2022年5月6日金曜日

藤原氏

馳星周の「四神の旗」を読み終わりました。藤原不比等の四人の息子たちと長屋王との覇権争いが主なテーマ。長屋王は敗れて自害に追い込まれる。しかし、その後、四人の兄弟は流行病で次々と斃れてしまう。当時天然痘が猛威を振るったとか。現代の新型コロナとどこか重なる。そして当時は長屋王の呪いという噂が流れたらしい。人が生きるということは常に争いが絶えることはない。これも現代になっても変わることがないらしい。三部作として、三作目は執筆中とのこと。藤原氏の血は今の皇室にも流れている。人は血を受け継ぎ、次につなげながら命をつないでいるということでしょう。