久しぶりに印を彫っています。昔、凝ったことがありました。いわゆる、方寸の宇宙の世界です。先日頼まれたコーヒーに名前を入れる仕事。最初は手で書こうかと思ったのですが、青い釉薬だと文字が浮かびそうもないので、いろいろ考えて判を作って、浮彫にすることにしました。石膏に彫ってみたのですが、どうもうまく文字が出てくれません。おそらく文字が大きすぎて,粘土が逃げてしまうようです。もっと細かい文字を彫らないと。ところが石膏ではもろくて小さい字が彫れません。そこで、依然うまくいった、オーブン粘土をつかうことにしました。探したのですが、買い置きがないことがわかりました。早速注文して、どうやら今夜届きそうです。明日はまた、印鑑彫になりそうです。オーダーメイドでお客さんの希望を形にするのはいつものことではありますが、難しいことだと思います。