2021年5月9日日曜日

ローゼル

昨日の空模様とは打って変わって、朝からからりと晴れ上がりました。しかし土はぐちゃぐちゃに濡れています。本来は外仕事は諦めるところですが、スコップで掘り起こしました。我が家はもともと田んぼだったところを開いたのですが、場所によっては、イネ科の強い草がはびこっています。そういうところは土が乾くと石のように硬くなって スコップの歯が立ちません。無理すると刃が曲がってしまうほどです。そんな場所は、濡れている時に刃先を少しずつ差して前後に揺すりながら根を切って掘り上げます。その土を手でほぐして、網の目のように張った根っこを取り除きます。足も手も膝も泥だらけになります。二時間ほどやっても数メートル四方がやっとです。4平米ぐらい終えて、庭の花壇に移動しました。そこも草に覆われてますが、さっきのところと比べるとだいぶ草取りが楽です。草を取った後にはローゼルを植えてゆきました。去年の秋にタネを蒔いてなんとか年を越した苗です。ローゼルは西アフリカ原産のあおい科の多年草ですが、日本では寒さで冬には枯れてしまい、一年草扱いだそうです。秋になると花が咲いてそれがハイビスカスティーの材料として使われます。去年の秋に種まきして100本ぐらい芽が出たのですが、半分は枯れてしまいました。ビニールハウスの中でも朝晩の冷え込みに耐えられなかったようです。生き残った株の中にはもう花を咲かせているのもあります。そんなローゼルを先日定植したパパイヤのそばに植えてゆきました。熱帯の植物同士で相性が良いのではないかと思ったからです。本当は畑で育てる予定でしたが、今朝突然思いつきました。アオイ科の野菜でオクラを去年一昨年と畑で育てたのですが、虫がひどくて丸坊主にされてしまいました。今年も苗が育っていますがどこに植えたら良いか思案中です。今日のような暑い日には、虫たちの活動が活発になります。植物の世話をしていると、心配事のタネがつきません。