2024年3月31日日曜日

メランコリー

 昨夜眠れず、今日もつらい一日でした。歯が痛くて眠れない夜を過ごすなんて。午後にホームセンターから肥料が入ったと連絡が来たので、気分転換も兼ねて出掛けてきました。到着までに一週間たってしまいました。聞くと、異動シーズンでパレットが積めなかったとの事。無事戻ってくることが出来てよかった。痛み止めを飲むと眠くなりますから。軽トラの中で一人、「同期の桜」と「武田節」を歌って帰ってきました。

2024年3月30日土曜日

なかなか良くなりません。歯の痛み。薬が効いている間は 良いのですが。それでもお皿を百枚削り終えました。昼間は陽が差していたので器を外に出して乾かしました。もうすぐ四月。お客様もそろそろ一段落。次は五月の連休に向けて、作品作りに励みたいところですが。

2024年3月29日金曜日

豆皿

 一日がかりで豆皿を作りました。蹴轆轤で。朝のうちは調子が良かったのですが夕方になると歯が痛くなりました。ここ一週間ほど、肩が凝って最近は歯が痛くなって物を噛みにくくなりました。電話が鳴って、話をすると、さしすせそがうまく言えません。まさに歯抜け爺です。昨日よりは少しは良くなっていると思いますが、無理は禁物。どうも頑張りがきかない体になってしまいました。

2024年3月28日木曜日

水道

 山水が止まってしまい、水源地に上がりました。先日直したばかりですがまた同じところ、取水口が詰まっていました。新しく手に入れた長靴ですが足が冷たくなります。丈が短いせいでしょうか。工房に戻っても水の勢いがなくそのうちに止まってしまいました。どこか抜けているはずと思い、裏山から水道が通っているところを点検したのですが見つかりません。三時間も山の中を歩き回ったのですが。あきらめて戻ってしばらくすると少しずつ勢いが戻って来たようです。明日まで様子を見ることにしました。今日は、仕事の話が飛び込んできたりとなかなか轆轤に向かうことが出来ません。こんな日もあるさと、言い聞かせて自らを納得させることにします。

2024年3月27日水曜日

予定

 今日の予定、色々ありましたが、何一つとして達成できませんでした、朝の畑も、ひと畝、土をかぶせたかったのですが途中まで。化粧土も作りたかったのですが完成まで届きませんでした。その代りといっては何ですが、お客さんの相手が出来ました。お話が出来たことは良かったと思います。予定は未定にて確定にあらず。まさにそんな日となりました。

2024年3月26日火曜日

棚卸

 早いものですねえ。今年三回目の棚卸に行ってきました。雨は上がりましたが風が強い。まさに春の嵐といった天気。世の中もいろいろきな臭いですし。朝は大谷さんのテレビ出演を見ました。金額が大きすぎてピンときませんが。我々庶民の感覚とはかけ離れた世界。ロシアで起こったテロ。日々の平穏が守られることの難しさをあらためて知らされます。世界で起こっているニュースに心を奪われます。生きるという事。切ないものです。

2024年3月25日月曜日

宿

 午前中に、今度リニューアルしたホテルの関係者が打ち合わせにきてくれました。夕方には別のペンションの人が急にまとまったお客さんが来ることになって器が足りなくなったと必死の形相で探しに来てくれました。朝の散歩では、工房の近くで旅人宿もやっている人が、最近見かけないなあと思っていたのですが、急に戻って来たという事を語ってくれました。彼は実は建設関係の仕事についており、ずっと隣の馬毛島に行ってたという事でした。馬毛島では大規模な基地建設が進んでいるようです。何かとまわりはあわただしくなっているようですが、工房は静かな日常です。もうすぐ年度も変わりますがどんな新年度になりますのやら。

2024年3月24日日曜日

前流し

 流しとはこの島で梅雨の事です。前流しというのは梅雨の前に来る、もう一つの梅雨。よそではナタネ梅雨と言ったりします。ここでの別の言い方は木の芽流し。きれいな言葉ですよねえ。先日我が家の庭で木の芽を摘んで天ぷらで頂きました。木の芽とはいわゆるタラの芽です。そういえば先日水道の修理に川へ行ったとき、途中でタケノコを探しに来た人にあいました。島でこさんだけと呼ばれている細い竹の子です。もう出ているのかなあと思ったのですが、タケノコも出始めが柔らかくて美味しいもの。だから人よりも早く山に探しくゆくのでしょう。これから春の美味しい山菜が次々と出てきます。それも年々早くなるようです。雨の季節、アジサイも芽が膨らんできました。

