2021年12月10日金曜日

苔玉

 今日は、島で苔玉を作っている人が来ました。来春に行われる物産展に一緒に出品することになりました。ブースもすぐ隣とのこと。その苔玉を乗せる台を作って欲しいという依頼でした。お皿のような鉢のようなものでしょうか。一緒に物産展を盛り上げたいということですから協力しないわけにはゆきません。ただ、我が工房の作品は最近はどちらかというとプレーンでシャープな、現代的な造形を目指していますから、真反対な自然で有機的な感じがのぞみのようです。昔の焼締だけをやっていた頃はそういう方向性もあったのですが、今はだいぶ変わっています。そのあたりをどうやって合わせてゆくかが課題になりそうです。一緒にやるわけですから、協調することも大切だとは思うのですが、ある程度の自己主張も、ものづくりの大切な要素だと思います。なかなか難題を突きつけられた気がします。