2019年11月18日月曜日

落ち葉拾い

朝、暗いうちから、裏山で落ち葉拾いです。家の周りは山に囲まれていますから、落ち葉はいくらでもあります。踏み込み温床のことを調べると、落ち葉と、米ぬかは必須のようです。そこで早速ヘッドランプをつけて集めることにしました。簡単に10袋ぐらい集まるだろうと踏んでいましたが、甘い考えでした。落ち葉だけなら、なんとかなるのでしょうが、一緒に枯れ枝が落ちています。それに思ったよりも薄いのです。枯れが進むと土になってしまうのでしょうか。その割には、土はふわふわではありません。細い木の根が細かく張り巡らされて、しっかり土を守っているようです。小一時間やって、ようやく二袋、集めることができました。

早速温床に入れてみましたが、あと二十袋は必要なようです。それに、あまり早く発酵をさせては、肝心の時に、温度が下がってしまうかもしれません。温床作りは人によって、ずいぶん違うようです。落ち葉と、ぬかだけの人もいますし、鶏糞や油粕を加える人、糖蜜を入れたり、納豆を入れる人。どのように発酵を進めるかで様々なようです。発酵でしたら、以前、パン作りにはまっていましたから、それなりに経験があります。夏には、暑すぎて、過発酵で失敗したこともありました。逆に、イースト菌が古くて、膨らまない失敗もありました。菌にも色々な種類があって、天然酵母を使ったこともありました。温床で、糠を使うのは、米ぬかが持っている納豆菌に働いてもらうためだと思います。それに落ち葉には、土着菌が住んでいるようです。それらの菌に、さらに発酵鶏糞についている菌などにも頑張ってもらって、糖分などを餌にして、発酵を促進しようということでしょうか。昔、陶芸で、粘りが足りない土に砂糖を混ぜて、菌の力で粘りを出す実験をしたことがあります。それに、化粧土に焼酎を加えて、菌に働いてもらって、化粧の付きを助けることもやりました。早い話、やっていることは、どちらも似ている気がします。ひとの暮らしは菌とは、切っても切れない関係があるようです。お味噌もヨーグルトも漬物も、お酒だって発酵が命なわけですから。