ぐい呑みはお酒。日本酒を呑むための器です。昔から小さくても湯呑よりも趣味性が高いという事で割高なようです。造る方も神経を使います。ろくろも一つずつ微妙に変えて、削りも一気に削るようにしています。一日ぐい呑みづくりをやっていると、調子が出てきたなと思ったり、思うようにゆかなかったり、リズムの変化が如実に表れます。本来は、あまり注文仕事でやりたくないところですが、今回はホテルからの依頼です。ですから大きさもある程度揃えて、かと言って手作り感を残しつつと、神経を使います。まあ、やりがいはあるのですが。一日取り組んで、最後の一時間、ようやく気持ちが乗ってきたところで今日もタイムアップとなりました。