2024年3月23日土曜日

サトイモ

ビニールハウスの脇の畑に里芋を植えました。植えたといってもただ溝を掘ってばらまいただけですが。後は土をかぶせて終了ですが生憎天候は下り坂 。当分は畑に下りることは難しそうです。その後、肥料を買いに走りました。ちょうど売り出しのチラシが入りましたので。ところが残念ながら売り切れ。代金だけ払って品物は後から。工房に戻って、調べると支払を証明する紙が見つかりません。まあ、レシートはあるのですが。ちゃんと肥料を受け取ることが出来るのか、心配になります。午後はお皿の削り。空が暗くなって今にも降り出しそう。春は雨が多くて器もなかなか乾いてくれません。

2024年3月22日金曜日

 今朝からサトイモの植え付けをはじめました。そろそろ芽が出てきましたから。サトイモは連作障害が出やすいという事で、最低五年は空けるようにというのが農業技術の本に書かれています。確かに去年連作したところは全然できませんでした。我が家の畑はあまり広くないので今年作ったらもう来年はどこに植えようかという事になります。おまけに今年はかなりの豊作でとても食べきれませんでした。しかしどこかに植えないとだめにしてしまいます。ハウスの横に場所を作りましたが植えてみると、とてもスペースが足りません。仕方なくダメもとで無茶苦茶密度の厚い植え付けになってしまいました。天候もどうやら下り坂。明日の朝は頑張ってせっせと植え付けに励みたいと思っています。

2024年3月21日木曜日

 先日、散歩用の靴が壊れました。歩いていたら底がパカパカに。愛犬が来た頃買ったもので、かれこれ十五年ほど履いたでしょうか。もう表皮は剝れて、下地がむき出しだったのですが、何とか用に立っていたので、履き続けていたものです。そして今日は長靴が破れました。こちらは、水道の修理のために水路を歩いていたら、水が入ってきて気が付きました。おそらく十年以上履き続けたと思います。丈夫なもので、農作業ではいつも世話になっていました。白い色のゴム製です。早速、同じメーカーのものを注文しました。どういうわけでしょうか。一つ壊れると連鎖的に次々と壊れることがあります。次はいったい何が壊れるのか。気になります。

2024年3月20日水曜日

ギャラリー

 いよいよきまりそうです。ギャラリーでの作品発表がです。数か月前に偶然工房を訪れてくれた方からのお話です。今回の事は、これから少しずつこの場でお話してゆきたいと思います。

2024年3月19日火曜日

ピリオード

 仏像制作はとりあえず今日まで。造りかけていた観音様は早朝からの作業で何とか完成という事にしました。まだまだ、もっともっと、手を入れたいところではありますが、いじくり回すと余計おかしくなりそうなので。あまり造りこみすぎると、動きがなくなりそうな。物を造るという事はもうちょっと、ぐらいが良い場合もあると思います。後は窯にゆだねることも必要かと。未練はありますが。止め時も大切。そして本業の器づくりに当分は励むことにします。

2024年3月18日月曜日

観光シーズン

 そろそろ春の観光シーズンが近づいてきました。家の庭ではタラの芽が出始めて、四月の移動も間近。リニューアルしていたホテルのオープンと、何かとせわしない季節です。工房にも、あれこれと電話やメールが来たりと、対応が忙しくなってまいりました。あれもしなけりゃこれもしないとと、気持ちも落ち着かなくなってきます。のんびり仏像などを作っている心のゆとりもなくなりそうです。しばらくは器づくりに励むことにしましょう。

2024年3月17日日曜日

観音様

 箱モノを作り終えて、特大の観音様に挑戦しています。石膏型でざっくりとフォルムを決めて、あとは手で形にしようと思っています。ところが原形が動きに乏しく、これをどういう風にしたら、魅力を出せるのか。悩んでいます。おまけに、かなりでかい。造りで高さが70センチ以上あります。少し乾いたところで思い切り動きを付けないと、置物っぽくなってしまいそう。明日から何とかしようと思うのですが、午後からあいにくの雨。仕方がないのでヒートガンで乾かしながら、チャレンジ中。過去これだけ大きいのもは初めてです。頑張らねば。

2024年3月16日土曜日

コンドル

 ユーチューブを見ていたら、ケーナの演奏が流れてきました。動画はマチュピチュの上空をコンドルが飛ぶ映像でした。「コンドルは飛んでゆく」のメロディーが何ともゆったりとして思わず見とれてしまいました。突然箱モノの上にコンドルを飛ばせようと思いました。箱の上にマチュピチュの遺跡を作って、空にはコンドルが飛んでいるというイメージです。針金で浮かせて空を飛ぶ感じにしたいと思いました。早速コンドル造り。これが難しい。どうしてもカラスやツバメになってしまいます。見たこともないものを造るのは簡単ではありません。あきらめて鳥のようなものという事で勘弁してもらう事にしました。変な物ばかり、最近造っています。

