昨日、オークションで見つけた木版画が届きました。もしかしたら印刷かもしれませんが。烏瓜と百舌の絵です。すごく細密な描写で、髪の毛よりも細いのではと思われる線で百舌の羽が描かれています。早速作者の名前をネットで調べてみますと、明治から大正にかけて活躍した、渡邊省亭という画家であることがわかりました。欧米では特に人気があったようです。百舌が得意で多くの絵の中に登場します。竹内栖鳳とかと同時代の絵描きさんで、栖鳳の絵を見て手厳しい批評をしたりしたようです。ある意味職人気質というか、名人というか、筆に自信があったのだと思います。こんなすごい表現力を持った人がいたことを初めて知りました。まだまだ勉強不足。もっと視野を広げる必要があると感じました。