夜中、目がさめると、一時半。布団を抜けて、畑にゆく。空心菜の畝。カミさんが言ってた通り、丸坊主になっている。ついこの前まで食べきれないほど茂らせていたのに。顔を近づけてよく見ると、虫たちが蠢いている。やはり、夜盗虫の仕業だった。隣のさつまイモ畑を食べ尽くして、移ってきたのに違いない。雨がポツポツ降る中で、虫との戦いが始まった。ヘッドライトで照らしながら、捕まえてはバケツの中に。バケツには水を貯めて殺虫剤を入れてある。長さ一センチぐらいから大きいのは五センチほど。夢中で捕っているうちにだんだん雨が強くなったので、切り上げることにして、時計を見ると3時を回っていた。何百匹捕まえたか。しかし、カミさんが見たという、親指大の大きいやつはとうとう見つけられなかった。どこかへ移動したか土の中に隠れているか。そいつを見つけないと他の野菜もやられてしまうのか。隣にはネギ畑がある。どう戦うか、作戦を立てねば。それにしても今日一日、さすがに睡魔が襲ってきて参ってしまった。絵付仕事が終わってからにしようか。悩ましいところです。