2019年11月16日土曜日

温床作り

園芸話です。ハウスの中に温床を作っています。来年の夏野菜に備えて、準備を始めます。今年、トマトが暑さでダメだったことは、なんども書きました。そこで、現在、年越しトマトを目指して、育生中です。それに加えて、夏のトマトも育てたいと思うのですが、どうしても、暑さで枯れてしまいます。そこで、暑い夏の前に、育て終えたら、良いのではと考えました。そのためには、早く苗を育てる必要があります。できることなら、一月ごろに種まきができないか。それで、色々調べると、温床という方法があることがわかりました。落ち葉と米ぬかの発酵熱で、苗の土を温めるわけです。早速、やってみようと、数日前から準備をはじめました。まず、ハウスの中の、温床を作るところを20センチほど掘り起こしました。そして、そこに枠を作ります。枠は建築用の断熱材の発泡スチロールを使います。それを、アルミテープで、貼り合わせて、組み上げます。あとは、あり合わせの木で枠の補強をして出来上がりです。

ネットで、人が使っているものを参考に、ある材料を工夫してみました。発泡スチロールも陶芸用に買ってあったのを屋根裏から見つけて使いました。製作費はゼロ円です。落ち葉は、周りの山から集める予定です。米ぬかだけは買わないといけません。以前は、この辺りでも、米作りが盛んで精米所もありました。そこにゆけば、籾殻も米ぬかもタダでもらうことができました。陶芸にも、色々役に立つ材料でした。窯をたくとき、作品の下に敷いたり、釉薬に使ったり。藁やもみは白い色を出すのにも使います。しかし、今ではそういう材料も、簡単には手に入らなくなってしまいました。ネットで買う時代です。それでも、できるだけ身近で手に入る材料で、陶芸も、畑もやってゆきたいと思っています。