今日、頼まれていた米寿の祝いの器を無事に手渡すことができました。記念の文字を入れてほしいという依頼でしたが、なかなか難しく、結局、印をを彫って文字を浮き立たせることにしました。釉薬をかけた後、文字のところをこすってはっきり見えるようにしました。きれいに出るのか心配でしたが、どうやら満足してもらえたようで、頑張った甲斐がありました。その仕事でとりあえず、注文をすべて作り終えたことになります。ほっとしたと同時にちょっと気が抜けたような気持ちです。去年の年末から春まではホテルからの注文と大阪のデパートでの展示で、ろくに休みも取れませんでした。正月返上で頑張ったのが懐かしい。今年はどうやらゆっくり過ごせそうです。今日の二人、そろってもうすぐ米寿を迎えるそうです。おそらく良いことばかりだったわけではなかったことでしょう。それでも、二人で乗り切って現在に至ったということは、なんとお目出度いことでしょうか。記念の品を作らせてもらったということは、ちょっとはおすそ分けを、頂いても罰は当たらないと思います。どうか、末永い幸せを祈っております。