2019年10月9日水曜日

にんにく発芽

中国産のにんにくが発芽しました。

ダメ元で植えてみたのですが、嬉しい結果です。今のところは発芽率は50パーセントぐらいですが、上々の経過だと思います。野菜畑では、中国産の生姜が元気で育っています。中国産だからと 侮ってはいけないと思います。中田力さんという人が日本人のルーツを医学的見地から研究した本では、性染色体の分析から中国からの渡来人と同じ染色体の分布が日本の各地で見られるということを発表しています。日本人のルーツの一つが明らかにその中国から渡来した人たちであろうと結論づけています。当然、その人たちが渡来時に野菜の種も持ち込んできたと想像できますから、日本の古来からの野菜や米が大陸から持ち込まれたのだろうということは間違いないことでしょう。そのような野菜たちが、日本の気候で淘汰されやがて順化して、日本野菜へと固定化されてきたものでしょうか。そんなわけで、今育ち始めたにんにくも、何年か作り続ければ、この屋久島の気候にぴったりの野菜へと落ち着いてくるかもしれません。我が家族にしても、東京から屋久島に移り住んで、現在は二代目が暮らしています。以前、親子三代ここで生きて、初めて屋久島の人間として、認められると聞いたことがあります。人も野菜も、落ち着くまでには、時間がかかるものですねえ。