2022年9月30日金曜日

小吉

 きのう、勝小吉著、「夢酔独言」が届きました。この本、ある101歳の本好きの方が薦めていました。前にドラマで「小吉の女房」というのを見ました。それから祖父の本棚にあった子母澤寛の「父子鷹」という本も読んだことがあります。いずれも「勝小吉」が主人公。勝海舟の父です。江戸末期、貧乏旗本として生きた男の生き様が描かれています。あの時代に破天荒に生きて、それでいて一本筋が通った硬骨漢。臨太郎という、のちの大政奉還を無血で成し遂げた男を育て上げた、江戸っ子の侠気が伝わってくる快作です。

2022年9月29日木曜日

漫画

 最近届いた漫画を紹介します。どれも古本ですが。まずは、前にも触れたと思いますが。滝田ゆうの寺島町奇譚。旧遊郭街で育った少年時代を描いた自伝的作品。次は、「黒猫堂商店の一夜」。藤宮史さんの木版漫画集。木版を彫って漫画にするという、手間のかかる方法で描かれた私小説風な作品。主人公が猫の姿で心が静まってきます。それから昨日届いたのが「ゼロ戦レッド」。子供の頃、戦記物大好き少年だった時代に夢中になった作品です。まだ月刊誌の時代、赤い零戦に乗った独立戦隊の活躍を描いています。ストーリーも絵も、今でもみごたえがあります。もうすぐ、ちばてつやさんの「紫電改のタカ」も届きます。

2022年9月28日水曜日

お悔やみ

 佐野眞一さんがお亡くなりになったそうです。心よりお悔やみ申し上げます。佐野さんといえば戦後を代表するノンフィクション作家。日本を引っ張ってきた方々からお話を伺って、紹介してくれました。いろいろ読ませてもらいましたが、好きだったのは、大河ドラマでも扱われた渋沢栄一の一族、渋沢敬三と民俗学者との交流を描いた、「旅する巨人」。当時の実業家が学者や芸術家のパトロンとして援助する姿が描かれていました。もう一つは、「誰にも知らされたくない戦後沖縄」。(ごめんなさいタイトルや内容があやふやで)。沖縄の戦中戦後の影の部分に日を当てた渾身のルポルタージュです。あの作品で、当時の様子を知ることができました。奇しくも、今週で戦後50年の沖縄の暮らしを描いた朝ドラ、チムドンドンも終わりになる、そのタイミングでこの世をさるという、不思議な縁を感じました。そしてもう一つ。国葬の陰で、戦後の日本の影の功労者たちの姿を映してくれた、一人の作家の死を悼んでおります。


2022年9月27日火曜日

底力

 昨日、車を走らせていると大きな枝が折れていたり、杉の木が倒れかかっていたりして、台風が残していった爪痕が目につきました。あの大きな台風がまっぽうしでした。まっぽうしとは島の言い方で直撃という意味です。大したことはなかったと思ったのですが、やはり、しっかりと被害は被っていた様です。ご近所の畑では電柱が倒され、家のシンボルツリーのカシの木は葉が茶色く変わって、大きな枝が折れていました。大きな台風には底力があって、太い木を根っこから浮かせるようなパワーを秘めているのでしょう。まだまだ台風シーズンはこれからです。油断をせずに備えを固めたいと思います。

2022年9月26日月曜日

連覇

 昨日は劇的なサヨナラでセントラルリーグの連覇が決まりました。息を呑む様な投手戦。まさかの幕切れ。ファンとしては興奮の一瞬となりました。今日はまだ余韻が残る中、街に出ました。棚卸しのために。しかし、「人間万事塞翁が馬」とはよく言ったものです。行く先々で、嫌な思いをすることに。うまくゆかない時とはそんなものでしょうか。山あり谷ありと言います。今日のことは今日のこと。明日はまた新しい一日が始まります。忘れましょう。絶対、大丈夫!。


2022年9月25日日曜日

カミカゼ

カミカゼドローン。トルコがロシアに提供したドローンの呼び名だそうです。爆弾を積んで、突っ込んでゆく飛行体で、ヨーロッパではそう呼ばれているそうです。カミカゼとは、いうまでもなく、太平洋戦争終了間際に、日本軍が行った、学徒招集により編成された特別攻撃隊 の体当たり作戦のことを指しているのでしょう。だいぶ前のことですが、鹿児島の知覧にある特攻の資料館に行ったことがありました。若い学生たちの生の声に息を飲んだ思い出があります。まさか、あれから数十年、あの名前が復活するとは。二十一世にが始まった時、愛と平和の時代がやってくると期待を込めて語っていた人たち。しかし、人間なんて時代が変わっても、本質は変わることはない様です。相も変わらず、原爆で脅したり、殺し合いをしたり、お互いを非難しあって生きています。確か記憶が正しかったら、蒙古襲来の時に使ったのが神風という言葉だったと思います。太平洋戦争では神風は吹くことがなく、カミカゼドローンはウクライナの軍により撃ち落とされている様です。カミが人間を見放すことはないのでしょうか。


