2020年11月8日日曜日

納豆旅

高野 秀行さんの「幻のアフリカ納豆を追え」を読み終える。アジアシリーズに続く第二作。納豆のルーツを追うドキュメント。アジア辺境の旅に続き、西アフリカの国々を歩いて、納豆造りの現場を探る話。興味深く夢中で読み終えてしまった。中で、一つびっくりしたことがあった。それはハイビスカス納豆について。ハイビスカスといっても、実際はローゼルのタネを発酵させて作った調味料。先日何故かローゼルのタネを蒔いたところなので。本当は春が蒔きどきで、日本では秋に花が咲いてタネができたら枯れてしまうという。本来は多年草だが、日本の気候では冬を越せないから一年草として扱われるという。それを何故か、物は試しと秋に蒔いてしまった。それが思いの外、たくさん発芽して、現在成長を続けている。最初は春にもう一度まきなおそうと計画していたが、ここはなんとか冬越しできないかと思い始めたのです。今年の二月ごろは例年になく冷え込んでハウスの中でも夜間には3度ぐらいまで下がりました。、むかしは毎年そんなものでしたが、ここのところ暖かく、7度ぐらいまでしか下がらなかったのです。どうも10度を下回ると枯れてしまいそうですから、なんとか加温してやろうと、昨日、保温マットを注文しました。前の冬には踏み込み温床に挑戦しましたが、温度の維持が難しく、二月ごろには温度が上がらなくなってしまいました。そこで、文明の利器に頼ることにしました。うまく越年してくれれば来年は畑のあっちこっちに植えて、ハイビスカス納豆にも挑戦しようと思います。そうそう、その前に大豆を栽培して、自分で育てた納豆も食べてみたいと思います。幸い、今年は枝豆がよく取れましたし。それにしても、なんとまあ人に影響されやすい人間でしょう、我がことながら、呆れてしまいます。