マンジュウゴテです。お茶碗のような湾曲した器をロクロ挽きする道具です。
真ん中の3つは黒檀で作りました。昔、倒産した製材所からもらってきた木です。多分、仏壇用に仕入れたようです。今は、原木での輸入はできなくなりました。硬いので、すり減ることがありません。粘土は意外と砂が混じっているので、杉や松のような柔らかい木ですとすぐにすり減って、年輪が浮いてきます。もう50年近く使っています。右の端のは、三日前、海岸で拾ってきました。波で磨り減った丸い石です。黒いすべすべした石は、濡れるとつるつる滑って、落としやすいです。この石は砂岩らしく表面がザラザラして、滑りにくく使いやすいようです。左端のはケーキやパン作りに使うソフトカードというものです。ペラペラしているので、たわみを利用すると、好きな丸みにできます。ケーキ作りの道具は、陶芸に使えるものが多いようです。