2019年9月25日水曜日

薬草

庭にゲンノショウコの花が咲いていました。ゲンノショウコは子供の頃、母が、あなたはすぐお腹を壊すからと、よく煎じて飲まされました。屋久島に来て、初めて、花を知りました。1センチほどの可憐な花を見て大好きになりました。

どくだみです。隣のおばさんのところから、一株もらって来て植えたら、庭のあっちこっちに広がりました。別名を十薬といって、その名の由来は万病に効くからということのようです。

葛の花です。ようやく咲き始めました。今年は、ちょっと遅い気がします。根っこは、あの有名な葛根湯の材料になるようです。風邪を引いた時の熱ざましに欠かせないうちも多いのではないでしょうか。

屋久島は薬島といってもおかしくないほど、薬草に事欠きません。ガジュツは島の特産で、肝臓に良いとされています。今、畑で元気に育っているバジルは、インドではトゥルーシーといって、不老長寿の薬草として、王様の庭に植えられたそうです。最近は、お茶にして、屋久島の特産にしようと、若い人たちが育てています。

どの花も、びっくりするほど、可憐なものばかりで、一輪挿しに生けると、心が休まります。