昨日の、午前の手びねり体験は、夏に来てくれた人の、2回目です。焼きあがった、器を気に入ってくれて、フェイスブックに載せたところ、イイネがたくさんついたと、今回は友達を誘って来てくれました。地元の人が体験に来てくれることは、それほど多くはありませんが、やりがいがあります。
器の販売もそうですが、観光のお客さんばかりでなく、島の人たちから、喜んでもらえることが、何よりですから。地産地消という言葉は、野菜ばかりではないと思います。昔は、村の鍛冶屋さんのような、お客さん一人一人の細かい希望を聞きながら、手作りで身の回りのものを作る文化がありました。ところが今では、大量生産されたものが、ホームセンターで、さらにはネット販売であっという間に宅配業者さんが運んでくれるようになりました。言い換えますと、我々のような、田舎で、ひっそりとものを作っている人間が生き残りにくい世の中になって来たということだと思います。でも、顔が見える距離で、お互いが意思を通じさせながら、もののやり取りをすることは、素敵なことだと思います。なんとか、頑張って、生き残れるよう、続けてゆきたいと思っています。