2022年9月24日土曜日

クリ

今年も栗が届きました。有田の友人から。去年は、カミさんが皮むきに苦労したというので、息子が、ネットで調べて、剥いてくれました。冷凍した後、熱湯をかけると楽だとか。しかし、なかなか簡単ではない様で、手が痛いと言ってました。こっちは、ずっと、釉薬がけ。細かいものが多く、苦戦しています。手でする仕事に、楽なものはありません。おまけに、歳を取ると。今日も、間違えた釉薬をかけてしまったり、釉薬が濃過ぎてボロボロ剥がれたり、思う様にゆきません。我が工房では、何度も重ねて釉薬をかけるから、ちょっとしたことでやり直すことが多くなります。焼き上がった後も、失敗が多くて、嫌になります。でも、人と同じことをやっていては、面白い結果も得ることができません。結果を恐れず、全力でぶつかるだけです。壁は乗り越えるためにあると思います。村神、ガンバレー!。

2022年9月23日金曜日

青空

 気持ちの良い秋の空が広がっています。爽やかな空気。透き通った、抜ける様な青い色。ようやく秋が来てくれた様です。モヤモヤすることはありますが。戦いが終わることはありません。生きている限り。だから、今日も1日、余計なことを考えず、せっせと手を動かすことにします。

2022年9月22日木曜日

昭和

 明治は遠くなりにけり。しかし、昭和も遠くなってしまいました。戦前の暮らしは知りませんが、団塊世代ですから。子供の頃の人情が、懐かしくなります。そんなわけで、昔読んだ滝田ゆうの漫画を手に入れて読んでいます。一回り上の方ですから、知らなかった下町の人情ドラマです。まず、ペンの走りがすごい。線描きの勢いがあって、ちょっとゴッホの絵の様です。それにアングル。高いところから俯瞰しているような絵は、頭の中で思い出を再構成している様な不思議な空間に導いてくれます。顔が独特、目、鼻、口が独特の表情で、誰も真似のできない新鮮な空間が浮かんできます。寺島町奇譚という漫画には、彼にしか描くことのできない、思い出の中の世界が再現されている様です。

2022年9月21日水曜日

彼岸

 今朝、お墓の掃除に行ってきました。お彼岸ですから。台風の風の影響は大したことがなかった様です。しかし、雨は酷かったので、川から引いている、水道はズタズタでした。昨日、半日がかりで何とか修復しましたが。家の下水に雨水が流れ込みトイレが逆流するということがありました。排水が間に合わなくなった様です。朝晩が急に肌寒くなってきました。押入れから毛布を引っ張り出しました。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだと思います。


2022年9月20日火曜日

一過

 一日遅れの台風一過の秋晴れになりました。昨日は風も強く時折雨も、舞っていました。大きな台風だと改めてわかりました。ただ、案外小さくてギュッとしまった台風の方が大きな被害がもたらされる気がします。それでも、「もうこの年だからいつ死んでも良い」などと、憎まれ口を叩いているのですが、いざ「命を守る行動を」と言われると、生存本能でしょうか、あたふたとして、恥ずかしくなります。今朝は何日ぶりでしょうか。いつものコースを散歩できたのは。どうやら大きな被害は見受けられず良かったと思います、ただ、公園の中を一台の車が、スピードを落とすことなく下りてきました。こちらが、道を避けているのに。つい、後ろを振り返って睨みつけてしまいました。カミさんは、運転手の顔を見たらしく、外国の人の様だったと言います。コロナも落ち着いて、円安もあって、これから海外からのお客さんも増えてくるでしょう。日本人とは別の、慣習の人も多くなるのでは。十分に気をつけてゆきたいものです。

