化が実現すればどんなことになるのか見当もつきません。もっともそれまで生きてることはないと思いますが。そういえば、随分長いこと島を離れていません。昔は筆や絵の具を買いに鹿児島に出たものですが、今はネットでなんでも手に入ります。ていうか、鹿児島では手に入らないような専門的な材料もなんでも買えてしまいます。ある意味、交通手段の発展よりも、ネット販売の進化の方が進んでいるかもしれません。ただいくら通販が発達しても、結局その場所にゆかなければ、そこの空気や景色を体感することはできません。だから、この時代にも、遠くからこの屋久島に足を運んでくれる人がなくならないのだと思います。ここでしか買えない焼き物、そんなものを作ってゆきたいものです。

2020年11月15日日曜日

ミニハウス

今朝はミニハウスにビニールをかぶせました。最近ほとんどほったらかしていたのですが、青い実が結構なっています。もう三年も連作になりますが、今のところ元気なようです。今日は、かなり暖かく、午後家の温度計で27度。大きい方のビニールハウスはなんと32度ありました。これはもう夏です。大慌てで水をかけました。予報では今年の冬は寒くなるようですが、当分は暑い日が続きそうです。 

2020年11月14日土曜日

ハウス復活

昨日は後ろ側。今朝入り口側のビニールを張り終えました。これで、ほぼ風は吹きこまないでしょう。あとはひもで押さえれば終了です。午後3時ごろ、ハウスに入ってみましたら、気温が28度ありました。夏の気温です。ただ、これからはマメに水を撒かないとと枯れてしまいそうです。雨が降っても作業ができるのは助かります。工房では昨日は釉薬仕事で遅くまで頑張りました。今日は疲れが溜まっているので、窯の修理をしたり、ネットで情報を集めたり、時々家に走って、次男の世話をして過ごしました。 

2020年11月12日木曜日

ビニール掛け

台風10号の前で、九月の五日でした。ものすごい台風が来るということで、大慌てでハウスのビニールを剥がしたのは。あれから二ヶ月あまり、今日ようやくビニールをかぶせました。風もなく、順調でしたが、急に吹き出したので、焦りました。なんとか午前中に留め終えてホッとしています。あとは、テープで抑えて、妻側を張れば冬に備えることができます。10号は大したことありませんでしたが、そのあとの14号が結構強かったので、あのままでしたらやられていたかもしれません。屋久島は昨夜も十八度ありましたが、福岡では八度とか。東北では雪が積もっています。これからどんどん寒さが増してきそうですから、なんとか無事張り終えて一安心です。来年の台風シーズンまでこのまま行けるとよいのですが。 

2020年11月11日水曜日

第三波

最近また、感染者が増えて、第三波の発生とのこと。これだけ人が動けばやはりということでしょう。屋久島でも、ひところずいぶん動きが活発になりましたが、ここにきてまた静かになりつつあるようです。例年、このころはほとんどお客さんもなくなって、お正月前まではひっそりするのですが。おそらくここしばらくはまた元の通り、動きを控える人が多くなることでしょう。アメリカでは、ワクチンがいよいよ完成して、ウィールスをかなり予防できるようになりそうです。日本でも、使われるようになれば希望が湧いてくるのですが。何れにせよ、それまではなんとかうつらないよう心がけるしかありません。もうすぐカミさんが孫の顔を見に島を出ます。まだ会ったことがないので楽しみでしょうが、福岡もかなり感染が広がってきました。なんとか無事に帰ってきてほしいものです。

2020年11月10日火曜日

野良野菜

今朝は野菜を収穫しました。とはいっても、ほとんどかってに育った野菜たちです。



里芋は家の入り口に去年取り残したのが種芋になって育ったものです。ゴーヤもサツマイモも野良ばえです。ナスとヘチマはタネから育てましたが、ほとんど世話をしなかったものがここにきて元気です。ただ、あまり肥料もあげてないので、小さいのですが。なぜか一生懸命世話をすると虫に食べられたり、 病気になったりして枯れてしまいます。今、ミニハウスでは野良のミニトマトが育っています。去年もたくさん採れてトマトソースを作りました。今年もそうなると良いのですが。あまり期待して、せっせと世話をするとまた枯れてしまいそうで怖いのです。今日、カミさんと買い物に行ったのですが、ほとんどの店に里芋が並んでません。どうしたことでしょうか。うちで採れた里芋、小ぶりではありますが感謝して食卓に載せたいと思っています。

2020年11月9日月曜日

ツアー

今日ツアーのロクロ体験をしました。個人の参加に限って、最大7名までの募集とのことでした。女性限定というので、若い人たちかと思いましたが、そうではなくて、定年退職した公務員といった雰囲気の人たちでした。おそらく、いつもは海外旅行を楽しんでいたのが、コロナで渡航ができず国内ツアーに参加したもののようです。わずか七人でしたが、なかなか個性的な方達で、息子と二人、かなりクタクタになりました。終わって二人とも目がうつろです。これから来年まで定期的に開催されることになっています。果たして慣れる時が来るのでしょうか 。

2020年11月8日日曜日

納豆旅

高野 秀行さんの「幻のアフリカ納豆を追え」を読み終える。アジアシリーズに続く第二作。納豆のルーツを追うドキュメント。アジア辺境の旅に続き、西アフリカの国々を歩いて、納豆造りの現場を探る話。興味深く夢中で読み終えてしまった。中で、一つびっくりしたことがあった。それはハイビスカス納豆について。ハイビスカスといっても、実際はローゼルのタネを発酵させて作った調味料。先日何故かローゼルのタネを蒔いたところなので。本当は春が蒔きどきで、日本では秋に花が咲いてタネができたら枯れてしまうという。本来は多年草だが、日本の気候では冬を越せないから一年草として扱われるという。それを何故か、物は試しと秋に蒔いてしまった。それが思いの外、たくさん発芽して、現在成長を続けている。最初は春にもう一度まきなおそうと計画していたが、ここはなんとか冬越しできないかと思い始めたのです。今年の二月ごろは例年になく冷え込んでハウスの中でも夜間には3度ぐらいまで下がりました。、むかしは毎年そんなものでしたが、ここのところ暖かく、7度ぐらいまでしか下がらなかったのです。どうも10度を下回ると枯れてしまいそうですから、なんとか加温してやろうと、昨日、保温マットを注文しました。前の冬には踏み込み温床に挑戦しましたが、温度の維持が難しく、二月ごろには温度が上がらなくなってしまいました。そこで、文明の利器に頼ることにしました。うまく越年してくれれば来年は畑のあっちこっちに植えて、ハイビスカス納豆にも挑戦しようと思います。そうそう、その前に大豆を栽培して、自分で育てた納豆も食べてみたいと思います。幸い、今年は枝豆がよく取れましたし。それにしても、なんとまあ人に影響されやすい人間でしょう、我がことながら、呆れてしまいます。

2020年11月7日土曜日

今日も片付け

 香炉を仕上げた後、今日も片付けの続きをしました。素焼き作品が貯まっています。大量の器たち、果たして本焼きする日が来るのでしょうか。前に離れから運んできたのですが、また元の離れに逆戻りです。今回は棚を組んで整理して置いてますから、探しやすいとは思うのですが。これだけあれば、何かの拍子で、この世を去っても、焼き終わるのに何年か、かかりそうです。我ながらよく作ったものだと呆れています。

2020年11月6日金曜日

片付け

 あちらこちら、片付けをしました。今日から、しばらく、体験の予約がいろいろあって、スペースを確保する必要が出たからです。まず、工房のベランダで育てていた植物をハウスに移動。駐車場と、離れに続く道沿いを草払い。離れのダンボール類を風呂場に移動して、体験工房から、素焼き作品を運びました。体験工房を掃除して、今日の体験の準備。来週から、旅行会社からのツアーが待っています。ツアーといっても、少人数ですが、ソーシャルディスタンスの確保と工房の清掃、なかなかやることが多い一日でした。

2020年11月5日木曜日

香炉

先日、工房に来てくれたお客さんから香炉の制作を頼まれました。工房にあったものより一回り小さくして、青い釉薬で作って欲しいとのことでした。その時はどうしても断ることができず、おまけに代金も受け取ってしまいました。しかし後になって、冷静に考えると、外側に青い釉薬をかけるとどうしても流れてしまい、うまくできたことがありまぜん。かといって、流れない釉薬では綺麗な色になりません。今日、ロクロに向かって、成形しながらどうしたものか悩んでいます。途中までだけ色をつけようか。流れるのを見越して、土で受けを作ろうか。足のところだけ釉薬を剥がそうか。ある程度数を作って、いろいろ試してみるしかなさそうです。チャレンジすることは嫌いではありませんが、ある程度のクオリティーを保ちつつ、まとめることはなかなか難しいと実感しました。 

2020年11月4日水曜日

釉掛け

 釉薬を二種類、作り足して、釉薬をかけました。今回は、ほとんど定番品を焼くためです。作業をしながら、アメリカの大統領選挙が気になって、情報をついつい収集してしまいます。ものすごい接戦で、どちらに転がるか、そして、これから無事に治安が保たれるのか。大荒れになれば、日本にも大きな影響が及ぶに違いありません。明日になれば、かなりはっきり動向が見えてくるでしょう。おそらく世界中が注目しているのでしょうが。

2020年11月3日火曜日

ワクチン接種

昨日は夕方、診療所へインフルエンザのワクチン接種に行ってきました。まず受付で全員の体温測定、36度5分、他の三人は全員が36度2分で一人だけ仲間ハズレでした。ワクチンを打つとき、先生がなんども日本製ですからと言ってました。お隣の国で起きている死亡事故を意識しているのでしょうか。最初は次男からで、針が刺さっても笑顔のままです。次に打ってもらったのですが、あまりの痛みに顔をしかめそうになるのを必死でこらえました。あとからカミさんも痛かったあを連発していました。これで、インフルエンザ感染が防げると良いのですが、去年は先生がおっしゃってました。打たないよりはマシですからと。それにしましても、新型コロナの方は感染の広がりが止まりません。ヨーロッパの方ではひどいことになっています。ワクチンができたとかいう話もあったと思うのですが。やはり無理があったのでしょうか。近頃は感染経路がわからないお年寄りの陽性者も多いようです。ますます、混沌としてきたようです。

 

