2020年7月12日日曜日

野良ばえ

どうやら梅雨明けが見えてきたようです。工房から見える破沙岳の頂上がくっきり見えるようになって一日中青空が広がっています。そうなるとビニールハウスの温度がどんどん上昇して、暑さ対策に頭を悩めます。今朝、タネを蒔いた野菜に水を蒔いていて、ふと目に入ったのですが、休憩用に置いてあるプラスティックの椅子に何やらもやしのようなものが生えていました。よく見ると、濡れた新聞紙の上で芽が出ているのです。前に畑で育てたオクラの種が長雨で濡れて芽を出しているのです。タネにしようと枯らした後、運んできたところまでは憶えているのですが、どうせダメだろうと放っておいたものでした。

そこで、なんとかものにならないかと、ポットに培養土を入れて移植してみました。先日、別のオクラの種を直播したのですが、長雨で芽が出ませんでした。トウモロコシもダメ。ただ枝豆だけはたくさん育っています。もしポットのオクラが上手く育ってくれたら、今年もオクラの豊作が見込めます。去年も遅く蒔いて、秋から冬にかけてオクラを食べることになりました。他にも畑には里芋とサツマイモが収穫し忘れた種芋からあっちこっちで育っています。まさに野良ばえの畑です。今年は耕運機も入れてませんし、余計落ち種からの野良育ちが出てきそうです。そうそう、春にたくさん植えたのらぼう菜もほとんどタネになって勝手に畑に落ちています。上手くゆけば野良坊の野良ばえが見えそうな気がします。