2022年9月19日月曜日

小難

台風は大きな被害も出さずに、通り過ぎてゆきました。一体どんなことになるのかと、心配したのですが。特別警戒とか、大袈裟すぎると怒っている人もいる様です。でも、それほどひどい被害を被らずにすんだことに感謝したいところです。あの台風がもう少し西側を通っていたらと思うと、ラッキーだったのかも知れません。母が昔よく言ってた言葉に、「大難が小難」があります。もっと大変なことになってたかも知れない、良かったねということでしょうか。割とポジティブな考え方だなと今となっては思います。例えば、今のウクライナ。プーチンの脅しだろうと思っていたのが、あれよあれよと攻め入ってゆきました。今は泥沼。70年代のベトナム戦争を思い出します。それに加えて、核の脅威。一歩間違えば地球滅亡の危機です。今度の台風はまさに「大難が小難 」ですんだのかも知れません。これから進路にあたる地方の方、くれぐれも油断無き様にお願いします。

2022年9月17日土曜日

回転

台風の、 上空からの映像が出ていました。渦がはっきり映っていて中心には目が見えました。飛行機なのかヘリコプターからか、何にしてもそれほど高いところからではない様でした。衛星画像だともっとはっきりと渦巻き模様がわかります。エネルギーの元が回転運動だと。例えば発電、タービンを回して電気を起こします。車や飛行機だって、基本はエンジンやモーターです。それに人間も。野球は肩を中心にした腕の回転でボールを投げて、バットの回転で打ち返す。ベースを回って得点する。全ての基本は回転だと。地球は太陽の周りを公転して、自転の一回転が1日です。昨日ラジオで台風発電の話をしていました。あの。大きなエネルギーを利用しない手はないということで。ただし、2050年を目標とか。その前に人類が滅びなければ良いのですが。とりあえずは目の前に迫った台風14号。どの予想進路も屋久島通過を示唆しています。すっぽりと目に入りそうな予想。ただし、台風が西側を通過するか東側を通過するかで、風の当たりが全然変わってきます。当然島の中でも住んでいる地域によっても被害が変わるのです。誰もが、自分の家は無事であって欲しいと祈っています。こればかりは、台風が過ぎてわかることですが。何とか大きな被害が出ないことを祈るばかりです。

2022年9月16日金曜日

カミ様

 もうカミ様しかわかりません。台風の進路から逃れることは出来ませんから。できることをやるだけ。今日は、久しぶり、畑やハウスにゆきます。台風に備えるために。おサルさんたちも屋根の上を走り回っています。台風にそなえているのでしょうか。もう一つ。村カミ様。あとひとがんばり。祈っております。

2022年9月15日木曜日

ネガティブ

 台風の進路を見てたら、どんどんもモードが怪しくなってしまいました。プーチン、円安、カドカワ、国葬と。どれも手に負えないことばかりなのですが。散歩しながら、カミさんに向かって、つい口走っていました。どうなってしまうんだろうかと。わかっているのです。なる様にしかならないと。できることなど知れています。目の前の仕事をしっかりと、こなして行くだけ。あっ、一つ希望を見つけました。村上くん。明日からのゲーム、頑張って欲しいと。いつの間にか、スワローズの応援から村上くんの応援に変わってしまった様です。

2022年9月14日水曜日

一寸

 昔から寸法の単位は一寸から始まった様です。一寸法師、一寸の虫にも五分の魂、一寸先は闇などと。本当、わからないものです。次に何が起こるか。去年の秋でした、指を骨折して入院したのは。スワローズが優勝。今年に入って、ロシア軍のウクライナ侵攻。50年続いた仕事の終わり。村上くんの王さんに並ぶホームラン。大谷の記録。想像もつかないことばかりです。今、気がかりなのは、プーチンの動きです。この先どんなことが起きるのか。円安はどこまで行くのか。一寸先は闇です。

2022年9月13日火曜日

産地

 昨日の夕方のお客さん。久米島からだそうです。島の話で盛り上がって、なぜか牛の話。あちらも牛の飼育が盛んで、島で生まれて育てた後、売られてゆくそうです。その後は、どこかの有名ブランド牛となって市場に出るとか。全く屋久島と同じです。昨日の朝のニュース。トラックのEV化。そちらは、日本の部品を中国に送って組み立てるという話。グローバル化が進んでいる現在流通も複雑になりました。野菜の種なども、袋の裏を見るとさまざまな国の名前が出ています。地域を越えての効率化でしょうか。そういう流れになったということ。その辺のことを理解した上で、ものづくりをどう進めて行くか。よく考えることが大切だと思います。