2020年11月1日日曜日

奉仕作業

 集落の半日奉仕作業がありました。朝から小雨です。記念碑の周りの草を取り、農道沿いの側溝の泥上げ作業です。腰が持つか心配でしたが、じっと前かがみで作業を続けるよりは動かしているぶん楽なようです。最後に、手慣れた人が枯れた松の木を倒そうとして、切り込みを入れたところ、狙いとは反対に倒れそうになってしまいました。そこで、工房に走って、くさびを持ってきて、打ち込んでなんとか道路とは反対側に倒すことができました。ちょっと危ない局面もありましたが、なんとか怪我なく終了しました。ああ、無事でよかったと思って午後のロクロ体験のワークショップをしたのですが、ここにきて、腰にぎくっと痛みが走りました。まあ、それほど酷い痛みではありませんが、明日が心配です。気がつけば班で二番目の高齢者になっていました。だんだん無理がきかない年頃です。


2020年10月31日土曜日

go to

 今日で十月も終わりです。今年も残すところ二ヶ月。十月は絵付け仕事の追い込みで、途中から体験の受付を断ったのですが、ちょうどその頃から国のゴーツートラベルの効果か、体験の問い合わせの電話が多くなって、断るのに大変でした。早くから予約が入っていたのは今更断ることができませんし、それにコロナで一日ひと組と限定していることもあって、対応に苦労しています。例年の今頃とは様相が変わってしまったようで、色々な意味で戸惑うことも多くなりました。年末まで少し息を抜く時期なのですが、バタバタしています。今朝は、いつもの畑仕事に起きることができず、結局工房で早くからろくろに向かっていました。精神的にもかなり疲れが溜まっているようです。それに腰を痛めたことも影響しているみたいで。そんな時、なぜか、いろいろなところから仕事の依頼が入ってきます。あの、コロナの騒ぎが始まった頃が嘘のようです。最近、長い間お付き合いがあった、鹿児島の陶芸材料の営業所が今年いっぱいで閉鎖という知らせが届きました。この時代、一寸先が全く読めません。仕事が来ることに感謝して、何とか乗り切ってゆかなければいけないのですが。


2020年10月30日金曜日

十三夜

 十三夜。今朝のお月様、黄金色に輝く見事な丸いお月様が輝いていました。朝の四時ごろ、西の空です。今朝も草取り、晴れ続きで土はカチカチです。ナスがなっていたので収穫しましたが、栄養不足でどれも10センチにも足りません。やはり、もう少し肥料をやらないとと反省です。それに耕さないので土も固すぎるようです。秋の野菜づくりに向けて鶏糞を撒こうと思っています。腰の方は昨日より、かなり良いようです。一日削りとろくろができましたし。最近夢中で読んでいた、高野秀行著「謎のアジア納豆」を読み終えました。先日、朝のラジオ、「ラジオ版学問のすすめ」というプログラムに出ていたのを聴いて興味を持ちました。その本は、「謎のアフリカ納豆を追え」という本でしたが、その前編の方から読み始めました。面白くて夢中で読み終えてしまいました。そして、一つ目標を立てました。来年は、自分で育てた大豆で納豆を作ってみたいと。果たしてうまくゆくでしょうか。

2020年10月29日木曜日

 腰がやばい。ここ数日、時々ピキーンと痛みが走ります。ただ、寝込むところまでは行ってません。だから、畑にも降りて、草を取っています。その方が、気持ちが晴れますし。今朝、土練機を回していた時、2度痛みが走りました。これは横にならないとだめかなと思ったのですが、なんとか持ち直して、一日ロクロ作業をしました。さすが夕方、鈍痛があって、ちょと前かがみになると辛いのですが。明日はどうなるのでしょうか。日曜日には側溝の泥上げ作業があるのです。よりによってこんな時に、集落の奉仕作業があるとは。ひどくならないことを祈るばかりです。

2020年10月28日水曜日

野良トマト

今日も畑の話です。今朝、芽が出たジャガイモ、デストロイヤーを植え付けました。ミニハウスのすぐ脇です。実は、ミニハウスではメロンを育てていましたが、この前の台風10号でやられて枯れてしまいました。みたくもないので、これまで目をそらせて通り過ぎていましたが、今朝は否応なく、目につきました。すると、雑草のアゲラタムヤサースに混じって、見覚えのある葉が目につきました。トマトです。それもかなりの数生えています。ジャガイモの植え付けの後、ハウスの中に入って、雑草を抜きました。トマト達の中には花をつけているのもあります。思いがけない贈り物につい興奮してしまいました。今はビニールもはがしたままですが、これからだんだん気温も下がってくるでしょう。保温して、育ててゆきたいと思っています。 

2020年10月27日火曜日

人参

今朝は人参畑の草を取りました。畑といっても、畳3枚ほどの広さです。前に一袋蒔きましたが全く芽が出ませんでした。そこで、沖縄の島人参というのを蒔きました。こっちは綺麗に発芽したと思ったのですが、実際にはちょぼちょぼしか出てませんでした。あれからバタバタしてほったらかしていたら、アゲラタムに埋もれてしまいました。うちの庭も畑もアゲラタムが生え広がっています。せっかく芽が出てくれた人参ですから、なんとかものにしようと、せっせと草取りしました。もう一つ、約一ヶ月ほど砂に埋めておいたジャガイモを掘り出してみたら全部腐っていました。前にもくん炭に埋めて芽出しを試みましたが、やはり腐ってしまいました。2度、続けて芽だしに失敗です。農書を参考にしてやったのですが。本に書いてある通りにはゆかないものです。今年の秋ジャガは諦めるしかないと思っていたところ、最近北海道から取り寄せたデストロイヤーという種類の芽が出ているということがわかりました。実は、来年の春ジャガの種にしようと取り寄せたのですが。予定外ですが、この秋に植えてみようと思っています。うまくゆくと良いのですが。

 

2020年10月26日月曜日

秋空

 爽やかな季節になりました。秋の空が広がっています。昼の弁当を海の前の芝生の駐車場でとりました。目の前の広場は、ドクターヘリの着陸場に使われるところです。他には小さな子を連れた母親が散歩してるだけです。



追われていた仕事をしばし忘れて、秋の空気を味わいました。さっき、納品に行ったお土産やさんでは、ゴーツートラベルのおかげで急に忙しくなったと聞かされました。うちの焼き物も恩恵を受けているようです。しかし、国が税金を投入して、行う制度は期限があります。その先には、必ず反動がやってくるに違いありません。その、先を見越して、地道に汗を流して、しっかり生き残れる道を探ってゆくことが大切だと思います。

2020年10月25日日曜日

ローゼル種まき2

今朝も ローゼルの種をまきました。昨日別の種が届いたからです。今度のはタイから直接送ってきました。



こちらの方が先に注文したのですが、だいぶ遅くなってしまいました。かなり寒くなってきましたから芽がでるかどうか心配です。来週あたり、またハウスにビニールをかぶせようと思います。もう、大きな台風も大丈夫でしょうから。秋野菜の種まきも待っています。

2020年10月24日土曜日

日常

 いつもの日々が戻って来ました。朝の畑。草取りでしたが、これからタネを蒔く予定のところの草を取りました。ハウスの中を点検しましたが、思った通り、メロンは葉が枯れてしまって、虫喰いだらけの実が20個ぐらいごろごろ哀れな姿をさらしていました。パパイヤも猿にやられて、食い散らされていました。どこもかしこも酷い有様。それでも希望はあります。鉢に移したパパイヤは10本ぐらい枯れてしまいましたが、まだ50本ぐらい生きています。これから何本冬を越してくれるでしょうか。先日は、ローゼルというハイビスカスティーになる花の種を蒔きました。100粒蒔いて、50個近く芽が出ました。本来は春蒔いて、秋に収穫して、終わる一年草扱いですが、あえてこの時期に蒔いてみました。なんとかハウスで年を越せないかという実験です。暖かい屋久島ならではの挑戦です。ダメ元ではありますが、何株かでも生き残ってくれたら、大成功です。工房では一日中、ろくろに向かいました。



小皿でいっぱいになりました。明日は削りの予定です。

2020年10月23日金曜日

ロクロ復帰

しばらくぶりのロクロ作業です。体験工房をきれいに掃除して、硬くなってしまった粘土を土練機で練り直して、それから、蹴りロクロに向かいました。やはり離れていると、感覚が掴めないものですねえ。何十年とやっていてもこうなのです。それでも、この歳になっても蹴りロクロを回せる、丈夫な体をもらったことに感謝です。まずは、工房のいちばん人気の小皿から挽きはじめました。ストックが底をついてしまい、あちらこちらから、注文が来ていますから。しかし昨日畑で草取りをした時、手を痛めてしまったようです。指が腱鞘炎になったようでうまく曲がってくれません。おまけに手首まで痛めたらしく、作業をしていると痛みが走ります。どうも張り切りすぎて無理をしたみたい。当分は、ゆっくりやって行こうと思っています。


2020年10月22日木曜日

畑復帰

次男が早くから起きていて、足でお腹を蹴られるので、逃げ出して、畑に降りました。どこから手をつけようか、まずはハウスの横のネギの畝から。草に埋もれてしまったのを救出するためです。小雨が降っていたが、無視。ほとんどがアゲラタムとサース。ざっと抜き終えて、畑への移動の途中でエンツァイの畑で足が止まりました。この前大量の夜盗虫を取ったところです。しゃがみこんで目をこらすと、まだまだいます。バケツがないので、手で捕まえて潰すことにしました。数えながら取ってゆくと雨が強くなりました。61匹潰したら、手袋がぬるぬるです。畑仕事って、なんと反自然な行いだろうと思いました。自分が大きくしたい 植物のために、邪魔な草を抜き、口にしたい葉を横取りする虫を殺しているのですから。まあ、どんな生き物も、生存競争という厳しい戦いを生き残らないと、滅びるしかないわけですが。生きるということは切ないことです。雨が強くなったので、工房に移動。たまった体験作品の仕上げをしました。朝食に戻ると、昨夜次男が暴れた訳がわかりました。熱を出したからです。体が辛くて、あのように荒ぶったのでしょう。気がつかずに逃げ出したことを反省です。工房を片付けて、釉薬掛けを始めました。少しずつですが、絵付けモードから制作モードに戻ってゆきたいと思っています。

2020年10月21日水曜日

エンドレス

朝、頑張って、すべての絵付け仕事を終わりました。ほっと一安心です。普通ならば、しばらく、ゆっくりしたいところですが、どういうわけか次々と仕事が舞い込んできました。ゆっくりどころではありません。有難いやら、辛いやら。いや、そんなことを言ってはバチが当たりそうです。きた仕事は精一杯頑張る、そうやって、ここまで、暮らしが立ってきたわけですから。早速、どの仕事から手をつけてゆくか、息子と話し合いました。体験も再開する予定です。こんなご時世、感謝しながら、前を向いてゆこうと思っています。

