昨年の夏の終わり、島で民宿を営む人が陶芸体験に来てくれました。その時、在来のトケイソウを二ついただきました。たまたまみかん畑で拾って来たそうでした。どこかへ置いたまま、そのことをすっかり忘れていたのですが、何かの拍子にカラカラになって見つかりました。そのうち一つの実を割って、タネを取り出して、試しに土に蒔いてみました。もうだいぶ秋も深まっていましたが、運よく三つだけ芽が出て来ました。それをハウスに植えて、今はだいぶ大きく育って来ました。
昔はどこにでもあった在来のトケイソウですが、最近は実が大きな種類ばかりでほとんど見かけることがありません。売り物としての価値も実が大きい方にはありますが、在来はおそらく自家用のみだと思います。実は十数年前にビニールハウスを立てたときも実の大きなトケイソウ、いわゆるパッションフルーツの栽培が目的でした。それがいろいろな理由から、トケイソウ栽培を諦めて今はパパイヤとかドラゴンフルーツを育てています。それが、偶然ですが、またトケイソウを育てることになりました。大きい実のトケイソウは、人工授粉をしないと実になりませんが、在来は放っておいても実がつきます。今年の夏は、パッションフルーツの入ったスムージーが楽しめるかもしれません。朝から、頑張って型作りを終えて、夕方まで、マスク作りをしました。前に作ったものはだいぶ娘のいる福岡へゆきましたから、もう少し作り足そうと思ったからです。前回までのは、ゴムがきつく長くマスクをしていると、耳が痛くなりそうでした。そこで、今日はマスクの横の長さを少し長めにしてあまり耳に負担がかからないように工夫しました。作り方も少し簡略にしました。前回はちょっと頑丈にしすぎたと思いましたので。午後から初めて、24枚できました。これでトータル76枚作ったことになります。もう少し貯まったら、また娘のところへ送ってあげようかと思っています。