2020年5月17日日曜日

屏風絵付け

素焼きのお雛様を窯出ししました。運が良いことに一つも破損がありませんでした。普通、こういうオブジェを焼くとどうしても空気がどこかに入って、二つ三つは壊れると覚悟していたのですが。

早速屏風から絵付けを開始しました。まず、縁を黒く塗ります。その内側は金で彩色です。実はその金色の絵の具が少ないことに気がつきました。そこで、色を塗った紙を貼って春の雰囲気を作ろうとしたのです。そこで、昨日描いたアクリルの絵の上から和紙に水彩で色をつけたものを貼り付けました。だいぶ落ち着いた色になりました。それを小さく切って、筆で春、花、香る、という文字を加えました。さて、一つ貼り付けてみるとどうもしっくりしません。昨日と今日の午前中の作業は無駄になりますが、思い切って、全て絵の具で描くことにしました。まず、下側半分を黒で塗りつぶし、上側は銀色に塗りました。結構落ち着いた感じにはなりましたが、華やかさが足りません。そこで思い切って、ピンクで全体にドットを入れました。ドットは桃の花のイメージです。もうあれこれ言ってられませんから、せっせとドット打ちです。まるで、草間彌生さんになった気分で。100個、終わったと同時に五時がなりました。

今日も、お茶も取らずに作業に没頭です。試行錯誤の連続で。明日になったらまた、気分が変わって別の色に変えるかもしれません。初めての作業ですから、この先どこへ向かうのか、全く見当がつきません。