2020年10月20日火曜日

ラジオ難民

ここにきて、次々と耳に馴染んだラジオの番組が打ち切りになってゆきます。radikoで全国から、好みの放送を探して、今は東京の音楽が主の局からのを流しっぱなしにしています。それが改編になって、予告を聞いただけで、また嫌な方向に変わりそうな予感がします。これまでも、そんなことが何度あったことか。その度に探し回ることになりました。まさに難民状態です。ラジオ局はスポンサーが減って、経済状態が良くないと聞きます。そんなこともあって、若い人へとシフトしてゆくのでしょうか。年寄りはどんどんラジオの聴取者からも追いやられてゆくようです。せめて、あまり喋りの多くない、音楽中心の放送局が見つかると良いのですが。一日中、手作業のバックで流すのですから、あまり邪魔にならないような心地よい放送が望ましく、当分は局巡りになりそうです。 

2020年10月19日月曜日

 が、また下りてきました。昼に息子が教えてくれました。家の裏山にいたと。大きなオスの猿。はぐれ猿ではないかと。3時過ぎ、工房の屋根で大きな音がしました。息子が見に行って、今度は小型の雌猿のようだとのこと。ということは、群れが下りてきたということになります。絶望的な気持ちになりました。ハウスのカバーを剥がしていますから、パパイヤの実はやられるでしょう。メロンもおそらく。畑のサツマイモは、掘っても芋はなってませんが、里芋もやられるのでしょうか。どんどんネガティブになってきます。あと数日で絵付けの仕事が終わりそうですから、それまでは畑にはゆくのをやめます。荒らされているのを目にしたら、怒りで手が震えそうですから。シカやサルにやられて、野菜づくりを諦めた人をたくさん知っています。今はそれに、タヌキもモグラも、それから虫たちも鳥たちも、畑を荒らしています。この地球は人間だけのものではありませんから、致し方ないことはわかっています。けれど、せっせと世話をしてようやく口に入りそうという時に横どりされたら、絶望的な気持ちになります。ただでさえ、今年は生育もあまり良くないですし。まあ、畑は健康づくりの場、と考えて、前向きに進んでゆきましょう。

2020年10月18日日曜日

9ヶ月

コロナと9ヶ月。どうして過ごしてきたのか思い返してみました。最初の頃は何も手がつかず、ただ情報に振り回されていました。畑にも出ず、仕事も手につかず、気持ちもうつろでした。この要はな時だからと、車庫を作り始めました。そのあと、お雛様を作りました。女の子の孫のためです。だんだん、落ち着いてきて、畑に再び下りるようになりました。その頃、今やっている絵付け仕事の原形作りもしました。通常の制作も始めました。陶芸の体験もぼちぼち再開しました。そんなふうに、気がつけば9ヶ月がたってしまいました。そして、現在はというと、ゴーツートラベルも始まって、少しずつ観光のお客さんも戻りつつあります。ただ、今も世界中でウィールスは猛威を振るっています。ワクチンも日本ではまだ接種は始まりませんし、特効薬ができたという情報もまだです。ただなんとなく、現在のような暮らしに慣れて、感覚が麻痺し始めている気がします。来年はおそらく、無理矢理にでもオリンピックは開催されるでしょう。国は福島の汚染水を海に流すことも決定したようです。おそらく、これから色々な騒動が起きると思います。これから一体どんなことが起きるのか、全く見当もつきません。

 

2020年10月17日土曜日

夜盗

夜中、目がさめると、一時半。布団を抜けて、畑にゆく。空心菜の畝。カミさんが言ってた通り、丸坊主になっている。ついこの前まで食べきれないほど茂らせていたのに。顔を近づけてよく見ると、虫たちが蠢いている。やはり、夜盗虫の仕業だった。隣のさつまイモ畑を食べ尽くして、移ってきたのに違いない。雨がポツポツ降る中で、虫との戦いが始まった。ヘッドライトで照らしながら、捕まえてはバケツの中に。バケツには水を貯めて殺虫剤を入れてある。長さ一センチぐらいから大きいのは五センチほど。夢中で捕っているうちにだんだん雨が強くなったので、切り上げることにして、時計を見ると3時を回っていた。何百匹捕まえたか。しかし、カミさんが見たという、親指大の大きいやつはとうとう見つけられなかった。どこかへ移動したか土の中に隠れているか。そいつを見つけないと他の野菜もやられてしまうのか。隣にはネギ畑がある。どう戦うか、作戦を立てねば。それにしても今日一日、さすがに睡魔が襲ってきて参ってしまった。絵付仕事が終わってからにしようか。悩ましいところです。 

2020年10月16日金曜日

売り出し

ホームセンターの売り出しに行ってきました。肥料を買うためです。通常よりもかなり安く買えますから。昼前でしたので、もっと混んでいるかなと思いましたが、それほどでもありませんでした。肥料は大量に仕入れたようで、たくさん積み上げてありました。あの肥料が売れ残るのではないかと心配になりました。そのあと、港の近くの土産物店に納品にゆきました。こちらは駐車場も満杯。店内は人が多く、賑わっていました。国のゴーツー トラベルの効果でしょうか。それとも、屋久島満喫券効果でしょうか。満喫券は島内でしか使うことができません。船で島を去る観光客には港の前にある店が最後ですから、ここで使い切ろうと、賑わっているのでしょうか。国や、町が消費を促す政策を進めることは必要だと思います。ただ、恩恵を被れるところと、そうでないところができてしまい、不公平が生まれています。運が悪かったでは済まされない死活問題になってしまいそうです。現にゴーツーイートでも、様々な問題がメディアで報道されていますし。もう少しきめの細かい政策ってできないものでしょうか。 

2020年10月15日木曜日

追い込み

絵付けの仕事も、やっと最後の追い込みです。競馬で言えば、直線勝負といったところ。ここへきて、体験も、申し訳ありませんが断っています。工房の器も、定番品の在庫が切れ始めました。早く、本職に戻らないとと、焦りも出ます。それにもちろん、畑も。こんなご時世で、ありがたいことではありますが。 

2020年10月14日水曜日

種まき

 今朝は工房で種まきをしました。絵付けを始める前にです。先日、タマネギの苗を、お客さんに褒められてしまいました。「よく出ていますね」と。なぜタマネギとわかったのか不思議ですが。人から褒められると、ますます種まきが好きになるから不思議です。種まきの適温は、種類によって違いますが、多くは20度ぐらいがちょうどよく、今からが時期です。今朝、ハウスに用事でゆくと、今まで気がつかなかったことが目につきました。一つは、メロンが実をつけていること。よく見るといくつもゴロゴロなっています。ただ、前回見たときはそれほどでもなかった、虫食いが酷くなって、葉がすだれ状態になっています。この調子だと、熟すまで持つかどうか心配になります。もう一つ、パパイヤが二本、見事に倒れていました。なぜ今まで気がつかなかったのでしょうか。なんだか、バカに広々したなとは思ったのですが。ただ倒れていても、葉が元気そうですから、このまま育てようかと思います。その方がハウスのビニールの邪魔にならないでしょうから。入り口近くの大きい方のパパイヤはビニールがないのを幸いとはるかにアーチを超えて伸びてしまいました。台風の心配がなくなってビニールを被せるとき、かわいそうですが切り詰めないとならないでしょう。あと。十日もすれば、また畑仕事をすることができそうです。それまで、ぐっと我慢の日々が続きます。


2020年10月13日火曜日

もぬけ

笑っちゃいました。ことを順を追って書きます。家の入り口の空き地に里芋が生えていました。去年植えて、いつの間にか消えてしまったところに、出てきたのです。枯れたと思っていましたが、生きていたようです。肥料もほとんどやらず、余った芋を適当に埋めたものでした。あまりまともに育ってませんが、時々液肥をあげて枯れないように見守っていましたが、この前の台風14号で完全に萎れてしまいました、今朝試しに掘ってみたら小さな芋が三つ四つついていました。なんとなく、勢いづいてハウスの後ろのサツマイモを掘ってみました。ここのところ、虫食いが酷くて、ほぼ枯れたようになっていました。黒いビニールマルチを剥がしてみますと、何もありません。もぬけの空です。どこに植えたのかもわかりません。ただ、畝間の茎のところに、うじゃうじゃ虫が蠢いていました。黒い体に黄色い斑点、ヨトウ虫だと思います。何箇所か畝を掘っても何も出てきません。何が起きたのか、ただぽかんとしてしまいました。去年もダメだったので、今年はマメに世話をしたのですが。芋用の肥料を農協の指導員に教えてもらって撒いて、耕運機で耕してビニールでマルチしました。草取りをしてツル返しをして、世話をしてきました。頭の中では大きな芋がごろごろなっている姿ができていたのですが。あのツル返しはなんだっとのだろう。虫にやられてはいましたが、芋はできていると思ったのですが。思い返すと、去年もダメで、同じような状態を窒素肥料の上げすぎでのつるぼけと思い込んでいました。それにしても全然芋ができてないのが不思議だったのですが。掘ってみて気がついたのはモグラらしき穴がたくさん空いていたことでした。モグラが悪さをしたのでしょうか。確かモグラは肉食だと思ったのですが。畑のミミズを食べるためにモグラが穴を開けまくって、畝の芋を枯らして、枝先から伸ばした根で生き延びた芋のつるの世話をしていたのかもしれません。まだ、本当の推測もつきませんが、ただ一つ言えることは二年連続サツマイモがダメだったということです。本で見ますと、難易度は最も低いということです。それができないということは、現在の畑仕事のレベルの低さを表しているようです。これからもう少し、勉強して、来年は大きな芋がごろごろ収穫できるように努めたいと思っています。


2020年10月12日月曜日

寝苦しい夜

昨夜は寝不足でした。なんだか、気持ちが高ぶって、寝付けなかったのです。あっ、やばい、今夜は寝にくいと思って、なんとか眠ろう眠ろうとしますと、ますます目が冴えてきます。仕方がないので、お勝手にゆき、強いお酒を飲みましたが、余計に神経が立ってしまいました。一日体をじっとして、指先だけを動かして、神経を集中させていたからでしょうか。畑でひと汗かけば違ったのでしょうが。もう諦めて、ネットで人のブログを読んだり、調べ物をしたり、ほとんど朝まで、寝付けませんでした。今日も。仕事場へ直行です。特に眠くはありませんでしたが、なんとなく頭がぼーっとして、手が思うように動きませんでした。今夜はぐっすりと眠りたいものです。 