2024年3月15日金曜日

初鳴

 今朝、鳴き声が聞こえました。今年最初の「ホーホケキョ」。例年はもっと下手だった気がするのですが。鶯なんて名前、いったい誰がつけたのでしょう。青い空に澄んだ声が響くと、春だなあと感じます。毎年の事ですが。今年も聴くことが出来たと、なんだか嬉しくなります。朝はまだまだ肌寒いのですが。散歩道にはタツナミソウが紫の花を着け、百合がすくすく育っています。いつもの時間ですがだんだん明るさが増して、ヘッドライトもいらなくなってきました。

2024年3月14日木曜日

箱もの

 昨日は蓋物と書きましたが、四角いものはハコモノとも言います。箱モノは粘土を板状にして四角く組み立てふたの部分は後から切り離して、ずれ止めを張り付けるという方法で形にします。今日はずれ止めを付けてみました。蓋にする部分の内側に薄く切った粘土の紐を張り付けて蓋と本体が合うようにします。しかし正方形ではありませんから一か所しか合う場所が出来ません。それをわかりやすくするのが今日の肝。一目でわかるように作らないといけません。それに蓋にオブジェをつけるとなると重さで下がらないようにしなければなりません。何かで支えのようなものをつけることにしました。なんだか小屋を建てている感じ。どんどん形が崩れてきて、見苦しくなってきます。いったいどうやってまとめることが出来るのか、ますます迷路に踏み込んだようになっています。

2024年3月13日水曜日

蓋物

蓋物とは文字通り、ふたの付いたものという意味です。昨日から作り始めました。ろくろで造るのが早いのですが、丸いものしかできません。そこで板作りで四角の蓋物です。シュガーポットほどの大きさ。今の世の中砂糖をポットで出すところはあまりなくなった気がします。まあ、ちょっとしたアクセサリーとか飴でも入れたらよいのかもしれません。昨日は全然進まなかったのですが、今日は少し形が見えてきました。昼間は釉薬を掛けたり作り足したりでしたが、朝と夕方、蓋物に向かっています。蓋がずれないようにするのが難しく、その作業は明日になります。そして、蓋の上にオブジェを造るのが今回のミッション。どんなデザインが良いかあれこれと現在思案中です。

2024年3月12日火曜日

あした

 何やっても上手くゆかない日ってあるものですねえ。そんな時は、明日があるさと言い聞かせるのですが、一方では「あすあると 思う心の仇桜 夜半にあらしのたとえもあるぞ」という歌もあります。そういえば昨日カミさんが出先から戻ってきて、すっかり葉桜になっていたと話していました。今日の天気、春の嵐が吹き荒れていました。夜中の大雨から一転して青い空に大風。明日は穏やかな日になりますように。

2024年3月11日月曜日

午後から、日常が戻ってきました。工房で普段作っている器づくりです。ちょっとイレギュラーな仕事が多かったのですが、ようやく日常の生活です。気が抜けたような、安心できるような。ワクワクする仕事も必要ですが、落ち着いて腰を据えた、いつもの仕事も大切だと思います。 

2024年3月10日日曜日

お地蔵様

 何とか仕上げました。お地蔵様を合わせて5体。うまく立たずに、台がつぶれてしまったり、何度やっても傾いたり、乾きすぎて心棒が抜けなくなったりと、苦戦しました。そんなわけで一日がかり。特大の観音様まではたどり着けませんでした。明日に朝まで倒れないことを願っております。

2024年3月9日土曜日

 お地蔵さんの台を作りました。先日造ったお地蔵さん。余り細長くし過ぎて安定が悪く、ぐらぐらします。しかし、シルエットは変えたくない。そこで台を付けて胴体を短くすることにしました。どんな台にしようかいろいろ迷ったのですが、とりあえずろくろで円筒状に挽いて、カットして面取りにしました。角が立っていた方が、有機的なお地蔵さんと合いそうな気がしたので。これでお地蔵さんの身長は三分の二ぐらいになったでしょうか。明日は特大の観音様に挑みたいと思っています。

2024年3月8日金曜日

メランコリー

 今朝、器たちが旅立ってゆきました。ぽっかりと空いてしまった感じ。心の中が。そんなわけでお地蔵様を進めています。まさに神頼み。そうしたところ、次なる目標があらわれました。個展の話が出てきたのです。昨日、送られてきた会場の見取り図や手引きを見ながら検討を始めています。どんなものを送ろうかとか、時期はいつが良いかとか。まだ決まったわけではありませんが、何事も前を向いて進んでゆきたいと思います。

