2020年11月5日木曜日

香炉

先日、工房に来てくれたお客さんから香炉の制作を頼まれました。工房にあったものより一回り小さくして、青い釉薬で作って欲しいとのことでした。その時はどうしても断ることができず、おまけに代金も受け取ってしまいました。しかし後になって、冷静に考えると、外側に青い釉薬をかけるとどうしても流れてしまい、うまくできたことがありまぜん。かといって、流れない釉薬では綺麗な色になりません。今日、ロクロに向かって、成形しながらどうしたものか悩んでいます。途中までだけ色をつけようか。流れるのを見越して、土で受けを作ろうか。足のところだけ釉薬を剥がそうか。ある程度数を作って、いろいろ試してみるしかなさそうです。チャレンジすることは嫌いではありませんが、ある程度のクオリティーを保ちつつ、まとめることはなかなか難しいと実感しました。