2020年10月11日日曜日

胃痛

今朝、絵付け作業をしていると、突然、胃にキリッと 痛みが走りました。ズキズキと痛みが続くのではなく、間歇的に痛みが来る感じです。場所も上の方、胃の入り口あたりのようです。どうしたのだろう。昨日はちょっとお腹の調子が良くなかったけど。悪いものでもできてないかなとか。ここのところ、根を詰めているからなとか。昨日は、人と会って、嫌な交渉ごとををしたしなあとか。色々浮かびますが、とりあえず、朝はおかゆにして、昼も消化の良いもので、様子を見ていましたが、痛みもほぼなくなり、今は心配も薄れてきました。もともと、神経が細く、人づきあいが苦手で、内向的な性格ですからし。昔は苦手な人が来ると聞いただけで、お腹を壊してしまう人間でした。今の絵付け仕事も、あと2週間ほど。なんとか乗りきれば、畑で汗を流すこともできるでしょう。もうひと頑張りです。なんとか乗り切りましょう。

2020年10月10日土曜日

台風オブジェ

 工房で朝から仕事をしていたら、散歩を終えた犬と息子が現れました。オブジェが側溝に落ちているとのこと。台風の仕業です。まあ、こちらが取り込まなかったのが悪いのですが。3メートルぐらい転がり落ちたのですが、幸い、口が少し欠けたぐらいで済みました。



ほとんど目立たないぐらいです。ラッキーでした。すると、県道から入る道しるべの看板も落ちていると言うのです。急いで駆けつけてなんとか修復しました。10号でも無事でしたが、やはり今度の14号が強かったと言うことでしょうか。油断していた方が悪いのですが。それにしてもあの距離でしたからねえ。

2020年10月9日金曜日

台風通過

結局、夕方から朝まで、それほど風は吹きませんでした。今日は、いつもの空模様。我が家も工房も、何の備えもしないで、過ごしました。今朝、カミさんがゴミ出しに行って、ご近所の様子を教えてくれましたが、結構皆さん、しっかりと雨戸を閉めたり、板を打ち付けたりしていたそうです。能天気で何もしなかったことを少し反省しています。今朝のニュース番組でも、全国放送で、屋久島町で瞬間最大風速36メートルを記録したと、流れていました。改めて油断大敵です。ところで、家は無事でしたが、畑はかなりやられました。ハウスの中もひどく荒れてしまいましたし、ようやく回復しかかっていた里芋は葉がボロボロに、サツマイモは回復不可能なぐらいに風にやられてしまいました。オクラも倒されてます。ところが鉢に移したパパイヤはなんと無事でした。この調子だと、来年はパパイヤだらけになりそうです。 

2020年10月8日木曜日

タマネギ避難

 こんなに吹くとは思いませんでした。一日中。台風14号の風です。離れたところを通過すると思って油断していました。ていうか、夜中から吹き続けていますから、備えをする暇もありませんでした。今朝、畑は無理ですから、工房で絵付け仕事をしていたら、いきなり停電してしまいました。幸い、ヘッドランプをしていましたから、そのままどうやら仕事を続けましたが。工房のベランダに置いていた、タマネギの苗が風に煽られて、瀕死状態になってしまいました。体験が終わった後の工房に避難させてあげました。



こんな風の中、体験にきてくれたお客様には感謝ですが、終わるのを待って運び入れました。すると夕方、不思議なことに風が収まっています。おそらく現在は風裏に入っているからでしょう。この静かなまま、通り過ぎてくれると良いのですが。

2020年10月7日水曜日

14号

どうなるのでしょうか。進路は。最初は屋久島にまっすぐ向かっているように見えました。少しずつ、東にそれるような気がするのですが。。できれば、海上沖を 通過してくれるとありがたいのです。前の10号の後始末も終わっていません。ハウスの中はぐちゃぐちゃのままです。それに風に煽られたようにパイプを支えるために取り付けた骨組みの何箇所かが外れたままです。直さなければと思いつつ、まだ手をつけていません。今日は、もう船が欠航になりました。おそらく今週中は無理でしょう。また、お店の棚がガラガラになるのでしょう。風も強くなってきました。まあ、ここは屋久島、台風銀座ですから、覚悟してますが。

2020年10月6日火曜日

ニューノーマル

今朝は畑におりました。やはり元気が出ます。野菜を見ていると。しかし、サツマイモの虫食いがひどくて枯れそうです。一匹だけ見つけました。葉を食い荒らす虫を。多分ヨトウ虫でしょう。葉をすだれのように筋だけにしてしまいます。せっかくなんとかここまで来たというのに。ところで、今朝の作業は液肥撒きでした。四年前に畑を始めた時から、基本は永田農法を続けています。永田農法には特徴があります。石灰の代わりにケイカルを撒き、苗を植える時、根っこを半分ほど切ってしまいます。そして高い畝に液肥のみで育てます。始めた時は、このやり方でしたが、失敗と成功を繰り返しながら、だんだんオリジナルなやり方に変わって来ました。今は、液肥が中心ですが鶏糞も使うようになりました。ただ、土にすきこまないで、抜いた草と一緒に野菜の周りにばらばらと撒いています。畑もあまり耕さないで、畝が崩れて来たら、鍬ですくい上げる程度です。それと、いろいろな野菜を混ぜて植えています。例えば今はオクラの根元にインゲンが育って、バジルはシソと、里芋は生姜を横に植えています。朝の2時間ほどが畑に降りることができる時間ですから、できるだけ手のかからない、そして、そこそこの収穫を目指して畑を動き回っています。



さて、今日は、天気が良かったので、体験で使ったエプロンを洗濯しました。前は家で洗ってもらっていたのですが、コロナ以後は工房で洗濯しています。もしコロナの菌がついていても、家に持ち込まないためです。もう、これが工房の新しい日常になってしまいました。 

2020年10月5日月曜日

宿題

最近胸に引っかかっていることがあります。一つは畑におりれないことです。もう一つがこちら。



ろくろ体験のお客さんの作品の仕上げがたくさんたまってしまったことです。まるで、夏休みの終わりが近いのに宿題をやってない時のようです。プラスティックのケースに入れたまま時間が過ぎてしまいました。思い切って午前中いっぱい、頑張って仕上げました。苦労しましたが、なんとか無事削り終えて、把手も付け終えました。これからはため込まないようにしようと思います。そう言いつつ、今日もひと組ろくろ体験がありました、そちらは息子がやってくれたのですが、仕上げはこちらの仕事になります。今日は曇り空。明日の乾燥が微妙です。 

2020年10月4日日曜日

迷Qコード

電子クーポン使えますか。お客さんから聞かれて、ハイと答えました。それからがなかなか。前の店で使おうとしたらうまくできなかったという話。息子を読んで対応してもらいました。旅行会社が用意した、手順書きをもとに何度もチャレンジしますが弾かれてしまいます。ガイドさんが旅行会社に電話しますがなかなかうまくゆきません。どうやら、会社名を入れた後に会社の登録ナンバーを入れる必要があったようです。それでなんとか、先に進むことができて、終了に持ってゆきました。対応した息子も頭をひねっていました。もしかしたら、すんなり進めば簡単だったのかもしれませんが、一度つまづくと、クイズのようなもの何種類か出されて、手順を複雑化させてと先へ進めないような仕組みかもしれないとのこと。



これでは、おそらくこの先トラブルが続出するのではというのが息子の感想ですた。当然このジジイでは対応は無理でしょう。国もたいへんなんことを始めたものです。 


2020年10月3日土曜日

秋野菜

 五日前に蒔いたタマネギの芽が出て来ました。



このまま無事に育ってくれると良いのですが。タマネギは特に難しいようです。先日園芸店のチラシには苗の予約受付開始と書かれていました。昨日は、園芸店復活という文字の下にたくさんの花や野菜の苗が入荷したことを知らせる文字が踊っていました。以前でしたら、一散に買いに走ったところですが、今は違います。タネから育てる喜びに目覚めてしまいました。ですから、ほとんど苗を買わなくなってしまいました。今も種まきを待っている野菜の種たちが冷蔵庫で眠っています。ところが、悲しいことに畑に足が運べません。工房の絵付け仕事の締め切りが迫ってきてそれどころではなくなってしまいました。雑草に覆われる畑を横目で見ながら、歯ぎしりの毎日です。朝早くから、工房でせっせと筆を握っています。それでも、あと1ヶ月ぐらいはかかりそうです。なんとか種まきシーズンに間に合うと良いのですが。

2020年10月2日金曜日

メガネ

 今回の絵付け作業の中で、最も細かい作業に入りました。ところが、ここのところ、どうもメガネの度が合わなくなっています。どうやら遠視が進んでいるようです。いくつかのメガネを使い分けているのですが、細かい作業用が見えづらいのです。そこで、そのメガネの上にもう一つ○○ルーペを重ねてみました。焦点距離が十センチほど短くなって、ひとまわり大きく見えるようになりました。それで、今日の最も細かい作業を終えることができました。ただ、よく見える代わりに目の疲れが増すようです。ここと言うときに使うようにしないと、目の神経が持たない気がします。



シチュエーションに合わせて使い分けようと思っています。

2020年10月1日木曜日

ゴーツー

10月に入りました。今日から国のゴーツーキャンペーンも始まりました。うちにも書類が送られてきましたので、早速貼っておきました。



しかし、果たして、こんな離島の人里離れた工房にわざわざきてくれる人がいるのでしょうか。クーポン券の見本も送られてきましたし、我が工房のコードもできています。いったいどれほどの数が参加しているのでしょうか。何十万か何百万か、わかりませんがそれらが一つずつ別のコードを与えられて、それをスマホで読み込むと瞬時に対応すると言うのですから、ただただ驚くばかりです。息子に説明してもらいましたが、よく理解できませんでした。あまりの進化に全くついてゆけません。繰り返しになりますが、期間中に一件でも利用者が来てくれることを願わずにいられません。 

2020年9月30日水曜日

明日は10月

気がつけば 、もう9月も終わり。明日は10月です。今年は本当、いろいろありましたが、あと余すところ3ヶ月になってしまいました。今日は、ろくろ体験が一人。それも外国の方です。


と言っても、東京在住ですが。今は海外からの観光客はいませんから。去年は結構、日本語が全くダメな方達に、体験をしました。今日の人はかなり日本語が使えましたが、それでも難しい説明は英語でやる必要が出てきました。ところが、しばらく使ってませんから、簡単な言葉が出てきません。ただでさえあまり上手ではありませんんが、ますますコミュニケーションが取れなくなっています。言葉も使わないとどんどん忘れてしまうものですねえ。

