2020年12月19日土曜日

遠方より

 遠いところから知人が訪ねて来られました。山形の呉服屋さん。昔、東京で個展を開いていた頃、顔を出してくれたり、銀座のギャラリーで呉服の展示会を開いた時には、併設の小さいギャラリーを使わせていただいて、個展を開かせてもらったこともありました。子供が小さい頃は、屋久島で、釣りに行ったり、バーベキューをやったりと、思い出が多く残っています。昨日、出かけている、留守によってくれましたが、どうしても顔を見たいと、今朝、再び立ち寄ってくれました。長いことお会いしてないうちにお互いずいぶん歳を取ったもので、あちらは4歳年下の66歳とのことでした。帰り際に、また来ますと言い残してゆきましたが、ふと、浮かんだのは、もしかすると、もうお目にかかることはないのでは、ということでした。あちらも、お父上が屋久島に持っていた土地を整理したという話をしていましたから、島をおとづれることもないのかもしれません。ここ数年、年賀状だけで近況のやりとりしていた方々から、卒業の旨の知らせをいただくことが多くなりました。うちも、そろそろ終わりにするかと、口にはのぼりますが、やはり、お世話になった方々への、年に一度の挨拶ぐらいは続けても良いのかなあと、なかなか踏み切ることができません。まあ、現役で仕事をしている間は、頑張って続けようかと思っています。