2019年11月30日土曜日

土は生きている

今朝は、畑の草集めをしました。温床に入れるためです。畑の脇の何箇所かに、払った草を積み上げているところがあります。ハウスの入り口。上には、最近刈った草が乗っていますが、下の方はもう何年まえのものか、すっかり土になっていました。それもホクホク柔らかい土です。草と混ぜたら、穏やかに発酵するのではないかと、一緒に積むことにしました。ところが中からは、よく太ったカブトムシの幼虫が出てきます。知っているのもですねえ。そこが温かく栄養豊富だということを。彼らには申し訳ありませんが山に帰ってもらいました。別のところ、畑の脇にも山ができています。上の草を除けると、乾いて、白いものが広がり湯気が上がっています。どうも、自然に温床が作られている様子です。土着菌が草を発酵させているのでしょう。人の手を借りなくても、土と共に生物たちが、自らの力で環境づくりをしているのかと、知らされました。白いところが土着菌と言われる、遥か昔から住み着いている微生物に違いありません。そーっとすくって、刈り草と一緒に、温床へと移動してもらいました。温床の中には、一番下に山の落ち葉、その上には半分土に帰った草、そして完全に土になった腐葉土、最後は、先日刈ったばかりのサツマイモのツルを積みました。

間には、米ぬかと、この前、ホームセンターで手に入れたEM菌の元もパラパラふりかけました。きっと、目には見えない、様々な微生物たちがそこに生きていることでしょう。彼らが、活動することで、熱を発して、温床ができるのだと思います。そして、ゆっくりと、土に変わってゆくのでしょう。本当に、土は生きていると実感しました。