2020年9月29日火曜日

害虫

 今朝、散歩の帰り、バス停の脇に何か杭が立っています。プラスティックのようなものが縛り付けられて、何か書かれています。カミさんが読むとアリモドキゾウムシの生息調査のようでした。この虫はサツマイモを食害して、昔このあたりでの栽培が禁止されたことがありました。確かもうひとつイモゾウムシというのも見つかった頃でした。他にミカンコミバエというのも見つかって、こちらは鹿児島本土でも最近発見されて問題になっています。今朝、畑を歩いているとオクラの葉に赤い虫が止まっていました。一目でアカホシカメムシとわかりました。この時期オクラの葉の上で何匹も連なって交尾しています。図鑑を見ると南西諸島までと書かれていますが、もうだいぶ前からこの島にも生息しています。見るからに毒々しい色をしています。畑の野菜には、もう数え上げるのも面倒なほど、いろいろな種類の虫たちが集まってきます。ほとんど美味しそうに葉とか果実を穴だらけにしてくれます。それだけ美味しいという証拠でしょうが。畑にタネにしようと枝豆を収穫しないで何本か残しておいたのですが、見事に跡形もなく消えてしまいました。一体何ものの仕業でしょうか。想像はつきますが、見たわけではありませんから、推測は言わないことにしておきます。

2020年9月28日月曜日

タマネギタネマキ

 工房の前の畑では牛の飼料を育てています。一昨日機械できれいに刈られ、日に干されていました。昨日はそれが別の機械でクルクルと円筒状に巻かれていました。今朝見ると何か被せています。白いビニール系の大きな袋がすっぽりと包み込んでいました。

一体どうやってあのようにしたのか見てませんからわかりませんが。技術は日々進歩しているようです。今朝は工房で絵付けから始めました。いつもは畑に直行するのですが。仕事の手順を入れ替えてみました。畑をはじめて、作業は朝と決めていましたが、ふと朝でなくてはいけないことはないのではと思ったのです。まして、今日はタマネギタネマキです。最初は畑にまくつもりでしたが、色々調べたところ、なかなか育てるのが大変だと知りました。そこで、育苗トレイに蒔いてみようと思ったのです。それなら、明るいところで作業した方が効率も良いし、今はハウスのビニールをはがしてますから、雨に打たれることも考えられます。そこで、午前中にタネを蒔きました。工房のベランダで、芽が出るまで世話をしようと思います。冬野菜もこの方法で色々蒔いてみようと思っています。


2020年9月27日日曜日

命日

 ラジオを聴いてたら、今日がジェームスディーンの命日と知りました。ネットで調べたら9月30日となっていました。



1955年ですから、五歳の時でした。出演作が三作だけでしたが、若い頃何度も見ました。どれも傑作ですが、やはり「エデンの東」が格好良かったなと思います。父親との葛藤。出生の秘密を知って歩く後ろ姿。映画を観たあと、映画館を出てくる人たちが、皆ちょっと前かがみでうつむきがちな姿でした。わずか24歳でこの世を去った天才。馬齢を重ねてしまった自分が恥ずかしくなります。

2020年9月26日土曜日

遮光

 昨日鉢に植えたパパイヤが元気がありません。朝から出かけたあと、陽が差して夏のような暑さになってしまいました。畑の脇の赤土にいい加減に植えただけで、いきなり強い日差しを受けてしおれてしまったようです。今朝、畑に降りてそれに気がつきました。まあ、たくさんあるから、少々枯れてもなどと思っていたのですが、瀕死の姿を見ると胸が痛くなりました。なんとかしなければと、水をあげて、液肥をかけ、古い遮光ネットを探してきて、陽を遮ってあげました。



夕方畑にゆくと、手遅れそうなのもありますが、だいぶ元気を取り戻してきたようにも見えます。しばらく、落ち着くまで、このまま様子をみようと思います。せっかく、ここまできたのですからなんとかシャキッとなって欲しいと思っています。

2020年9月25日金曜日

パパ嫌

間違えました。爺い嫌でした。今朝、里芋の畝に出てきた、パパイヤを植え替えました。鉢にです。なんと、60本近くありました。タネを蒔いた時は全く出なかったのに。畑の脇の土を掘って、鉢に入れて、植え付ける。延々と3時間かかってしまいました。なかなか抜いて捨てるということはできませんし。これからどうしようなんて考えませんけど。とりあえず様子をみようと思います。そのうち生き残れず枯れてゆくのが出てくると思いますし。今日、出かけたついでに、県道脇でパパイヤがたくさん育っているところを通過しましたが、思ったほど数が残っていませんでした。時間が経つと、だんだん枯れてくようです。そんなですから、とりあえず、手当たり次第に植えておいても良いかなと思ったりします。何本生き残るかわかりませんし。 

2020年9月24日木曜日

しずくペンダント

朝から雨です。時折激しく降ってきます。畑は無理なので、早朝からずっと 工房で絵付けです。昨日は仕事が進まず焦っっていましたが、今日ははかどりました。何しろほとんど休憩も取らずに頑張りましたから。そのせいか背中が痛くなりました。ガーデンチェアーはやはり合わず、元のコクヨの折りたたみ椅子に戻しました。明日は棚卸しと納品の予定でカミさんに頼んで、ペンダントを作ってもらいました。いくつかできた中の一つ、しずくのペンダントです。



トップはもちろん工房製、ビーズにはカミさんが昔、ロンドンで見つけたアンティークビーズも使っているそうです。ペンダントトップの一番人気はウミガメですが、今は売り切れて在庫がありません。あとは、しずくとやくしまとハートとトビウオの四種類です。絵付けの仕事が終わったら、また作りたいと思っています。

2020年9月23日水曜日

たぬき?しか?

今朝、ハウスで草取りをしていました。辺りはまだ真っ暗ですから、ヘッドランプをつけてました。すると、ハウスの外でケーンというような鳴き声がしました。見回しても何も見えません。ちょっとして、少し遠いところで今度は鋭くキーンと鳴いて静かになりました。たぬきだろうと思ったのですが、前に聞いた鳴き声とだいぶ違います。それでは鹿かなとも思いましたが、近頃鹿は姿を見せません。あるいは猿ということも考えられます。猫でないことは間違いありません。少し前に、ハウスの脇を草取りしていたら、四つの光る眼に見つめられたことがあります。あれは大きさや動きから、猫に違いないと思いますが。夜明けが近づきますと、ヘッドライトに小さな虫が集まってきて、耳のあたりが痒くなります。蚊ではないようですが、正体がわかりません。しばらくかゆみが取れません。畑に降りるときは、虫除けスプレーをかけるのですが、あの虫たちは物ともしません。夜行性の動物に、夜明けごろに活発に動く虫もいます。まあ、夜明け前の時間にゴソゴソ畑を動き回っている人間だっているのですが。 

2020年9月22日火曜日

野良

 昨日の朝、里芋の畝の近くで草を取っていると妙な葉が見つかりました。最初はワルナスビがこんなところに生えて来たかと思いましたが、棘がありません。それではオクラかなと思ったのですが、何か違います。もっと切り込みが深く、いかにも外来植物という雰囲気でした。ネットでもしらべてみましたが、わかりません。今朝も、別の里芋の畝に同じ形の葉を見つけました。昨日の畝はビニールでマルチをしていましたが、こちらはマルチなしです。でも、里芋の畝だけからなぜこの草は出て来たのか、謎が深まります。しばらく草取りを続けているうちにあることを思い出しました。梅雨が終わって、畑が乾燥し始めた時、畑の脇に積み上げていた草を畝にしいたことをです。野菜の残渣や雑草を積み上げて、ビニールシートをかぶせておいたものです。そこに、台所から出た野菜くずや生ゴミも混ぜていました。それで、ハッと気がつきました。あの草の正体は、なんとパパイヤではないかと。



毎朝のスムージーにハウスで育てたパパイヤを使っていました。その時タネは生ゴミ容器に入れてたのです。あれから、2ヶ月、今頃芽が出て苗になっていたとは。実は夏に一度、育苗箱にタネをまいたことがあります。しかし、全く芽が出ず、諦めました。それがなんと、捨てた方のタネが育っていたとは。偶然発芽の条件が揃ったのでしょうか。最初に見たとき、三、四本だろうからちょうどよく、畑の隅にでも植え替えようと思ったのですが、よく数えると20本近くあります。これは考えなければ。変なところに植えたら後々どうしようもなくなりそうです。せっかく出てきた苗ですから、無駄にはしたくありませんし。我が家の畑はどんどん野良天国状態になってきました。これからどうなることやら。

2020年9月21日月曜日

シルバー体験

 今日は敬老の日。この地域では75歳以上が敬老会の対象のようです。だから、こちらはまだ、ご老人に奉仕する立場。そんなわけで、今日も一日せっせとお仕事。午後は手びねり体験一組。大阪からの二人組です。湯のみとお皿、もう一人は箸立てと鉢を作りました。



近頃はスマホに作りたいもののイメージ写真を入れてくる人が多くなりました。箸立ての写真を見せてくれました。結構ハードルが高そうです。紐作りで大きなものを作るのは、初めての人には難しいから。それに縄文杉登山の疲れが残っている様子。なんとか無事作り終えましたが。シルバーウィークとはシルバー世代が働くという意味でしょうか。

2020年9月20日日曜日

セプテンバーレイン

朝、畑に降りようと外に出ると、雨がしとしと。諦めて、工房で絵付け。珍しく、ラジオはNHK。年取った母が、夜中に目が覚めると聴いているの、と言ってた「ラジオ深夜便」。妙に懐かしい。畑のイチジクがカラスに食べられた、などという、たわいない話題。ラジオ体操も流れてくる。日本人は変わらないなあという感慨。一日中時に激しく、時に穏やかに降り続く。つい油断して、昼寝から目が覚めたのは一時半。夕方の雨音を聞いていたら、「雨がこんなに悲しいのなら私一人で生きてゆけない〜」なんて歌が浮かんで来た。


2020年9月19日土曜日

体験連休

 体験連休シルバーウィーク初日は、体験で始まりました。ろくろ体験です。一人がかなりの経験者で自分でどんどん進めてゆきます。ありがたいのですが、なんとなく気になって、他の人たちの指導に集中できません。つくづく難しいものだなあと思いました。本来、初心者相手のコンセプトで組んだカリキュラムですから、想定外なのです。



まあ、なんとか無事作り終えましたが。明日からまだ三日のお休みが残っています。無事乗り切れると良いと思います。

2020年9月18日金曜日

連休

 明日から連休ですねえ。もうすぐお彼岸が近いというのに、今日の蒸し暑さには参りました。工房の温度計は30度越えでした。工房の入り口と展示場の入り口には消毒薬が置いてあります。



見ていますと、お客さんで手を消毒する人はほとんど見かけません。マスクは大抵つけているのですが。最近始めたことがあります。買ってくれる作品を包装する前に必ず、布巾で拭くことです。誰が触ったかわからない器を持ってゆくので、気分的なこともあるとは思いますが。体験に来てくれるお客さんで、近頃病院関係の人が増えて来ました。マスクをきちんとつけてくる人もいますが、全くしない人もいます。まあ、一日中勤務中はつけているのでしょうから、仕事から解放されたときぐらいは、外したい気持ちもよくわかります。テレビのニュースでは、飲食店などで、アクリルの仕切りを取り外す動きが出ているようです。国民もそろそろコロナ疲れが出て来始めているのでしょうね。この先、どういうふうになってくのでしょうか。

