2020年6月11日木曜日

子猫

昼、休憩室の前で子猫が三匹戯れていました。この前、生まれて薪窯のところでないていた子たちです。野良猫が産んでそこを住処にしそうなので、威嚇したら、どこかへ退散して見かけなくなりました。居着かれたら困るなと思ったので、ホッとしていたのですが、どうやら工房の下の元牛小屋に移動したようです。大きな声を出したら慌ててそちらへ逃げてゆきましたから。実は可愛かったので、キャットフードでもちょっとあげようかなとも思ったのですが、前に集落からの放送で、野良猫に餌をやるなというのが流れましたので、誰かに知れたら問題になることはわかっていますから、ぐっと堪えました。こちらも、招き猫や猫が把っ手になっているカップなど作って、売上に貢献してもらっています。だからちょっとぐらいご褒美をあげても良い気もするのです。

昨日のニュースでも、どこかの島で、野良猫嫌いの人が餌に毒を塗って殺していると愛護団体が抗議している映像が流れていました。本当に難しい問題だと思います。外国人に人気で観光名所になっているらしいので余計にそう思います。中には迷惑に感じる人もいるでしょうし。東京では鹿が迷い出して、捕獲された後、大勢の人が嘆願を出して、無事どこかの保護施設に預けられたとの報道もありました。屋久島ではすっかり害獣扱いで、見つければ銃で撃ち殺されて、食用にされたり、中にはドッブフードにされたりしています。昔は人二万。鹿二万猿二万が共生する島と言われていたのですが。時代によって随分扱いが変わるものだとつくづく感じます。何が良いことかはその時代の人の考え方で決められるようです。人間は勝手な生き物だと思えてなりません。