2022年5月21日土曜日

ドキドキ

 今週は、若い娘さんの入浴シーンでドキドキ。七十過ぎの爺さんになっても。長男のバカぶりにも、我が身を見ているようで切なくなります。タンスの財布から小銭を盗んだり、親のウイスキーを隠れて飲んだり、挙げ句の果ては家出。恥多き青春でした。若気の至りというか。色々あって、東京から屋久島にたどり着いて、ほんと、たくさんの人たちに助けられました。どこの馬の骨かわからない若者に、ご飯を食べさせてくれたり、泊めてくれたり。ところは変わっても、あの時代はそんなことが当たり前だったのでしょうか。東京の実家でも、学生運動で腹を減らしたやつや、芸術論をふっかけに来て何日も泊まってゆくような連中を、何も言わずに世話してくれた親。ありがたいものです。

追記

今日はゆっくり過ごしています。朝のうちのどんより空も、雲が切れて暑くなって来ました。今読んでいるアイスランドの警察小説。陰鬱で重たいのですが、離れられなくなってしまいました。だから、今日はゆっくり読書。

朝ドラの三人の姉妹。一番上のお姉ちゃんはお兄ちゃんがあんなだから、自分がしっかりしなくちゃと、真面目な頑張り屋さん。でも、好きになった男が優柔不断。良くある話です。二番目が主役。典型的なわがまま末っ子型。猪突猛進、当たって砕けろ、青春まっしぐらみたいな。一番下はおっとり、おまけのこ。大人しくて病弱、まわりの心配ばかりの引っ込み思案です。でも、歌が上手い。伴奏なしで歌う澄んだ声が身にしみます。「ヤシの実」。西條八十の作詞かなと思ったらなんと島崎藤村でした。小説家であり、詩人でもある、あの「まだ上げそめし前髪のリンゴのもとに見えしとき、前にさしたる前櫛の花ある君と思いけり」の「初恋」の作者。青い海を前に歌うと一層心に響きます。