2020年9月17日木曜日

秋の空

 秋の空夜中に大雨が降ったようです。午前中に時折激しい雨。ところが、ネットの天気予報では屋久島の降水確率は0パーセントになっていました。誤差というには違いすぎているように思います。昨日の夕方、干しておいたせんん炊くものの雑巾が、ほんのちっと湿っぽかったので、そのままにしておきました。朝方の雨ですっかりびしょ濡れになっていました。秋の天気は予想が難しいことのたとえで、なんとかごころと秋の空と言います。なんとかのところには、入れる言葉がそれぞれに違うようですが。欲している雑巾、何度も洗い直しているうちにすっかり、黄色っぽくなってしまいました。



粘土のついた手を拭くのに使っているためです。中には穴が空いてボロボロのもあります。処分した方が良いとはわかっていますが、なかなか捨てることができません。性分というのでしょうかねえ。早い話、ケチということだと思います。

2020年9月16日水曜日

西

釉薬掛けをしました。色面の器たちです。自分で名づけた技法ですが。色の釉薬を大胆に分けてモダンな雰囲気を狙っています。この仕事には釉抜き剤を多用します。



今は油性の他に水性があって随分幅が広がりました。昔はロウ抜きという方法が主流でした。そのあとにラテックスというゴムを使うやり方が広がりました。うちではそれらのいくつかの技法を組み合わせて表現します。まだまだ発展途上ですが。ところで今日ラジオで東京の西荻窪で結成されたヒップホップグループが紹介されていました。青春時代を過ごした街ですから、懐かしくあの頃を思い出しました。その名もオギーウェストというそうです。そして、今暮らしている地域は西開墾というところです。屋久島に来てからこの西開墾にずっと住み続けています。つまり、西荻窪から西開墾に移ったということになります。英語でいうとウェスト ツー ウェスト ということになりますか。だからなんなんだという話ですが。どうも西という地名に縁があるようです。 

2020年9月15日火曜日

モンステラの果実

工房の入り口のベンチのところで、モンステラがたくさんの実をつけています。



台風10号の風にも負けずにしっかり頑張っていました。ところが一昨日の朝、二つほど地面に落ちて蟻がたかっていました。どうやら完熟して落下したようでした。拾って工房に置いておきましたら、工房中にむせ返るような甘い香りが充満してきました。これまで、この実が甘いということは知っていましたが、姿を見ると口にする気がせず、落ちるに任せていました。去年初めて恐る恐る食べてみたところ、その濃厚な甘さに びっくり、ただちょっとえぐみも感じられましたが。今年は家に持ち帰って、朝のスムージーに加えようと思っています。このモンステラ、最初はミニ観葉植物のセットを買った時、混じっていたものです。直径五センチぐらいのポットに入っていたのがいつの間にか大きく育って、工房の主のようになってしまいました。生命力がものすごく、切って捨てた葉から根を生やして、あっちこっちに広がっています。家の方にもなん株か、どんどん巨大化しています。あの時10種類ぐらいあった観葉植物達もいつの間にかほとんど消えてしまいました。ただいくつか屋久島の気候にあったのがあります。その代表がモンステラです。他に、自宅の入り口の脇にセロームがやはり巨大化しています。もう一つ、ベランダに、名前は忘れてしまいましたが、大きな鉢で二階のテラスまで伸びて、大株になったのがあります。そちらも育ちすぎたので、一度切り詰めたのですが、気がついたらまた大きくなって、重すぎて動かすことも難しくなってしまいました。それにしても、モンステラとはよくも名付けたものです。まさに、化け物のような生命力です。

2020年9月14日月曜日

イス

絵付けをしはじめて、まだ三日目ですが、腰が痛くなりました。一日中同じ姿勢ですから、当然ですが、この仕事はもう何十年もやっています。使っているイスもほぼ同じ。コクヨの折りたたみイスです。ちょっと低めなので、座布団を3枚重ねています。何か良いイスはないものかと考えましたが、家にあるものも、良さそうなのが思い浮かびません。仕事場の床はもともと土間にセメントと珊瑚の灰を練って固めたもので、でこぼこです。ですから、ある程度柔軟性がないと安定しません。ふと、思いついたのが、ガーデンチェアーです。大きめて、スタックできるように作られたプラスチックのイスです。



早速持ち込んで座ってみました。これまでの折りたたみ椅子と比べるとだいぶ座面が高いようです。ただ、凹 面になっているのでお尻の安定は良さそうです。座布団を一枚減らして作業してみました。広いし、ガタつきも少なくこれはいけそうだと思いましたが、欠点も出てきました。長い時間の間にはある程度姿勢を変えることで、一箇所に負担をかけないようにするのですが、ハマりすぎてそれがしにくいのです。それに、あぐらを組もうとすると、肘掛けが邪魔になります。肘を切ってしまおうかというと、きっと弱くなるからやめたほうが良いと、息子に言われました。どうも帯に短し襷に長しのようです。これから、1、2ヶ月。椅子との戦いが続きそうです。

2020年9月13日日曜日

絵具溶き

絵付けの仕事で最も大事なのは筆と絵具です。筆はここ数年新しいのは買ってませんが、長年使い込んだのがたくさん鳩サブレの缶に入っています。絵具は一色ずつ容器に解いて使っていますが、ちょっと前まではプリンやヨーグルトの容器を利用していました。ところが最近、豆腐の小分け容器が使いやすくて愛用しています。家で食べた後の容器を貯めておいてもらいます。それを決まった段ボールの箱にしまっていたのですが、その箱がなぜか見つかりません。昨日から何時間も探し回りました。とうとう諦めて、何か他の容器を探そうかなと思っていましたらふと頭に浮かびました。あれって、ひょっとして捨ててしまったのではということです。春に豆雛を作った後、使いそうにないものを処分してしまったのではと。そして、使いやすい豆腐のケースはどこかにしまったのではと。休憩室のタンスを探してみました。ありました。きっちりと重ねて、しっかりまとめておいてありました。なんだか喉に引っかかった骨が取れたようななんとも言えない晴れ晴れ気分になりました。それにしても、歳をとるということは困ったものです。わずか半年前のことが頭からすっかり抜けてしまうんですから。なんにしても、問題解決で、ホッとしています。春に使った絵具も出てきました。



ラップしてプラスチックケースに入れておいたら、今でも使えそうです。ケースの密閉度には脱帽します。 

2020年9月12日土曜日

ボディーブロー

 朝の畑作業をして、台風10号のダメージがボディーブローのように効いていることに気がつきました。野菜たちはもちろんですが、鳥よけの網が里芋の葉に蜘蛛の巣のように絡みついて、簡単には外れません。泣く泣く葉をちぎるしかありませんでした。これまで気がつかなかった、バジルが折れて、スイカ、カボチャも跡形なく消えてしまいました。ビニールを剥がしたためになんとかウリハ虫に食べられなかったメロンも餌食になって、枯れるのがもう目の前です。そんな中で、いくつか救いも見つかりました。蒔き直した、人参の芽が出てきました。つるなしインゲンも出ています。

そして今日も体験ひとくみ。まだ、別の電話が入ったのですが、コロナ以後、1組限定と決めましたので、お断りさせていただきました。



三人、それぞれ、ものすごい集中力で、力作ができました。

2020年9月11日金曜日

山水道

今朝は畑ではなく山を這いずりまわりました。山水が止まって、故障箇所を探すためです。なかなか見つかりません。家の下の畑にはヤマモモの大きな木が一本、台風に倒されて横たわっています。ちょうど、山水のパイプに乗りかかる形です。鉈を持って、枝を切りながら、水漏れを探しますが見つかりません。それではと水源地近くの山の中をカズラを切りながら探し回りました。そこでも見つけられませんでした。そうこうするうちになんとなく水が来始めました。推測すると、水口に溜まった落ち葉が何かの拍子でとれて、一旦空になったタンクが再びいっぱいになって、途中のパイプにエアーが溜まって、それが時間の経過とともに抜けて水が来たということのようです。なんにしても修復できてよかったと思います。朝、もう一つの作業をしました。ジャガイモの催芽です。秋のジャガイモは芽がなかなか出ないで土の中で腐ってしまうものが多いとのこと。そこで、床を作って芽を出させてから畑に植えると良い、ということを本で知りました。前回その作業をしたのですが、見事に失敗、全て腐ってしまいました。そこで再挑戦です。前回は水はけが悪いのが原因だと気がつき、今朝は、砂を使ってみました。水をかけるとジャーっと一気に滲み出てゆきます。これならうまくゆくのではと、期待が膨らみます。野菜作りは失敗がつきものです。うまくゆかなかったとしても、めげていては進むことができません。何度でもチャレンジしないと上達しませんから。そして、台風以来、工房で見合わせていた体験作品を送ることができそうです。荷物が多い時に出すとどうしても壊れてしまうリスクも高くなります、そこで落ち着くのを待っていました。



明日の船で送り出します。 

2020年9月10日木曜日

台風後の手びねり

山水が止まってしまい、川にゆきたいと思いましたが。結構一日中、降ってましたので、増水しているだろうと諦めました。午前中集落から頼まれた器の包装、午後は納品準備、三時から体験でした。手びねり体験は、目が離せませんからどうしてもつきっきりになってしまいます。



台風10号が去って、日常が戻ってきました。台風前に、素焼きも生の作品も、焼きあがった作品まで、屋根を飛ばされた時に備えて、風が当たらないところに避難させたことが夢のようです。もしそんなことになっていたら、今頃こうしてはいられなかったことでしょう。今回はなんとか無事であったことに感謝です。次はどうなることやら、油断はできませんが。 

2020年9月9日水曜日

畑とアンテナ

 今朝は、畑におりました。やはり思った以上に酷いことになっていました。オクラもトウモロコシも風に倒されていました。何よりも今が盛りだった三尺ササゲが棚ごと潰されていました。きゅうりネットに絡みついて、鳥よけのネットとも絡み合って、泣く泣くすべて抜いてしまいました。ネットもハサミで切り破りました。畑の周りを囲ったサルよけネットもあっちこっちで絡み合っていました。惨状に胸が痛くなります。趣味の菜園でもこんなに辛いのですから、専業の農家さんで被害にあった方々、死活問題でしょうね。自然を相手の仕事の厳しさを改めて知らされました。昼休みには吹き飛ばされたBSアンテナを設置し直しました。これまで屋根の上に取り付けていたのですが、今度は少しかげになる場所を探しました。その場所で果たして衛星をキャッチできるか心配でしたが、なんとかテレビが写ってくれました。



