釉薬掛けを終えて、窯づめをして、看板を書こうと考えているところへ、宅配便の配達員さんがが来て、教えてくれました。もう、観光客は全くいませんと。それから、土産物屋さんも全部閉めていますと。二三日前は、それでも、たまに迷子のようにお客さんが来てくれることもあったのですが。我が工房も看板を下ろしていますが、今日からは、ついにクローズドを出そうと、看板に色を塗り始めました。なにせ、年中無休で、大晦日も元旦も店を開けてましたから、本当に緊急事態です。そこで、この際、思い切って模様替えをしようということになりました。これまで、作品を包んだり、袋づめをしていたスペースを移動して、お客さんとの距離が離れるようにすることにしました。
長い間棚ざらしだった作品は、思い切って壊したり、洗って別の場所に移動したり、この際ですから、整理しようと思っています。もう何十年も前に作って、素焼きのままで埃をかぶっているものも壊すことにしました。なんだか断捨離を始めた気分です。こんなことを始めると、終活みたいでちょっと縁起が良くない気もしますが。もうかなりの高齢者ですから、このコロナ騒動、なんとか生き延びることができると良いのですが。