2019年12月8日日曜日

草焼

青空が顔を出して、暖かい陽が差してきました。予定を変更して、工房の裏の草取りを始めました。梅雨明けに一度、綺麗にしたのですが、あっという間に草ボーボーです。ついでにガス窯の裏のモノ原を整理しました。モノ原とは陶器を焼く窯の近くに作られた、失敗作を捨てるところのことです。草に覆われて、何がどうなっているやら、わからなくなってしまいました。おまけに土が溜まって、雨が降ると、裏からの通路が水たまりになってしまいます。草を抜いて、あふれた陶器は表に運んで、粉々に砕きます。やってもやっても出てきます。一生懸命焼いたはずなのですが、こんなにたくさんの失敗作が出たのかと思うと、胸が痛みます。あとは抜いた草を外の窯で焼きました。最初は、炭化焼成のために築いたのですが、近頃はもっぱら草焼専用になっています。まず溜まった灰を綺麗に取り出して、枯れた草と青草を混ぜて焼きます。草の燃えるにおいはなんとも言えない懐かしい香りがします。夕方最後に、ブリキのタライを置いて、鶏糞を入れて乾燥させることにしました。

ハウスで使うとき、少しでもにおいが少なくなるのではと、試してみることに。結構、袋から出すと、湿っているし、においもきついですから。