2024年3月7日木曜日

お地蔵様

 昨日から作り始めました。お地蔵様を。昔作った型を作り直してみました。前のは4頭身ほどのお地蔵さまでしたが、今回のは思い切って背を高くして14頭身ほどに。以前見たエトルリアの彫刻を参考にして。エトルリアとはイタリアのローマ帝国に滅ぼされた古代文明で、彫刻が立てに細長く伸びた造形で、おそらくジャコメッティーも影響を受けたのではと思うような不思議なバランスで、初めてその画像を見たときには、心に深く刻みつけられたものでした。ブロンズの彫刻のフォルムを焼き物で表現するのはなかなか難しく、まして細長い形だと倒れたり、傾いたりと苦労しています。これ一個では面白くないので群像のようなものにできないものかと、考えているところです。前に作った百済観音は8頭身でしたからまた一層細長くなってしまいました。果たして無事に焼き上がるのか、これからが正念場になりそうです。

2024年3月6日水曜日

梱包作業

 今月の中頃が締め切りの仕事。最後の梱包作業をしました。包みながらここはああすればよかったとかちょっと違ったかなとか、反省ばかり。先日は返品を食らってしまい、自信喪失。一生懸命やっていても、返品は切ないものです。手作りの仕事とは、毎回違う結果があらわれてくるものです。前のと違うと言われてしまうと、受け入れるしかありません。言い訳が許されないのがこの仕事の宿命。最後は返品してもらうか、作り直すかしかありません。ここにきて弱気な自分が恨めしくなります。

2024年3月5日火曜日

ダメージ

 昨日、午後の頑張りが抜けません。朝から体も心もグッタリ。おまけに雨。時折激しく降ります。前向きにならないととは思いつつ、ついイライラ。困ったものです。それでも体だけは動かして。仕事に励みました。息子たちは昨日一日頑張って、税金の申告を終えて、なぜかハレバレ。こっちとは対照的に。早く休んで明日からの英気を養いましょう。

2024年3月4日月曜日

なんちゃって百姓

 サトイモの芽が出てきました。以前買っておいたジャガイモも芽が出てきたので畑に植えてあげないと。そこで耕運機の登場。一年ぶりでエンジンがかかりません。隣の工場に持って行って、午前中は体験指導、午後から畑に下りていよいよ畑をおこそうとしたのですがどうも機械がかかりません。隣に訊きに行くと、スイッチをオフにしていたようでした。これでかかったら神さまです。我ながらお恥ずかしい事。さて、いよいよ耕運開始。ところが思うように進んでくれません。歳で力がなくなって、振り回されるばかり。誰も見ている人がいなくて良かった。へっぴり腰でよたよた。情けないことこの上ありません。足腰を鍛えないと、この先大変なことになりそう。途中から雨まで降ってきました。半日作業で肩で息して、足はふらふら。百姓なんて、どの口で言うのかと、我が身を恥じるばかり。最近難なくできると思ったことがどんどん難しくなってきています。軽トラに耕運機を上げたりおろしたりも、渾身の力でやっとです。これではなんちゃってともいえそうにありません。これからは似非百姓と呼ばないといけないようです。

2024年3月3日日曜日

心穏やかに

 心掛けても、なかなかうまくゆかないことが多いのです。ついついいら立ってしまったり。そんなとき自ら落ち着いてと、押しなだめようとするのですが。焼き物屋あるある。窯が上手くゆかない。狙ったものと違ってしまう。返品を食らう。いくら頑張ってもイメージと違ってしまう。乾燥中に割れてしまう。そんなことは、なぜか重なって起こるものです。今朝はまさにその通り。そんな時こそ自分を取り戻さなければと思いますが。死ぬまで、このストレスとの戦いが続くのでしょうか。

2024年3月2日土曜日

寒の戻り

 肌寒くなりました。三月ですが。三寒四温でしょうか。先日ひびの入った、如雨露を作り足しました。何かちょっとしたデザインを加えたいと、文字を入れたのですが、かなりイメージが違ってしまいました。本当はガーデンとかウェルカムとかありきたりの実時でよかったのですが、ターシャの好きな言葉「今日が一番いい日」としたかったのですが、英語が思い浮かびません。結局 「I LOVE TODAY」と入れました。ちょっと変だと思ったので、次のには「今がいちばん」と入れてしまいました。どう見ても雰囲気が違いすぎ。明日は消すかもしれません。

2024年3月1日金曜日

次男

朝から様子がおかしかったので心配したのですが、案の定39度越えの熱が出てしまいました。急いで診療所に連れて行きましたが、検査の結果はコロナもインフルも陰性。白血球もそれ程高くなくて、とりあえず点滴をしてもらいました 。最近おかしな病が流行っているというので、咳が一か月続くとか。ここ数年はあの伝染病の話題ばかりですが、世の中にはそれ以外にもいろいろな奴が悪さしてきます。今回の熱、次男にとって軽く通過してくれることを祈っております。