2020年3月13日金曜日

色面釉抜

今日は、色面シリーズの釉抜きです。シリーズとは小皿、小鉢、カップ、角の鉢などで、全てを色面で焼こうと思っています。

そもそも色面シリーズは、最近大好きなマーク・ロスコの絵に刺激されて始めました。それまでにも、ホアン・ミロ、ロバート・ラウシェンバーグ、モンドリアン、山口長男、など好きな作家はたくさんいますが、いずれも抽象画家で色の組み合わせが魅力的という共通点があります。中でも、ロスコの作品は思索的で、微妙な色のひびきあい、そしてほぼスクエアーな画面と引きつける要素が無限にあります。大抵が二つの色を上下に切り分けて、お互いが微妙に刺激しあって、深い宇宙のような世界が広がります。あんな世界を見せられるとため息しか出ません。まあ、こちらは、爪の先ほどにもたりませんが、いつかは、人の心をどこか遠くへと、翔ばせるような作品を作りたいと願っています。