2019年11月21日木曜日

たぬき

たぬきが出ました。朝の畑に。最初は猫かと思ったのですが。近づいても、なかなか逃げません。2メートルぐらい、もう手が届きそうな距離になると、少しだけあとずさりします。まるで、誘っているようでした。何度か繰り返しているうちに、畑に入りそうになったので、足元の、手のひらサイズの石を軽く投げたら、なんと頭に当たってしまいました。しばらくじっとしたあと、3回ほどでんぐり返しをして、川の方へと消えてゆきました。これで、もう来なくなるのかなと思いつつ、畑で作業をしていたら、反対側でかぼそい声が聞こえてきます。すると、反対側の川の方から、返事をするように鳴き声が帰ってきます。どうやら、親子のようです。あの時、誘うような動きをしたのは、小狸から、注意をそらそうとしたのでしょう。動物の、本能とはこういうものなのでしょうか。午後から、体験がふた組ありました。一組目が手びねり。二人のうちの一人は、どうやら外国籍の人のようでした。次のロクロ組はシンガポールからの家族づれです。

三人で来て、おかあさんは見学でした。大きなパスタ皿と、ドンブリを作ってゆきました。たぬきとの出会いに始まり、海外からのお客さんとの別れで今日も過ぎてゆきました。日々、畑で工房で、いろいろなことに遭遇するものです。