工房の休憩室。リクライニングチェアーの横には、農業関係の雑誌や本が散乱しています。
いつでも、手に取れるように整理しないままです。中でも、井原豊さんの本は、一番頻繁に手にする本です。わかりやすい言葉と、的確な指示で頼りになります。「家庭菜園のびっくり教室」の最初のページにマーフィーの法則について書かれています。マーフィーの法則とは、知識を持ったために知恵を失い、考えあぐねた末に間違った方向を選択してしまうということのようです。そうかそうかと、理解していたつもりでしたが、実はそのマーフィーの法則に見事にはまってしまったようです。去年までは忙しさや他に追われることで、途中で投げ出し気味だった作業でした。ところが今年は、気合を入れて、毎日、畑に降りて作業を続けました。ところがそれがまさに、誤った選択を導いたことにつながってしまったようです。サツマイモが枯れてしまったのもそうですし、里芋も、おそらくダメそうです。元気がないからと、追肥を繰り返してしまいました。カラカラに乾いて、元気がないところへ、無理やり、肥料を吸収させようとして、井原さん流に言うと根が痺れてしまったようです。無肥料でも育つ野菜に肥料をやりすぎる、どうもやってはいけない方向に見事に走ってしまったようです。何事も経験とはいえ、栽培期間の長い、サツマイモや里芋で失敗するのは、結構重いなあと思うのです。