2022年10月17日月曜日

戦記

 子供のころ、読んだ漫画。特に夢中になったのが戦記物でした。戦闘機に乗った、少年兵の活躍を描いていました。最近、古い本を手に入れて、呼んでいます。まず驚いたのが、ストーリーがしっかり作られていること。太平洋戦争末期、敗戦濃厚な状況下、孤軍奮闘する姿が描かれています。戦後っ子と呼ばれた世代。敗戦から5年後に生まれ、焼け跡の空き地が遊び場だったあのころ、家にはまだ防空壕の跡が残っていました。あれから、七十数年、今も戦争が行われています。スマホの普及でリアルタイムで画像がネットに流れてきます。穏やかな生活が一瞬で破壊され、人の生命が奪われています。今は、アメリカの核の傘の下で、平穏な暮らしですが、決して、永遠に保障されているわけではありません。まず、自分達の生きてゆくための、基本的なものは他国に頼らなくとも、自分達の手で作り出すのが基本ではないでしょうか。国の繁栄や発展も大切だと思いますが、それは衣食住が自足できてのものだと思うのです。