昨日からの雨、予想雨量では200ミリとか。こんな雨が都会で降れば災害が起きそうな気がします。この雨、何かに利用できないものかと考えてしまいます。昔、石油備蓄基地を屋久島に作ろうという話が生まれました。中東からタンカーで運び、屋久島からは帰りの船で水を運んだらどうかというアイデアでした。水は巨大なな自然エネルギーです。今読んでいるアイスランドが舞台の小説。あちらの国ではほとんどが地熱発電や自然エネルギーで電力を賄っているようです。雨の多い屋久島です。ここで使う電力だけでなく、他所に送ることはできないものでしょうか。山が多いので大きなダムではなく小規模の発電機で電気を作り、蓄電して移送する。これからは自然負荷の大きな大工事ではなく庭先での小規模な事業。農業にしても、昔ながらの自給農業。集落には鍛冶屋がいたり豆腐屋がいたり製材所があったり。ちょうど、屋久島に移住してきた50年前はそんな感じでした。あの頃はまだ馬で材を引き出したり、牛が田んぼを耕したりする人が残っていました。ノスタルジックな感傷と言われそうですが、実はサスティナブルな社会へのヒントはそんなところに潜んでいるように思います。そんな中に村の陶器屋さんも入れてもらえたら嬉しいのですが。