これで、大風が吹くたびに直す手間は省けそうです。それにしても、古くなった工房の壁はボロボロです。骨組みはまだしっかりしているのですが。できることなら手を入れてゆきたいところです。もう築三十五年以上経ちますし。廃校になった木造校舎を移築しました。一体その時代から何年経っているのか、見当もつきません。よくもまあ、ここまで頑張ってくれたと感謝でいっぱいです。

2020年9月8日火曜日

台風過ぎて

台風10号が過ぎまして、丸一日が経ちました。こうして日記に向かっているということは無事だった証拠です。どんな台風だったか、ある人は「すごかったあ」と言いました。またある人は「なーんも吹かんかった、テレビでの騒ぎはなんだったかよ 」という声も聞かれました。どちらも正直な印象だと思います。ただ。大きくて猛烈なエネルギーを持って通過したにしては被害が少なかった、瓦も飛ばされなければ屋根、壁も剥がされたとほとんど聞きません。まあ、地域によって被害も違うのでしょうが。どうして、大きな被害が出なかったのか。素人の思いつきを書いてみます。今回の台風はあまりに巨大だったので、エネルギーが地面近くよりも少し上空で発散したのではないでしょうか。これまで、家を壊されたり、屋根を吹き飛ばされたりしたような台風は、もう少し小ぶりでぎゅっとしまっていて、風が吹き出すと吹き方が小刻みにいろいろな方向から吹いてきたような印象がありました。今回のはゴーゴーという凄まじい唸りが聞こえてくるわりにはどーんと突き当たるような風がすくなかった気がします。まあ、注意しておくに越したとことはありませんから、メディアの姿勢はこれで良かったと思います。かといって、テレビなどでの大げさな報道ぶりに怒りを覚える人の気持ちもわかるような気がします。そうは言っても昨日今日と、まだまだ後始末に追われています。それに肝心の畑にや行かないようにしていますし。今見たら、何も手がつかなくなりそうです。どうせ、夏野菜はもうダメでしょうから、これから秋冬野菜に向かって、少しずつ復活させたいと思います。何はともあれ、ここに無事の知らせを書くことができたことを報告させていただきます。

2020年9月5日土曜日

台風待機

 朝、頑張って、ハウスのビニールを撤去しました。



その他飛びそうなものもとりあえず片付けました。あとはできることがありません。すぐ南の十島村は全員が島から避難したそうです。こちら屋久島ではほとんどの人が島で台風を迎えることになります。昨日、ある地元の知人と立ち話。「かなりの台風が来そうですね」「風速80メートルってどんな風が吹くんだろう」「家、飛んでくんじゃない」笑いながらこんな会話でした。誰も経験したことがない風です。これから工房の周りをざっと見て、戸締りをして、家に戻ります。おそらく明後日まではあちらで過ごすことになりそうです。なんとか、やり過ごすことができましたら、また日記を続けることができると思います。どうぞ、皆様も、お達者で、グッド ラック!。

2020年9月4日金曜日

台風対策と買い出し

 朝はビニールハウスの片付け。それから街に買い出しにゆきました。昨日はフェリーが来たはずですが、お店の棚はガラガラでした。台風9号で欠航が続いてみなさん首を長くして待っていたようです。パンもないし、インスタント麺の棚もほぼ空っぽでした。今日の船の到着を待てば色々手に入ったのでしょうが待ってられずに諦めて帰って来ました。まあ、来週10号が去ればまた来るでしょうから。帰って来て工房の雨戸のない窓に板を打ち付け、ガス窯と薪ガマの煙突に蓋をしました。工房周りの飛びそうなものを片付け、あとはビニールハウスのビニールを抑えている紐をすべて解きました。全部で50本。そのあとは入り口周りのビニールを剥がしました。



継ぎ接ぎだらけでなかなかはかどりません。後ろ側とメインの大きなビニール剥がしは明日にすることにします。これですっぽんぽんになってしまいます。車で走りながら他のハウスはどうしているか様子を見ましたが、ほとんどはそのままで台風を迎えるようです。少し西にずれそうなそぶりもありますが、そこまでの度胸はありません。パイプをつぶされたらおそらく再びハウスを建てることはないと思います。やるだけやってダメなら致し方ありませんが。植物はまた、一から育てれば良いことです。何れにせよ、どんな風が吹くのか見当がつかないのが不気味です。

2020年9月3日木曜日

宿命

初めて屋久島に来た時も、台風で欠航が続いて、やっと船が出航した日でした。1972年の七月でした。あれから四十八年、どれほどの台風に見舞われて来たことでしょうか。工房の瓦が飛ばされて、雨漏りで家の中がずぶ濡れになったこともありました。窯のレンガの煙突が倒されたこともありました。台風がらみで色々な出来事が思い出されます。そして、令和二年、台風10号が向かっています。息子はヨーロッパモデルやアメリカモデル、米軍モデルと様々なコンピューターシュミレーションを比べながら一喜一憂しています。一喜はありませんから一憂二憂しています。何れにしても相当の影響は間逃れ得ないことでしょう。まあ、命までは奪われないでしょうから、希望を捨てずに耐えてゆこうと思います。とりあえず、明日は備蓄用の食材を仕入れに行こうと思います。島に台風がくればまず停電です。そして水の確保。島を通過する一日か二日、なんとか過ごすことができれば、あとは成り行きでなんとかなると思います。 体験作品を濡らさないようにすること。焼きあがった作品を壊さないようにすること。



この二つがまずは優先事項です。

2020年9月2日水曜日

木の葉と10号

9号が行ったと思ったら10号です。進路が気になります。最初は四国方面かなと思っていたら、だんだん方向が西に移動して、とうとう屋久島のすぐ西が、現在の予想進路です。島の西側を通る台風がこの地域には最も怖いのです。被害が最もひどくなります。今朝、早速畑の資材置き場のビニールシートを剥がして、ミニハウスとビニールハウスの寒冷紗も外しました。次はビニールをどうするか。おそらく剥がさないとパイプが持たないと思います。暴風が吹けばひとたまりもなく、ぐにゃぐにゃにされてしまうでしょう。まして、これからどこまで発達するか、検討がつきませんし。木の葉皿を作りましたが、どうも気がそぞろで集中することができません。

いろいろ考えることが多すぎます。週末まで、まだ日がありますが、不気味です。迫り来る恐怖心からのがれることは難しいようです。

2020年9月1日火曜日

人参と包装紙

朝は人参の種を蒔きました。前回蒔いたのは結局失敗して、全く芽が出ませんでした。今日の予報は雨らしいので、蒔いてみました。ところが朝の一雨以後は風は吹きますが、降りません。これでは、前回の繰り返しになりそうですから、様子を見ながらジョウロでの水撒きです。工房では押し入れをひっくり返して、包装紙の整理をしました。九月はいくつか包装しないといけない仕事が待ってますから。足りなければ注文しようと思っていましたが、あるはあるは、驚くほどたくさん眠ってました。午後は小皿の仕上げ。先週、準備していたタタラで小皿を作りました。

気がつけば今日から九月。今年も余すところ三分の一です。悔いの残らないよう、しっかりやってゆきたいものです。

2020年8月31日月曜日

霧吹き修正

今日、釉掛けをしていると、二重掛けの釉薬がひび割れしてしまいました。うちの工房では釉薬を何度も重ねてかけることが多いのですが、二回の重ね掛けで割れることはあまりありません。あとからかけた釉薬がかなり濃かったようです。そんな時は剥がしてやり直すか、指で押さえてそのまま焼くことが多いのですが、今回は思いついて、霧吹きで水をかけて、濡れたところで指で押さえるということをしてみました。

そのまま、指で押さえたりこすったりしても、焼きあがるとヒビは必ず出てきます。指で押さえても生地には密着していないからです。釉薬掛けは、素焼きの吸水性が大切な役割を果たしています。水分を吸収する時、釉薬がしっかりと固定します。だからもう一度水分を加えて、生地に吸収し直させればひび割れも目立たなくなるのではと考えました。うまくゆくかどうかはわかりませんが、やってみることにしました。陶芸の技法書やネットの情報には、案外細かいところは書かれておりません。古くからの産地では、当たり前のように行われていることも、独学でやっている人には、謎であることもしばしばあります。畑仕事でも、そんなこともわからないのかと笑われるようなことを何年も続けていることがあります。そんな時は誰かのやっていることを見るのか教えを乞うのが一番なのでしょう。百聞は一見にしかずです。おそらく頓珍漢ばかりやっていると思います。だから、人よりもはるかに遠回りしているのでしょう。まあ、それも楽しみではありますが。

2020年8月30日日曜日

つる返し

サツマイモのつる返しです。今朝は家の下の畑、昨日はハウスの後ろの畑でした。ハウスの方は黒のマルチを張っています。

家の下はマルチなしです。マルチを張った方は暑さのせいか、植えた苗の半分近くが枯れてしまいました。今も、何株かが黄色くしおれかかっています。以前から元気がなかったのですが、何とか救いたいと水を撒いたり、肥料をやったりしました。危機は脱したと思いましたが、やはり本当ではないようです。もしかすると何かの虫が根っこをかじっているのかもしれません。家の下の方の一畝は比較的元気なようです。そのほか勝手に出てきた芋づるがあっちこっちで葉を茂らせています。温泉の近くで自家用野菜を作っている人の畑は今年は、カライモは完全に姿を消してしまいました。うちの畑のように何とか生きているだけでもありがたいことかもしれません。ここへきての雑草の伸び方もすごい勢いになっています。ただ、夏の草とはだいぶ種類が変わってきて、いかにも秋草という風情です。同時に落ちダネでわさび菜が育っています。畑に根付いて、三年目ぐらいになると思います。不耕起栽培にはこうした恩恵があるようです。草取りは大変ですが。とった草は野菜の根元に敷いておきます。それがだんだん土に帰って、少しずつホクホクしてくるという仕組みです。気の長い話ですが。今朝の畑作業は、夏の盛りと比べるとだいぶ楽になってきました。ただ、山水が出なくなってしまい、水源地に上がる途中で、軽トラが止まってしまいました。焦りましたが、下り坂を利用してなんとか工房までたどり着きました。ひょっとしてと、燃料を入れたところ、エンジンが動いてくれました。ガス欠だったようです。車の電気系統がおかしいようで、表示が点灯しなくなって、ガソリンの残量もチェックできなくなっています。時々思い出したように、復活するのですが。人間も機械も、年をとるとあっちこっち故障が増えてくるようです。