2022年9月12日月曜日

濱っ子

 横浜の友人から送られてきた荷物の中に濱文様と描かれた手ぬぐいが入っていました。ハマフミという人への贈り物が間違えて入っていたのかと思ったら、それはハマモヨウと読むんじゃないのとカミさんが言います。ああ、濱っ子と同じ様な意味かとようやく理解できました。ちなみにハマスタは横浜スタジアムの愛称です。昨日はデーゲームでヤクルトとの首位攻防戦。手に汗握る接戦でした。入場者数も今シーズン、二番目の入りだったそうです。送られてきた手ぬぐいは早速使わせていただきました。猫が描かれた、レトロモダンの柄です。最近、朝から晩まで、FMヨコハマの放送を聴いています。とうとう、身につけるものまで横浜になってきました。ただし、野球だけは東京ヤクルトスワローズを応援していますが。

2022年9月11日日曜日

箸置き

 スプーンに続いて箸置です。昔の型を探し出しました。デザインはモンステラ、波 ハート、花などです。あまりに手間がかかって、ずっとお蔵入りしていました。なぜ、今頃引っ張り出したかというと、次のオブジェへの手馴しになると思ったからです。やっていて気が付いたのですが、何を作っても同じだということ。最後は、今の自分が映される、ということです。土の塊が、手の中で形を変えて、何かを表現する。それはたとえ、一個の箸置きでも、巨大なオブジェでも違いはないのだと思います。

2022年9月10日土曜日

スプーン

 探していた型が見つかったので、スプーンを作っています。今回は青や緑に焼き上げる予定です。青い釉薬をかけるためには化粧がけが必要です。ところがあの形。化粧をかけた後乾くまで、どのように置いておくか。考えました。洗濯物を干すための物干し器を使うことにしました。洗濯バサミでぶら下げようと考えたのです。ところがまだ土が柔らかいので、洗濯バサミでは潰れてしまいます。困ってしまい、思いついたのが穴を開けて紐を通して、その紐を洗濯ばさみで掴むという方法。なかなか手間がかかりますが、これしか浮かびませんでした。工房の中に、物干し器がぶら下がって、スプーンが吊るされているのは、なかなか異様な光景です。よく、誰かが作った器を見て、一体どういう方法で出来上がったのだろう首をひねることがあります。おそらく思いもつかないような作業をしているのでしょう。必要は発明の母とは、よく言ったものです。

2022年9月9日金曜日

味覚

 日差しが変わってきました。太陽の傾きで影が濃くなりました。秋の彩り。お店に並んだ野菜や果物。夏のスイカやメロンの横に葡萄や桃、梨。今朝のスムージーには葡萄と最後だろうメロン。冷蔵庫の桃やバナナ、りんごでミキサーがいっぱいです。なんとも豪勢なスムージーになりました。今朝の散歩の帰り、工房の屋根には猿の群れ。おそらく、どんぐりを食べにきたのでしょう。猿も人も、秋の味覚の季節になった様です。

2022年9月8日木曜日

探し物

昨日から探し物をしてたのですが、見つけられませんでした。一つはスプーンの型。石膏型です。もう一つは木の葉形のお皿の型紙。昨日の夕方急に入った注文品です。どちらもだいぶ前に使ってから、時間が経っています。あっちこっち探しましたがどうしても見つかりませんでした。今日は朝から出かける予定でしたから、午後まで家をあけました。帰ってきたら、息子が両方とも見つけてくれていました。近頃物忘れだけではなく、道具類も整理しないと、訳がわからなくなっています。息子に聞くと、案の定、ちょっと簡単には見つかりそうにない様なところにあったそうです。それにしても、よくそれを見つけ出したものだと感心してしまいます。断捨離と言いましょうか。身の周りの整理を始めねばと思い始めています。

 

2022年9月7日水曜日

夜長

 秋です。すっかり長くなりました。昨夜も五時間を超える熱戦でした。甲子園での阪神戦の話です。最後まで、どちらに転ぶかわからずハラハラドキ。途中から雨が降ってきて、終わったのが11時を回っていました。この前も、巨人との戦いで5時間オーバー。よく体力が続くものと感心します。見ているだけで疲れるのに。少し涼しくなりましたが。今朝は朝から爽やかな秋晴れです。台風もいなくなって、一安心。ただ、南の海には不穏な雲の塊がいくつか。まだまだこれからが本格的な台風シーズンです。油断大敵です。

2022年9月6日火曜日

陶漆

下り窯 。昔、作ってみたことがありました。誰もやらないことを試してみたかったのです。全く焼けませんでしたが。次は焼かない焼き物。今の世の中、持続可能な発展目標の時代です。脱炭素社会。焼き物作りとは反対方向。だから、エネルギーを使わなければどんなに良いことだろうと。昔の仏像で、土で作った上から、樹脂で固めたものがありました。乾漆と呼ばれた仏像です。だから陶漆はできないものか。漆は扱いがむづかしいので、別の樹脂を使って。今は、アイデアの段階ですが、少しずつ、実験してゆきたいと思っています。

