今年最後の陶芸体験をしました。大晦日と元旦だけは休もうと、決めましたから。
ところが、終わって、ギャラリーで話をしていると、知り合いのガイドさんが外人のカップルを連れて飛び込んできて、明日の午前中に造らせて欲しいと言うのです。もう、決めたことですから、残念ながら、お断りしたのですが。二人はオランダ人とのことです。今日は午前中に来てくれたお客さんもフランス人のようでした。相変わらず、外国人率が高いと思いました。来年も、この傾向は続くのでしょうか。て、いうか、日本人が減ってしまったことが気になります。大雨が降って、山に取り残された映像が、やたらとニュースで流されましたし、入山協力金の着服事件もありました。そして、ここへ来ての、町長や町議会議長の旅費の不正も明るみに出ています。こんなことばかり、繰り返していると、印象が悪くなるばかりです。昔は、人が良いのが屋久島で、家も鍵をかける人はいなかったし、道を歩いていると、車に乗せてあげて、気軽に家に泊めてあげたりと、本当に人情があつい島民ばかりでした。こうして、現在屋久島で、陶芸を続けていられるのも、そういう人たちが助けてくれたからです。島の人たちの多くは昔と変わりありません。ただ、一部の人が、つい欲に駆られて道を誤ってしまうのでしょう。これも、急速に貨幣経済化が進んだからとも言えそうです。昔は、魚や野菜は買ってくるものではなく、回るものでした。回るというのは、おすそ分けするということで、助けて助けられてという精神が行き渡っていた証拠です。世の中が、変わることを嘆いても仕方がないことですが、この先どうなることでしょう。ますます海外のお客さんが増えて、いろいろ変化してゆくのでしょうかねえ。そんなことを考えさせられた、ラスト ワークショップでした。