2020年8月29日土曜日

夏の体験作品

まだまだ残暑の厳しい日が続いています。午後の四時で工房の温度計は32度。風があるだけ助かりますが。今朝、工房に7月に体験に来た人の家族から催促の電話が入りました。二、三ヶ月お待ちくださいと言ったはずなのですが。でも、良く考えたら七月からだとそろそろ一ヶ月が過ぎようとしています。そろそろ作品を焼き上げる準備を始めても良いかなと思い、作品を整理しました。

すると、どうしても二点、作品が見つかりません。焦りました。どこを探しても無いのですから。ひょっとしてと、離れを調べたら、コンテナーの中に、紛れていました。ほっとしたと同時にどっと疲れが出ました。こちらも、夏の疲労が蓄積していますし。朝早くからの畑仕事と暑さと心労も手伝って。安倍さんではありませんが、持病だって再発しますよ。昼食を済ませてちょっと一休みと横になったら、目が覚めたのが二時半、なんと2時間も昼寝してました。体調を崩さぬように、無理せずボチボチやってゆきたいものです。

2020年8月28日金曜日

今日は手びねり

今日は手びねり昨日はろくろ。体験工房は、エンドレスで続いています。

制作の日々を、繰り返しつつ、雨が上がると、日が差して、風が渡れば、次の台風の芽が育って、明日がどうなるか、誰も予測がつきません。安倍政権が突然終わり、誰がこの先担うのかも、全く予想がつきません。景気も経済もまさに混沌として、それでも人は生き抜かなければなりません。しっかり地に足をつけ、一歩一歩進んでゆくしかないのでしょう。 

2020年8月27日木曜日

憩室炎II

昨日は家で寝込んでしまいました。一昨日の晩から、右の脇腹がズキズキするので、前になった憩室炎かなと思ったのですが、一晩寝ればと楽観していました。ところが朝になっても痛みが続いて、漢方の練薬を貼って、横になることにしました。すると悪いところが熱を持って火のように熱くなりました。一日、静かに過ごし、薬を張り替えて、今朝になってだいぶよくなりました。まだ、ちょっと違和感は残っていますが、今日から仕事場に下りて制作を再開しました。角皿を作るためのタタラづくりです。今回はスラブローラーで土を伸ばします。たたら板を使ってスライスするときもあるのですが。スラブローラーの方が粘土がよく締まって焼いた時の変形が少ないようです。ろくろ仕事よりは楽かなあと思いましたが、土練りの回数が多くなるので、体にはなかなかきつい仕事です。

昨日からあまり食べていませんし。お腹に力が入りません。ところが練り終わった土を切ってみると、いつもより綺麗に練れていて、空気が全く入っていません。どうも、力任せにガンガンやるよりも、少しセーブしながら丁寧に練った方がうまくゆくようです。まあ、柔らかめの土を使ったということもあるのですが。日中は雨もおさまって穏やかな天気が戻ってきました。今朝は雨が降っていましたので、畑には下りることができず、ビニールハウスで、島唐辛子の苗を植え付けました。それから、ニューメロンに敷き草を敷いたり、本来なら6月に行うような作業をしました。畑では三尺ササゲのネットが雨水の重さで倒れています。ここのところの大雨で草もものすごい勢いで伸びています。明日、畑で仕事ができると良いのですが。

2020年8月25日火曜日

夏の名残

気がつけば八月も余すところ1週間を切ってしまいました。心配していた台風もどうやら逸れてくれそうです。朝の散歩も薄暗い中を歩き出すようになりました。なんだか、夕方のツクツクボウシの鳴き声が、切ない気分にしてくれます。今年は体験は無理かなと思っていたのですが、振り返ると大勢の方々が来てくれました。密を避けるために一組限定だったのですが。それぞれの人とのふれあいが思い出されます。八月の体験作品を素焼きし終えて、こんなにやったのかと改めて思い出されます。

まあ、これからが本当の仕事になるのですが。お客様の希望にいかに添えるように焼き上げるか。何しろ今年は特別な年ですから。おそらく、出来あがった器を見て、新型コロナで起こった様々な出来事が脳裏をよぎるに違いありません。それが、いつか、懐かしい思い出とし心に刻まれる日が来ることを祈らずにはいられません。

2020年8月24日月曜日

種芋

秋のジャガイモ栽培を試みようと、種芋を注文しました。二種類で1キロずつ、届いたのはこれだけでした。

これでなんと3000円です。3000円じゃがいも買ったらどれだけ買えるんでしょうか。まあ、腐らないように殺菌してますし、種苗会社も儲けないといけませんから。それにこちらも趣味の菜園ですし。ジャガイモは何度か挑戦しましたが、大体失敗でした。草に負けて消えてしまうというパターンで。一度だけ、カミさんから、芽が出てしまったメークインをもらって育てたら、そこそこなりましたが、土寄せも知らず、肥料もほとんど入れず、食べるとガシガシして火が通らないおかしな芋ができてしまいました。娘が中学生の頃、テニス部の活動費の足しにしようと、広い畑を借りて皆で育てたことがありました。その時はプロの指導がありましたから、なかなかの出来でしたが、後で種芋代や肥料代を引くとほとんど残らなかったという苦い思い出があります。農業で稼ぐのが如何に大変か改めて知りました。今回は高価な種芋を無駄にしたくないので、早速本で学んだ芽出しに挑戦してみました。うまく芽が出たら、頑張って、大きな芋を収穫したいと思っています。まさに取らぬ狸の皮算用ですが。夢は大きい方が楽しみがありますから。

2020年8月23日日曜日

にんじん種まき

八月十日に蒔いたにんじんのタネが全く芽が出ません。去年も同じことがあって蒔きなおしました。思い出したのですが、全く同じ農書を参考にしました。その人の書いていることが間違っているというより、この地域と我が畑の土とが合ってないのだと思います。袋を見ますと発芽適温が20度から25度となっていますが、ここは30度以上ありますし。それにいろいろな本を見ますと書かれている内容がバラバラです。乾かさないために水をまけもあればしっかり踏みつけて水を撒くなもあります。最初は水を撒きませんでしたが、途中から毎朝撒くようになりました。そういう軟弱なやり方も良くなかったのでしょうか。ところで、古い野菜畑という雑誌の中の記事で、この人の書いていることはうちの栽培法にあっているなあというのがありました。本にもなっていることがわかりました。早速調べて見ますともうすでに絶版になっているようです。十年前の本ですから。それではと中古で探しましたら見つかりましたが、値段がだいぶ高くなっていました、定価1600円が3000円近くします。一晩悩みましたが、思い切って買うことに決めました。それが昨日届きましたので早速読んでみました。

にんじんの種まきは一晩水につけてから蒔くと書かれています。手間はかかりますが、やってみる価値はありそうです。にんじんも暑さに強そうな沖縄の島にんじんの種を注文してみました。それから、時期ももう少し暑さが和らぐのを待って蒔こうと思います。野菜を育てるのは、順調にゆくときは簡単だなと思うのですが、一度失敗すると、なかなか次は苦労します。そんなところも陶芸とよく似ているようです。ていうか、どんなものでも、共通しているのかもしれません。野球だって、負け出したらどんどん勝てなくなってしまいます。スワローズの話ですが。去年の指定席にどんどん近づいているような気がします。そんなときはあれこれ必死に足掻いてやるしかないのかもしれませんねえ。何かきっかけがつかめるかもしれませんし。

2020年8月22日土曜日

受難

工房の入り口をすぐ入ったところに置いてある器が受難にあっています。息子が挽いた刷毛目の平茶碗。今日、きてくれたお客さんが「これ割れちゃったんですけど」といって、奥で製作中のところへ持ってきました。まだ乾燥中ですから脆いのですよといって、受け取ってろくろの下に捨てました。気の毒に思ったのか、器を一つ買ってくださった。なんだか、こっちが気の毒になってしまいました。先日も、やはり誰かが持とうとしたらしく、割れたのが見つかりました。そちらは、そのままで帰ってしまったらしかったのですが。なぜ同じ器ばかりが受難に合うのか、不思議になる。つい持ってみたくなる魅力があるのだろうか。それとも、作りが薄くて、壊れやすいのか。誰でも簡単に触れられるところに置いている我々も悪いのだとは思うのですが。

とにかく、現在制作を終えた器があふれていて、置き場所がなくなって、つい展示場にまで積み重ねて置かざるを得ない状態なのです。なんとか、素焼きだけでも済ませておきたいところですが、そちらもなかなかはかどらりません。離れの倉庫にもあふれていますし、ちょっと今は我慢の時かもしれません。

2020年8月21日金曜日

躊躇

午前中のお客様。小さなお子さんとお母さんでした。「ここって自分たちで作ことができますか」と尋ねられ、思わず「は、はい!」と答えてしまいました。

つい躊躇したのは昨日の新型コロナ陽性者が出たことが原因です。その後の情報では、17日に島に入って19日には島から出て、接触者からも陽性が出ていないという、こともわかってきました。ちょっと安心しましたし、今のところ広がりもないようです。かといってこの先これで良いのかという懸念も生じています。だからと言って、体験を全て断っては、正直工房の維持が難しくなってしまいます。おそらく、島の観光や商業に携わる人たちに共通の悩みでしょう。この先どうなってゆくのか、心配は尽きることがありません。

2020年8月20日木曜日

懸念

午後三時ごろ、突然防災無線から町長の声が流れました。屋久島で新型コロナの感染者が出ましたとの知らせでした。とうとう来たかというのが最初の感想です。と同時にどうしようかとの思いも。我が家には重い基礎疾患を持った子供がいます。まずはどうやって守ったら良いのか。同時に家内も高齢者ですから、共にどう防備すべきかと。放送では詳しい情報は夕方発表するとのことでした。ただ、風評を流したり、医療機関にむやみに駆け混んだりを戒めていました。確かにそのとうりです。でも、今後の情報がどの程度までもたらされるのか、そして、現実に感染したときどう対応したら良いのか、あまりにもわからないことばかりです。もし自分が感染したら、島の病院が受け入れてくれるのか。おそらく無理だと思います。では鹿児島本土に送られるのか、その場合はどのような交通手段が使われるのか、家族にもし感染者が出た時、例え無症状だったとしても、どこで養生したら良いのか。それ以前にPCR検査は島で受けられるのか、次々とわからないことが浮かんできます。おそらく島民全てが同じ思いではないでしょうか。まさに懸念ばかりが広がってゆきます。もう一つ、心配があります。それは発達しながら、こちらを伺っている台風があることです。今後の進路、発達状況、まだまだこれからではありますが不気味であることは間違いありません。不安ばかりが広がってきます。

そんな中今日もいつもと変わらぬ制作で一日を過ごしました。