朝からマスク作りを始めました。先日、防災無線で老人クラブ連合会が、会員に向けてマスクを作って、提出するよう放送が入りました。老人クラブには入ってませんが、同年代の人たちがマスクを作るのならば、ひとつ自分もやってみようと思い立ちました。まず布探しからです。工房のウエス用にストックしてある布の中から使えそうなのを押入れから探しました。晒し木綿と、シーツの生地、それからガーゼのハンカチが出てきました。長い間押入れで眠っていたものですから、まずは洗濯から始めました。
乾かしている間に、ネットで作りかたを調べて型紙を印刷します。今回はプリーツマスクを作ることにしました。ある程度乾いたところでアイロンがけしてシワを伸ばします。それを型紙に合わせて裁断します。あとは手順を見ながら、縫ってゆきます。手縫いですから、針に糸を通すのですが、あり合わせの針と糸の太さが合わず、なかなか穴に通りません。そんなところから悪戦苦闘が始まりました。布目が荒いようで糸に結び目を作ってもするりと抜けてしまいます。アイロンがうまくかからず折り目がすぐに消えてしまいます。縫い目が揃わずギザギザになり形が歪んでしまいます。二枚重ねで合わせ縫いの後、ゴム通しの部分は何度も折り返すので、分厚くなって針がなかなか通りません。せっかくきれいに洗った布が、触りまくって、薄汚れてしまいました。ゴムを通すのも、道具がなくて針金を曲げてなんとか間に合わせました。一つ形になりましたが、なんかよれっとして今一つの出来です。
最後にもう一度洗濯し直さないと衛生的にも使えそうもありません。たったひとつ作っただけで、すっかりくたびれてしまいました。
ちょっと見通しが甘かったようです。毎日、ものづくりをしているという過信から見くびっていたのかもしれません。まあ、時間はたっぷりありますから、明日も再チャレンジしてみようと思っています。