雨です。朝から降っています。こんな日が続くと、石膏が湿気てしまいそうで心配になります。石膏が湿気た状態を泣くというそうです。そこで型作りを急ぐことにしました。今日は五人囃子ですが、朝方、ネットで画像を見ていてあることに気がつきました。歌にも、「五人囃子の笛太鼓」と歌われてますが笛を吹いている人が一人います。その笛を持つ手の向きが反対だったのです。横笛は持ち手が決まっているようで、勘違いで反対に作ってしまいました。高さ1センチちょっととはいえ、間違えたとなると作り変えるしかありません。まず、が逆向きの原形を作りそれを型取りします。その型で同じものを10体ほどこしらえて、それを使って数を抜く型を作ります。割り型ですから、まず半量流した石膏に半身だけ埋め込みます。それが固まったところで残りの半分に石膏を流すのですが、最後の最後にミスをしてしまいました。いつもは一つぶんずつ石膏を溶いて流してゆくのですが、面倒なので、五個ぶんまとめて流し込んでしまおうとしたのです。ところがどういうわけか、五倍の量で水と石膏を合わせて撹拌したところ、石膏がいつもよりも早く固まり始めてしまったのです。大慌てで型に流し込みましたが、どんどん硬くなってうまく型に馴染みません。手で無理やり広げて突っついたのですが、心配した通り部分的に石膏が隙間ができてしまいました。幸い、顔の部分は大丈夫なようでしたので、あとは個別に修正して使うことにしました。
最後の最後につい手を抜いてしまう癖、自分の人生そのもののようで、にが笑いするしかありません。
次の雛壇の型を取る準備を始めました。