2022年5月22日日曜日

アイスランド

 初めてのアイスランドの作家さんの本を読み終えました。警察小説です。人口30万と言われる小国。その歴史は、デンマークからバイキングが移り住んだのが始まりとか。国土は北海道と四国を合わせたほどの広さ。主な産業は漁業と牧畜ぐらいだったヨーロッパの最貧国。それが15パーセントという高金利政策で一躍富裕国に。先祖を辿るとほとんど血の繋がっているという火山の国です。地下を掘るとお湯が沸き、水道の水は100度のお湯を冷まして供給しているようです。一年のほとんどが雨か曇り。傘をさす習慣がないようです。滅多に陽が差さないので、お日様が顔を出すと、仕事が休みになったりだとか。そんな国でも犯罪が起きて、警察はどのようにして解決してゆくのか。読み始めると引き込まれてしまいます。翻訳者が上手で、まるで初めから日本語で書かれた話のよう。そうそう、あの国では姓ではなくて名で人を呼んでいるそうです。おそらくほとんどが親戚で人口が少ない国ならではでしょうか。電話帳には日本でいうと太郎とかアキラで乗っているそうです。目からウロコがいっぱいです。