2022年9月5日月曜日

色釉

 工房の釉薬はほとんど自分のところで調合しています。ベースとなる釉薬に色を付ける材料を加えて作ります。青ならばコバルト。緑だったら銅という具合です。色は大体、酸化金属を使います。コバルトなら酸化コバルト。銅なら炭酸銅か酸化銅という具合です。これは絵の具に使われるのとほぼ同じです。絵の具は、ベースになるものによって変わってきます。油に溶かせは油絵具。水性のノリなら水彩絵の具、プラスティック系だとアクリル絵の具といった具合です。絵の具は堅牢性が大切です。すぐに色が変わったり、褪せてしまっては困りますから。そうなると酸化金属が一番安定しています。錆びる心配がありませんし、鉱物ですから変質もしにくいですし。昔から、陶芸家の多くは釉薬を自分で作ってきました。それは焼成温度に合わせる必要があったからでしょう。画家が絵の具を自分で作るという話はあまり聞きません。まあ、日本画家が顔料を擦り潰したりすることはあったと思いますが。それと昔の画家。フェルメールが青い色を出すためにラピスラズリをすりつぶすところを映画で見たことがあります。話が長くなりそうですので、今日ところはこの辺まで。

2022年9月4日日曜日

アナナス

 工房の庭に鮮やかな赤い花が咲いています。昔、近所のおばちゃんが植えてくれたものです。場所があったのでしょうか。毎年増えて、今では群落しています。夏の終わりに真っ赤なエキゾチックな花を咲かせてくれます。名前も知らなかっらのですが、ネットで検索したら、出てきました。パイナップの仲間で半日陰を好み最低温度は五度。まさに屋久島にはうってつけの様です。ただ、あまりに派手な花をつけるので、積極的に育てたいとは思いませんでした。でも、彼らはしっかりと根を張って、少しずつ数を増やして、今ではしっかりと存在感を示しています。昨日の朝、草に覆われた庭を払ったときに発見しました。草払いをしなかったら、気がつかずにすぎてしまうところでした。萩や野菊もそろそろ花をつけそうです。まさに夏と秋の狭間を感じさせてくれています。


2022年9月3日土曜日

メモリアル アーチ

 おめでとうございます。50号ホームラン。フライかなと思ったのですが、伸びますねえ。村上選手のあたりは。松井選手以来の20年ぶりの日本人による50号だとか。同じ55の背番号を背負って。サイスニードが「村上、大大大大好き」。最後に村上から「サイスニード、大大大大好き」。とお返し。海の向こうでは30号10勝の怪物。令和の時代。頑張っています、若者たちが。

2022年9月2日金曜日

ミニトイ

 家のプチリビング(客間)のテーブルがミニトイでいっぱいです。気がついたら集まってしまいました。ほとんどがミニカーですが。バイクや飛行機、それとぬいぐるみ。最初は孫が喜ぶかなと集めはじめたのですが、今では自分が夢中です。ただ気になるのが造っている国です。ミニカーはほとんどがメイドイン チャイナかベトナム。中にいくつかイングランドとポルトガルが。ぬいぐるみはフィリピンでした。日本製は一つもありません。国内メーカーが発売元なのですが。バイクだけはイタリアからでチャイナ製。日本人の賃金が高くなって、低賃金の国で作る様になったということでしょうか。確かに、精巧に作られている割には価格が低い様に思われます。経済の減速ですから、致し方ないのでしょうか。昔は物作り大国と言われた時代もありました。もっと前は、安かろう悪かろうと言われましたが。同じ、ものづくりに携わっている身としますと、考えさせられてしまいます。中国やベトナムも経済発展が著しいとか。そうなると、自ずと賃金も上昇してゆくはずで、日本と同じことが起きると思います。今は、円安、輸入品がますます高くなるはずです。こんな時こそ、自国のものは自国で賄う。そんな社会が戻ってきてほしいと思うのですが。

2022年9月1日木曜日

彼岸花

「 白い花なら百合の花 黄色い花なら菊の花 悲しい恋ならなんの花 真っ赤な港の彼岸花」。浅川マキが歌っていました。バス停の横に一輪咲いています。確か、去年からです。県道の脇には夥しい数のオレンジ色の花。ノカンゾウだか、ヤブカンゾウだか。ゆりの花びらを細くした様な花。秋の到来を知らせる花です。台風の影響でしょうか。時折にわか雨が降ってきます。秋は台風のシーズンでもあります。