2019年10月17日木曜日

スマホ旅

昨日の夕方でした。「コンニチハ」という声。外国からのお客さんの様です。「こんにちは」と返事を返すと、やはり。それから、1時間余り、ずいぶんゆっくりでした。声をかけられたので、見ると、テーブルの上に選んだ器が色々。計算をすると、彼もスマホで計算。金額が違うというので、チェックすると、一種類が隣の器のプライスでした。納得してもらって、ふと、どうやってきたのか尋ねました。すると、バスでということでした。帰りもバスとか。その時間にバスがあったかなと尋ねると、スマホを取り出して、ほら、六時半のがあるというのです。机の上の、新しい時刻表では、その時間のは載ってません。

ちょっと待ってもらって、バス停まで、調べに走りました。やはり、ありませんでした。困った顔をするので、車で送ることにしました。途中で、飼い犬の話になりました。犬種の説明をしようとして、上手く伝わらないとわかると、スマホを取り出して、音声翻訳を試みましたが、音が出ないようで、とうとう諦めてしまいました。しばらく走って、そろそろ宿のある集落に近づきましたので、どの辺りか尋ねますと、また、スマホで、あと500メートル、あと300メートル、あと100メートルと知らせてくれます。どうやら、グーグルマップを見ているようでした。道を曲がって、しばらく走ると、無事宿に着きました。今どきはスマホが頼りなんだなとわかりました。なんでもできるスマホ、まさにスマホ旅です。でも、時々失敗もあります。それは、管理するのが人間だからでしょう。だから、ハプニングもあって、旅が面白くなるのかもしれません。ちなみに彼は、オーストリアからの旅人でした。ハブ ア ナイストリップといって別れました。