2023年8月20日日曜日

金継

 古くからの陶器の修理法として金継ぎというのがあって伝統的な技術として継承されてきました。漆でくっつけて金粉で装飾するというものです。しかし現代では接着剤とアクリル系の素材で簡易的に修理することが多いようです。工房でも、以前売った器の修理を頼まれることがあります。接着剤も日進月歩でより丈夫で取り扱いも簡単な素材が出ています。そんな材料を今朝注文したところ、まさに修理の依頼がとびこんできました。見たところ角がちょっと欠けた程度で、修理の練習にはうってつけの器です。練習などといっては失礼な話ですが、スキルアップにはもってこい。新しい素材も使いつつ、何とか奇麗な直しに挑戦しようと思っています。