2019年10月22日火曜日

夢の途中

漫画家の吾妻ひでおさんが亡くなったとネットのニュースで知りました。がんで病院でなくなったそうです。69歳という年齢で、同じ歳だったと知りました。ロリータものや、SF、ナンセンスなものなど、あの頃、ファンだった人はたくさんいたと思います。それに、後年、描かれた「失踪日記」はホームレスになったり、アルコール依存症病棟での話など、自らの経験を赤裸々に描いて強いインパクトを与えられた人も多かったと思います。何よりも、普通経験できないような境遇にあっても、なぜか楽しそうで、羨望の念すら抱かせる、不思議な魅力がありました。
数多くの作品を残した中でも、セーラー服の少女がエッチな夢を見る、そんな話がドキドキしたものでした。セーラー服ものでは、映画、セーラー服と機関銃という名作があります。赤川次郎原作で、薬師丸ひろ子が主演、なぜかヤクザの親分にさせられて、最後、機関銃をぶっ放すという奇想天外な物語です。初々しい、少女が最後に、うっとりして「カ・イ・カ・ン」というシーンが忘れられません。


あの映画を思い出して作ったオブジェです。
主題歌の作詞は来生えつこさんが書いたと思います。「夢の途中」というタイトルで、「さよならは 別れの言葉じゃなく 再び会うまでの 遠い約束・・・」というのが出だしだったと思います。

吾妻さんにも「さよなら 夢をいつまでも 見続けてください」と祈っています。